ある龍のお話 リメイク前&外伝   作:流血事故

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1ヶ月ほど更新していなかった....
文字数、文章能力ともに伸びてません。
今回はいよいよシオンが...


第11話 記憶

 

〜旧砂漠付近の森 上空〜

 

一頭の龍が空を飛んでいた。名前はシオン。

シオンはハンター達から奏音龍 ムエルト・ソヌスと呼ばれ、観察対象となっている。

先程まで少し離れて追跡していた観測船もいつの間にか消え、この空域を飛ぶものはシオンだけとなっていた。

シオンを恐れてだろうか、普段千刃竜を始めのする飛竜が一匹も見つからなかった。

 

 

───森丘に行け

孤島を発つ時にヴュール(お父さん)が言った一言。

特に行こうと思っていた場所が無かったから目指して飛んでたけど....

 

「キュルル(やっぱ遠いな〜)」

 

思ったより遠かった。

それだけなら良かったのに海を越えるのに一日かかり、海岸に降りればラギアクルス亜種に狙われて全然休めなかったり。

一休みできそうなところを探しながら飛ぶ。

森に4つの足に二対の翼、尻尾は扇型の影が映った。

 

(やっぱり、全然似てないよな〜)

 

どう考えても自分がリオ種ではないのが分かった。

生まれた時に見た家族の顔もよく覚えてる。

と、シオンの影にもう1つの影が被った。

僕はそこそこ大きい方になるけどこんなに大きな影を見たのは初めてだった。

体を捻り影を作ったモンスターを見ようとした瞬間、凄まじい熱を放つ塊が意識を刈り取った。

 

 

〜Now loading〜

 

 

「う....ぐっ.....」

「目が覚めたみたいだね♪」

 

頭上から降ってきた幼い声に飛び起きる。

ゆっくりと辺りを見回すと顔中に満面の笑みを浮かべてこちらを見ている白い服を着た少女と、黒に近い赤色の服を着た男がいた。

なぜか男の方は頭を抑えてうずくまっている。

何がどうしてこんな状態になったんだろう?

ふと、体に違和感を感じて視線を落とす。

───は?

見えたのは鱗に覆われた胸と前足ではなく、その姿はまるで───

孤島でよく見かけた小さな者。そう、

───人間だった。

僕の混乱をよそに少女は話を続ける。

途中からはほぼ愚痴のようになり、最終的に、

 

「いやwあんな攻撃普通に避けられたでしょ♪なんでモロに受けてるのww」

 

少女はいかにも可笑しいと言った表情で肩を震わせている。

なにかやらかしたのだろうか。

 

「貴方7角の1人でしょ♪なんであんな大怪我になってるの?しかもあの島から勝手に消えて探すの苦労したんだからね♪言ってなかったけど、傷治すのめんどくさかったから人化させておいたよ♪」

「え、あの....えと....?」

 

全く意味がわからなかった。

少女はさも当然のように話しかけてくる。

それも、友達に話しかけるように軽い感じで。

ようやく僕が何も理解していないのに気づいたのか、だんだんと少女の表情が硬くなる。

そのまま男の方まで歩いて行き、何やらヒソヒソと話し込んでいた。

少し気になり聞き耳を立ててみる。

 

「ねえ、バルカン?ちょっと強くやりすぎたんじゃない?」

「は?俺はいつも通りにしただけだぞ?少々恨みが混ざってたかもだが。」

「え、恨みって、私もあるけど。でも嘘をついているように見えないから記憶飛んだんじゃない?」

「そんなこと言われても困る。」

 

どうやら2人(?)は僕のことを知っているようだ。

僕でさえよく自分のことをわかってないのに。

僕は知らないし名前くらいは聞いてもいいはず。

その時、いきなり頭痛が襲ってきた。

あまりの痛みにうずくまる。

ズキズキと痛みが増していく。

何か....思い出しそうで....

一瞬、なにかの記憶が頭をよぎる。

 

《幼女ルーツ、紅衣バルカン、黒衣ボレアス》

 

名前..?

頭痛が徐々に収まっていく。

この名前は、あの人達の...?

だとすれば、今いるのは、

 

「ルーツ、バルカン...」

「「!?」」

「あは♪ちゃんと覚えてるじゃん♪ビックリしたよ♪」

「巫山戯るのも大概にしろ。」

 

目だけ笑ってないルーツさんが怖い...

 

「ち、違くて...!!名前しか...わからないんです」

「「え!?」」

「いやいや、そんなことはn」

それから数時間....

 

〜Now loading〜

 

「つまりね、シオンは7角の1人で私も苦労する禁忌、要するに世界の破滅を望む厄介な頭の固い連中を封印する要の1人なんだよ♪」

「ちなみに君以外の7角は、アカムトルム、ウカムルバス、アルバトリオン、ボレアス、バルカン、グランミラオスだよ♪アカムウカム以外は禁忌だけど私側(・・)だから7角に組み入れたんだよ♪」

 

なんとかルーツさんとバルカンさんを納得させて話を聞いてみた。

どうやら僕は7角の1人で禁忌モンスターを封印していたらしい。

しかも1匹1匹がとても強くルーツさんでも苦労するとか。

 

「まさかシオンが記憶喪失なんてね〜♪どうしたら良いんだか」

「代わりのものを用意すれば良いだろう?」

「そうにもいかないんだよ♪」

 

と、ルーツさん達が話していると、黒衣をまとった人が歩いてきた。

一見シアラと同じくらいの年に見えるけど、おそらくこの人がボレアスさんだから僕より年上だろう。

ボレアスさんは僕を見て一瞬足を止め、さっきより早足で歩いてきた。

 

「ルーツ。なぜ、こいつがいる?消えたのでは、なかったのか。」

「久しぶりにシオンの気配を感じたから来たんだよ?私達は。」

「それも、そうだ。しかし、こいつ、変わった。」

「うん。それは私も思ってたよ♪まぁ、見つかったから別に良いけど♪」

「わかった。疲れた。帰る。」

「はいはいそうしようか。それじゃあ私達は帰るね♪」

 

バイバイ♪と言った時にはルーツさん達の姿はなくなっていた。

本当に凄い人たちなんだな。

あれ?そういえば.....

 

どうやったら戻れるんだろう?

 

人間の姿のまま色々と試行錯誤を繰り返した。

そのうちに気付いたことがあった。

 

まず、この体でも音は問題なく聞こえるし少し感覚が違うけど自由に動ける。

体には鱗の代わりみたいなものがついていて脱ぐこともできるみたい。

 

それと...腰についてるこれ。

あのハンターが使っていた『太刀』とかいうのに似てるんだけど。

まぁこれで音が使えるし良いかな...。

 

その時、バキバキッという木の折れる音が聞こえて来た。

音源は真っ直ぐにこちらへ来る。

どうしよう...この姿で何ができるか...

臨戦態勢を取りながら逃走策を練る。

 

シオンと殺意の塊までの距離、残り250m。

 




はい。毎度毎度読んでいただきありがとうございます。
えーと...シオンですね。はい。擬人化しました。
それにお馴染みのあの人達も出ました。と言うより出しました。
ボレアスさんはですね、言葉は知っているけど人との関わりが皆無なのであの話し方にしました。(謎のやってしまった感)
7角ってなんだよ!等、色々ツッコミ所があると思いますがこれからもよろしくお願いいたします。(活動報告欄にて質問できる所があります)
次回から後書きにてオリモンの素材紹介をしようと思います。
感想、評価よろしくお願いします!
では、また次回で!

リメイク版は

  • 見たい(いる)
  • 見たくない(いらない)
  • モンスターの活躍を楽しみにしてる
  • ハンターの活躍を楽しみにしてる
  • 両者の活躍を楽しみにしてる
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