東方projectのキャラが現実に来たら   作:星空 瞬

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作者は《東方輝針城》までしかやったことがないです。
好きなキャラは『鈴仙』です。




2話 普通の魔法使いとパーフェクトメイド

 

 

ズルズル…(霊夢が冷やし中華を食べる音)

 

霊夢は出された冷やし中華を勢い良く食べる。よほどお腹が空いていたようだ。

 

俺は足りないと思い、肉炒めを作り、霊夢の前に出す。

 

「これも食べて良いぞ」

 

「本当!?感謝するわ!」

 

冷やし中華を食べ終えた霊夢は肉炒めも一瞬で食べ尽くした。

 

(なんという速さだ…)

 

☆★☆★

 

 

「へぇー、じゃあここは、私らで言う外の世界ってことで良いのね」

 

「そういうことだ」

 

昼御飯を食べ終えた霊夢に、俺は、ここは幻想郷ではなく、外の世界であることを教えた。

 

「にしても、普通に話を聞いてくれるとは思わなかったな」

 

「…ご飯をくれた人に悪い人はいないわ!」

 

(基準が軽いな…まあ、そんなところが霊夢らしいと言えば霊夢らしいな)

 

「まあ、こうなったのも何かの縁だ。

幻想郷に帰れる方法が見つかるまで、俺が面倒見るよ。」

 

「でも、それだとあんたに負荷がかからないかしら?」

 

「大丈夫だ。それに1人は寂しかったんだ。後、俺の名前は『東雲 綾斗』だ。綾斗って呼んでくれ。」

 

「そう…。綾斗、ありがとね」

 

と、俺はここである考えを思い付いた。

 

「それじゃあ霊夢、せっかくだから、外の世界を案内するよ!」

 

「でも、私、巫女服しかないから、外に出たらおかしいと思うんじゃない?」

 

博麗の巫女も外の世界について少しは知っているらしい。

 

「…あ!」ダッ!

 

俺は台所から飛び出し、ある部屋に向かった。

 

 

5分後…

 

「霊夢、これ着れるか?」

 

「ちょっと貸してみなさい」

 

霊夢は俺が持ってきた服を受け取り、居間で着替えてきた。

 

「大丈夫よ。この服、なかなか良いわね。」

 

「なら良かった。」

 

「それにしても、この服はどうしたの?」

 

「それは姉さんのなんだ。今、姉さんは家にいないし使っても大丈夫だよ。」

 

「へぇー。それじゃあ行きましょ!」

 

と、ここで俺は大事な事を思い出した。

 

「……霊夢、針や御札は置いて行くからな」

 

☆★☆★

 

「綾斗、ここはどういうところなの?」

 

「ここは、スーパーと言って、食べ物を買いに来るところなんだ。」

 

俺は霊夢を連れてスーパーの中に入る。

 

 

「うわぁ…………」キラキラ

 

中に入ると、霊夢は子供のように辺りをキョロキョロし始めた。

 

(結構、可愛いなこいつ。)

 

「ねぇ綾斗!これ食べてみたいわ!」

 

すると、霊夢は高めの挽き肉を持ってきた。

 

(これくらいなら大丈夫かな?)

「分かったよ。でも、まだ買いたいものがあるから、もう少し付き合って欲しいな」

 

「もちろんよ!さあ、次に行きましょう!」

 

☆★☆★

 

食品を買った後は、霊夢の服を買う為にデパートに来ていた。

 

「綾斗!凄いわ!何もしていないのに空を飛んでいるわ!!」

 

エレベーターに初めて乗った霊夢は子供のようにはしゃぎ、俺は周囲の人達の視線を感じていた。

 

「この、えすかれーたって凄いわね。体を動かさないで移動できるんだ。」

 

またまた、エスカレーターに乗って逆側に走りだそうとしたのを俺が止めたりもした。

 

そして、目的地の場所に到着した。

 

「…どうかしら綾斗?」

 

「似合っているよ霊夢。」

 

霊夢が選んだのは赤の服だった。

しかし、女性との関わりを今まで持ったことのない俺は、霊夢が選んだ服の種類は分からなかった。

 

(後で、ちゃんと調べるか…)

 

☆★☆★

 

霊夢の服を買った後、ゲームセンターに寄り、シューティングゲームなどをして楽しんだ。

 

そして夕方になった頃、俺と霊夢は帰宅した。

 

「綾斗、今日はありがとうね!」

 

「そう言ってもらえると嬉しいよ」

 

ガチャ(ドアを開ける音)

 

ドサッ!(何かが落ちる音)

 

 

「…………………………………」

 

あ、既視感。

 

思わず霊夢と目を合わせる。この後の展開は大方予想がつく。

音がしたのは、また俺の部屋だ。

 

『イテテ…』

 

『ちょっと…退きなさいよ』

 

部屋の中からは、聞いたことのない2人の声。どちらも女性の声だ。

 

「あれ?この声は……」ガチャ

 

霊夢は、声を聞いた途端、ドアを開けて中に入る。

俺も霊夢の後を追って中に入る。

 

「魔理沙に咲夜じゃないの!?」

 

中にいたのは、自称普通の魔法使いの『霧雨 魔理沙』。

パーフェクトメイドの『十六夜 咲夜』の2人だった。

 

咲夜の上に魔理沙が乗っかっており、咲夜は少しきつそうだった。

 

「ん?…霊夢じゃないか!どうしてお前がここにいるんだぜ?」

 

「気がついたらここにいたのよ。それで、なんで魔理沙達もこっちに来ているのよ?」

 

「私にも訳が分からないぜ。私も気がついたらここにいたんだぜ。

 

それで霊夢、後ろにいる奴は誰なんだぜ?」

 

「いいから早く降りなさい!」

 

下敷きになっていた咲夜のナイフが魔理沙の帽子に刺さった。

 

☆★☆★

 

『……って言うことよ。』

 

『なるほど…で、霊夢。その服はどうしんだぜ?』

 

『ん?これは綾斗に買ってもらったのよ。可愛いでしょ?』

 

居間から霊夢が魔理沙と咲夜に説明するのが聞こえる。

 

俺は霊夢にこの世界の説明を頼み、自分は4人分の晩御飯を作っていた。

 

『霊夢だけズルいぜ。私も外の世界の服が欲しいんだぜ!』

 

(後で咲夜と魔理沙にも、服を買ってあげないとな…)

 

会話を聞きながら、そんな事を考える。

 

 

10分後…

 

「ほれ、今日はハンバーグだ。魔理沙も咲夜も遠慮なく食べてくれ。」

 

俺は霊夢、魔理沙、咲夜にハンバーグの乗った皿を渡す。

 

「私達もいいのかしら?」

 

「当たり前だろ?客人なんだから、遠慮しなくていいよ」

 

「咲夜、綾斗もこう言っているんだし、頂くのが礼儀だせ!」

 

「そんな事より早くたべましょうよ!」

 

霊夢は待ちきれないようだ。早く食べないと、冷めてしまいそうだ。

 

「「「「いただきます!」」」」

 

☆★☆★

 

夕食を食べ終わり、俺は台所で夕食の片付けをしていた。そこに…

 

「邪魔するわ」パッ!

 

「おわっ!ビックリした~!」

 

咲夜が隣にいきなり現れた。おそらく時を止めたのだろう。

 

「ど、どうしたんだ咲夜さん?」

 

「咲夜でいいわ。霊夢に聞いたけど、私達もここに住んでいいのかしら?」

 

「もちろん。部屋は余っているから、好きな部屋を使っていいよ。

 

あ…だけど、今日は3人で俺の部屋を使ってくれ。俺はリビングで寝るから」

 

他の部屋は使っていなくて、ホコリが溜まっていたはずだ。

 

「綾斗、感謝するわ。」

 

咲夜は軽く頭を下げる。

 

「後、咲夜。家事をしたい気持ちは分かるが、今日は霊夢達と一緒にゆっくりしてくれ。」

 

「…あら、それは残念ね。」

 

咲夜は紅魔館で、時を止めていつも家事をしていると東方の本で見かけた。いつもの習慣を1日でもサボると良くないのは分かる。

だけど、今日はゆっくりしてもらいたい。

 

「それじゃあ、お言葉に甘えて、今日はゆっくりさせてもらうわ」

 

「ああ。後で外の世界の便利なものを教えるよ」

 

(まずは、咲夜に掃除機から教えるかな?)

 

1人で住んでいたこの家は、これからますます賑やかになるだろう。

 





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