知らない人には初めましてですね。
フリーゲーム「elona」で作品を作らせてもらっている、アームズと申します。少し前までなら、様々な作品を作っていましたが、はい 失踪しました
…ん?あれ、失踪したって報告するものだっけ、まあいいや。
そんなわけで、またも短編小説で投稿となります。
失踪時のリスクを考えると、短編なら不自然な終わり方も出来るから安心だね(錯乱)と言う謎理論でやらせていただきます。
知識に関してはにわかですので、所々、不自然なところがあったり、またアニメしか見てないうえ、二期はおぼろげにしか覚えてません、ですので
不自然な点に関しては、コメントにて指摘、または仕方ないと目をつぶっていただけると助かります。
あと、これぐらいわかっておけよ、と言われても、アニメ知識ぐらいしかないので、小説で出た設定や、二期以降の話については、ご容赦ください。
出来る限り、よい作品にしてみますので、お付き合いのほどをよろしくお願い致します。
パラレルワールドを知っているだろうか。
パラレルワールド(parallelworld)…
それは有り得たかもしれない可能性の枝分かれした世界。あの時、この時、いつ、どこで、何を。そんな不確定要素の変動によって発生する世界のこと。
もしかしたら、当たり前のことが、当たり前ではないかもしれない。もしかしたら、あり得ない事が、当たり前のことかもしれない。
…もしかしたら、あってはならないイレギュラーとされる人間が、一人しか生まれない未来ではなく、『イレギュラーとされる人間が二人生まれる世界』だったかもしれない…
枝分かれした世界の、あるルートのお話
■■某月某所■■
夏休みと言えば、海
等と言う脳味噌直結で生きているが故の短絡的な発想で、休日を海で過ごすことにした姉を玄関で見送り、リビングに戻る。
今は7月の終わり近く、学生である「灰松 悠斗」は夏休み直前だった。
「はぁ…姉さんは元気だな…一応俺より年上で、大人な筈なのに、昔からあいも変わらずはしゃぎっぱなしだし…」
誰もいないリビングに着くと、冷蔵庫からアイスを取り出し食べる。夏場の暑さを吹き飛ばし、アイスの程よい甘さが口一杯に広がり、思わず頬が緩む。
正直、姉が居なくなってくれてありがたい、一人でアイスを食べているときの自分の顔が緩んでる姿は、とても見せられたものではないことを知っているからだ。
───イヤーン、乙女だわー!
…等と姉にからかわれる事が何度もあったので、姉に隠れて食べるのが習慣になっていた。
「さて…ん?」
ヴーヴー、とスマホが鳴っているのを確認し、見てみるとそこには
────久しぶり悠ちゃん!元気してるー?
私はいつも通り元気だよ、最近は学園に慣れてきて、とても楽しいよ!んでね?今回久々にメールしたのは、家から荷物を届けてほしいんだー、一応、こっちに来る前にまとめておいた荷物なんだけど、手続き忘れで家に置きっぱなんだー、だからそれを運んでほしいの、お礼になんでもしてあげるからお願いにゃー( ノ;_ _)ノ
…長い
そして、ドジって言うか、いつも通り変わらないな…と、悠斗は深いため息をつく。
メールの差出人は「朱刃 春」(アカバ ハル)悠斗の幼馴染みで、元お隣さんだ。
過去に、母親が家を出ていき、高校生からは一人暮らしをしろ、と父に言われ家を出ていき、少し離れた古アパートに住んでいた。金は親父さんが出していたらしく、不便はしなかったらしい。
そんなことがあり、家族ぐるみの付き合いは無くなったが、今でも個人的にメールのやり取りをしていたりする。風邪をひいた、と言うときは看病もしたりする。(なお、逆もあるが、その場合は姉と共に良いように遊ばれる。)
「はぁ…俺はお前の執事じゃねぇっての…まぁ、仕方ねぇから、運んでやるかな…」
メールで素早く返信し、着替える、夏場なうえ、今日はビックリするほど綺麗な青空が広がる晴天なので、半袖短パンの、柄なしの地味目な服で家を出る。
「さて、財布は持った、スマホ持った…っとと、バッグに保冷剤とタオル入れて持ってくか…あと書き置きしておくかな、遅くなるかもしれないし。」
カウンターの上にあるメモ帳とボールペンを取り、文字を書いていく。
──姉さんへ、朱刃から用事を言い渡されて、少し家を空けます、ご飯は昨日の残りと冷蔵庫に作りおきしてある肉味噌で食べててください、それが嫌ならいい加減料理をしてください─悠斗より
「よし」
我ながら、さりげなくご飯を作るように要求できた気がする。まあ、さりげなく要求できたところで、スルーされたり、仕方無いから作るかー…ん?ってなったら無駄になりそうだけども。
そんなことを考えながら、家を出て鍵をかける。
夕方までには帰れるだろうか…と、考えながら。
■■朱刃宅にて■■
「…」
…段ボールの箱を開けたのが間違いだった
まさか…
まさか運ばせようとしていたものが…
「…お前今日まで下着どうしてたんだよバカァ!」
と、思わず叫んだ
女性用下着が大量に入った段ボールを前にして。
事の発端、何故開けるに至ったのかについてだが、理由は単純、「軽すぎた」のだ。荷物を運んでほしいとか言いながら、やけにデカイ段ボールが置いてあって、思わず白目になったが、仕方ないと自分に言い聞かせながら段ボールを持つと、異常なまでに軽かったのだ。
そして、荷物をまとめてるとか言いながら中身が空なんてオチじゃないだろうなぁ…と疑心暗鬼に刈られ、開けた結果…
…今に至る
「くっそ…お前は…お前はどうしていつも…」
そう言いながら、段ボールの中身が頭から離れない。そう、下着を見た、見てしまったのである、それはつまり現在進行形で育っている幼馴染みのバストサイズがおぼろ気ながら想像できてしまうわけで…そして悲しきかな、色、柄、それらが複数あり、なおかつ親しい幼馴染みだからこそいつも見ていた故に…
悠斗は、幼馴染みの下着のみの姿を想像し、顔を赤くしながら、魔王を封印する勇者の如し心境で段ボールを厳重にガムテープで封印した。
「…意外と大きいのな(ボソッ)」
…邪念に囚われながら。
■■朱刃の居る寮前■■
長かった道のりを超え、遂に朱刃の現在の家、寮の前に来ていた。
「やっと…やっとだ…やっと終わる…」
精神的な疲労感が凄まじく、汗が首筋を流れている。
寮の前に来たまではいいけど、入るのはなぁ…と、考えていると、後ろから声をかけられる。
「なあ、あんた、そこでなにやってるんだ?」
後ろから聞こえた声の主を見ると…
男だった、そう、どこにでもいそうな、健康的で、爽やかな感じの笑顔が魅力なんであろう男が居た。
「何か困ってるのか?俺でよければ力になるぜ」
その男から、ありがたい申し出が出て、ホッとする。
「あぁ…助かった、朱刃 春って女の子を知らないか?荷物を持ってき忘れてたなんてこと言って荷物運びをさせられたんだが。」
「いや…知らないな…」
「そうか…」
「す、すまない、力になるって言っておきながら…」
そんなやり取りをしていると、遠くから歩いている音がする。
そちらを見ると…
今しがたダッシュし始めたとても親しい幼馴染みが全力疾走でこちらに向かってき…
「悠ちゃーん!」
「ふげぁっはぁ!」
…と、ダッシュからのダイブで悠斗の腹部に強い衝撃を与え、気絶させた。
■■???■■
冷たい、いや、暖かい
頭は冷たく、体、特に腕と腹部の辺りが暖かい。
冬場は足先と頭が外気によってとても寒かったが、あれに似ている。しかし今は足先が冷えている、なんてことはない、ただ、何かが足に巻き付いている様な感覚がするが、絞められてるいる様な感覚ではない。
なんだか、不思議な感覚だなと思いつつも、微睡んだ意識が徐々に覚醒する。
右腕の近くに何か熱源がある、温かく、なんだか柔らかい。
目はまだ開かず、頭もまだぽわぽわしてるが、起きていると理解はしている。しかし、すぐに意識を手放してしまいそうなほど不安定で、いつ寝てしまってもおかしくはない。
そんななか…
────ん…にゃー…♡
…等と、はーとがついてそうな猫なで声が聞こえた、しかもすぐ隣で。
何事かと意識を少しずつ起こし、目を開けた
…今日は心臓に悪いのことが多すぎる
…むにゃむにゃ、等と言っている幼馴染みが、隣に居た。
どうしてこうなった。
(下着のくだり)
どうしてこうなった。
(大事なことなので二回言いました)
そんなわけでどうでしたでしょうか。
朱刃宅で封印した時の悠斗君は頑張ったと思います。
高校生ですし、CかDぐらいかなと想定して進めていますが、まあ、大して重要では無いので気にしないでいきましょう。
途中出てきた男に関しては、お察しの通りの人物です、織斑一夏君でございます。寮に帰ってきていたところで、丁度会ったと言う感じで、彼と会わせてみましたが、うん、何故気絶させた俺、と今更ながら後悔しています。まあ、また顔合わせするしいいかなって。
さて、少し気になった方も居るかもしれないので、説明を一つ、警備に関してですが、朱刃から事前に手続きをし、特別に入れる様に取り計らってます。首になんか名札的なのをかけてて、それが入場許可証みたいな感じで。ですので、不審者として警備に捕まったりはしません。
まぁ、説明してほしいことがございましたら、コメントにてお願いします。
それでは、ばいばーい(きりたんvoice)