次の日、俺は霊夢、魔理沙、咲夜を連れて、昨日来たデパートに来ていた。
「はえ~!これは凄いぜ…」
「外の世界ってほんとに凄いわね。」
魔理沙と咲夜には、昨日霊夢が着ていた妹の服を着させている。
霊夢は昨日買った服を着て来ていた。
「魔理沙、咲夜。危ないものは持ってきていないよな?」
「大丈夫だぜ!」
「私もナイフは全部置いてきたわよ。」
「なら大丈夫だな。」
安全を確認してデパートに入る。
「ほら!魔理沙に咲夜、こっち来てみなさいよ!」
霊夢は1人、はしゃいでデパートを走り回っていた。
☆★☆★
「綾斗、どうだぜ…?」
「似合っているよ魔理沙。」
魔理沙が選んだのは、薄い黄色の服。
魔理沙のイメージにも合っているし、おかしくはない。
「へへっ!じゃあ、これにするぜ!」
魔理沙は試着を終えて、試着室から出てくる。それと入れ替わりで咲夜が試着室に入って行った。
そして入ってすぐに試着室から出てきた。
(…また、時を止めたな。)
「どうかしら綾斗…?」
「ああ、とても似合っている。綺麗だよ」
咲夜は、白の服を選んだ。
純白の服に包まれた咲夜は、美しかった。
「ふふ…ありがと。私もこれにするわ。」
咲夜も服を選び終わり、会計に行こうとしたところで、霊夢がいないことに気づいた。
「あれ…霊夢は?」
「ここよ綾斗。」
見ると、もう1つの試着室から霊夢が、服を1着持って出てきた。
「綾斗、私、これも欲しいわ」
(昨日、買ったばかりだが…まあ、いいや。楽しんでいるんだし…)
「はいよ。じゃあ、少し待っていてくれ」
霊夢から服を受けとり、レジに向かう。
「三股?別に良いけど、彼女達を悲しませないようにね」
「そんな関係じゃ、ないんです…。だから、そんな目で俺を見ないでください…」
会計のお姉さんに、そう言われ、俺はその場を後にした。
☆★☆★
「フハハハハハハハハ!綾斗、これ面白いぜ!」
「魔理沙、そっちに行ったわよ!」
次によったのはゲームセンター。
そこで、バイ〇ハザード系のゲームを見つけた魔理沙が、やりたいと言い出し、霊夢と一緒に画面目掛けてオモチャの銃を撃ちまくる。
「弾幕も、これもパワーだぜ!オラオラッ!」
「魔理沙…なんで、こんなに上手いのよ…?」
その後、初見で魔理沙と霊夢はコンティニューなしでクリアをした。
あのゲーム、難しいって有名なはずだったはず…。
「綾斗、あれは何かしら?」
ゲームセンターを歩いていると、咲夜がエアホッケーを見つけた。
「これは、この《マレット》って言う物を使って、このパックを相手のゴールに入れるんだ。」
「面白そうだぜ!綾斗、勝負しようぜ!」
「あっ!ずるいわよ!綾斗、私とも勝負するわよ!」
霊夢と魔理沙に勝負を挑まれてしまった。と、ここで《マレット》が4つあることに気づいた。
「せっかくだし、4人で勝負するか?」
3人はそれで合意して、チーム分けをした。
赤ゾーン
霊夢&魔理沙
青ゾーン
咲夜&綾斗(俺)
「よろしくね、綾斗。」
「こちらこそよろしく、咲夜。」
「魔理沙、足を引っ張らないでね!」
「霊夢、それはこっちのセリフだぜ!」
☆★☆★
「あんなのありかよ……」
デパートの帰り道、俺はさっきのエアホッケーのことを思い出していた。
「パックが消えるとか…なんなんだよ…」
あの3人との試合、3人は本気を出して戦った。そのスピードはパックが見えなくなるほど高速だった。
「ああ~面白かったぜ!」
「そうね。昨日とは違ったものを感じたわ」
霊夢と魔理沙は満喫したようだ。
咲夜も少しだが、楽しんでいるように見えた。
「楽しんでもらえて嬉しいよ。」
住宅街を進み、我が家に着く。
今の俺の家の現状を知ったら、妹はどう言うのか不安になるが、帰って来るのはまだ先だ。
でも、言い訳は考えておこう…。
ガチャ(ドアを開ける音)
……………………………………
「……今日はないか…」
つい、ホッとする。前と同じパターンだったらどうしようかと考えたが、今日はなかった。
「綾斗、晩御飯手伝うわ」
「それじゃあ、手伝ってもらおうかな?」
咲夜と一緒に台所に入り、手を洗う。
今日はカレーを作る予定だ。
「咲夜、そっちの野菜を切ってもらえるか?俺はサラダを作るから…」
「分かったわ。」
咲夜に、カレーの野菜を切るようにお願いして、俺はサラダをつくり始める。
隣を見ると、咲夜は高速で野菜を切って行く。
(やっぱ、咲夜はスペック高いな。)
そんなことを思いながら、カレーとサラダを完成させた。
「霊夢、魔理沙。晩御飯出来たぞー!」
「「今、行くわ(ぜー)!」」
声を合わせた2人はこの後、カレーの匂いを嗅ぎ付けて大急ぎでやってきた。
☆★☆★
「咲夜、これは洗濯機だ。まずはこれに服をいれる。その後、ここに洗剤を入れて、蓋を閉める。
後はこのボタンを押せば、自動で洗濯してくれる。」
「便利ね。紅魔館にも1つ欲しいわ…」
「これは電気で動くから、にとり にでも頼むと良いかもな。」
「そうするわ」
多分、洗濯機は香霖堂に売っているかもな。と付けたし、次の場所に案内する。
「……ねぇ、綾斗。1ついいかしら?」
「ん? 何だ…?」
「あなたにも家族がいるでしょ?今はいないようだけど、いつまでも私達を、この家に置けないんじゃないの?」
(なんだ、その事か…)
「何度も言うけど大丈夫だ。
今、俺以外の家族はみんな海外にいるから、しばらくは帰ってこないさ。」
「海外…?」
咲夜が首を傾ける。ちょっと説明しにくいな。
「幻想郷で言うと、違う人里に行っているみたいなものだ。」
「ああ…そう言うことね。」
咲夜も納得してくれたようだ。
この後は、咲夜に掃除機の使い方を教えて、今日は眠りについた。
明日は学校だ。家のことは、咲夜に任せて大丈夫だろう。
次回は『学校編』かもう一人追加する予定です。