秘封先導鉄   作:”蒼龍”

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約3ヶ月間更新が止まってしまい申し訳ありませんでした、第80話目更新です!
忙しかったのと中々文が進まないと言う二重苦がありました……(汗)
さて、今回もファイト回です。
予選はタイトル通り最終戦、しかし第5章はちょっと続く予定です。
では、本編へどうぞ!


第80話「予選最終戦、開幕‼︎」

ーー夢ーーそう、これは夢。

1人暗闇の中に居るのも、ただ1人の親友が隣に居ないのも、そう夢の主は自らに分からせ続ける。

 

『けどこれは現になる、貴女が受け入れるか否か……大体は受け入れて終演(オシマイ)になるわ』

 

この声も夢、私が今闇に溶け始めてるのも夢、私が私で無くなるのも夢、そう夢の主は言い聞かせ続ける、何度も。

 

『けどそれもまた現となる、故に貴女は一つしか選べない。

受け入れれば楽になる…………この美しき幻想郷(マボロシノクニ)に来たイレギュラーの所為で受け入れないだろうけど、これが運命(サダメ)

最早覆しようが無いわ、幾ら抗い賽を振ろうとも出る目は常に一、それは凡ゆる貴女(ワタシ)が積み重ねてしまった絶望(ジジツ)

 

私は(アナタ)にならない、なりたくない、もっと親友と共に歩みたい、夢と現の狭間で手を取りたい、私は私でいたい、そう夢の主は願いを想い続ける、何度も何度も何度も何度も何度も。

 

『けど刻は近付きつつある、逃れられぬその運命の刻が。

もしも貴女がまだその刻に受け入れられない様なら……その時は、全てが無駄であると理解するでしょう。

そう、貴女の劇は終幕(オワリ)が近い事は既に決められてしまっているのだから…………』

 

その声を最後に夢の主は夢から覚め、現実へと戻る。

親友と仲間達との何時も通りの日常と、楽しみに待っていたイベントに参加する為に、この夢で聞いた物、語り掛けられた物を一切全て忘却しながら…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菫子と早苗のファイトが終わる直前、ブロントさんとはたてのファイトははたての初回超越となり、ダメージ3枚でヴァンガードのアタックまで進行していた。

 

「さあブロントさん、ガードするの⁉︎」

 

「【むむむ】……(今の手札を考えるならガード出来るが、次の俺のターンに支障を出さない様にするならこれをスルーして次のアタックをたまに危ない攻撃もほう……と受け流せばいいだろうな。

ダブルトリガーが出るだろうが恐らく致命的な致命傷を負うものじゃないのでそれが一番無難だと言う戦術)ふぅん、俺はこのままノーガードでも良いんだが?」

 

「ならトリプルドライブ!『花笠の忍鬼 フジノ』『狐使い イヅナ』『☆』

クリティカルトリガー、クリティカルはヴァンガード、パワーは『夢幻の風花 シラユキ』に!」

 

ブロントさんは次のターンで動く為に手札消費を抑えようとし、ヴァンガードのアタックをスルーする。

そして1枚クリティカルを引かれたが此処までは計算通りで、全て順調に進んでいた。

そう、順調に進んでいたのだ、此処までは。

 

「サードチェック、クリティカル捲れろー‼︎『忍獣 ムーンエッジ』『☆』

…………や、やったぁ、クリティカルトリガー‼︎」

 

「むぅ、ダメージチェック!(ちぃ、はたての引き運ならダブルクリティカルを引かず別のトリガーを引くと思ったんだが、懐古主義に囚われ過ぎたか!

此処で負けてたら多分延長戦になるが、綺麗に決める為にもヒールを引き当てる!)

ファーストチェック『青天の騎士 アルトマイル』セカンドチェック!『青天の騎士 アルトマイル』

サードチェックなんだが‼︎『青天の騎士 アルトマイル』

…………おいィ…………アルトマイル…………」

 

そう、はたてのダブルトリガーを計算に入れたまでは良かったが予想外のダブルクリティカルを引かれてしまい、クリティカル3をまともに受け負けたのだ。

しかもアルトマイル……今のブロントさんの分身とも言えるデッキの要が手札にある1枚を除いて全て落ち、まるでアルトマイルがブロントさんから離れてしまったかの様な形で負けてしまったのだ。

これが菫子達のファイトが終わった直後、ほんの少しだけ目を離した間に起きたはたての勝利の詳細であった。

 

「私、初めてブロントさんに勝てちゃった……」

 

「ま、まぁ何はともあれナイスよはたて。

お陰でチームの首の皮は1枚繋がったわよ!(……しかし、この結果に満足所か失望すらする人も居る訳で……)」

 

初めてブロントさんに勝った事を上手く飲み込めないはたてに射命丸は労いの言葉を掛けて早苗の方にも行き同じ様な言葉を掛けようとしていた。

そのほんの少しの間に自分と同じ様に観戦してた者……椛に視線を送ると、彼女は険しい表情のまま瞳を閉じ、呆れた様な雰囲気すら醸し出していた。

一方ブロントさんは蓮子達の前に戻り、頭を下げていた。

 

「すまにぃ!

負けちまった……」

 

「良いわよブロントさん、謝らなくても!

私がファイトしてても多分ガードしなかったと思うし、次勝てば予定通り本戦に行けるんだから大丈夫よ!

それよりも気分を切り替えて、延長戦行くわよ!」

 

「そうね。

じゃあ、次の延長戦に出るのは……」

 

ブロントさんの謝罪に蓮子は手を振りながら大丈夫と言い、また自分も同じ状況でガードは多分しなかったと言いブロントさんの気分を切り替えようとし、ブロントさんも少し気にしていた様子はあったものも気分を切り替え延長戦に出るメンバーの応援に集中しようとしていた。

更にメリーが声を出し、次の延長戦に出る者を決めようとジャンケンをし、先程のファイトを観戦していた麟、蓮子、メリーの中でメリーが勝ち、前に出る。

対してチーム神風の方は射命丸が前に出てメリーと相対した。

 

「ふむ、私の相手は貴女ですか。

ではファイトする前に自己紹介を。

私はチーム神風の一員にして文々。新聞の記者、射命丸文です、以後お見知り置きを」

 

「はい、私はマエリベリー・ハーン、呼び難いと思いますのでメリーって呼んで下さい」

 

「はい、よろしくお願いしますメリーさん(…………それにしてもこの娘、似ている……)」

 

メリーと射命丸は互いに自己紹介を軽く済ませ、デッキをシャッフルしいよいよこの両チームの予選最後のファイトを始めようとする。

そんな中で射命丸はふとメリーの容姿を見て、永琳が感じた事……八雲紫と似ている事を感じ取り、ファイトには関係無いとしても何処か頭に引っかかり、しかし目の前のファイトに集中する為に頭の片隅に追いやるのであった。

 

『スタンドアップ・ヴァンガード!』

 

「『真鍮の羽のギアホーク』!」

 

「『忍竜 マガツウインド』!」

 

メリーはギアホーク、相手リアガードをコスト一杯までデッキ送りにする軸にしてた為このユニットはライン作りの意味でも重宝されてる為妥当なユニットである。

対して射命丸は〈むらくも〉のマガツウインド、所謂連携ライドの中でもリヴィエール型と呼ばれるタイプの物で、ツクヨミ型とは違い手札事故になり易いがライド仕切ればかなりのリターンがある軸である。

 

「マガツウインド、リヴィエール型連携ライドか……」

 

「そして貴女のそのクラン、噂通りの未知のクラン〈ギアクロニクル〉ですね。

どうやらこのファイト、内容次第では良い記事になりそうですな…………先攻は私、ドロー!

『忍竜 マガツブレス』にライド!

マガツブレスのスキル、ソウルにマガツウインドがあれば永続的にパワー+1000!

更にマガツウインドはマガツブレスがライドした時、デッキの上から7枚を見て『忍竜 マガツゲイル』か『隠密魔竜 マガツストーム』を1枚まで見せて手札に加える!

私はマガツゲイルを加えてターンエンド!」

 

忍竜 マガツウインド:P4000、C1

忍竜 マガツブレス:P7000+1000=8000、C1

 

射命丸はこのファイトを内容次第で新聞に掲載出来そうだと感じ目を少し輝かせながらマガツブレスにライドし、連携ライドを見事成功させる。

更にその際のスキルで次のグレードを手札に加え、手札消費0でターンを終える。

メリーはこの流れや雰囲気からこのファイトは一筋縄では行かない事を予感していた。

 

「ツクヨミ軸とはまた違った動きだけど、実質手札消費0か……(ファイトの佇まいや雰囲気から分かるけど、この人は強い。

一筋縄には行かないわね……)私のターン、ドロー!

『メーザーギア・ドラゴン』にライド!

ギアホークの先駆スキルで左後ろに移動させて、アタック!

ドライブチェック!『クロノジェット・ドラゴン』」

 

真鍮の羽のギアホーク:P4000、C1

メーザーギア・ドラゴン:P8000、C1

メーザーギアVSマガツブレス:8000VS8000=ヒット

ドライブチェック『クロノジェット ・ドラゴン』

ダメージチェック『忍竜 マガツブレス』

 

「あの射命丸って天狗さんがマガツブレスにライドしたのに対して、メリーはメーザーギアにライド。

パワー8000にしてグレード1のアタックを受けない様にしたけど、先攻取られたのはちょっと痛かったかも……」

 

メリーと射命丸のグレード1ライドを見て蓮子は確かにパワー面でヴァンガード同士は互角、他のパワー7000までのグレード1のアタックを通さない様にしたのは良いが、先攻を取られたのが痛いと指摘し、麟や菫子、ブロントさんも頷く。

無論これにはマガツ系列のユニットが持つスキルが主な原因である。

 

「ドロー。

『忍竜 マガツゲイル』にライド!

マガツブレスがソウルにあるのでマガツゲイルのパワーは常時+1000!

更にマガブレスのスキル、マガツゲイルがライドした時ソウルにマガツウインドがあれば、デッキからマガツゲイルを2枚選びスペリオルコール!

なおこのスキルでコールされたユニットはターン終了時にデッキの下に置かれる!」

 

忍竜 マガツゲイル(V):P9000+1000=10000、C1

忍竜 マガツゲイル(R):P9000、C1

 

マガツゲイルがヴァンガードとして現れた瞬間、イメージ世界でのマガツゲイルがメーザーギアを取り囲む様に分身し、憑依しているメリーを困惑させる。

リアル視点でも分身によりリアガードが発生しており、これがライドによる手札消費1枚のみで起きた為ボード、ハンドアドバンテージが大きかった。

 

「バトルフェイズ、先ずは右のマガツゲイルでメーザーギアをアタック!「『ラッキーポッド・ドラコキッド』でガード!」

では左のマガツゲイルでアタック!「手札を余り使いたくない、ノーガード!『頂に立つギアウルフ』」

さて本命、ヴァンガードでアタック!『忍獣 ホワイトヘロン』

エンドフェイズ、マガツゲイルの分身はデッキの下に送られる、ターンエンド!」

 

マガツゲイル(A)VSメーザーギア:9000VS8000+5000=ガード成功

マガツゲイル(B)VSメーザーギア:9000VS8000=ヒット

ダメージチェック『頂に立つギアウルフ』

マガツゲイル(V)VSメーザーギア:10000VS8000=ヒット

ドライブチェック『忍獣 ホワイトヘロン』

ダメージチェック『鉄の牙のギアハウンド』

 

マガツゲイル3体の攻撃を繰り出されたメリーは1体だけ防ぎ後はダメージトリガーに賭けるも、そう上手くトリガーは乗らず2体の攻撃をまともに受けながら自ターンを迎える。

更に分身のマガツゲイルは既にデッキの下に消えた為アタック対象はヴァンガード、しかもソウルにマガツブレスがある為パワー10000となったマガツゲイルのみである。

スモークギアとグレード3以外はブースト無しではヒットしない為、そう言った意味でもメリーは先攻が欲しかったと心の中で考えていた。

 

「ドロー!

『スモークギア・ドラゴン』にライド!

(今マガツゲイルはスキルでパワー10000になってる、私のユニットでダメージを与えるなら……)よし、『鉄の牙のギアハウンド』を左前列にコール!

スモークギアでアタック!「『忍獣 キャットデビル』でガード!」

ドライブチェック!『ドキドキ・ワーカー』『☆』

ゲット、クリティカルトリガー!

ギアハウンドに全て付与して、アタック!「こちらはノーガード『忍竜 ロワイアルノヴァ』『天竺の忍鬼 トクベエ』」

うん順調、ターンエンド!」

 

スモークギア・ドラゴン:P10000、C1

鉄の牙のギアハウンド:P8000、C1

スモークギアVSマガツゲイル:10000VS10000+10000=ガード成功

ドライブチェック『ドキドキ・ワーカー』『☆』

ギアハウンド:P8000+5000=13000、C1→2

ギアハウンドVSマガツゲイル:13000+4000VS10000=ヒット

ダメージチェック『忍竜 ロワイアルノヴァ』『天竺の忍鬼 トクベエ』

メリー:手札:5 ダメージ:2

射命丸:手札:6 ダメージ:2

 

スモークギアにライドし、ギアハウンドもコールしてメリーは2ダメージを与えるも、1枚しか手札が削れず温存され次のターンから射命丸が仕掛けて来る事を予測して警戒を強める。

一方射命丸はその警戒通り仕掛ける算段を整え、ターンを始める。

 

「さて、そろそろ行きましょうか。

スタンド&ドロー!

『隠密魔竜 マガツストーム』にライド!

マガツゲイルのスキル、マガツストームがライドした時ソウルにマガツブレスがあるなら、デッキからマガツストームを2枚まで探して別々のリアガードサークルにコールする!

分身せよマガツストーム‼︎

更にヴァンガードのマガツストームはマガツゲイルがソウルにあればパワーは常に11000!

そしてコール、マガツブレス、『忍妖 コナユキ』!」

 

隠密魔竜 マガツストーム(V):P 10000+1000=11000、C1

隠密魔竜 マガツストーム(R):P10000、C1

忍妖 コナユキ:P7000、C1

射命丸:手札:4

布陣

 

マガツストーム(B) マガツストーム(V) マガツストーム(A)

マガツブレス コナユキ R

 

射命丸はマガツストームにライドし連携ライドを完成させ、次にLB4(リミットブレイク)解除ユニットのコナユキ、更にマガツブレスをコールしてアタックラインを形成しバトルフェイズへと入る。

 

「バトルフェイズ、右のマガツストームでギアハウンドをアタック!「ノーガード!」

次、ヴァンガードのマガツストームでスモークギアをアタック‼︎「……ノーガード!」

ガード札がよろしくないのですかな、ツインドライブ!『忍獣 ムーンエッジ』『☆』

クリティカルトリガー、パワーは左のマガツストーム、クリティカルはヴァンガードに!

『忍竜 マガツゲイル』「ダメージチェック!『次元放逐の時空巨兵(コロッサス)』『スチームメイデン ウルル』『治』ヒールトリガー、ダメージを回復してパワーはスモークギアに‼︎」

では残ったマガツストームでアタック、マガツブレスのブーストも入れてパワーは22000‼︎「(……これ以上ダメージは受けない様にするのが1番安全だけど此処は……)ノーガード、ダメージチェック‼︎『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

やった、ドロートリガー‼︎」

むっ、ダメージを嫌がる場面で敢えて受けてダメージドローを呼び込むとは…………いやはや、中々良い読みと運ですね。

どうやら実力は私の想定よりも上みたいですね〜……エンドフェイズにマガツストームの分身はデッキの下に置かれ、ターンエンド!」

 

マガツストーム(A)VSギアハウンド:10000VS8000=ヒット、退却

マガツストーム(V)VSスモークギア:11000+7000VS10000=ヒット

ツインドライブ『忍獣 ムーンエッジ』『☆』『忍竜 マガツゲイル』

マガツストーム(V):C1→2

マガツストーム(B):P10000+5000=15000

ダメージチェック『次元放逐の時空巨兵(コロッサス)』『スチームメイデン ウルル』『治』

スモークギア:P10000+5000=15000

メリー:ダメージ:4→3

マガツストーム(B)VSスモークギア:15000+7000VS15000=ヒット

ダメージチェック『ラッキーポッド・ドラコキッド』『引』

射命丸:手札:6

メリー:ダメージ:4 手札:6

 

「うわぁ、ヒヤッとする……でもメリー、上手い具合にトリガーを引けて射命丸さんの手札と同じ枚数になった、これなら」

 

「んにゃ蓮子、そう簡単には行かないよ。

何せダメージレース自体はメリーが不利、更に文さんは知ってか知らずか〈ギアクロニクル〉の戦略であるリアガードのデッキ送還をマガツ軸でほぼ封じてる」

 

「うむ、あれではギアホークやギアウルフ、ギアハウンドのパワーアップスキルやアンバーやクロノジェットのデッキ送りスキルが発揮出来ない!発揮出来にくい!と言った具合になるだけでなくたまに来る危ない攻撃もダメージの少なさからほう……と受け流すだろうな。

手札を使わずにダメージを蓄積させるのは汚いな流石忍者きたない、これで文はメリーに有利にファイト出来るだろうなあまりにもアド差が開き始め過ぎでしょう!」

 

蓮子はメリーの良い引きを見てヒヤヒヤしながらも上手く戦えると予想するが、菫子とブロントさんはボードやスキル相性などから射命丸とメリーのアド差が広がり始めている事を指摘し、このファイトは射命丸に流れを持って行かれそうになっている事を示唆する。

その事はファイトしているメリーが1番良く理解しており、何とかこちらに流れを向けさせようと考えていた。

 

「(うーん、これはどうするべきかな?

最初に超越(ストライド)するならクロノスコマンドなんだけど、この感じだとロストエイジ・ドラゴンの方が良いんだけど…………ちょっと無茶するなら、『アレ』を使うべきね…………なら…………此処は)スタンド&ドロー!

導け未来、切り開け世界!

ライド、『クロノジェット・ドラゴン』‼︎

……行くわ!

『スチームブレス・ドラゴン』をコストにGゾーン解放‼︎

今こそ示せ、我が真に臨む世界を!

ストライド・ジェネレーション、『時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン』‼︎」

 

クロノジェット・ドラゴン:P11000、C1

時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン:P15000+11000=26000、C1

 

メリーはこの状況を打開すべく、このデッキに入っていた最初のGユニット…………ミステリーフレア・ドラゴンに超越(ストライド)した。

このユニットは今まで使ってはいたがスキルを使った事は無い為、メリー以外はスキルを理解していなかった。

それ故に、何故メリーはこのGユニットを使ったのか分からなかった。

 

「これが私の打開の一手!

このファイトに勝つ為の!

行くわよクロノジェット、ミステリーフレア、〈ギアクロニクル〉のユニット達、本戦へ行く為に勝つわ!」

 

「ほうほう、これが〈ギアクロニクル〉のGユニット。

ならその力を見せて貰いましょう、勿論その上で勝ちますがね!」

 

メリーと射命丸がそれぞれファイトに対する意欲や勝利への渇望を言葉で示し、ピリピリした空気が周りを覆い出す。

その瞬間からファイトは激化して行く事が誰からも分かり、チームファンタズマとチーム神風のメンバー達はそれぞれメリーと射命丸を見つめ、ファイトの勝利を掴んで欲しいと祈っていた。

そして、メリーのアタックが始まり、そしてファイトは終幕へと近付き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、終幕(オワリ)へと……




此処までの閲覧ありがとうございました。
射命丸のデッキは〈むらくも〉のマガツ軸(〈ぬばたま〉じゃないの?
ハハッ、ナンノコトダカサッパリダー)、上手くやられると〈ギアクロニクル〉の現時点でのコンセプトでは相性が悪く、力を発揮し辛くなるタイプです。
そんな相手にメリーは最初のGユニットを使い如何に戦うか……次回で分かります。




そして冒頭の意味も……


次回もよろしくお願い致します、よろしければ感想、指摘をお願い致します。

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