?「ここは、どこ?」
目を開けたら俺は見た事も無い場所に立っていた。
周りに人はいない。
(とりあえず持ち物でも確認をするか。)
持ち物を調べると、
銃と取り扱い説明書と服となっている。
銃に関しては、
コルトパイソンというものを真似ているらしいが、
マガジンがついていなかった。説明書によると
壊れないし、玉も尽きないし、反動も無い魔法と組み合わせるとその魔法の能力を持った玉が出るそうだ。
だが、命中率は使う人次第だそうだ。
試しに何かを撃とうと見渡していると、
モブA「おいお前、そこの変なもん持ったにいちゃん」
と声をかけられてしまった。
?「はい?なんでしょうか?」
モブA「あんた、木登り得意かい?実は、金を木の上に引っ掛けてしまって取れないんだ。財布の中の一割あんたにやるから取ってくれないか?」
(試し打ちの機会ではないか。)と思い、木の上にある財布であろうものに撃ってみた。
音は出ずに、木に引っかかっていた財布は一部に傷がついてしまったが無事取れたのだ。
モブA「兄ちゃん、ありがとよ。ほら一割だ。」
そのモブAから5000エリスを受け取った。
モブA「そういえば、兄ちゃんから名前を聞いていなかったな。俺の名は、ジャッカルだ。お前は?」
?「僕の名前は、ってあれ?僕の名前ってなんだっけ?」
ジャッカル「おいおい、記憶喪失ってやつかい?兄ちゃん大丈夫か?」
?「多分大丈夫です。そんなことより、今は仕事を探したいのですが、どこかにありますか?」
ジャッカル「それだったら、ついてきな。冒険者ギルドに案内してやる。」
?「ありがとう。ジャッカルさん。」
ジャッカル「さんなんていらねえよ。ジャッカルって気軽に呼んでくれ。」
?「では、ジャッカル、その冒険者ギルドって所に連れて行ってくれないか?」
ジャッカル「じゃあ、行くか。」
移動中
特に何もなく無事に冒険者ギルドについたようだ。
ジャッカル「ここで、身分証明書と宿が紹介される。
ちなみに、登録手数料で千エリスとられるからな。」
親切なジャッカルに別れをつげて、俺は冒険者用の窓口に行った。
受付嬢「本日はどうされましたか?」
栗色の髪をした受付嬢らしき人が対応してくれた。
? 「すみません。田舎から来たのですが冒険者になろうと思ってやってきたんですが。」
受付嬢「そうですか、登録手数料がかかりますが、大丈夫ですか?」
?「はい大丈夫です。」
スッと、先ほど貰った五千エリスを渡した。
受付嬢「四千エリスのお返しです。では、こちらの機器に手を当ててください。冒険者カードを発行します。」
冒険者カードには、どうやらレベルや、職業、ステータス、習得スキルなどが表示されるらしい。
当然名前も表示される。と思っていたのだが、
受付嬢「はい、大丈夫です。えっと、名前が表示されませんね、もう一回お願いします。」
ペタッと、もう一回触れるが、
受付嬢「申し訳ありませんが名前は自分での手書きでよろしいでしょうか?」
?「分かりました。少し時間よろしいでしょうか?」
さてどうしたものか。とりあえず、適当に
ワイリーとかでいいか。
受付嬢「はい。ワイリー様ですね。潜在能力が高くて知能は平均で、魔力と魔法容量が多いですね。幸運も表示されませんね。どういうことなのよ。二つも表示されないって。すみません私語でした。このステータスですと、アークウィザードが良さそうですね。どうしますか?」
ワイリー「では、アークウィザードでお願いします。」
ワイリーはアークウィザードになりました。
後日聞いた話だが、アークウィザードになる人の多くは紅魔族だそうだ。聞いた話だと紅魔族は変人が多いらしい。