ある龍のお話 リメイク前&外伝   作:流血事故

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大変ッ!!長らくッ!!お待たせしましたぁッ!!(あれ?待ってる人いるよね??)
後編です!ドンドルマ離れないけど!!後編です!
3,000文字超えています!注意です!
本編どうぞ!


第16話 〈後編〉ドンドルマの騒動

「ぅ.......」

 

なんか...頭ズキズキする.....。

 

「やっと起きた〜?まったく、あれくらいで寝るなんて思ってなかったんだけど。」

 

上から声が降ってきた。

片手で頭を抑え顔を上げる。

黄色の髪長い髪に顔の左側を隠した少女が僕を見下ろしていた。

 

「チョーシはどう?上手くやってる?」

 

そんな風に声をかけられても僕は知らないんだけど....。

ていうか、誰?

 

「は、はぁ?なに、わからないの?」

 

ずいっと少女が顔を寄せてくる。

赤い目がギラギラと光って...て、近い近い...。

壁で後ろに下がれないし..。

 

「私よ!あんたのお姉ちゃんでしょうが!!」

 

お姉ちゃん?まぁ話し方とかよく似てるしなんか懐かしい匂いするけど....。

 

え?

 

「本当に気づいてなかったの?」

 

待って、怖い。

そんな殺気全開の顔でニコニコしないで....。

 

「ん〜?一目見て気づかないあんたが悪いでしょ〜?」

 

ちょっと待ってそれだけは...!

構え取らないで!

お願いごめんなさいなんでもs

 

裏路地に鈍い音が響いた。

 

うぅ...頭が.....

体の強度は普通のハンター位って言われたのに...。

 

「そこまで強く殴ってないけど?」

 

待って、なんでまた殴ろうとしてるの?

慌てて立ち上がる。

これ以上殴られたらたまらない...ってあれ?

お姉ちゃんの頭が下にある。

丁度手が置けそうな高さに....。

 

「...フッ」

「ぐは!?」

 

鳩尾に鈍い痛みが走り、視界が揺らぐ。

足を踏ん張り倒れそうになるのをなんとか防いだ。

気持ち悪い....。

 

「ちょっと!吐かないでよ?もう一回殴ろうか?」

 

本当にもうやめてください...。

なんとか吐き気を抑える。

....次殴られたら死にそうだし。

今更だけどなんでそんなに強いの?

 

「え?元からだけど」

 

それって人間になっても変わらなかったってこと...?

僕は平均とか言われたけど...。

 

「なにそれ?弱すぎない?」

 

さっきから思ってたけど口悪すぎない!?

僕だって弱いこと気にしてるし!

て、それよりも...。

お姉ちゃんはどうして人間の姿になってるの?

しかも見るからにすごい人そうな服着てるし。

 

「この姿になったのはルーツのせいよ!いきなり『ちょっと国任せるね〜』とか言ってきて勝手にどっか消えたのよ!」

 

なにそれ怖い。

国ってじゃあお姉ちゃんは王女様なの?

 

「そういうことになるわね...。このどれす?ってやつ動きにくくて嫌なんだけど。」

 

問題そこじゃなくて、王女がどっか行ったら困る人いるんじゃない?

 

「大丈夫でしょ」

 

軽!?

なんでそんなに余裕なの??

 

「だって〜いつも黒い人と赤い人がなんとかしてるしー?」

 

えー...。

そんなんで大丈夫なのかな?

念のために辺りの音でも集めてみよう...。

 

「「バドル様!ご無事ですか!?」」

 

ーッ!!耳がッ....!

大きすぎる声をあげて男たちが飛び込んできた。

激痛で思わずしゃがみこむ。

 

「うん。大丈夫だよ。...シオン?どうしたの?」

 

なんでもない。

それにもう治ったし...。

ていうかこの人たち誰?

 

「えーと...部下?らしいよ」

 

らしいって...。

男たちの後ろにちらりと銀色の髪が光る。

そして...

 

「シオンさん!大丈夫ですか!?」

 

フミ!やっぱり探してたんだ...!

珍しく慌てた様子のフミが飛び込んでくる。

そのまま僕とお姉ちゃんの間に入り、お姉ちゃんを軽く睨み...。

うん。なんかわからないけど止めた方が良さそう。

 

「シオンさん?危ないので下がっててください。」

 

いやいやなにが危ないの?

いきなり乱闘しようとするのやめてくれる!?

 

「人の連れを誘拐する人間が、危険人物以外の何だと...?」

 

えぇ...。

フミものすごく機嫌悪い顔してる...。

 

「あんた誰?てか人の弟連れて何してるわけ?」

 

あの...お姉ちゃん?

ややこしくなるから後にしてくれる...?

 

「あんたはちょっと黙ってて」

 

.....。

何でこうなったのかな〜?

お姉ちゃんの部下(?)達も困った顔してるし。

取り敢えずフミを引っ張って...て、あれ?フミ全然動かない......。

えぇ...。

 

「大変そうだな?シオン」

 

うん。どうしたらいいのかわからないよ...。

...て、え?誰!?

横を向くといつのまにか男の人がいた。

こちらに振り向いた顔には古傷がたくさんついて、青い目が真っ直ぐ僕を捉えていた。

 

「俺だ。イルム...と言ってもわからないか。」

 

低く穏やかな声に聞き覚えがあった。

ん..音....?

まさか、お兄...ちゃん?

 

「そうだ。まぁ、この流れじゃわかるよな」

 

確かに。

でもなんで2人とも人の姿してるの?

 

「この姿の方がマークされないんだ。」

 

あ〜...あれは大変そうだしね。

 

「あんたのこと追っかけてたのもあったでしょ?」

 

そんなのあったっけ?

よく考えたらいつも近く飛んでる気球?があったけど。

 

「「それだ(よ)」」

 

へ〜そうなんd...ぇえ!?

あれが?何で僕を??

 

「自覚...なしって.....」

「....」

 

あの...?

2人ともそんな顔してどうしたの?

と言うかお姉ちゃんいつのまに睨み合いやめたの?

 

「あんたがアホすぎるからよ」

 

ゔ...地味に傷つく。

 

「シオンさんの家族...ですか」

 

僕たちのやりとりを聞いてフミは驚きを隠せないようだった。

まぁそうなるよね。

そういえばフミは僕のことも知ってるんだった。

うーん...

 

「ここでは話しづらいこともあるでしょう。近くの宿でもどうですか?」

 

フミがそう提案する。

僕もいいと思う。

 

「では続きは宿で」

 

フミがそうまとめて移動を始めた。

それにしても...。

お姉ちゃんの部下?ずっと黙ってるけどそれで良いのかな?

 

〜Now loading〜

 

「じゃああの女は私たちの正体が分かるわけね」

 

ベットの上でゴロゴロと遊んでいたお姉ちゃんがいきなり話し出す。

それに合わせて外をぼーと見ていたお兄ちゃんも向き直る。

 

「うん。なんかすぐにバレた」

「でもあんた嘘自体下手でしょ」

「えっと....」

「ほらやっぱり」

 

うぅ...言い返す言葉もない...。

お兄ちゃんもやっぱりなみたいな顔してるし。

 

「お前はもっと危機感を持つべきだと思う。」

「あとお人好しなところとかね」

 

危機感...十分持ってると思うんだけどな〜...

2人揃って変な顔しないでよ....。

 

「ま、シオンに会えただけでも得だったわね。」

「バドルは騒ぎを起こしすぎだ。」

「その方が目立っていいじゃない。」

「はぁ」

「何よ!そのため息!」

「変わってないな」

 

お姉ちゃんは騒ぎを起こすの好きなのかな?

と言うかもう眠いんですけど。

 

「疲れてんなら先寝とけば?」

 

あー...お姉ちゃんがこんな竜なの忘れてた。

お言葉に甘えて今日は寝ようかな...。

 

....。

 

 

「あいつ、本当に寝たね。」

「しょうがない。疲れてたんだろ。」

「まーいいわー。私も寝る」

「珍しいな。」

「ま〜ね〜」

 

〜Now loading〜

 

ん....。冷たい....。

真っ暗...て、ここどこ?

体が宙に浮いているような感覚。

これ...どこかで...

 

「警告する」

 

...え?

暗がりから男が歩いて来た。

僕を見る目は冷たく光り、暗闇に溶け込んだ体は輪郭が掴めなかった。

 

「人間たちから離れろ。町を離れたらすぐに。」

 

フミたちと...?

でも、良い人だしそんなことしなくても、

 

「このまま行けば、お前のせいで全員死ぬ。」

 

どうして...そんなことが言える?

フミたちは強い。

絶対に負けたりしない。

それに...どうやって離れたらいいかもわからない。

 

「自力で無理なら、体の主導権を渡してくれればいい。一瞬で済む」

 

体の主導権...?

男が浮かべる笑みがとても恐ろしく見える。

フミに何かするつもりなら...

 

「その件は問題ない。お前が全て決められる」

 

....。

 

「いい返事を待っている」

 

待って!どうやってそんなこと...!

 

「時間だ。続きはいつでも出来る。お前がしようと思えば、な。」

 

男が背を向けると同時に、周りが白く光り始めた。

それは目も開けていられないほど眩しくなって...

 

.....

...

..

 

「起きろーー!!」

 

ゔ!?

体から空気が強制的に抜かれて、むせる。

あれ?お姉ちゃん!?

 

「なに寝ぼけた...て言うより青ざめた顔してんの?あーさ!めぇー覚ませ!!」

 

痛って!

なんでいつも殴るの!?

 

「あんたが起きないから。飯いくぞ!早く準備しろよ!」

 

...。

あれは...夢..だった?

でも、なんか夢とは違ってたような...。

あとでまた考えよう。

 




入れ損ねた場面(バドル視点)
バドルがシオンを誘拐した後


ヤベーあの女以外と早いよー
てかこいつ、私だって気づいて無いよね?後で殴ろうか?
取り敢えず裏道でも使うかー
よっと ガツ
「ヴっ」
あれ?シオンぶつかった?
なんか一気に大人しくなったし気絶したのかな。
よくこんなので生きていられたな〜

ここら辺まで来れば大丈夫かな?
ふーやっと一息つけるな〜
あれ...?
...なんでシオン人間といたんだろう?



まいど読んでいただきありがとうございます!
今回久し振りに兄弟と再開です。
金レイアはバドル、蒼レウスはイルムと名前を持ち、擬人化してました(元凶はルーツ)
黒い人と赤い人は察して下s((殴
時間があれば評価、感想よろしくお願いします!
(誤字、脱字は仕様です)報告お願いします。

リメイク版は

  • 見たい(いる)
  • 見たくない(いらない)
  • モンスターの活躍を楽しみにしてる
  • ハンターの活躍を楽しみにしてる
  • 両者の活躍を楽しみにしてる
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