インフィニット・ストリーム ~ヒロイックメモリー~   作:ジミーのようなもの

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悠香とブエル 悪魔の女王誕生

 

 

 

5月4日夜 19時47分 新島家悠香自室

 

何事も無かったように家に返された悠香

その日はまだ調整するからと言って研究所から追い出されてしまったが整備が終わり次第連絡するから連絡先を教えてくれと言われ交換してそのまま帰宅した。

 

「なーんか、面白い展開になってきたな!よし、お風呂入って寝るぞ」

 

何故かハイテンションのままお風呂に入り、眠りにつこうと思ったが…

 

「興奮して寝れない…どうしよう!」

 

それでも、1度に多くの出来事が起こったことで精神的には相当疲労が溜まっている状態でスグに眠りに落ちた。

 

 

 

5月5日 朝10時25分 学校教室内

 

ゴールデンウィークを終えて再スタートした学校は代わり映えすることは無かったがどこか違う景色が広がっていた。ただただ気持ちの問題なのだろうが、そんなことどうでもよかった。

 

「あー早く整備出来ないのかな…」

 

「ん、どうしたの?ゆうちゃん。整備って何の?」

 

話しかけてきたのは幼なじみの「岸谷未來(きしたにみらい)」だった。小学校からの幼なじみで高校もたまたま一緒だったことから昼休みと放課後は大体一緒にいる。運が悪いのか高校2年間でまだ同じクラスになった事がない。

 

「あ、みっちゃん!独り言だから気にしないで!ニシシ~」

 

「あーゆうちゃんがそういう笑い方する時って大体悪いこと企んでる時だ。何隠してるの?私にも教えてよ」

 

「内緒!これはまだ言えないのだ」

 

「え~…ふっふふふ…あははは~」

 

「どうしたの?みっちゃん、そんなにおかしかった?」

 

「うん!凄くおかしかった!」

 

「えーなんで~…でもいいや、よし!今日遊びに行こ!放課後に」

 

「いいけど…来週実力テストあるんだし勉強しなくて大丈夫なの?」

 

「あ、みっちゃん…勉強教えて♡」

 

「もう…毎回こうなんだから!…でも良いよ。じゃあ今日は勉強会しようか」

 

「おー!やるぞー!」

 

そんな決意を遮るように電話の着信音が鳴る

軽快な音楽と共に電話にでると昨日聞いた声が聞こえてきた。

 

「やあ、悠香くん。ごきげんよう、調子はどうかね」

 

「バリバリですよ。え、もう終わったんですか!!!」

 

「うん、ばっちりだ。後は君のパーソナルデータを打ち込んで終わりだよ」

 

「流石ですよ!!!!」

 

「うむうむ、元気が有り余ってるなら問題は無いね。早速だけど今日研究所に来てもらえないかな」

 

「あ…えーと明日じゃダメですかね…」

 

「ん?どうしたのかね?不都合かい?」

 

「ええ…友達と約束を今さっきしちゃいまして…」

 

「そうだったのかい。なら、明日放課後に研究所にいらっしゃい。君専用に作り替えるから」

 

「はい、わかりました。じゃあサヨナラ~!」

 

 

ブチッ

 

 

勢いよく通話終了ボタンを押した

 

「ゆうちゃんどうかしたの?」

 

「ううん、何でもないよ?みっちゃんには関係ないよ~」

 

「そうなの?ならいいけど…」

 

休み時間を終え、放課後になり学校の図書室で勉強会をしていたがそれはまた別のお話…

 

 

 

5月6日 夕方 16時30分 赤城総合機械研究所 メンテナンスルーム

 

「おっちゃーーーん来たよーーーー!!!」

 

「おう、やっと来たな。ほら、こっちだ」

 

「おーっす、おっちゃん」

 

導かれるままやって来た場所はメインデッキ…初めてあの機体、アクセル・パンデモニウムとあった場所だった。

 

 

同日 夕方 16時45分 赤城総合機械研究所 メインデッキ

 

技術スタッフ含め合計6人が一斉にキーボードを打ち始め、構築データを呼び出し始める。

宗次郎は別にパーソナルデータを取るためのものを立ち上げ始めていた。

 

「悠香くん、そこの台に乗ってくれるかい。…うん、そのまま上着も脱がなくてもいいよ。寒いでしょ」

 

「そんなことないですよ!ちょっと暑いくらいっすよ」

 

「そうかい、それなら良かったよ。なら、始めようか」

 

悠香が乗っていた台から輪がしたから上へ例えるのならスキャンしているような感じだ。

パーソナルデータの打ち込みにはそこまでの時間を要することはなく10分程で終わった。

 

「さぁ悠香くん、フィッティングを始めようか。さ、着替えようか。」

 

「ふ、フィッティング?え?着替える?」

 

「そう、親和率を高めるためのスーツがISスーツ。そして、これからこの機体を君専用に作り替える。怖がらなくていいよ。君は機体に身を預けていれば大丈夫。…そう、そのまま…」

 

ISスーツを身にまとった悠香が機体に身をゆだねフィッティングを開始した。

着々と完了していくのをなんとなくだが理解しつつあっと時、突然声が聞こえた。

 

「我が名はブエル。貴様が新たな契約者か」

 

「うん、そうみたいだね。私は悠香、新島悠香。よろしくね」

 

「あぁ、そうか。貴様はそういう人間か。面白い…良かろう、貴様を主と認め仕えよう」

 

「おぉ、よろしくね!ブエル…あ!今日からブーちゃんね」

 

「?」

 

「よろしくね、ブーちゃん!!」

 

「…フハハハハ!面白いな、貴様は」

 

「私のことはゆうって呼んで!」

 

「良かろう、ゆう…お前と共にある歩いていこう」

 

その言葉を最後にブエルの声は聞こえなくなった。

聞こえなくなると同時に宗次郎の声が聞こえた。

 

「うむ、無事終わったようだな」

 

「うん、ブーちゃんにも会ってきたよ」

 

「ブーちゃん?あぁブエルの事か。そうか、やはりあいつの仕業だったか」

 

「うん、すっごいオジサマだったよ」

 

「オジサマか…ガッハハ。よし、じゃあこれからの事を伝えよう。着いてきたまえ」

 

「はーい、おっちゃん!」

 

 

 

アクセル・パンデモニウムを専用機とした悠香…

物語の始まりはここからだ…

 

 

 

 

 

 




第2回見ていただきありがとうございます。
拙い文ではありますが、どうだったでしょうか?
では、また次回まで…
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