なくならないもの   作:mn_ver2

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チーム分け
暁、比叡、霧島、榛名、望月、赤城、瑞鶴。
響、雷、金剛、ガングート、加賀、翔鶴、武蔵。

勝利すればスイーツご馳走(提督持ち)

電がそれぞれを評価するだけの回です。


評価

 ・赤城

 

 落ち着いて行動しているように見えるが、どうすればいいのかわからず慌てている場面がいくつかあった。さらに圧倒的運動量が不足しており、積極的に動こうとしていないのがよくわかる。

 空母は攻撃する際、基本的には全て航空隊に任せっきりである。自身は敵からの砲撃などの回避を徹底すればいいだけなので、必然と運動量が減る。そこが空母の致命的な弱点といえよう。例えば敵がネチネチとしつこく攻撃してくる場合、ジリ貧なのは間違いない。燃料が、体力が尽きて沈められる。

 当分の課題は体力づくりだと私は思う。

 しかし、良い点もあった。それは指示の質だ。比較的広い視野を持ち、多数の情報を一気に受け入れ、処理し、的確な判断を下すことができるのはとても貴重な力である。その力は味方にとっては非常にありがたい恩恵であり、戦闘をスムーズに進める大事なファクターだ。

 受け入れ、処理、出力までの過程をもっと早く行えるようにできれば、さらなる高みへと到達できるだろう。

 

 

 

 ・加賀

 

 瑞鶴を気にしすぎである。

 目の敵だがなんだかどうでも良い。視線はいつも瑞鶴にある。それゆえに注意が疎かになり、当てられる場面がよく見られた。

 無様な見栄っ張りは戦場では不要である。そんなものをいつまでも保ち続けるのであれば、いくら出撃しても無意味であり無価値だ。轟沈に直結するものと知れ。瑞鶴とのプライベートでの衝突ならばいくらでもするといい。

 だが、決して、それを戦場に持ち込むな。

 赤城と比べたところ、基礎的な面ではだいたい加賀の方が優っている。しかし、総合的に判断すると負けている。

 その理由は何か。

 それはあえて教えないでおく。

 赤城をよく観察しろ。盗める技術、戦術、考え方は全て盗みとり、自分のものとしろ。

 いつもすぐそばにいるのなら容易いことだろう?

 

 

 

 ・金剛

 

 仕方ないとも言えなくもないが、一番パホォーマンスの悪かったのは金剛であるのは明白だ。

 まずは全てにおける動作が遅い。投げたボールは易々とキャッチされ、避けようと体を動かしても、脚は付いてこられずに自爆。

 良いリハビリとなったとは思う。そして自身への課題もたくさん見つかったはずだ。

 金剛の良いところは向上心のあるところだ。下手ながらも懸命に奮闘する様は、チームの全員を奮い立たせるのに十分な要素だった。自覚はしていないそうだが、あの時から流れが変わったのは明らかだった。

 今後のリハビリに期待する。是非とも一刻も早く戦線復帰を願う。

 

 

 

 ・比叡

 

 鋭いボール。最低限の動きでボールを避ける。

 動作はどちらもほぼ文句なしの素晴らしいものだった。

 しかし、決定的な弱点は、圧倒的に視野が狭いことだ。視野が狭い分、情報量が減り、最適な解答を導き出せているのだが、範囲外からのふたつ目のボールにはまるで気づいていなかった。

 敵はいつも自分の見ている方向からしか撃ってこない訳ではない。奇襲まがいのことだって当然される。

 当面の課題は、広い視野を意識することだろう。

 金剛を見すぎていたことを一応伝えておく。

 

 

 

 ・榛名

 

 臨機応変な順応力、そして何より他人を気にかける、まさにサポート役にはうってつけなスタイルだった。

 しかし、榛名も知っての通り、戦艦とは強大なアタッカーとして皆から期待されるのが性である。それを理解しているのなら問題ないが、していないのなら話は別だ。

 私は実戦での榛名の動きを知らない。私は容易には戦闘には赴けないから、他人から聞いた情報だけでは私の榛名像は完成しないのだ。

 その癖ともいうべき戦い方を、戦艦として貫けるのなら是非貫いてほしい。それはきっと、他の鎮守府の榛名とは違う、榛名だけの長所となるだろう。

 あと、金剛を見すぎである。

 

 

 

 ・霧島

 

 確実な分析。確実な算出。

 おそらく何時間かけてでも触りすらせずに、知恵の輪をどうすれば解けるかを

 考えるタイプだろう。

 直感で動くことが滅多になく、考えている間にせっかくのチャンスを逃すことが多かった。例えば赤城が目の前にいるにもかかわらず、すぐに当てようとしなかった。

 敵の砲弾も霧島が考えている間、動きを停止してくれているわけではない。状況は常に動いているのだ。その度に考えていては埒があかない。直感を頼って行動すればいい結果を出せる時があることを覚えておいてほしい。

 あと、金剛を見すぎ。とても個人的な意見だが、比叡以下は金剛への好意が過剰な気がする。咎めるつもりはないが、他にも目を当てておくべきでは。

 

 

 

 ・翔鶴

 

 行動が消極的なのが目立った。

 ドッジボールにおいて、よく女性のする行動が自身がボールを投げず他人に譲ることだ。翔鶴はその典型的なパターンにある。

 自分に自信がないのかどうかは知らないが、いつも一歩引いた立ち位置にいる。これでは明らかに間違っている意見を問いただすことすらしなくなるだろう。

 一航戦や五航戦がなんだというのだ。翔鶴はそんなただの看板を気にするのか?

 妹がいるのだろう。

 傷つけたくない妹がいるのだろう。

 ならば姉としての威厳を示せ。矜持を示せ。

 

 

 

 ・瑞鶴

 

 加賀と似た内容になるが。

 加賀を意識しすぎである。煽られたら黙っていられない性格で、後先考えない、とても危ないものだ。

 加賀に一矢報いたいとばかりに変なプライドを持っているようだが、戦場ではそんな余裕は決してない。全くもって愚かであり、轟沈に直結するものと知れ。

 最後に、暁のアウトをキャッチして防いだのはとても素晴らしかった。その反応速度は誇っていい。戦場において大切なことのひとつはあらゆる物事についての反応だ。これだけは加賀をも軽く抑えてトップクラスだろう。

 しかしだからといって加賀に優っていると調子に乗らないように。

 

 

 

 ・望月

 

 私の知っている中で、上位に入るほどの切り替えの早さに正直驚いた。

 それは戦闘において、無駄な行動を極限までカットするという、もっとも効率の良い戦い方に繋がる。

 サボる時は徹底的にサボり、やる時は一瞬で切り替わる。だが、実力があまり伴っていないのが残念だった。体力もなく、かといって力がある訳でもない。

 素晴らしい能力を有しているというのに、惜しくて仕方がない。

 さらに、最後の一人になった時、やけにあっさりと当てられたのは拍子抜けだ。ガッツも足りないように思える。

 

 

 

 ・暁

 

 余裕ぶるのがもはや悪い癖になっている。早急に改善することをオススメする。

 積極的に攻撃に参加していたのは良いことだが、狙う箇所が全てど真ん中というのはいただけなかった。わざと脚を狙ったりするだけで、相手はキャッチが格段に難しくなる。これは実戦でもいえることで、ただ敵に当てるために狙うというステージは卒業し、敵のどの部位に当てるかを狙うことを考え始めてもいいのではないだろうか。

 もちろんこれはとてつもなく難しいのは百も承知している。しかし、やるとやらないの差は歴然となる。精度向上の練習にもなるし、当てればそれで一石二鳥だ。

 参考程度に覚えておくといい。

 

 

 

 ・響

 

 単騎で戦うのなら全く問題はないが、味方とともに戦う場合、何よりも大切なのはコミュニケーションであり、それを疎かにしている傾向が見られた。

 考えていることは口にしないと誰にも理解してもらえない。

 それさえきちんとできればあとは特に言及することもない。あと、見えないところで暁のサポートをしていたのは評価すべき点だ。

 

 

 

 ・雷

 

 明らかに許容できないことを背負いがちであり、結果自滅することが多い。

 頼られることを至上の喜びとしているそうだが、そうするための力が雷には足りない。何も考えずに受け入れる傾向にあり、それは非常に厄介なことを生じる要因となってしまうことも十分ありえる。

 自分の力量に見合ったことなのかをきちんと見極めることができるようにならなければならない。

 

 

 

 ・武蔵

 

 頑張っているのはひしひしと感じたが、時々空回りしていた。

 変に緊張していては、実戦で思い通りの行動ができない時があるので注意するように。誰も武蔵がすぐに成長するとは期待していない。誰しも始めは1から始まるのだから。この鎮守府には長門や陸奥、金剛姉妹やその他戦艦など、先輩に非常に恵まれている。

 互いに切磋琢磨し、上を目指すといいだろう。

 

 

 

 ・ガングート

 

 ひとりで突っ切るタイプなのはよく理解している。己以外の艦娘は、己を補助ための、言わばモブ程度の認識なのだろう。どう考えるかはガングートの勝手だが、味方の不利益となる結果を導くのなら、それはガングートが原因ということになってしまう。

 確かに戦艦は最大のアタッカーで、敵艦を沈めるには最も強力な艦だ。だが、それを過信してはいけない。こちらも、あちらもただの鉄の塊ではない。頭を吹き飛ばされれば一発で死ぬことなど十分ありえる話だ。駆逐艦だって、戦艦の首を落とすことも可能なのだ。

 例え敵が駆逐艦であろうとも鼻で笑ってはいけない。戦場では掌返しなど日常茶飯事だ。だから慢心せず、いかなる時でも全力で戦え。




響チーム勝利。
提督の財布からは諭吉がひとり去りました。

次回、ほのぼの回。
武蔵、(ネタ的な意味で)死す。
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