ソードアート・聖闘士 作:晴哉
実習やら大学やらでリアルが忙しく、投稿を止めてしまい申し訳ありませんでした。
こないだSAOの映画を見て、アスナやシノンの可愛さに今一度認識して、興奮のあまりついつい書いてしまいました。
国語力が低い、誤字脱字が多いと思いますが感想、評価のほどよろしくお願いいたします。
目が覚めれば、またここに戻ってくる。
何もが始まる前のあの楽しい日常が。
けれど、そこには彼が待って居る少女はいない。
彼こと、白石流星は逆行者である。
ある世界に転生した転生者によるマルチバースに発生した歪みの所為で、彼はその影響を強く受け死ぬ度に逆行する。
ではその歪みとは、【ソードアート・オンライン】のゲームバランスを維持するべく茅場昌彦により創られた【カーディナルシステム】による暴走だった。
マルチバースによりカーディナルは並行世界、言わばパラレルワールドの自身に接続。
それにより人間の愚かさ、傲慢さ、醜さを知ったカーディナルは人間抹殺を企てる。
まず最初に殺されたのはこのSAOの創設者である茅場昌彦、即ちヒースクリフであった。
そして次々とそれなりに持つ実力者がどんどん殺害されていった。勿論レッドプレイヤーも含めて。
消える際に遺言を受け取ったリュウは、仲間を集わせカーディナルに立ち向かった。
何度も、何度も何度も――――――。
何度も目の前で大切な仲間が死ぬのを見たのだろう。
何度愛する女性の悲しむ顔を見なければいけないのだろう。
何度あの殺伐とした世界を生きなければいけないのだろう。
何度皆に忘れられ、絶望と虚無感を味わらなければいけのないだろう。
心が磨り減り、いつしか彼の瞳から光が失われた。
その頭にあったのはカーディナルの暴走を止め、皆を無事現実世界に帰させる事だけだった。
そんな彼に救いの手が伸びる。
彼のあまりにも悲しい生き様に心苦しめた神が、彼に救いの手を伸ばしたのだ。
かの神の名は女神アテナ。この地上の愛と平和を守る女神だった。
そして彼は彼女の元で、名前を変えペガサスの聖闘士並びに射手座の黄金聖闘士として壮絶なる試練、宿命と闘いに身を投じ大きく成長した。
ポセイドン、ハーデス、アプス――――聖戦を越え様々な敵と対峙して来た。
時代は後世へと移り、射手座の黄金聖衣は受け継がれた。
これからは若き聖闘士に任せようと告げ、踵を返し彼はこの世界から姿を消した。
それからして彼は放浪の旅に出て、自身の世界に返るため世界を渡り歩く。
今度こそこの力を使って、愛する人をひいては友人を、仲間を脅威から守る為に。
そして明日を勝ち取る為に―――――
目が覚めれば、何もない暗闇で目が覚めた。
ここはどこだ?そう思っていると、後ろから名を呼ばれ振り返れば自信を呼んだ人物に驚愕する。
「茅場......昌彦!」
「久しぶりだね、リュウ君」
茅場、ヒースクリフが言うにはここはカーディナルをも侵入できない電子空間だそうで、彼もあの悲劇を止めるべくたまたま見つけた産物【ザ・シード】を使い、その力で逆行して来たそうだ。
ならばと、彼も自身の事情を説明しあるいはその為に異世界で力を付けて来たことを話す。
すると茅場は彼の方に手を置き、真っすぐな目で答えた。
「ならば、私も共に戦おう。これは私にも責任があるんだ。その為にも君がこの世界で十全に力が仕えるようにしなければならない。今なら私にもマスターキーがある。少し待って居てくれ」
茅場はそう告げると、空間にキーボードを出し操作し始める。
話通りならば....と茅場はある事をする。
それは彼が異世界で経験して得た全てをトレースさせ、ステータスに反映させること。
メリットはセーブされず存分に力が発揮できる事。デメリットはカーディナル観測される恐れがある事だ。
彼だけが持ちうる最強で、脅威を打ち破る最後の希望――――
【光速拳】、【
その名は【
全てを失い零れしてしまった彼が手にした最後の希望であり、この世界の最後の砦。
満足が行くものが出来て茅場は微笑を浮かべた。
そしてからして、ユイとストレアを確保。だがカーディナルなりの反撃なのか、プロテクトが何千と掛けられておりそれを解くにはそれなりの労働力と時間が必要らしい。
「さて、私が出来るのはここまでだ。既に奴は私たちに気が付いている。気を付けてくれ。私も後を追って合流する。健闘を祈る」
「分かった、気をつけておくよ。ではあっちで」
「―――――世界を頼む」
そう告げ、リュウはこの空間から去った。消える際に茅場の声が聞こえた気がした。まぁ敢えて言うならもう俺は諦めないと彼は返すだろう。
ここは第一層の迷宮区の中。
既にデスゲームが始まって2週間が経とうとしていた。
誰もが絶望し、死ぬことに恐怖する中彼女たちだけは違った。
あの世界に返るため、そして許嫁でも彼に会うため彼女は必死になってこの世界と向き合っていた。
彼女のプレイヤーネームはアスナ。リアルネームは結城明日奈。
流星の幼馴染であり、彼の婚約者である。
そんな殺伐としたデスゲームが始まってアスナは二人の少女に出会う。
プレイヤーネーム【シノン】短剣ソードスキルの使いとプレイヤーネーム【ユウキ】片手剣使いの少女に出会った。
偶然か必然か、実はこの二人こことは違う記憶所持者である。
二人はそれぞれ別の世界でリュウに救われ、カーディナルが世界を滅ぼすまで最後まで共にした芯がある女性である。
二人は今度こそ愛した人を救うべく、この世界で奮闘しているときに偶然出会い女性の勘が働き意気投合した中である。
当然お互いにまだ話してない秘密などあるが、いつしか話せると思いお互いにそう言った話は触れない。
「ふぅ、少し休憩しましょう。私が見張り、二人は仮眠を取って頂戴。」
安置に付くとシノンが息を出し、緊張を解く。
アスナも息をつき、壁に寄りかかり腰を下ろす。それに続くようにユウキも腰を下ろす。
彼女たちはパーティーを組んでからお互いにこうして、見張り役が1他は仮眠する形で登板の様なものを決め回していた。
そして今日はシノンの番。数分するとアスナから可愛い寝息が聞こえて「ふふ」と笑いを零す。
シノンはメニュー画面とにらみっこしながら、次にどうするかなど様ざな事を考えながらも一番はやはり―――――
「――――――リュウ....今、貴方は何処にいるの?」
何も映らない迷宮区の天井を眺め、彼女は悲しみや喪失感などと言った感情が含まれた言葉を呟く。
シノンと彼とのなり染めは、このSAOに絶望し無茶をしていた時だった。
焦りと恐怖でどうにかなりそうな時、彼がいつも傍に居てくれた。
邪魔、うざい、目障りと何度も冷たく引き離した。
けれど、彼はいつも決まってこう言う。見ていられない、このままだと壊れてしまうっと。
余計なお世話だった。しかし、いつの日か彼との馴れ合いが私の一部になり、寝るとき悪夢を見なくなった。
そして彼との同じ時間を過ごしていく事に、彼の優しさ・強さを目の当たりにし、また時折見せる笑顔にドッキと胸が高まった。
彼といる時間が楽しく、いつまでも続けばいいと思っていた。
だが、そんな時間は長く続かなかった。
カーディナルによる人間抹殺。NPCやモンスターたるAIがプレイヤーを襲い始めた。
安全地帯は無く、恐怖の中でプレイヤー達はビクビクしていた。
そんな中彼が立ち上がり、仲間を引き連れて立ち向かった。けれど、結果は敗北。
敵のあまりの手数に押され、仲間たちは引き返してきた。
其処には、キリトやクラインなど顔見知りの仲間はいなく、加えてリュウがそこには居なかった。
引き返してきた仲間に聞いた。リュウやキリトはどうしたのだと?
すると彼らは、急に膝をつき土下座をした。
そこで分かってしまった。理解をしたくない、そう心が叫んでも頭は理解してしまった。
そして彼らかの残酷な話に私が崩れ落ちた。
彼は最後まで彼だった。
好きだった、傍に居たかった。一秒でも長く彼の傍に居たかった。
微笑んで、じゃれ合って、笑いあって。彼との幸せの一時を夢見ていた。
そして彼が言うの。結婚してくれって......それをどれほど夢見ていたか。
だからこうして逆行し、戻ってこれたのは誤算だった。もう一度彼に会える、それだけが彼女の心の支えだった。
気付けば、昔の彼との思い出に浸っていた。
流れた涙を拭き、気を切り変えようとすると「やっぱり」との声に驚き、肝が引き締まる。
聞かれた.....
「そんなにガチガチしないでシノン。僕もシノンとは真っ向から話したかったから」
ユウキはそう言って立ち上がり、シノンの横に腰を下ろす。
「僕ね、リュウに救わたんだ―――――」
それからユウキの独白が続く。
彼女は彼に救われたのだ。余命宣告され、絶望と闘いながら彼女はベッドの上で足掻いていた時だった。
そんな時だった、一人の男性がやって来たのは。
彼は窶れて、瞳には活力がなかった。最初は怖いと思った。けれど彼との時間を過ごしていく中、彼の暖かさに幸せを感じていた。
そしてある日、ドナーが見つかったと病院の先生に言われ喜んだ。
もう一度歩めると、もう一度普通の生活が出来ると。
ああしたい、こうしたい......今まで出来なかった夢が溢れてくる。
そしてそこには自然と彼がいた。
手術が終わり、彼女は生還した。ではドナーは誰であったか聞こうとした時だった、偶々お母さんと病院の先生が話をしている所に出くわしてしまう。
そこで聞いた話は、彼女に衝撃を与えた。
ドナーは...彼であった。
親もいなく、衰弱する一方だった彼が突然急変し、最後に彼女にこの命をと告げ息を引き取ったそうだ。
彼の最後の遺言を聞き遂げた医師は、彼の願いを叶えるため奮闘した。そして無事に成功、彼女は救われ彼の願いは叶ったのだ。
彼女は涙が涸れるまで泣き崩れた。彼はもういない、その事実が彼の方に重くのしかかった。
そして時折見るのだ、彼の生きた生き様を。
何もかもに絶望し、全てを犠牲にして来た彼の苦痛な歩みを。
全てを手の平から零れ落ちたとしても、歩みを止めることは許されない彼の悲痛な心の叫びを。
だから夢見ていた、もし仮に彼にもう一度会えるなら。もし仮に彼と同じ時間に戻れるのなら。
―――――僕を救ってくれた君を今度は僕が救う。強引でも、お節介でも、君の傍に居続けると
「じゃ、やっぱり――――」
「うん、好きだよ。だからこうして戻ってこれたのは嬉しかったし、この世界で生きる僕の心の支え。今度こそ救って見せる。リュウにもう二度と苦痛な思いはしてほしくないからね。シノンもそうなんでしょ?」
「ええ。私も彼に、リュウに救われた。ユウキとは違うけど、リュウとは同じ時を過ごした。だから今度は私が彼を救いたい。ううん、違うわね。今度こそ生きてリュウと添い遂げて見せる」
シノンの問いに、ユウキは満笑の表情で答える。
それからしてアスナを起こし、再びレベリングをし1か月後のボス攻略会議に挑むのだった。
オリ主人公のヒロインが誰なのか分かったと思います。
キリトのヒロインはサチ、リズを考えています。
シリカやクラインにもスポットを当てたいなーと個人的には思っているので、今後ともよろしくお願いいたします。