インフィニット・ストリーム ~ヒロイックメモリー~   作:ジミーのようなもの

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悠香と箒 模擬戦の結末と…

 

 

 

 

 

 

5月30日 夕方 16時45分 IS学園アリーナカタパルトデッキ内

 

 

模擬戦を行っていた一夏と箒を見つけ、二人に声をかける。

二人の戦いを見ていた悠香はその熱に当てられたように、同性である箒に模擬戦を申し込んだ。箒は快諾して今に至る…が、実戦経験は皆無。ましてやマトモに操縦なんてしたことのない悠香に基本的な操縦と基礎戦術を一夏から一通り教わった。

一夏もまだこの学園に入って日は浅いながらも勤勉なことから色々なことを覚えているがまだ実戦では活かしきれていない。

 

「うんうん、なんとなくわかったよ。ありがとね一夏くん」

 

「どういたしまして。俺もまだ悠香さんと同じみたいなもんなので」

 

「むー、年上扱いはやめてって言ったでしょ~」

 

「そうでしたね。でも、どう呼べばいいですか?」

 

「うーん…そうだな。じゃあ「ゆう」って呼んでよ。後でみんなにも共有よろしく」

 

「わかりま…わかった。じゃあそろそろ始めますか」

 

「よーし!いっちょ暴れますか!」

 

「箒、こっちの準備はOKだよ。そっちはどう?」

 

「うむ、こっちも問題ないぞ」

 

「じゃあ、ゆうさん。展開して始めましょう!」

 

「ああ、さん付けだけど今は気にしない。行こう、ブエル」

 

白い粒子を全身に纏い、現れたアクセル・パンデモニウムの禍々しい黒い装甲と女性らしいフォルムを残した全体像が粒子の消えたことで出現する。

腕は通常の機体よりやや長め、手にはアサルトライフルとレイピア。第4世代特有の展開装甲、そして最大の特徴ともいえるウイングユニット。シールドエネルギーをブースター代わりに消費する代わりに現行のISでこの機体に追いつけるものがいないほど。また、常時エネルギーウイングを展開することになるためエナジーの消費量が尋常ではない。その分従来よりエネルギー効率が良くなっている。

 

「さあ、始めようか箒ちゃん」

 

「はい、行くぞ打鉄!」

 

二人のISが展開し、アリーナの上空中央で停止した。

 

「悠香さん、手加減はしませんからね!」

 

「ええ!手加減されちゃこっちも練習にならないからね。私も本気で行かせてもらうよ」

 

「悠香、あまり調子乗って暴れさせないでくれよ」

 

「ブーちゃんうるさい。そんなヘマしないよ」

 

そして、一夏がスターターピストルに紙火薬を詰め合図とともに打ち出した。

 

 

パーン

 

 

気持ちの良い音とともに両者は一斉に正面に加速した。

鍔迫り合いをした後、牽制しあうようにアサルトライフルで撃ち合いをしていた。

両者ともに譲らずに5分が経過した。

 

「これじゃあ埒が明かないな…ブエル、あれ使うから任せていいかな」

 

「わかった。だが、使いすぎるなよ」

 

「わかってるよ~勝たなきゃこっちもやる意味ないっての!」

 

「ふん、じゃあカレイドスコープを起動させるぞ」

 

腰部に格納されていたBT兵器「カレイドスコープ」

合計で6基あるこれはブエルに思考制御を任せることによって使用しているときでもほかの行動を行うことができる。

 

「な、なんだあの兵器は!?」

 

「箒!!あれはセシリアの機体にあったのと同じ兵器だ!」

 

「何!?あれもイギリス製のISだって言うのか!」

 

「わからない。でも、あれは使っている間動けない。今がねらい目だ」

 

「そんなこと言ったってこれじゃあ近づけない!」

 

「なら、隙があったら近づけるのかな」

 

そんな囁きから、悠香はカレイドスコープを動かしている間その場で停止していた。

 

「!?今がチャンス!貰った!!!!」

 

「流石チャンスは逃さす乗ってくれたね。だからこそここが勝機!!!!」

 

箒は剣を大きく振るが後ろからはBT兵器、そして動けないはずの悠香が頭上にいた。

そして悠香は

 

「この勝負貰ったよ」

 

そして、エナジーウイングから雨のように降る弾丸と後ろからのBT兵器のビームでシールドエネルギーを根こそぎ持っていかれた。

模擬戦を終え、地上へと降りた二人がお互いに握手をした。

 

「すごいですね悠香さん。でも、あの武器…」

 

「あぁ、タネが知りたいって顔だね~」

 

「俺も知りたいです。それってBT兵器ですよね」

 

「そうだよ。うん…かと言ってBT兵器ってなにってなってるけど、そんなことはおいておいてこの子がこのマジックのタネだよ」

 

そうするとある小さな機械が現れた。

それがなんだという顔の二人、するとその機械がその答えを出した。

 

「そう大々的にいうもんじゃないだろう」

 

「しゃべった?もしかして…」

 

「お、箒ちゃんはもう気づいたのかな?一夏くんはどうかな?」

 

「えーっと…AIで制御してた?」

 

「うん!大正解だよ」

 

「ふん、面白くなかっただろう。これでも避けれる射線だったのをお前は追い打ちをかけて」

 

「だって!」

 

「アホか、お前は。少しくらい戦いを楽しめんのか」

 

「お説教くさいのはナーシ。箒ちゃんありがとね」

 

「いえ!こちらこそいい勉強になりました」

 

「じゃあゆうさん、俺とも戦ってくださいよ!」

 

「いいけど…今日はごめんね。先約があってね」

 

「そうですか…じゃあ明日またお願いします!」

 

「だぁ~かぁ~らぁ~!さんは禁止だからね!」

 

「は、はい…ゆ、ゆう。」

 

そうして、アリーナを後にする悠香

そうして向かったのは自室だった。

 

「いやーごめんね。遅くなっちゃった」

 

「いいよ~全然急いでなかったし~」

 

「それは良かった。なら今日からよろしくってことで乾杯~」

 

「か~んぱ~い~」

 

悠香はルームメイトである本音と親睦を兼ねてパーティーをすることになった。

食べ物は全て食堂からのものだったが、全部悠香が出したという。

 

「いやー本音はメイドさんなのか~」

 

「うん、そうだよ~。かんちゃんの専属メイドだよ」

 

「かんちゃん?」

 

「あ~、更識簪ちゃん。生徒会長の楯無さんの妹だよ~」

 

「そうかそうか。いやー本音がねぇ~」

 

「なにそれ~」

 

「いやさ、こんな格好だからさ~家事全般できるのかな~ってね」

 

「むむむ…それを言われると言い返せないの…」

 

「がっははは!私の観察眼もまだ衰えちゃいないな!」

 

そんな笑い声がいろんな人を呼び寄せたのか最終的には食堂内で歓迎パーティーが行われていた。

今までの経緯やみんなのこれまでも勉強など色々なことを聞いて話してたくさん騒いだ。時間を忘れるほど…

 

そして、この模擬戦が新たな幕開けとは誰も予想はつかないだろう…

 

 

 

 




最後まで閲覧ありがとうございます。
てなわけでなんか楽しくなってきましたよ~

のほほんさん…本編じゃ出番少ないから私悲しい…
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