紅魔館攻撃隊vs永遠亭 前半
「行くわよフラン、咲夜!!合わせなさい! 紅符『スカーレットシュート』」
「傷魂『ソウルスカルプチュア』」
「禁弾『スターボウブレイク』」
紅い弾と虹色の弾幕、そして無数の斬撃が竹林を片っ端から破壊していく。
これにより迷いの竹林はその効力を失い、鈴仙が張った、竹林の迷宮効果を高める狂気結界も効果を無くす。また、竹林内の大量の罠も同時に吹き飛ばされていった。
「!!
見えた、あれが永遠亭だ!」
程なくして永遠亭はその姿を現した。
「行きますか、お嬢様。」
「いや、ちょっと待て。あいつらのことだからどうせ中も・・・ よし、フラン!折角だからあの屋敷も破壊してしまいましょう。」
「はーいお姉様。準備OK!」
レミリアとフランドールがそれぞれスペルカードを構えた・・・その時、二人の視界が歪む。
「ふん、そんなことさせるわけ無いでしょう?貴女達はここで引き返すのよ!」
突如、鈴仙が現れ二人の行く手を遮る。
「チッ、厄介な奴が・・・咲夜、任せたわ」
「御意。 『咲夜の世界』」
次の瞬間、咲夜と鈴仙は遠く離れた所へと転移していた。
「!!!? 何が起きたの!?」
「貴女の波長を狂わせる能力・・確かに強力ですが、光より速く動ける私の前では無意味。ここは足止めさせて貰いますわよ。」
「そして誰もいなくなった・・・と。行きましょう、お姉様!」
「そうね、フラン。 神槍『スピア・ザ・グングニル』」
「禁忌『レーヴァテイン』!」
紅い槍と剣が永遠亭を襲う。しかしそれらは突然現れたレーザーの網に防がれた。
「まったく、ここまで力ずくとはね・・・屋敷を壊されるわけには行きませんから、ここからは正々堂々と戦うことにしますわ。」
亭から現れたのは八意 永琳である。
「出たな藪医者。降伏するなら今のうちだぞ。」
「笑止。貴女達こそ、無事に帰るなら今の内よ。」
「ふん。それよりあんた一人しか出てこないのかい?あの引きこもりのお姫様はどうしたね。」
「姫様をこんなところで戦わせるわけ無いでしょう。貴女達二人程度、私一人で十分だわ。 天呪『アポロ13』」
「行くわよフラン! 夜符『クイーン・オブ・ミッドナイト』」
「りょーかい! 禁忌『クランベリートラップ』」
こうしてスカーレット姉妹vs八意 永琳の戦いが始まった。
序盤は数に勝る姉妹が押していたものの、永琳の相手の移動を封じるスペルカードによって得意の体術を活かせなくなった二人は追い詰められ始めていた。
「あら、粋がっていた割には大したことないのね。 秘薬『仙香玉兎』」
「がッッ、くそっ また!」
大量のレーザーが闇を貫き、体当たりを敢行しようとしたレミリアを縫い止める。吸血鬼の再生能力により致命傷には至らないが、そのダメージは確実に刻み込まれていく。そう、猛毒のように。
一方フランドールは、レーザーによる移動制限にストレスを感じると共に昔のトラウマが呼び起こされていた。
「う~ 狭いとこ、イヤ。もう、閉じ込められるのは、イヤダ。」
「フラン!しっかりしなさい! っっと このっ。」
迫る大弾を爪で切り裂きつつ、レミリアはフランドールを助けに行く。
「フラン、私が道を開くわ。それを使って何とかしてちょうだい!」
「・・・わかったわ、お姉様。 任せて。」
「そろそろ無駄な足掻きは止めてもらえないかしらね?こっちだって暇じゃないのよ。『天網蜘網捕蝶の法』」
永琳がここぞとばかりに大技を繰り出す。
「はっ、ここからが本番よ。神鬼『レミリアストーカー』!」
「禁忌『フォーオブアカインド』」
永琳の細いびっしりとしたレーザーの網を、レミリアの太いレーザーが貫いた。それによって空いた隙間を縫うように、四人に分かれたフランドールが飛び回る。
「分身・・・!厄介ね。 錬丹『水銀の海』」
スペルを切り替え自分の左から迫る二人を落とすがどちらも本体ではなかった模様。スペルブレイクし、弓に矢をつがえ放ち、更にもう一人を倒すがそれも偽物。その頃には本体がすぐそばまで迫っていた。
「キュッとして、どかーーん!」
永琳の体が爆ぜる。