さて兎の肉を食べてから次の日なのだが今日はどうしようかあまり遠くにはいけないし畑の面倒も見ないといけない、遠出ができないにしても拠点の前しか行けない。
ならもう拠点に引きこもっていでもいいんじゃないか?
拠点拡張能力もどうやら少しは溜まっているみたいだし、キッチンよりも先に自室の小物を増やすのもいいかもしれない、ああ駄目だ俺は内装とか見た目に関わるものにかける時間が長いんだだった、いままでゲームをやってきていて服装と部屋の内装をいじるとき一時間以内で終わったためしがない。
現実世界はそんなことないけどそれができる能力が手元にあると思うと自重できない。その結果キッチンが先延ばしになるんだ…。
内装はとりあえずは後にしておこう、今は拠点拡張能力が溜まるのを待とう、俺が強くなればすぐに溜まるからやっぱり今日も外に出よう、正直生で肉を食べてもあまり美味しくはなかったがキッチンを造って調味料も作ればきっとそれなりに美味しくなるはずだ。
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みんな落ち着いて聞いて欲しい、拠点のドアを開けると人影らしきものが見えた。
その人影はどうやら魔物に追われているらしい、人影の後を昨日の兎が四匹、初めて見る魔物が一匹追いかけていた。
逃げるということは対応するための武器が無いと思われる。
さて、あの人影はこの世界の住民の可能性がある助けて恩を売るのもいいだろう、まぁその前に俺自体の良心が見殺しにすることを許してくれないだけなんだけどね。
あぁついでに言っておくと、今はちゃんと追いかけている途中だよ。棒立ちで考えるとかアホじゃん。
てか俺も足速くなったなぁ地味に強化されているんだろうな、このペースならあと三十分は走れそうだ。それぐらいあれば余裕で追いつけるけど、逃げているほうがダウンしそうだしペースは上げていくけどね!
とりあえず魔物に牽制しとくか、そこらへんの石を拾ってっと…走りながらできる当たり俺も成長したなって、まぁいいや投げよう。
「せーーのっ!」
やっぱ投げるなら全力投球だよね、牽制?知るかそんなもん結果的に望みどおりになればいいんだよ。
とりあえず兎の一匹には当たってそのまま動かなくなった、他の追いかけていたやつもそれに気づいて俺のほうを向いてくれた、どうやら追いかけるやつはいなくなったらしい。
でも兎は余裕で殺せるとして…
(初めて見る奴はとりあえず警戒しなきゃ、か)
そもそも兎の角に刺されるの怖いし昨日初めて魔物を見たからはじめてみる奴がいるのは当然なんだけどね。
初めての奴は…ゴブリン?あれゴブリンだよね?おおーファンタジーっぽいのいるんだね一応、まぁそのゴブリンが大事なところは隠して手には何も持っていない素手のゴブリンだ。
(ゴブリンってゴブリンだけで団体行動するイメージがあったなぁ、実際はそうでもないのかな?)
考えているうちに相手側に動きあがった、ゴブリンが俺を指差して何か叫んだ瞬間兎がすべて俺に向かってきて跳んできた。
(あぁ、あいつリーダー役やっているのか頭良さそうだもんねゴブリンって、でもまぁ兎の速度は『たまたま』で対処できる速度だし余裕だね)
俺は跳んでくる兎どもを苦も無くすべて切り裂いた。
どうやら昨日食べた兎のおかげでおれ自身がさらに強化されていたらしい、昨日よりも剣を振る速度が速くなっているみたいだ。
ゴブリンもすべてやられるとは思っていなかったんだろう慌てている。
そんな隙を逃したくも無いので一気に距離をつめることにする
「戦闘初心者の俺が言うのもなんだけどさ、慌てたら負けだと思うよ?」
言い終わるころにはゴブリンの胴と頭は別れを告げていた。
あっけないなぁ、確かに世界のことをあまり知らないけどこいつらは弱いと思う。
でももう少し苦戦するものだと思っていた、確かにゴブリンはゲームでも雑魚だが一般人の俺が一週間ちょっと野菜を食べ続けて勝てると考えれば笑いがこみ上げてくる。
てか言葉だけ聞けば本当にアホらしいな。
「あの…」
声をかけられた、そういえば誰かを助けに来てたんだっけ。
忘れていたなぁ、忘れさせるぐらいゴブリン戦は集中してたっけな?集中するくらいゴブリンは強かったってことにしておこう。
「あの」
おっと話しかけられていたんだ、でも言葉通じるのかな?
もしかしたら今聞いてる言葉は俺が知っている発音に似ているだけで実は待ったく違う、「やぁ、こんにちは死ねゴミクズ野郎」って意味かもしれない。
そうだここは日本語じゃなくて…
「Hello, are there any injuries?(こんにちは、怪我は無いですか?)」
「えっ、あっ、あの…いい天気ですよね?」
ふむ会話は続いているっぽいやはり英語は万能だなさすが世界共通言語だ覚えておいて助かった。
でも俺の知っている日本語を相手が喋っているなら会話は成立してないんだがここは確かめておくか。
「Do you understand my words? Please raise your right hand if you understand
(俺の言葉わかりますか?わかるなら右手を上げてください)」
さぁどうする異世界人!
「あの、あいきゃん…のっと、いんぐりっしゅ…」
あ、これ日本語だ俺も初めて英語聞いたときおんなじことしてたもん。
「お前は日本人なのか?」
さっきまで言葉が通じなくてあたふたしていたのが日本語を聞いた瞬間笑顔になった。
「日本語が話せるんですね!よかった異世界にきてまで言語の壁があると思っていました!」
おおぅ、なんだこの心底安心しきった顔はこんなんだと悪い人に捕まってしまうぞ?
あぁ別に俺は悪い人じゃないけどね純粋な良い子だよ俺は。
でも異世界って言っていたよなこの子もしかして俺と同じ転移してきた人が、情報は得られそうに無いけど中間がいるってわかっただけ良いか。まぁこの子以外にもいるとは限らないけどこの子だけとも限らないしね。
「あぁ、すみません私名前も名乗らずに、私の名前は結月ゆかりです、苗字でも名前でも好きなほうで呼んでください」
「こっちこそ名乗っていなかった、日向 春兎だよろしく、こっちも呼びやすいほうで呼んでくれてかまわない」
この子の名前は結月ゆかりというらしい見た目は紫色のパーカーを着ている普通の女の子全体的に紫色だしきっと紫がすきなんだろうな、確かに紫ってなんか高貴な感じしてなんか良いよね、でも高貴さがかけらも無いかわいらしい女の子なんだけどね。
とりあえずどうしようか?落ち着いて話がしたいし拠点に連れて行きたいけど初対面の女の子にそれはどうなんだろう?見た感じ年頃の女の子だし気にするタイプなのかもしれない。
てか俺はさっき出るとき片付けてたっけ?昨日食べた兎の血とかが飛び散ってなかったかな?そんなもの見せると女の子はショックでSANチェックをしなければいけなくなるのかもしれない。
まぁ誘うだけ誘うか断られたらいつかまた会う日まで別れを告げよう、会ったとき冷たくなっていたら知り合いってことで手ぐらいは合わせておいとくか。
「それで…えっと結月さんでいいか、はこれから行く場所ないなら俺の拠点に来る?ちょっと情報交換もしたいし」
「…そうですね私はさっきこの世界に来たので何もわからないんですし、お邪魔させてもらいます」
こうして結月ゆかりを拠点にテイクアウトすることに成功した。
…これだとなんかいやらしく感じるのはきっと俺だけじゃないはず…