次の投稿はできるだけ早くする予定なので…
さて、今回も回想となります。前回とは全く別の親友とのお話になります。楽しんでください!
※多少の訂正をしました。
「はぁー」
金曜日の放課後、学校の教室に俺は1人溜め息をつきながら頭を掻いている。机の上にあるのは色んな高校の資料と白紙の進路希望調査用紙だ。勉強はそれなりにしていたし、高校でやりたいことは弓道くらいだ。だが今、白紙の用紙があるということは…
何も決まんねぇんだよぉぉぉぉぉ
とりあえず、時間も時間なので先生には「親と考えてきます」と適当な言い訳をして自然と早くなる足に体がついていきながら急いで家に帰った。
***
土曜日
俺は母方の祖父母の家に家族で遊びに来ている。そこでなぜか進路の話が祖父の一言から話題に上がった。正直あまりいい気分ではないが仕方ないと割り切って相談してみようと思う。
「和也は高校決めたのか?もう決めないといけない時期だろう?」
「週明けには提出しないといけないんだけど、何も決まってないんだ。いい感じの学校が見つからなくて…」
「高校に入ってやりたいことはないのかい?」
「弓道を続けたいのは決まってるんだけどそれ以外何も…」
「弓道をやりたいんだったら…もう話ししてたら申し訳ないけど、あの学校はどうかね、。えーとそうそう音乃木坂ね。弓道部も私がいた時からあったからね、今も続いてるならそれなりに歴史はあるんじゃないかね」
「音乃木坂?…あぁ家から結構近くにある高校か。でもあの高校って女子高じゃなかったっけ?」
「お母さんの母校だったわね。音乃木坂は5年前から共学化しているわよ。男子も少ないけれどいるようだし、制服を着てる子も見たことがあるわよ。というか5年も前から共学化していたのに気づかなかったのね…」
母に軽くdisられたが新しい情報が手に入った。とりあえずdisられたことに関してはとりあえず置いておこう。
「まだ音乃木坂学院の話は出たことがないな。帰ったら調べてみるよ。おばあちゃんありがとう」
家に帰る途中、車中で音乃木坂学院について調べていたが、車酔いでそれどころではなかった。
家に帰り気分が落ち着いてから音乃木坂学院について調べた。
・共学化の理由は生徒数の減少が原因のようだ。
・祖母が言っていたように弓道部は創設から結構な月日が経っているようだ。今も20人ほどの部員がいる。更には校内に弓道場まであるみたいだ…少し歩かなければならないみたいだが。
・俺の学力だと今の成績を維持すれば、合格できるレベルだったこと。
・勉強面でのサポートも充実していること。
調べた結果としては俺にとっては今までにないくらい好条件な高校なのではないかという考えに至った。1番やりたいであろう弓道部も歴史があり、弓道場まであるのだから嬉しい。
それからは行動が早かった。両親と姉に音乃木坂に行くと言うと、3人とも嬉しそうに「がんばれ!」と言ってくれた。
日付が変わりそうなころ、俺は進路希望調査用紙に
第1希望 国立音乃木坂学院
と書き込み、ファイルに用紙を入れ、就寝した。
月曜日に用紙を提出し、先生も嬉しそうにしてくれた。俺はホッとしたあと、受験に向けた勉強に取り組んだ。
*****
遂に出願日を迎えた。
中学校で学校ごとに先生の元に集まり注意や交通機関の確認等をする。同じ学校の人と一緒に固まって出願することで知り合いと席が近い状態で入試を受けれるというのも狙いのようだ。
で、音乃木坂学院の集合場所にむかったのだが…
「は?なんでお前らがいるんだよ…」
そこには俺の親友である
「なんでいるって言われてもよ…音乃木坂受けるからに決まってるじゃん」
「そうだよ、結構酷いこと言うね」
2人からボロクソに叩かれたあとなんとか話題を変えれた。
一応2人のことを紹介しておくと
秋山 涼輝は単純で正直に言うと『バカ』だ。3人で過ごしている中ではテンションがいつも高めだ。友達思いで悩みを相談すると自分のことのように考え挙げ句の果てには、彼の単純さが故にあっさりと解決することも多く、後になぜ悩んでいたのかと自分を問いたくなることも多い。あと柔道をやっている。
続いて北川 陸斗だが一言で表せば『情報屋』だ。学校のことや生徒同士の恋事情など聞けばキリがない。また、付き合ってから1ヶ月以上彼にバレなかった人もいないとのこと。更には、彼の持っている情報がデマだったということは一度もない。なぜそれほど確実な情報が手に入れられるのか俺は分からないが、クラスメイトと気さくに接することのできる彼だからこその情報網なのだろう。そして、彼は剣道をやっている。
注意等を受けたあと、3人で音乃木坂学院へ向かうことになった。
「2人はなぜ音乃木坂に行くことにしたんだ?」
「俺らはお母さんが友達同士でさ、音乃木坂が母校だったんだよ。で学校を見たところ2人ともいい感じだなってなった訳だ」
「僕たちがやってる剣道と柔道も歴史があるし、いいとこだと思ったんだ。和也はどうして音乃木坂に?」
「あぁ、祖母の母校が音乃木坂だったんだよ。で悩んでる時に行ってみたらと言われてさ意外とよかったからさ…って涼輝入試大丈夫なのか?」
「それは僕も思ったよ…」
「はぁーお前ら分かってねぇな。俺がテストで悲惨な点数を取ったことがあるか?」
「と言われてもさ、涼輝小テストは悲惨だよね」
「まあこいつは一夜漬けの天才だし定期テストとか毎日のようにやってただろ。だからこそ、入試でもやってくれると思うよ…多分」
「そんな不安なこと言うな…怖いだろ」
「これって出願前の会話だよね?」
「さっさと行って帰ろうか」
「「そうだな」」
まぁ何の問題がある訳でもなく出願も終わった。強いて言えば女子が多かったくらいだな。
入試でも3人でいたから緊張感はあまり無く思ったよりもあっさり終わってしまった。(書くことも大してないんです)
***
「結果発表大丈夫かなぁ」
「陸斗…ここにきて緊張してるのか」
「そ、そうだよ」
「大丈夫だろ。心配すんな」
「俺は涼輝が1番不安だわ」
「やめてくれ…」
「やっぱりみんな不安なんだね」
「「「はぁー」」」
でもその不安に反して結果は…
「やったー!!合格してんじゃん俺ら!!」
その喜びとともに涼輝が俺と陸斗に抱き付いてきた。
「イッテェんだよ。でもよかった…な」
「和也泣いてる?でも、これからも一緒に楽しく過ごせるんだ!!」
「あぁ、嬉しい…んだよ」
「「「やったな」」」
これは俺の素晴らしい高校生活の予兆だ。しかも、その1歩にしか過ぎない。
*****
LINEsのグループ会話にて
涼輝「明日入学式だぞ!!」
陸斗「嬉しそうなのが画面越しで伝わってくるよ笑」
和也「そりゃ楽しみだろうな。クラス分けどうなるかな」
涼輝「もちろん3人とも同じクラスだろ!!」
和也「うわ、そんなこと言うんじゃねぇ」
陸斗「これは一波乱ありそうだね(汗)」
涼輝「大丈夫だって笑」
和也「これでバラバラになったら…呪うよ?」
陸斗「これは涼輝が悪いよ…うん」
涼輝「えぇ!?なんでだよ。それに呪うとか怖いこと言うなよ。和也が言うとガチでやりそうだから(汗)」
………
和也「おい、もう1時半だぞ。普通に入学式当日だからさ…寝ようぜ?」
涼輝「まだまだ夜はおわんねぇぜ」
和也「何言ってんだよ…しかも30分前から既読が1つしかついてない時点で陸斗寝落ちしてんじゃねえか」
涼輝「確かにそうだな…で終わるとでも思ったか!!スタ連してやる!!」
和也「おいやめろ」
ピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコン…
和也「あーうっせぇよ!!」
こうして寝不足感漂う入学式を迎えるのでした。
今回も読んでいただきありがとうございます。
なんとか海未ちゃんの誕生日に間に合わせることができました。(訂正で次の日になった模様)
本来は3時15分に投稿することも考えたのですが、こちらのミスもあり投稿することは叶いませんでした。来年は必ず3時15分に投稿したいという意気込みを述べつつ…海未ちゃん誕生日おめでとう!!!!!
魔法師さん、緋炉さん、天道刹那さん、ネギさん、大天使さん
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