提督は平和目指して頑張るそうですよ? 作:サイバーさん
???(今日から提督業を始めるのか……はぁ…………なんで俺なんだよ……あんのクソジジィ)
事の発端は海軍学校卒業式を祝うパーティー(飲み会とも言えるかもしれない)での事だ
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〜パーティー会場〜
ワイワイ ガヤガヤ
???『ふぅ……あいつら馬鹿みたいにはしゃぎやがって……まぁ同期と一緒に騒ぐ事がこれが最後になるかもしれないからな……』
???『そりゃそうだろ……俺らの大半は最前線の鎮守府に配属決定してるからな……ほらお前も飲めよ祝の席なんだからよ』
???『……悪いな……俺は最前線から離れこれから堕落していくのだよ…アニメが自由に見れる、ゲームを何時間でも出来る……そんな素晴らしい日常が俺を待ってるから騒ぐ意味がないんだよフハハハ』
???『そいつぁ良かったなこのクズ野郎www』
ワイワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤ ソレイッキ♪イッキ♪イッキ♪
???『……ただ……お前とは酒を飲んでやってもいいぞ』
???『なんだよ……愛の告白みたいじゃねぇかよ…お前そっち系?w』
???『んなわけあるかボケェwww』
???『だよなwww』
???『全く……それじゃ俺はここからおさらばしますよ』
???『……またな……元気で』
ワイワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤ イイゾーモットヤレー ワイワイガヤガヤ
???『おう…元気でな……』
ーーパーティー会場外ーー
???『……なんで涙が出てるだろうな……あばよ……元気でうざったい馬鹿ども……』
こうして俺はパーティー会場を出ると、
???『おや、パーティーはまだ終わってないのに君はもういいのかい?』
???『これは、元帥……私の様な者はいない方がいいと思いましてね』
???以後元帥『畏まらなくても良いぞ……君は平和の為に戦う者達に対しての罪悪感からいない方がいいと思ったからかな?』
???『……元帥さんは凄いですね……まあその通りです…俺は逃げるんですよ争いから…戦う事から……そんな奴は静かに消えた方が盛り上がりますしね』
元帥『……戦う事から逃げる事が恥なのかね……そんな事は…』
???『……そんな事はないと言えるかもしれない……けど……そんな事じゃないのですよ……死ぬのが怖いのですよ…私は臆病なんですよ』
元帥『…………君は……優しいのだね………私も仕事をしなくてはならないのだが……君はどのような職に就くのかね?』
???『職にはつきませんよ………人付き合いに疲れてしまったものでしてね……』
元帥『ふむ……それだと私が困ってしまうのだよ……元帥として海軍学校の卒業に職につけてない者がいるというのは私の沽券に関わってしまうのでね…………一応一時的でいいから職に就いてもらわないとね……君の望む職場環境を教えてくれないかね?』
???『…それならしょうがないですね……アニメが自由に見れてゲームが自由にできて静かな職場を望みますかねw』
元帥『……ふむ……そうか……』
???(こんな条件の職場なんて用意できるはずないがどうするんだ元帥)
元帥は少し悩み答えた
元帥『よし、わかった……任せておきなさい……』
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???(……………と言った結果が……)
???は地図に記載された場所に着き見上げ
???『なんで鎮守府に着任して提督をやる事になるんだよ……』
そこには"第拾伍鎮守府"と刻まれた建築物があった
???『……はぁ……やるしかないか……』
???は頭をポリポリ搔きながら鎮守府の中に入って行った
ーー鎮守府内ーー
???(さて、提督室は何処でしょうかね…………それにしても……外観は綺麗な感じなのに……内部荒れすぎだろ)
???が鎮守府内部に入り鎮守府の案内図を見つけ提督室の場所を確認し周りを見渡す……外観は綺麗にされているが内部は歩く度に床は音を立て壁は所々剥がれボロボロであった
???(………流石に部屋の内装までこんな状況だったら仕事やる所の問題じゃないぞ)
???は提督室を目指し歩き始めた
ーー鎮守府内部2階〜提督室〜ーー
???(…………最悪の仕事場だ……なんでたかだか二階に上がり提督室に向かうのに二度も落ちなきゃならんのだ……そんな事は一応置いといて……最悪の予想通りにならん事を祈りますか)
???は提督室の扉を開け
???『今日からここに配属になった……提…督……………だろうな…』
???以後提督『……………間違いとかそういう感じじゃないね……俺が早く着きすぎた?……それもないはずだな……最悪の環境だ……全くもって最悪だ』
提督は愚痴をこぼしながら提督室を後にした
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〜夜-鎮守府外〜
提督は海岸にテントを張り、焚き火で暖をとっていた
提督『…………あのクソジジイ…ふざけんなよ……電気、ガス、水道……全滅してるじゃねーか………最悪だ……資材が大量に搬入されてるのはこの為とかふざけんな……さて寝る前にやるべき事をまとめておくか』
提督は紙にやるべき事をまとめた
〜メモ〜
1,鎮守府の建て直しの為の図面作成
2,食料確保
3,鎮守府(仮)の建築
提督『………こんな感じか…寝るか』
提督はキャンプに入り寝袋に入り静かに眠り始めた
ー朝-鎮守府外-海岸ー
小鳥たちのさえずりが朝を優しく告げる
提督『…んっ…………ふぁ〜あ〜…………朝か……何時かね……って時計無いのか』
提督ポリポリと頭を掻きながら自分のメモを眺める
提督『……やる事……多すぎじゃん……萎える』
提督は段ボールを机替わりに白い紙を広げ鎮守府の図面を書いていく
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提督が鎮守府の図面を書き始め数時間が過ぎた頃
提督『………腹が減ったな』
提督は図面を書きながら自分の腹が鳴るのを確認した
提督『……まだ図面書き終わってないが昼にするべきか、図面を完成させてから昼にするべきか……そういえば朝飯食ってねぇ』
提督は段ボールの上にペンを置きテントを出る
外は暖かい光が頭上から照らし海が光を反射させキラキラと輝いている
提督『…………………調理器具や食材が無いのにどうやって飯を用意するんだよ………』
提督はテントを出てから気づいたのだ、ここには電気、ガス、水道が通ってない事、設備自体が古くなっているため最新の設備などにしなければ使えない事に気づいた
提督『…最悪だな……全くもって最悪だ………レーションで腹を満たすか』
提督は大本営から支給された物をまとめて入れておいた段ボールを開け、中からレーションを取り出した
提督『さてとレーションは…………おいおい……マジかよこれ……なんで日本製じゃなくてロシアとかイギリスの入ってるんだよ……大本営の連中は馬鹿なのか?日本製で統一しろよ……何無駄な所に予算かけてんだよ………もしかししてここの鎮守府が劣悪で最底辺の鎮守府だからこそか?…………………考えても仕方が無いか』
提督は種類豊富のレーションの中からイギリス、中国が原産のものを取り出した
提督『……なぜだろうか、変な所から殺意的なものを感じ取ってしまったのだろうか……さてと美味しくいただきますか……食ったことねぇけど』
提督はレーションを開き入ってる物を取りだり調理していく
提督『………………いつの時代も技術には驚かされるのは変わらないものだな………あと少しかな』
提督は独り言を呟きながら完成するのを待つ
提督『……チョコってのは非常食としても役立つ重宝されるべきものであるにも関わらずにチョコが好きと言うだけで軟弱もの扱いは酷い差別であろうとチョコを食いながら言ってみる』
提督はイギリスのレーションの中に入っていたチョコを食べながら呟き時計に目を向ける
提督『完成の時が来ましたかね………………さてと、いただきますか…いただきます』
提督は手を合わせ"いただきます"と言い食す
ーーーレーションの中のものを食べ終わり提督は"ごちそうさまでした"と言いゴミを片しテントに入って行きそして鎮守府の図面を書くのを再開する
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太陽が沈み辺りを月の儚い光が照らし始める
提督『………………………』
提督は未だに完成しない図面と葛藤していた
提督『…………疲れてきたな………全く完成しねぇ……面倒臭いな畜生』
提督はペンを置きテントの外に出る、テントの中はランタンの光がともりテントの隙間から光が漏れる
提督『……空は満天の星空なのに俺はテントの中に引きこもっているとは……勿体ないな………』
提督は空を見上げ呟き海軍学校時代を思い出していた
〜〜海軍学校・教室〜〜
???『いいか!貴様らはここに来て何を学ぶかそれを教える、だが!その前に貴様らに言っておく……今の貴様らは虫けら以下ゴミと同党の存在であるということを認識しろ…………それでは自己紹介を始めていこう……私は貴様らの教官であり貴様らが敬うべき存在だ』
???以後教官は教室中に響き渡る声で自己紹介をしそして
教官『……私の事は以上であるが貴様らはここに集まった時点で今からここにいる者達全員が仲間であることを忘れてはいけない……私からは以上であるが貴様らは自己紹介をしてもらう……なお貴様らの志願理由なども述べろよ…自己紹介貴様からやれ』
教官は戦闘の列の右端の者を指さし自己紹介を始めさせた
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教官『次!…………さっさとせんかぁ!!』
???『……どうも、はじめまして……この学校に入学したのは成り行きでそうなりました………でも目的は決まっております』
教官『ほお……その目的を述べてみよ』
???『…では失礼して………俺は……敵……いや、彼女達……深海棲艦達と和平を結び誰もが笑える場所作ることが』
バキッ!!
教官『………貴様は………何を言っておるのだ?』
???『……痛いですね教官殿……自分は目的を』
ドカッ!
教官『……貴様は自分の言ったことが理解出来てないようだな』
???『………何も分かってない訳では無いですがね………自分は元陸軍所属でしてね……陸での戦いが終わりを告げたので海軍学校に来たわけでありますが………無駄に和平を唱えるだけでは負け犬の遠吠えになると思うのですよ…………それにあんたには分からないことを知ってるからだよ』
???は蹌踉めきながら立ち上がりこうべを垂れる
教官『………貴様は負け犬ではない……貴様は戦いから恐れ逃げてきた弱虫だよ』
教官が喋り終わると教室中に笑い声がこだました
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提督『………無駄に吠えてやるさね……無駄にね……弱者を救うとか大層なものを掲げる前に目の前の現実を処理するしかないよな……』
提督は空を見上げながら呟きテントに入り深い眠りにつき始めた
空には無数の星達が輝き、波の音が囁くように優しくこだましているそして月明かりが淡い光を放ち夜は更けていく