色々ツッコミ所がありますが気にしないでください(オイ
ちなみにネタも使い回しだったりします(コラ
思えば幾つもの希望を犠牲にして来たであろうか。第一次大規模侵攻時に攫われた三雲修は再び故郷の地に立ち感激のあまりに涙が零れ落ちそうになる。
けれど、今は感涙している余裕などない。なぜなら玄界――他の国は地球をそう呼んでいる――はトリオン兵によって襲撃を受けているのだ。
『どうやら遅かったようだな、オサム』
自身の右腕に取り付いていたトリオン兵――親友の親父さんが生み出した唯一の仲間であるレプリカの言葉に表情が強張る。とある理由でとある国に侵入していた修は故郷である玄界が襲われる情報を察知し、奪った遠征艇で駆け付けたのであった。しかし、遠征艇を動かすためのトリオンは修のトリオンのみ。数回に渡って補給しなくては玄界まで駆け付ける事は不可能だ。レプリカが蓄積したデータを元に先回りするつもりであったが、補給のタイムロスが大きかったようだ。
「……いや、まだ間に合う」
親友の親父さんが言っていたボーダーらしき人物がトリオン兵と戦っているのを目撃する。トリオン兵と戦っている人物は意外にも女性であった。後ろで怯える隊員達を護っているのか終始自分の後ろを伺いながら戦っているのが見受けられる。
『ふむ。どうやら、彼女は後ろの者達を護っているようだな』
「と、なると……。アフトクラトルの狙いは白服を着た者達か」
『そう考えるのが妥当だろう。さてどうする、オサム。今のところユーマの姿も確認できない』
空閑遊真。修がとある国へ連行されている時に助けて貰った通りすがりの近界民。
実際は玄界の父を持つ同じ地球人であるが、そんな事など些細な事でしかない。友である遊真がアフトクラトルに捕まり洗脳調教を受けた事を知り、こうして追い掛けて来たのだがレプリカの報せを聞いて複雑な感情を抱く。
レプリカの問い掛けに考えるまでもなかった。確かに親友の遊真を助け出したい気持ちはあるが、目の前の命を蔑にしていいわけがない。
「やるぞ、レプリカ。僕が出たら遊真が出て来るかもしれない」
『心得た。オサムはオサムの道を突き進めればいい』
「ありがとう。……
第二の故郷であった世界の名を口にする。その名は自身をここまで導いてくれた
修の言葉に従い両腕に一枚ずつ盾が装着される。右腕に円盾の分類に当たるバックラー。左腕に修一人は軽く覆い隠せる超大型盾デュエリング・シールド。これまで修と一緒に死線を潜り抜けてきた掛け替えのない相棒たちだ。
『敵はラービットだ。油断は禁物だ』
「三雲了解っ!
左腕に装着しているデュエリング・シールドを無造作に投げ捨てる。本来なら超大型の盾はそのまま重力の鎖によって地面に叩き落とされるのだが、超大型の盾は地面に触れる瞬間に着地するのを嫌う様に空中で停止。
慣れた様子で浮遊状態のデュエリング・シールドの上に飛び乗ると主人を得たデュエリング・シールドが前進を初め――修が駆けつけたい場所へと加速していく。
***
三雲修が玄界の戦いに介入する一部始終をハイレイン一同は視ていた。
「おやおや、これはこれは。まさかこの様な地まで追い掛けて来るなんて。ほほほ、若いとはすばらしいものですな」
最初に楽しげに呟いたのは熟練の老兵であるウィザ。修と一戦程刃を交えたことがある身として、再び相まみえた事が楽しくて仕方がなかったようだ。
「へー。あれがウィザ翁が倒しきれなかったと言うメガネの
「油断なさらない事です、ランバネイン殿。特にあなたの
「ほぉ。それを聞いたら益々興味が湧くってものだな。兄者……でなくって、隊長。俺を奴と戦わせてくれ。倒せなくても時間稼ぎぐらいならばなんとかなるだろう」
今回の作戦は玄界を壊滅する事にあらず。多くのトリガー使いをアフトクラトルに連れ去る事なので、自身の出番は少ないかと思いきや予想外の大物が登場した事にランバネインは興奮を隠せずにいた。
けど、隊長のハイレインはその申し出を却下する。
「気持ちは分かるが、ミクモオサムの相手は奴に任せてある。そうだな、クガユウマ」
「アァ。おさむハ俺ノ敵ダ。必ズ殺ス」
一瞬にして
その隊長に対してのぞんざいな言葉遣いにヒュースが「口を慎め」と注意を促すのだが、遊真は彼の言葉など一向に聞く耳など持たなかった。
「よい、ヒュース。クガユウマ、お前の目的はミクモオサムの抹殺。あるいは捕縛だ。そうすればお前の親父さんの仇を取る事が可能だろう。存分に励むが良い」
「イイカラ、早ク出セ」
「ミラ」
呼ばれたミラはハイレインの意図にいち早く察して、[[rb:黒 > ブラック]]トリガー
「よろしかったので、ハイレイン殿。ユウマ殿をミクモ殿と会わせて」
遊真が出撃したのを見送った後、ウィザが尋ねる。修が遊真を救う為に単独でアフトクラトルに喧嘩を吹っかけて来たのは有名な話だ。そんな彼に探し人を差し出すのは些かなものか、と尋ねると。
「構わない。確かに
ハイレイン的には遊真を失っても痛手も何もない様子。
今は自身の任務の為に厄介な修に邪魔をされる方が嫌なようだ。相手が
それなら今一番不必要な遊真を出撃させるのが後々の作戦を円滑に進めると判断したのだ。
「左様ですか。叶う事ならば、今一度刃を交えて雌雄を決したかったところですね。……残念です」
もともと、修【BT】verをSEみたいに書こうと思ったんですが、同じネタで書くのも変だと思ったので、大規模侵攻の練習として書いてみました。
まぁ、色々とツッコミ所満載ですが、あくまで練習なので――と言って言い訳をしてみたりします。