第三話です、クエスト名が出ます。
クエスト中に能力を発揮します。
そう・・・・・発揮します(突然の意味で)
俺は無事登録完了をしたので、クリスの元に戻った。
「おかえり! どうだった? アキラは何の職業になったんだい?」
俺はクリスに自分のカードを見せた。
「えっ? ク、"クラフター"? 何これ!? 新しい職業が出てきたの?」
よほど驚いたのだろう、クリスは俺のカードをマジマジと見ている。
「えーと、この職業は多分俺だけの職業なんだよ」
頭をかきながら俺はクリスにそう応えた。
「え? アキラだけの? どうしてなの?」
クリスはキョトンとした表情で訪ねてきた。
「話せば長くなるんだけどね、とにかくこの職業は俺だけだからクリスはなれないことは確実だよ」
「ふ~ん。 そうなんだ・・・・・」
クリスは俺の言った言葉に何か感じたのだろう、少し考え込んでいた。
「む~・・・・・とりあえずこの話は後で考えるとして、どうする? 早速クエストに行ってみる?」
「クエストに行くのならば他の説明をするけど」
俺はクリスの言葉に少し不安がよぎった。
確かに、クエストを受けてみたいと思っている。だが、まだ自分の能力が完全に把握していないのも事実だ。
さて、どうするか・・・・・
「ねえクリス、クエストには採取などの依頼もあるんだよね?」
「うん、あるよ? 例えばお店に出す薬草や木の実などの調達や、鍛冶屋で使う木材などの運搬とかね」
運搬か採取、か。
「それじゃ初めてだから採取のクエストでもいいかな?」
「おっ! 採取クエストかぁ。 そうだね、最初くらいは採取とかの方が安全だね!」
そうクリスはニコニコと笑いながら言った。
「でも、たまに採取クエストでもモンスターに襲われる時があるんだ」
「例えば、ゴブリンとか・・・・・後はジャイアントトードとかだね!」
ジャ、ジャイアントトード?
何それ、大きいカエルって
「ジャイアントトードってどれくらいデカイの?」
俺はそうクリスに訪ねた。
するとクリスは少し顔を引きつりながら応えてくれた。
「えっ!? えーと・・・・・・・・と、とりあえず人を軽くひと飲みするくらいかなぁ?」
えっ・・・・・・そんなにデカイのか?
「その、もしジャイアントトードに見つかった場合は?」
「その時は全力疾走で逃げるか、戦うかだね・・・・・・・飲み込まれるのを覚悟して」
・・・・・・・・・・マジですか
多分今の俺の表情は真顔になっているだろう。
クリスも、真顔になっているし・・・・・・・・
「・・・・・とりあえずまた、お金貸してあげるからせめてショートソードでも買うべきだよ」
「・・・・う、うん。お願いします」
そう、今俺の装備はほぼ防御力は皆無に等しいだろう。
「そういえば、アキラの着ている服って珍しいね? 何処で買ったの?」
「えっ それは・・・・ごめん言えないや」
理由は当然、転生したからだよ何て、普通は誰も信じないし・・・・・
俺の服装は下はジーパン、上は長袖のシャツと薄いジャンバーだ。
なぜなら、俺は高卒の後すぐに専門学校に入学したので服は私服なのだ(ちなみに誕生日は遅い方)。
「と、とりあえず武器だけでもいいから扱っているお店を教えてよ。 しばらくはそのお店に厄介になるんだし」
するとクリスは自身の胸を軽く叩きながら応えた。
「うんいいよ! なら格安かつ丈夫な武器を扱うお店を案内してあげよう!!」
「採取クエストはその後にね?」
「うん、了解だよ」
数時間後・・・・・・・・
クエスト名"薬草を求めて"
報酬 500エリス
内容 "薬草が少なくなったので、集めてきてください"
今俺はクリスと一緒にアクセルの街からやや遠く離れた所にいる。
俺は初めてクエストを受けるので、しばらくはクリスと一緒にパーティーを組む事になった。
クエストは内容通り薬草を集めてくることだ。
ただそれだけだが、説明された通り他のモンスターが普通にいる。
特に危険なのはジャイアントトードらしい。
このモンスターは普段は土の中に潜んで眠っているらしいのだが、時折地面から出てきて自分より小さい生物を補食するらしいのだ。
特にたちが悪いのが、カエルの癖に中々素早い事だ。
被害にあった冒険者が言うには、色がピンクや青い奴は特に素早いらしい
おまけに舌を伸ばして補食するのだが、この舌も射程が長く避けるのに一苦労するみたいだ
だが弱点としては一度補食するときにその場で立ち止まって飲み込むので、その時に仕留めればいいのだが
つまり、これは誰かが必ず奴に喰われろというコトなので討伐依頼以外は皆、逃げてやり過ごすみたいだ。
「とまぁ、ジャイアントトードの対策についてはこんな所かな?」
「なるほど、とにかく逃げるが勝ちという作戦だね」
俺はクリスの説明にウンウンと頷いた。
「それじゃ早速薬草を集めようか! 大丈夫、最初は野草と薬草の区別は分からないけど直ぐに慣れるよ」
「了解、何とかやってみるね」
そう応えて俺は渋々草原を調べてみる。
・・・・・・・なるほど、確かに区別がつかない。というか全部同じに見えるんだけど
「ちなみに薬草の特徴は野草より少し細くて長いという所かな?」
「どうだい? どれが薬草か分かる?」
細くて長いか・・・・
「これかな?」
「残念、それは毒消し草だよ」
「これは?」
「それは麻痺消し草」
「・・・・・・・・じゃあこれは?」
「・・・それはただの野草だね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「すいません、分からないので手本をお願いします」
普通に分からないのでクリスに頭を下げた。
「あ、あははは・・・・・・・・了解だよ」
するとクリスはひょいひょいと薬草を集めた。
「とりあえずこんな感じだよ。 あたしが今取った近くにもあるから刈り取ってみなよ?」
「うん、ありがとう」
俺は頷き早速クリスが取った近くを刈り取る。
すると・・・・・
「あっ」
何と取った薬草が手の上で小さなブロックになった!!
この状態は・・・・・・
「えっ!? そ、それどうやったの!? なんでアキラが取った薬草がそんな形状になったの?」
そう、この状態はマインクラフトでやった事のある状態だ。
これは確か小麦の種などを集めた時になる状態だったはずだ。
「えーと・・・・・・これは"クラフター"のスキルだね。 取れた素材などがこうしてなるみたいなんだよ」
「へぇ~~~なるほどねぇ」
クリスはマジマジと手の上で浮いてる薬草を見ている
するとその時だった
・・・・・・・ガサッ・・・・・・
「!?」
クリスは音した方向をいそいで振り返った。
そこは少しうっそうとしている木々がある。
「どうしたのクリス?」
「・・・・・・・・・アキラ、さっき説明した事覚えてる?」
「へっ? 確か逃げるが勝ちって奴だよね、覚えてるけど・・・・・・」
するとクリスは腰に下げていたダガーを少しずつ抜いて構えた。
「いいかい? あたしが合図をしたら急いで街の方に逃げるんだよ?」
「そ、それってもしかして・・・・・」
するとその時だった、そいつが突然飛んで出てきたのは
「そうだよ、これがジャイアントトードさ!!」
「こ、これが・・・・・?」
俺は現れたジャイアントトードを見る
確かにデカイ、というかデカすぎる!! これは普通に人間を丸飲みできる大きさだ!!
ジャイアントトードは品定めをしているのだろう、デカイ目でキョロキョロとしている。
「いい? 1、2の3で全力疾走だからね、間違っても戦わない事」
「明らかにアキラを狙っているよ」
「りょ、了解」
俺はクリスに言われて少しずつだが後退りを始めた。
「いくよ?・・・・・・1・・・・・2の・・・」
その時だった
グバァ!!
「えっ!?」
ジャイアントトードは突然口を開けて舌を・・・・"クリス"に向けて放った!!
最初からクリスを狙っていたのか!?
「クリス!! 危ない!?」
俺は咄嗟の判断でクリスを守ろうと抱き抱えた。
するとその時だった
俺の体が紫色に光だし・・・・・・・・
「・・・・・・・ほえ?」
「・・・・・・・あ、あれ?」
いつの間にかクリスを抱き抱え、ジャイアントトードからやや遠くに立っていた。
そう・・・・・・・思えばこの時からだった。
俺の特典の・・・・・・・・・異常事態が起きたのは・・・・・・・・
「えっ!? い、一体どうやって移動したの!? アキラ!!」
「こ、これは・・・・・・まさか・・・・・あのモンスターの能力・・・・・・か・・・・・?」
はい、三話目でした!
少し早いかなっと思いましたが、早速一体目の能力をだしました!!
何のモンスターの能力かは分かりますね?
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