ベルセルク・オンライン~わたしの幼馴染は捻くれ者~   作:兵隊

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 Vol.6が始まりました。
 日常編を主に描いて行く感じなので、どうかよろしくお願いします。正直不安でいっぱいですが、頑張ります!
 
 コラボですが、寛容な作者さん達のおかげで始動が出来そうです。ボチボチそちらも動いていきますので、どうかよろしくお願いします。

 リクエストを頂いた、FGOマテリアルユーキverが完成しましたので、乗せています。こんな感じでよかったのだろうか……。
 アインクラッドの恐怖verも乗せてみたい今日この頃。

 yuki3さん、ルシオンさん、AREICIAさん、ムーパパさん、白よもぎさん、誤字報告ありがとうございました!




Vol.6 リメンバー日常
第1話 機械は敵だ


 

 

 2025年5月25日 PM12:40

 SAO帰還者学校 中庭

 

 ソードアート・オンラインがクリアされてから、一年と三ヶ月が経過されていた。

 囚われていたプレイヤーは全て現実世界に帰還を果たし、各々の日常へと戻っている。須郷伸之のエゴに巻き込まれていたプレイヤー達も例外ではない。彼らからしてみたら、実験体として囚われていたと事実はあるものの、何をされたかまでは記憶になかった。それでも五体に後遺症などもなく、今となっては現実世界へ帰還を果たしていた。

 

 虜囚となっていたプレイヤーは様々な人種が居た。

 男性から女性。大人から子供まで、様々な人間が二年近く仮想世界を生きていたということになる。

 

 そう、二年近くもだ。

 殺伐とした仮想世界、HPバーがなくなりゲームオーバーになったが最後、それは現実世界での死も意味しているデスゲーム。過酷とも言える世界を、SAO帰還者達は二年近くも生き抜いてきた。

 

 精神が完成されている者達はまだいい。

 問題は、精神的に未熟である未成年の少年少女たちである。思春期と呼ばれる多感な時期に、少年少女達は仮想世界で過ごして来た。心理面で考えても、彼らの人格にどれほどの影響を与えたのか検討もつかない。

 良い方向に進んだ少年もいれば、悪い方向に捻子曲がってしまった少女も確かに存在する。

 

 

 そうした理由もあってか、未成年な少年少女達の為に政府は受け皿を作った。それこそが――――SAO帰還者学校である。

 表向きは勉学を疎かにされていた状況を鑑みて、裏向きは不安定である未成年のプレイヤー達を監視するため。

 

 様々な思惑があり、一筋縄では行かずに、ただの善意ではないとは言え、その設備は最新鋭の技術が取り入られていた。

 学年といった概念はなく、全て単位制。卒業するまでの単位を習得すれば、かねて卒業といったシステムである。

 そして、その外観も綺麗なもの。統廃合によって開いた廃校を再利用したとは思えない作り。

 何よりも、勉学の姿勢が他の学校とは違うものであった。とは言っても、その“他校とは違う姿勢”が、彼にとっては問題であるのだが――――。

 

 

「…………」

「あはは……」

 

 

 円形に小さな庭園にあるのは二人の人影。

 不機嫌そうに白いベンチに腰掛ける金髪碧眼の少年。彼は力なく青い青い空を見上げており、後ろに縛っている長い一房の金髪が力なくユラユラと重力に従い揺れていた。

 対する栗色の長髪の少女は乾いた笑みを浮かべて少年の隣に腰掛けていた。

 

 同じような濃い緑を基調とした制服。

 彼らは同じ帰還者学校の生徒であることがわかる。そして、時刻は既に昼休み中盤と言ったところ。学食にも行かず、かと言って弁当も広げていないことから、既に昼食は済んでいることがわかる。

 

 更に言うと、二人の距離感。

 自身のパーソナルスペースへの侵入をお互いに許しているのを見るに、二人は勝手知ったる仲であることが推測出来る。

 

 

「随分と、キテるね?」

「あ? 何がだ?」

 

 

 明らかな不機嫌である金髪の少年に向かって、栗色の長髪の少女は気軽な口調で問いを投げる。

 当の本人である少年も、見上げていた顔を少女にグルリと視線と意識を向けて応じてみせた。

 

 

「優希くん、今ものすごい機嫌悪いでしょ?」

 

 

 金髪の少年――――茅場優希はバツが悪そうに、顔を顰めて。

 

 

「別に……」

「まぁまぁ、いいから。話してみてよ」

「……そんなに顔に出てたか?」

「うん。今からとんでもない悪さをするぜー、げへへへー。って顔してたよ?」

 

 

 声は努めてゲスく、しかし表情は若干ハミカミながら。

 栗色の長髪の少女――――結城明日奈は何とも中途半端なモノマネを披露した。誰のモノマネなのか、言うまでもなく優希のモノマネなのだろう。

 

 まず似ていない。

 誰もが否定するであろうモノマネをとりあえず受け止めて、優希は冷めた声で言った。

 

 

「うわぁ、何その悪い顔。引くわー」

「優希くんのマネをしただけなんですけど!?」

「……クオリティが低くね? アレだわ、切ないくらい可哀想」

「……あれ、おかしいよね。どうして、わたしそんな眼で見られてるの……?」

 

 

 ブツブツ、と。

 納得がいかないとでも言うかのような口調で小さい声で苦言を漏らすも。

 

 

「それで?」

「ん?」

「どうして機嫌が悪かったの?」

 

 

 直ぐに明るい調子を取り戻し、明日奈は再び優希へと問いを投げた。

 ただの興味本位だけではない。純粋に明日奈は心配しているのだろう。それは正に真っ直ぐな善意、裏も存在し得ず、駆け引きなども存在しない問いかけ。

 

 故に優希は素直に応じることにした。

 言葉をなるべく選び、口を尖らせて不満気に。

 

 

「……まぁ、アレだ。ここの学校ってよ、電気で動いてんだろ?」

「電気?? ……あぁ、なるほどね」

 

 

 何とも不明瞭な言葉だろうか。電気で動いているという、第三者が聞いても首を傾げる言葉。

 しかし明日奈は理解した。優希が苦手としているもの、そして今までの経験から、その答えを導き出し納得する。

 

 

「凄いよね。黒板だったものは、大型のパネルモニタだし。教科書やノートは一切使わず、生徒達にタブレット型PCが支給されるし。何よりもアミュスフィア無料配布よ。やりすぎよね?」

「まぁな。中学ンときは、オレ達もそこそこな進学校に通ってたけどよ、ここまで設備が整ってる学校じゃなかったよな」

「本当だよね。……優希くんにとっては、それが問題なんでしょ?」

「……わかってんなら、話しが早ぇ」

 

 

 苦虫を噛み潰したかのように、優希の顔はこれでもかというくらい顰める。両肩はブルブルと震わせて、苛立ちが募って仕方ないと言わんばかり。

 

 彼らが通うことになった帰還者学校。

 文字通りの最新鋭の設備、最先端の技術による授業内容、食堂は完備であり、おまけに小奇麗な立派な校舎。更に言えば、教育熱心な一癖二癖もある教諭達の存在。

 学び舎としても、学生としても、これほど恵まれている環境はないだろう。下手な進学校や有名校よりも、勉学はもちろん、学校行事まで帰還者学校は力を入れているのだから。

 

 だがしかし、優希にとってはそれが問題であった。

 彼が問題視というよりも、気に入らない点は一つのみ。『最先端の技術による授業内容』これに尽きる。

 

 元より、ゲームの類を全て“ピコピコ”と称していた男だ。機械系が得意なわけがなく、むしろ機械音痴であるのは言うまでもない。

 

 

「ンで全部電気なんだよ。良いじゃねぇか紙で、古き良き姿で勉学に勤しんでもいいじゃねぇか」

「電気ってより、機械なんだけどね」

「全部同じだろ! こっちとらよぉ、機械の電源を入れるだけで手一杯だってのに、機械が参考書とノート代わりだぁ!? 紙でいいんだよ紙で! 手書きで良いんだよ、手書きで!」

「昔から機械系弱かったもんね……」

 

 

 困った笑みを浮かべて言う明日奈の言葉に対して、優希は力強い頷きと共に苛立ちを込めて吐き出す。

 

 

「課題ファイルをフォルダに転送しておくようにって何だっ!? まずフォルダってなんだ! テニスか!?」

「それ、フォルトだよ」

 

 

 分かりづらい優希の例えに、明日奈は間髪入れずにツッコミを入れる。

 捲し立てるように不満をぶちまけるも、優希の憤りが収まることはない。むしろヒートアップするばかりであり、ガルル、と獣のごとく唸り声を鳴らし始める。

 

 帰還者学校に通うようになったのが4月、授業を経て、交流会と称し全校生徒で行った宿泊研修、そして現在。

 余程苦痛だったのか、優希は積み重ねていった不満を爆発させていた。

 

 元より器用ではないことは、長年の付き合いである明日奈が一番良く理解している。

 彼のこんな姿を見るのは恐らく、自分だけだろう。そんな僅かな優越感に浸りながら、なるべく困った演技を心がけて。

 

 

「もう、ちょっと待ってね」

「お?」

 

 

 表情とは裏腹に、嬉しそうな声で持っていたカバンからタブレットPCを取り出す。

 お世話が出来て嬉しい、そう言わんばかりの明るい口調で呆れた表情で明日奈は言った。

 

「教えてあげるよ」

「……悪いな」

「いいよ、気にしないで。というか、キリトくんに教わればよかったのに」

「ふざけんなやだ。桐ヶ谷の野郎、絶対オレをバカにしてきやがるからな」

「バカになんて……する、かもね……」

 

 

 二人のクラスが違うことは知っている。

 しかし、事ある毎に彼らは競い合っていることも熟知している。それは小テストの答案、体育の授業中、果ては学食の早食いから、何から何まで子供のように彼らは競い合っていた。

 

 反目している、とまでは行かないものの、お互いを意識し合っている彼らだ。

 普段は穏やかである和人はきっと優希を挑発することだろう。そして、そこから始めるのはいつもの喧嘩である。そうなれば、タブレットPCはいつまで経っても使いこなせない。

 

 

「そういうわけだ、教えてくれよ明日奈大先生」

「変なあだ名禁止です。そうね、まずは――――」

 

 

 そこまで言うと、ピシリ、と音を立てて明日奈の動きが止まる。

 比喩などではなく石のように、何も言わない岩のように、自身のタブレットPCを太腿の上に置いて、明日奈は固まってしまった。

 

 

「――――っ!?」

「どうした、大先生」

「え、あ、い、いや。その、あのぉ……ひぃ……!」

 

 

 ドクン、と一際大きく明日奈は自身の心臓が高鳴ることを感じ取った。

 顔は紅く染まり、視線は右往左往と泳ぎ始める、体温は上昇するばかり。眼の前には優希の横顔。

 

 単純な話し、明日奈は緊張していたのだ。

 想い人である幼馴染が目の前に、それも少しだけ自身が顔を近づかせれば、その頬にキスする事が出来てしまう現実。

 今まで意識しなかった、といえば嘘になるがここまで緊張することはなかった。睫毛が長い、ボディースプレー特有の良い匂いがする、伸ばしている髪の毛が綺麗。様々な感想と思考が明日奈の頭を掠めては消えていく。

 

 もはや明日奈の緊張は留まることを知らない。

 体温は上がりっぱなし、肩を強張らせて、考えすらも纏まらない。

 

 それでも彼女は何とか誤魔化そうと。

 

 

「そ、そういえば!!!!」

「な、何だ!?」

 

 

 大きな声を上げる。

 それが思いの外大きすぎたようで、優希はビクッと身体を引いて元の座っていた位置まで戻ってしまった。

 

 それが明日奈を冷静にさせたのか、いつもの調子に戻った彼女は申し訳なさそうに口を開く。

 

 

「ご、ごめん」

「別に良いよ。ンで、何だ?」

「あ、えっとね……木綿季と暮らすようになって、上手く言ってるかなーって」

「あぁ、そのことか」

 

 

 対する優希は何でもない口調で。

 

 

「二日前にしっかり喧嘩した」

「そっか、良かった。……えっ!?」

 

 

 聞き間違えなのかもしれない。

 明日奈はタブレットPCから視線を優希へと向ける。

 優希は訂正するつもりもないのか、明日奈の視線を真っ直ぐに見つめて受け止めていた。

 

 どうやら聞き間違えではないらしい。

 そう判断すると、明日奈は思わず慌てた口調で優希へと詰め寄った。

 

 

「け、喧嘩ってどういうことよっ!?」

「オレもアイツも、譲れないものがあったってことだ」

「譲れないものって?」

 

 

 優希と木綿季。

 彼らが家族となった経緯を明日奈は知っていた。そして、お互いがお互いを大事に思っていることも、見てきた真実である。

 口は悪くも妹を大事に思っている優希。そして、気持ちを行動に示し隠すことなく兄を慕う木綿季。その二人のやり取りは仲睦まじく、仲の良い兄妹そのもの。喧嘩と言った行為など、縁遠いモノであると明日奈はそう思っていた。

 

 故に、明日奈は問いを投げた。

 二人に何があったのか、把握するために。

 

 

「20日の土曜日の夕方のことだ。オレとアイツは近所のスーパーに買い物に出かけてたんだ」

「うん」

「いきなり炒飯食いたいって始まってな。別に手間かける物でもねぇ、かと言って冷蔵庫にあったのはきゅうりと蜂蜜のみ」

「ん、ちょっと待って?」

 

 

 聞き逃がせない単語があり、明日奈は手のひらを優希に向けて待ったをかける。

 対する優希は何故止められたのか理解できないのか、軽く首を傾げて。

 

 

「どうした?」

「冷蔵庫にきゅうりと蜂蜜?」

「きゅうりと蜂蜜」

「極限過ぎない?」

 

 

 口元を引きつらせて言う明日奈に、堂々とした口調で優希は反論する。

 

 

「こちとらいつだって極限だっつーの。長期無断欠勤したせいで、バイトはクビになるしな」

 

 

 ぶつくさ文句を言う優希に、なるほど、とある一定の理解を示した。

 

 確かに優希は言っていた。

 掛け持ちしていたバイトがSAO、そしてALOに囚われていた影響で全てクビになり、今や新しいバイト先を探している毎日である、と。

 確かに大変だろう。明日奈としても協力は惜しまない。しかし今の問題はそこではなかった。

 

 

「……まさかと思うけど、きゅうりと蜂蜜で何をしようとしたの?」

「メロンを――――」

「――――ちなみに言っておくけど、きゅうりに蜂蜜をかけて食べても、メロンにはならないわよ?」

 

 

 居丈高に口を開く幼馴染の言葉を、ピシャリと間髪入れずにシャットアウトする。

 きゅうりと蜂蜜というチョイスで、何となく理解していたからこそ出来る芸当。苦学生であり、どこか貧乏性な茅場優希であるからこその思考回路。長年、伊達に優希と幼馴染をやってきたわけではない経験が、ここで証明される。

 

 そして、どうやら使用目的が図星だったのか。

 優希は反論することなく、静かな口調で。

 

「……話しを戻すぞ」

「……聞きましょう」

 

 

 この話題はここまで。

 そう言うかのように、優希は話しを戻す。

 

 

「一通り買ったはいいが、お菓子が食いたいって言い始めてな。別に高い物でもねぇ、家にあるのはきゅうりと蜂蜜のみ」

「うん、それはもう良いから」

「何でも買ってやるって言ったらよぉ、アイツ何を持ってきたと思う?」

「……何を、持ってきたの?」

「たけのこの里だぞ!? たけのこ里! 普通よぉ、きのこの山だろ!

「……もしかしてだけど、それが理由?」

「ん? あぁ、当たり前だろ。もうそこで、火蓋は切って落とされたな」

 

 

 明日奈は天を仰ぎ見て、そして深く深呼吸。

 そして大きく息を吸って。

 

「仲良しさん!!」

「あ?」

「理由が、平和過ぎない!?」

「バカ、オマエ。晩飯食うまでは会話なかったんだぜ? 平和なわけねぇだろ、かなり殺伐としてたわ」

「しかもその日の内に仲直りしてる……」

「まぁな。最終的に、すぎのこ村は何処に行ったのかって話しで盛り上がった」

「……心配して損した」

「おいおい、肩の力を抜けよ」

「誰のせいよ、もう!」

 

 

 可愛らしく剥れる明日奈は、チラリ、と横目で優希を見た。

 彼は――――笑っていた。少年のように、悪戯を成功させた子供のように、年相応に彼は笑みを零す。

 

 これこそが、明日奈の見たかった彼の――――茅場優希の笑顔。

 SAOに巻き込まれる以前には、ついぞ見せることがなかった感情の一つ。とは言っても、自分に向けられている憎悪や憤怒は消えているようには、明日奈からは見えない。それらが払拭されるには、長い月日が必要になってくるだろう。

 

 しかし、それでも。

 彼自身が自分を嫌っているとしても、未だにその気持が消えていなかったとしても、確かに見ることが出来た笑顔(モノ)がそこにあった。

 

 

「ふふっ」

 

 

 思わず笑みが溢れる。

 そして明日奈は理解した。胸がポカポカと温かい感情、温もりを懐き、いつまでも続けばいいのにといつの間にか願っている。

 あぁ、これこそが――――幸せなのだ、と。

 

 

「急に笑いやがって、気持ち悪ぃ」

「わたしに意地悪していいの?」

「ンだよ、随分と強気――――」

「端末の使い方、教えて上げないよ?」

「――――悪かったよ」

「ふふふっ、よろしい」

 

 

 口を尖らせて気に入らないと言わんばかりに謝罪する優希を見て、明日奈はクスクスと笑みを零す。

 

 

 

「そうだ。放課後なんだけどね、スイーツ食べにショッピングモールに出かけるんだけど行く?」

「……メンツは誰だよ?」

「いつものメンバーと、シリカちゃんだね」

「シリカ? 誰だそれ」

 

 

 首を傾げる優希に対して、もう、と呆れた口調で明日奈はボヤいた。

 

 

「ALOで何度かパーティー組んだことあるし、SAOのときだってギルドホームに遊びに来たことあったでしょう?」

「……あぁ、あのちっこい奴か」

「名前くらい覚えてあげてよ。木綿季とも友達なんだから……」

「……わかったよ」

 

 

 そこまで言うと、バツが悪そうに優希は言った。

 

 

「どっちにしても、オレは行けねぇわ」

「何か用事でもあった?」

「先約だ」

 

 

 

 

「朝田のヤツに呼び出されてんだよ」

 

 

 




>>茅場優希
 主人公。元アインクラッドの恐怖。口調と目つきは父親似、容姿は母親似。
 義妹と一緒に暮らすようになる。ワガママを言われて、口ではイヤイヤ、態度ではどんと来いという面倒くさいやつ。
 最近は髪の毛を伸ばしている。何でも義妹に「にーちゃんの髪綺麗だから、伸ばしたところ見てみたい」と言われたから。
 隠れシスコン、やはり面倒くさい。
 最近、良く笑うようになる。

>>結城明日奈
 幼馴染。
 優希との関係は以前と変わらないものの、幾分世話を焼きたがるようになる。
 母親との関係は変わらず。
 笑みを零す優希に萌えを見出し始めている。笑う優希くん、マジ尊い。
 最大のライバルがいることを、わかっていない。這い寄る後輩に気をつけろ。

>>きゅうりと蜂蜜
 メロンになる(優希)
 意外とメロン(木綿季)
 こんなのおかしいよ……(明日奈)

>>明日奈のモノマネ
 優希曰く、クオリティが可哀想。

>>「朝田のヤツに呼び出されてんだよ」
 這い寄る後輩。


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