仮面ライダーアーサー KAMEN RIDER ARTHUR 作:名もなきA・弐
原作:仮面ライダー
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 オリジナルライダー オリジナル怪人 仮面ライダー オリジナル設定
奴らの物語を終わらせ、精霊の力でゲームクリアせよ!仮面ライダーアーサー!!
読み専でしたが、この度デビュー?することになりました。
初投稿なのと、小説を書くのが初めてなので誤字脱字があったり、分からない描写が多いかもしれませんが生暖かい目で見ていただけたら幸いです。
それでは、仮面ライダーアーサーの戦いの一部をどうぞ。
(※)ちょくちょく修正を行ってます。
――――某月某日・某所
人気のない夜、山沿いの高速道路を走る一台のバイクがあった。
VMAXがベースとなっているが、西洋の甲冑をモチーフにした赤と銀の車体が特徴のシャープなフォルムをしている。
規定以上のスピードで爆走するスーパーマシンを駆るのはドラゴンをモチーフにした『仮面の騎士』……。
黒と紫のスーツに全身を纏い、マスクにはバッタを模した赤く丸い複眼…それに被さるように竜を模した赤いアーマーとバイザーがある。
ゲームパッドをモチーフにした四角いディスプレイを挟んで赤と緑のボタンが配置された特徴的なバックルのドライバーが赤いシルク製のベルトで腰に巻かれている。
「やっと見つけたぞ、この野郎!待ちやがれっ!!」
仮面の騎士の口から発せられたのは驚くことに少年のような声色だった。
首元の赤いマフラーをはためかせながら、華麗なドライビングテクニックで『ある存在』を追跡する。
仮面の騎士が追いかけているのは人であり、人ではない異形の存在。
銀色を基本カラーにし、右半身には肩に「S」と書かれた青いライン、左半身には「N」と書かれた赤いラインが入っており、胸部には銀色のゲームパッド型のユニットがある。
磁力と磁石をモチーフにした異形の存在『マグネティック・エラー』は紫色に光るモノアイで後ろを逐一確認しながら、車輪と砂鉄を自身の能力である磁力で組み合わせて作りだしたローラーブーツで道路を滑走する。
『はぁ、はぁ!く、くそ、好い加減しつこいぞっ!!』
『やれやれ、そろそろ諦めてくれませんかねぇ……』
焦った様子で叫ぶ声と男性の冷静な声が一つの身体から聞こえてくる…もう片方の声は胸部のユニットから発せられているのだ。
だが、「諦めろ」と言われて諦めるほど仮面の騎士は甘くはない、その声を無視するようにハンドルを捻りアクセルを全開にして背後にピタリと近づく。
そして……。
「そっちこそ……好い加減止まれ!」
『な…ギャアアアアアアアアッ!?』
更にスピードを上げると、スーパーマシン『ドライグハート』の車体で思い切り当てた。
背後から来た衝撃によって地面へと投げ出されるマグネティック、維持していた磁力も解除されてしまい、両足に装備していた車輪もどこかへ飛んで行ってしまう。
『グウゥゥ…散々救済の邪魔ばっかりしやがって、何者だ!?』
「俺か?俺はただの探偵で、仮面ライダー…『仮面ライダーアーサー』!!」
立ち上がるマグネティックの問いかけに仮面の騎士、アーサーはドライグハートに降りると、余裕な態度を崩さずに名乗り上げ、目の前の敵に指を指す。
「お前の物語、ここで終わらせる!!」
『もう夜も遅いからね、早く片付けさせてもらうよ…後で私が怒られるからね』
『あ?今お前、ベルトから声が…』
決め台詞とも取れる宣戦布告と共にベルトから声が発せられる、その際マグネティックがベルトから声が聞こえることを言及しようとしたが…。
【ATACK ARTS! SONIC BOOST!!】
「隙ありっ!」
『ブガッ!?』
電子音声が流れ、何時の間にか距離を詰めていたアーサーの脚がマグネティックの顎を蹴り飛ばし、無理やり黙らせると足技による連続攻撃を仕掛けていく。
「ついでにこれもだっ!」
【MAGICAL ARTS! BOWA BOWA KACCHI-N!!】
『グ、ガ、ガアアアアアアアッッ!!』
緑のボタンを押して、冷気を纏った右足で攻撃すると炎を纏った左足で強力なキックを浴びせた。
煙を上げながら地面を数メートル転がったマグネティックはすぐさま起き上がると両手に磁力を発生させ、山にあるゴミを大量に吸い付け巨大な鉄塊を生成すると、アーサー目掛けて飛ばした。
鉄塊はスピードを殺すことなくアーサーへと命中し、けたたましい衝突音と共に土煙が大量に舞った。
『は、はは…やった』
『呆気ない物ですねぇ…しかし、これでゲームを邪魔する輩は…』
【RIDE UP! MAGICIAN! 魔法、錬成!WHITE FANTASY!!】
『『っ!?』』
土煙が晴れると、そこには姿を変えたアーサーがいた。
シアンカラーのシルクハット型マスクが上部を覆っており、紫色の魔法陣が彫られた上半身を覆う甲冑と全体に纏ったローブは白を基調としていた。
そして、目の前には巨大な水晶がそびえ立っている。
『仮面ライダーアーサー マジシャンリンク』……魔法陣が刻印された小型の盾と一体化した紫色のグローブ『マジッグローブ』で殴ったあらゆる物質は、質量を無視して水晶へと作り変える能力を持つ。
これによりアーサーは地面を殴り、錬成した水晶で防いだのだ。
【ATACK ARTS! CHARGE!!】
【MAGICAL ARTS! PRISMA PRISM…SHOW TIME!!】
「……」
『う、うおおおおおおおおおおおっっ!!!』
赤と緑のボタンを押し、白いオーラを纏いながら無言でゆっくりと自身へと歩いて近づいてくるアーサーにマグネティックは砂鉄で作り出した頑強なアーマーを纏い、大剣を両手に持ち襲い掛かる。
しかし…。
「オラッ!」
『ガ…アアアアアアアアアアアアッ!!?』
マジッグローブで大剣を防ぎ、空いた手で拳を握ると水晶がパイルバンカーのように覆っていき、隙だらけとなったマグネティックの胴体を殴り飛ばした。
強烈な一撃を喰らったマグネティックの身体からアーマーが剥がれ落ちると、ノイズが入り、あちこちが砂嵐のようになっている。
『ま、まだだ、終わるわけにはいかないんだ!あなたにマけるわけにはいかねぇんですよ!まだ、スクいが…オレの、ワタシのキュウサイをハたさなければ…』
それでもなお、アーサーに立ち向かおうとするマグネティックだが言動がおかしくなっており、まるで二つの人格を混じり合った口調で叫ぶ。
『…終わらせよう』
「ああ、これで止めだ」
ベルトの声に頷くとアーサーはバックルのスロットから取り外すと左腰のスロットにセットしバックルの赤いボタンを押す。
【CRITICAL ARTS! COMBO BREAK! MAGICIAN!!】
腰を低く落としマジッグローブにエネルギーを集中させると勢いよく駆け出し、マグネティックに渾身のパンチ『マジシャンブレイク』を叩き込んだ。
『ギャアアアアアアアッッ!!!』
悲鳴と共にマグネティック・エラーは爆散、ボロボロになったエラーの身体が消滅すると細身の青年が気絶した状態で倒れた。
青年の身体に異変がないことを確認したアーサーは携帯で警察に連絡を取ると、バックルに手を掛けて腰から外すと変身を解除した。
声の通り、その場には中性的な顔立ちをした少年がいた…黒いボーラーハットに黒いロングコートを羽織っており両手には黒い手袋をはめている。
すると、赤いミニ四駆型の機械が音を立てて彼の元へ走っていく。
「……どうだ?『ウェルシュ』」
『厳しいな、やはり通常エラーでは奴らに辿りつくことは難しいだろう』
少年に「ウェルシュ」と呼ばれた機械…ベルトに意識を移していた『それ』は彼の問いかけに答える。
仮面ライダーアーサー……彼の力の源は、人間が生まれた時から体内に宿してある霊的エネルギーである『精霊』…それを自在に切り替え、装甲として纏うことで能力を発揮するのだ。
余談だが、彼らが先ほど戦った怪人エラーも同じ存在であり人間がドライバーを介さずに変貌した姿とだけ言っておこう。
「完全なゲームクリアはまだまだ先、か……」
『そろそろ帰ろう、「戒」』
少年『門矢戒』はウェルシュの言葉に頷くとドライグハートに跨り、ヘルメットを被ってからゴーグルをつけるとそのまま帰路へと走り出した。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
色々と試行錯誤を積み重ね、ついに投稿することが出来ました。変身アイテムをボカしているのは実はまだ思いついてなかったり(汗)
作品のイメージとしてはダブルやドライブを足して二で割った感じです。「精霊」は地の文でも言及していましたが所謂『ス○ンド』もどきみたいなモノと思っていただけたら。
アーサーは1つのフォームに二つの能力を持っていて、『身体強化(赤のボタン)』と『特殊能力(緑のボタン)』をそれぞれ押すことで発動できます。
例として挙げると「マジシャンリンク」は『腕力強化(赤)』・『水晶錬成(緑)』といった具合です。
怪人エラーは負の感情を持った人間が変貌した姿ですが、エラーと、変身者の人格の二つが一つの身体に入ってます。変身を続けると普通の人間はエラーの人格と統合されていきます。
最後の少年の名前については特に言及しません。父親はあちこちで旅をしており、現地で撮った写真と稼ぎを時々家に送ってくるとだけ言っておきます。
今後についてはあまり考えていません。連載するかもしれませんし、別の短編を投稿するかもしれません。連載するとしたらクロスSSになるかも……。
改めて、ありがとうございました。ではでは。ノシ