私の目の前には虹色の列車が止まっている。
「これが私の乗る列車ね」
私は客室の中に入り、空いているコンパートメントの席に座り、横にバックを置いた。バックにはお母さんが中の空間を拡大する魔法を付与しているので教科書などすべての荷物はこの中にある。しかも全く重くないのだ。
「暇だし教科書でも読もうかな」
私は鞄から魔法薬学の本を取り出し読み始めた。
列車が動き出してしばらするとノックがして一人の女の子が姿を現した。
「ねえ、ヒキガエルを見なかった?ネビルのカエルが逃げたの」
「いいえ、見なかったわ」
女の子はため息をひとつついた後、私の前に座り
「私はハーマイオニー・グレンジャー、ハーマイオニーって呼んで」
「私はセシリー・ノーレッジ、よろしく」
「よろしく、それじゃ私はまたネビルのヒキガエルを探してくるわ」
ハーマイオニーはそう言ってコンパートメントを出ていった。
しばらくすると車内販売が来た。私はかぼちゃジュースだけを買った。
かぼちゃジュースを飲みながら教科書を読んでいると扉が開き、3人の男の子が顔を覗かせた。
「やあ、僕はドラコ、ドラコ・マルフォイ、こっちがクラップでこっちがゴイルだ。君の名は?」
「私はセシリー・ノーレッジよ」
「君は純血の家の子かい?」
「それは両親が魔法使いか違うかってこと?お母さんは魔法使いだけどお父さんは知らないわ、だってみたことないから」
「ふーん、そうかい」
「あなた純血主義者?」
「ああそうだが、なにか?」
「お母さんが言ってた、純血主義がいるかぎりいつか魔法界は滅ぶでしょうねって」
「ああそうかい、それじゃ君とは仲良くなれそうにないね」
そういってどこかに行ってしまった
日が暮れて夜になった頃、
「あと5分でホグワーツに到着します」
という車内放送がしたので私はローブに着替えた。
ローブに着替え終わると同時に列車が止まった。外に出ると大きい男が右手にランタンを持って、
「イッチ年生!イッチ年生ほこっちだぞ」
新入生の案内をしていた。
彼はどうやらハグリットというらしい、眼鏡をかけた男の子がそう言っていた。
「こっちでボートに乗るぞ、ついてこい」
私たちはハグリットの案内で険しくて狭い小道を歩いた。私はほとんど家にいたため運動不足だったのですごく疲れた。
そのあとは4人ひと組でボートに乗って湖を渡った。
地下の船着き場で私たちは降りるとボートを調べていたハグリットが声を上げた。
「これ、お前さんのヒキガエルかい?」
「トレバー!」
どうやらネビルのトレバーを見つけたらしい。
「みんないるか?」
ハグリットは周囲を見回した後、大きな木の扉を3回叩いた。
すると扉が開き、エメラルド色のローブを着た背の高い黒髪の魔女が現れた。
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
「御苦労さまハグリット。ここからはわたくしが預かりましょう」
マクゴナガル先生は扉を大きく開けた。中は玄関ホールでものすごく大きかった。
マクゴナガル先生に引率され、私たちは小さな空き部屋に入って行った。
「ホグワーツ入学おめでとう。新入生の歓迎会がもうすぐ始まりますが、大広間の席に着く前に、皆さんがはいる寮を決めなければなりません。寮の組み分けはとても大事な儀式です。ホグワーツにいる間は寮生が学校での皆さんの家族のようなものです。教室でも寮生と一緒に勉強し、寝るのも寮、自由時間は寮の談話室の中で過ごすことになります。寮は4つあり、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンです。それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。ホグワーツにいる間、皆さんのよい行いは、自分の属する寮の得点になり、反対に規則に違反したときは寮の減点になります。学年末には最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。
間もなく全校列席の前で組み分けの儀式が始ります。待っている間、できるだけ身なりを整えておくように」
そう言ってマクゴナガル先生は、ホールの中へ入っていった。
しばらくすると、マクゴナガル先生がやってきて
「行きますよ。間もなく組み分けの儀式が始まります。」
中に入ると、天井には空があった。たくさんのろうそくが浮かんでおり、四つのとても長いテーブルには上級生たちが着席し、私たちを見つめていた。前の上座にいる人たちはたぶん先生たちだろう。
「本当の空に見えるように魔法がかけてあるのよ、ホグワーツの歴史という本に書いてあったわ」
そりゃそうだ、本当の空だったら雨だったらここはびしょびしょだ。
マクゴナガル先生がステージの前に立ち古そうな帽子を椅子に置くと、その帽子が歌いだした。
内容を簡単に要約すると
グリフィンドールは勇気のあるもの。
ハッフルパフは正しく忠実、忍耐強くて苦労を苦労と思わない。
レイヴンクローは意欲があるなら機知と学びの友人を得るだろう。
スリザリンはまことの友を得る。どんな手段を使ってでも目的を達成させる胸骨差を持っている。
前に立っているマクゴナガル先生が長い羊皮紙を手にして
「名前を呼ばれたら椅子に座り組み分けを受けてください。アボット・ハンナ」
「ハッフルパフ!」
組み分け帽子が叫び、八ッフルパフの両制から拍手が湧いた。そのまま彼女は空いているハッフルパフの長机に座った。
それからどんどん名前が呼ばれていき
「セシリー・ノーレッジ」
私の番がきた。
椅子に座り帽子をかぶった。
(ふむふむ、興味を持ったら自分が納得のいくまでやり、そのためならどんなことにだって立ち向かう勇気がある。ならば)
「グリフィンドール」
私はグリフィンドールの席へ向かった。
しばらくするとハーマイオニーの名前が呼ばれた。
「グリフィンドール」
ハーマイオニーはこっちにやってきて
「これからよろしくね、セシリー」
「こちらこそよろしく」
そしてどんどん続いていき
「ハリー・ポッター」
突然、静まり返り、
「ポッターってあの?」
「本当に?」
と周りが騒ぎだした。
「ハーマイオニー、ハリー・ポッターって誰?有名なの?」
「あなたハリー・ポッターを知らないの?」
「僕が教えてあげるよ」
すると斜めに座っていた赤髪の男の子が話しかけてきた。名前は確かロン・ウィーズリー
だったかな。
「僕、ロン・ウィーズリー、君は?」
「私はセシリー・ノーレッジ」
そしてハリー・ポッターが有名な理由を説明してくれた。
「ふーん、そんなにすごそうには見えないけどね」
ヴォルデモートのことは家の図書館にあった本で知ってるけど、あの子にやられたのか、闇の帝王って呼ばれてたらしいから強そうだと思ったんだけど。
赤子にやられた闇の帝王ww
でも赤子なのにどうやって倒したんだろう?気になる・・・
そんなことを考えていたらいつの間にか料理が出されていたので無我夢中で食べた。