特型駆逐艦18番艦 綾波型8艦 曙
○月◇日、独断での資源売却および執務室での行動の罰として謹慎二日間に処す。
又、五日間執務室、提督私室への立ち入りを禁止とする。
以上。
突然だが提督の朝は早い。
まぁそれも当然だろう。いつ何時我が国の海に危機が迫るか分からない今、その防衛の最前線にいる彼に無駄な睡眠を取らせている暇はないのだ。
―マルゴマルマル―
シンッと静まり返る少し冷たい空気を感じながら提督は閉じた目を開く
それと同時に時計の秒針は数字の12を指した。
気怠そうに身体を起こした彼は軽く溜息を吐きそして口を開いた。
「何故私の寝室にいる…
榛名。」
「はいっ榛名は大丈夫です♪おはようございます提督。」
とても美しい笑みを浮かべながら戦艦榛名は提督へ挨拶をした。
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「今日は天気が良いのでお洗濯しましょう♪」
フリル付きの可愛らしいエプロンを付けた榛名は綺麗に折りたたまれた寝間着を胸に抱え笑って見せる。
「スゥーッ… モガモガ… ムフゥ~…」
そしてさも当然のように提督の目の前で寝間着を自身の顔に押し付け大きく深呼吸してみせた。
その行動には一つの迷いもなく常習的に行っていること見て取れる。
数十秒に渡る提督の匂いを細胞一つ一つ行き渡らせる行為を終えた彼女はどういう原理なのかは分からないが身体中からキラキラを出しながら提督に一言。
「榛名は大丈夫です!!」
いや、問題だらけです。
文句の一つでも出ててもいいものだが提督は怒ることもなく榛名へと質問を投げかけた。
「…榛名、貴様は一週間執務室、提督室への立ち入りを禁止されていたはずだ。なぜここにいる」
「はい!先日のスプリンクラーの故障で”皆さんの溜まりに溜まった出禁命令の書類”が全て駄目になったと聞きまして」
どうやら彼女の中では書類が水浸しで読めなくなるとその効力は無効になるらしい。
これぞ正に水に流すというヤツなのだろうか、まぁそんな馬鹿な話があるはずないのだが…
「書類が無くなっても処罰は有効だ馬鹿者…大人しく部屋に帰りたまえ。今日は出撃も遠征ないはずだ、しっかりと身体を休めなさい。」
早く出てけではなく、身体を休めなさい。
この言葉から彼なりの優しさが見て取れる。出禁命令がでているものの大切な休日に朝早く来た彼女を強く拒絶出来ないのだろう。
紳士的に部屋からのご退出を願う提督だが榛名は一生懸命に自分が出来ることならお手伝いすると提督に懇願する。
「お願いです提督!久々にこうして会えたのですから榛名もっと提督とご一緒したいです」
久々に会えた、そう言う彼女の顔はとても必死そうだった。
ここに来れなかった日など5日程度だろう、しかし彼女にとってその”程度”はとても耐え難いものだったのかもしれない。それこそ提督から言われた処罰を無視してしまうほどに
「ここに榛名がいては迷惑でしょうか…」
提督に縋るように問いかけてくる榛名を優しい彼が拒絶出来るはずもなく、小さく溜息を吐いて
「…好きにしろ」
と、一言呟いて部屋の椅子に腰かけた。
「ありがとうごうざいます!提督は本当にお優しいのですね♪」
パァッと花が咲いたように微笑んだ彼女はトコトコと提督の近寄りいつもの定位置、彼の斜め後ろに陣取った
「まだ業務開始時間には早いですね、紅茶お淹れ致しますね」
「あぁ、では頼む。その前にすまないが少しトイレに行ってくる」
紅茶を淹れる為にご自慢のティーカップなどを用意をしてくれている榛名に一声かけ提督はトイレへと向かおうとする
…しかし
「ッ!!そのお仕事榛名にお任せくださいッ!!」
提督が席を立ち歩き出そうとした瞬間、紅茶を淹れるため準備をしてくれていた榛名が床に膝立ちした状態で現れたのだ。
ナニカを口で受け止められるよう両手をお椀のようにして口の下に添える榛名が…
「ふぁいっ!ふぁるなは らいじょうぶれす!!さぁろうろっ!!」
だらしなく舌を出しながら恍惚の表情を浮かべる榛名に提督は酷く冷たい視線を送りましたとさ…
めでたし めでたし
今回はガンバリマスロボの親戚にあたるダイジョウブデスロボの榛名です。
ダズルおパンツが可愛いですね
あ、ぼののに引き続き自分の嫁を汚されたと感じたかたいましたら申し訳ありません。
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