秀吉が気がつくのを待こと15分弱。秀吉が気が付いた。
「うぅ・・・」
「あ、秀吉。大丈夫?」
「まだ関節の節々が痛いが、ほかには異常はないから大丈夫じゃ」
「それなら良かった」
秀吉が起き上がる。それにしても・・・。
「なんか天気が荒れそうだね」
「そうだな・・・。雨が降ってくる前に帰るか」
「そうだね」
そうして玄関に行く。
「秀吉、木下さん。お邪魔しました」
「また明日の」
「「「お邪魔しました」」」
外に出ようと、扉を開ける。すると
ザババババババババババ
「結構降ってんな・・・」
「だね・・・」
「・・・・・・・・・・・・傘を持ってきていない」
「あ、それならうちのを使うといいわ。さすがにその雨で傘ささずに帰ると風邪ひいちゃうから」
そう言って木下さんが3人分の傘を差しだしてきた。
「え、いいの?」
「別にいいわよ無くなるものじゃないし」
「そうじゃな」
「じゃあありがたく借りさせてもらうよ」
「ありがとさん」
「・・・・・・・・・・・・助かる」
帰ろうと外を見たら、
バッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
「こりゃひどいな・・・」
雄二が呟く。
「このまま帰るのは厳しいから雨が収まるまでうちにいたらどうじゃ?」
という秀吉の提案に木下さんが
「はあ!?だめよ!」
反対していた。
「だってしょうがないじゃろう。姉上はこの雨の中で明久たちに帰れというのかの?」
「う・・・。」
「もし姉上が明久たちの立場だったらこのまま帰るかの?」
「・・・・・・まあ、雨がやむまでだし、いいかな・・・?」
「だ、そうじゃ。3人ともこのままうちにいてはどうじゃ?」
秀吉の提案は嬉しい提案だ。お言葉に甘えさせてもらおう。
「それじゃお願いします」
「すまんな」
「・・・・・・・・・・・・ありがたい」
こうして、僕らは木下家にしばらく滞在していくことになった。