TALES OF CRYING ―女神の涙と黒い翼― 作:ILY
TALES OF CRYING After 主要登場人物紹介
〇イクスフェント シンの一族所属
ラーク・テンネシア
性別:男
武器:三日月形のダブルブレード
年齢:120才(外見年齢18才)
身長:166cm
本名ディエルアーク=ハルディ・ヘルトガード。イクスフェント側のシンの一族、その族長の血を引く青年。三年前の戦いでエッジ達と共に戦い、修復された闇の宝珠「アスネイシス」を故郷に持ち帰り使命を果たした。
その旅であった事の詳細を彼はあまり語ろうとしない。
三年前の争乱以降封印状態にあった「焔螺旋」を利用したとある学者を追って、再びかつての仲間達の暮らす世界アエスラングへと渡る。
高い身体能力を活かした一撃必殺を狙う神速の剣士。
シエルディート・オロペンドラ
性別:女
武器:槍
年齢:125才(外見年齢18才)
身長:172cm
ラークと共に育った女性戦士。
槍を武器とし、ラークをも圧倒する程の実力を誇る先輩であり、理解者であり、長になるラークに仕える臣下でもある。
頑なで決まりに厳しく、ラークの一見すると奔放な性格に頭を痛めている。
ロイ・ジアーズ
性別:男
武器:長剣
年齢:推定105才前後(外見年齢17才)
身長:163cm
イクスフェントのシンの里に三年前ふらりと現れた少年。
紛れもなくシンとしての能力を持ちながら、一族の自覚が欠如している為度々シエルディートに怒られては、ラークに庇われている。
何となく旅に出てみたいという願望を持ってはいたが認められず鬱屈とした日々を送っていた所で、ラークと共にとある理学者を追ってもう一つの世界アエスラングに渡る事になる。
シンとして特別優れているわけではなく、能力は年齢の平均値といったところ。
〇アエスラング アクシズ=ワンド王国所属
エッジ・アズライト
性別:男
武器:長剣
年齢:18才
身長:168cm
かつて王都シントリアに壊滅的な被害をもたらし、世界を危機に陥れた元凶を倒した「魔女殺しの英雄」。
一時は彼女共々指名手配犯であったがその功績による恩赦と確かな実力、そして治安が悪化した王都での日々の騎士としての地道な働きから、半信半疑であった人々からも少しずつ信頼を勝ち取り、現在は復興の象徴的な存在となりつつある。
一部の噂ではその実力は既に兄である王国最強の騎士ブレイド・アズライトさえ凌ぐという。
ジェイン・アキ
性別:女
武器:『明の天傘』
年齢:17才
身長:161cm
かつて宮宰であったジェイン・リュウゲンの跡取り。
先代のリュウゲンは一時、開戦の為の間者を仕立て上げ、件の「魔女」を飼っていたとも噂されていたが、その疑惑の最中に当人が死に、現在のジェイン家は宮宰の地位には無い。
信用が大きく失墜はしたものの、仇敵であったタリア家との確執を解消したジェイン家は議会において未だ一定の発言力を持っている。
現在は半壊した王都の復興や上記の事件の事後処理等に追われ多忙な日々を送っている。
彼女が肌身離さず持ち歩く傘一本で、優秀な戦士としての実力を発揮出来る事を知る者は少ない。
タリア・リョウカ
性別:女
武器:『宵の地衣』
年齢:23才
身長:172cm
タリア家の現当主にして、宮宰。
先代の国王の時代の宮宰はジェイン家主導の傀儡政治の色が強かったが、王都焼失の際に先代国王が崩御して以降は若き国王を補佐する本来の役割に収まっている。
とはいえ、先の一件からの復興で仕事は山積みであり、実妹のジェイン・アキと共に密かに共同住宅の一室を借りそこで書類と格闘しては議会と往復する日々を送っている。
彼女が身に纏う希少な材質の衣が武器となる事を知らず、時折縛り上げられては逮捕される者が居る。
ルオン
性別:男
武器:
年齢:15才
身長:158cm
王都郊外の森にリアトリスと二人で住む少年。エッジから習った狩りの技術と畑仕事の手伝いでほぼ自給自足の暮らしをしている。
かつての戦いの日々でのショックから感情の欠落から抜け出しつつあり、見知らぬ人間ともある程度コミュニケーションが取れる様になって来ている。
人目を忍んで生活するリアトリスに代わり、街に出向く用事の殆んどは彼が済ませている。
日常的に野生のモンスターを相手にし、身体能力の高い『混血児』としての特徴が12才の頃より顕著になってきた事も相まって、戦いを離れた仲間達も多い中で以前より腕を上げている。
リアトリス
性別:女
武器:杖
年齢:22才
身長:166cm
三年前の『ジード』との決戦でラークとリョウカの命を救う為に一族の掟に背き、 「フローライト」姓を剥奪された上で追放処分されている元シンの一族の女性。
行き場が無く一時はルオンと共に放浪生活をしていたが、現在は立派な家で多くの野菜畑に囲まれ穏やかな日々を送っている。
現在の家を清潔に保つ事と、料理の腕を磨く事に注力しており、時折家に訪れるかつての仲間達とのささやかな交流を生き甲斐としている。
戦いとは無縁な日々を送っているが、術士としての天性の才は健在。
ブレイド・アズライト
性別:男
武器:長剣
年齢:24才
身長:175cm
アクシズ=ワンド王国最強の騎士にして、第三師団長。エッジの兄。
共に騎士となってからは余計な噂が立たぬ様に意図的に弟とは距離を置いている。
自身が子供の頃剣を習ったラークとは様々なしがらみが消えた今、密かに再戦を願っている。
ハーディロン・アズライト
性別:男
年齢:46才
身長:167cm
エッジとブレイドの父親。王都で人の体内に埋め込むタイプの術式を研究していたが、先の王都焼失により研究の存続の為に何らかの形で技術を実用化せざるを得なくなり、現在は薬品の不足する医療分野への応用で一定の成果を上げている。
一時は指名手配の状態のまま脱け殻の様だったエッジの為にブレイド共々奔走し、何とか彼の功績を名目に騎士団の中に居場所を作る事に成功した。
が、その過程で彼に付いてしまった「魔女殺しの英雄」という称号の重圧に引け目を感じており、何かと気にかけてはいるが、ひたすら仕事と鍛練に打ち込む彼とは中々話せずにいる。
〇アエスラング セオニア王国所属
フレア・L・セオニア・アリーズ
性別:女
年齢:21才
身長:160cm
セオニア王国の王女。体質的に地脈の影響を受けやすく、かつての闇の宝珠を巡る騒乱の影響で長らく眠り続けていたが回復。
現在ではその日々を取り戻すかの様に活発に動き回り、護衛のクリフやレパートを振り回している。
クリフ・セイシャル
性別:男
武器:格闘術
年齢:26才
身長:183cm
セオニア王国に所属する元流浪の旅人。
現在は毎日の様に外へと出掛けたがる王女フレアの専属の護衛兼ガイドとなっている。
元々は東のレーシア大陸出身だが、「気」のコントロールに主眼を置いたセオニアの体技と相性が良かったらしく奥義まで会得する程の実力者で近接戦闘では無類の強さを誇る。
チリア・グレイス
性別:女
年齢:48才
身長:165cm
セオニアの首都ウォーギルントの「グレイス孤児院」の院長。三年前、孤児院と多くの人々を救ったというとある少女から姓を貰い「国立ウォーギルント孤児院」から改名した。それ以降姓が分からない子供達の姓は「グレイス」となっており、院長である彼女もそれに合わせチリア・グレイスを名乗っている。
人間的な強さと包容力を併せ持つ女性。
レパート・グレイス
性別:男
武器:セオニア軍制式長剣・
年齢:17才
身長:162cm
かつてアクシズ=ワンド王国のジェイン・リュウゲンの下で私兵として使われていた少年。
現在はセオニアの騎士見習いとして奮闘している。
本人は正規の騎士としての配属を希望しているが、彼の習熟していた他国の武器「深素銃」の特殊性から国王直属の特殊部隊にも注目されており(※原則として使用は禁止されているものの)この武器の携帯を許されている。
セオニアでは六属性を利用した深素銃の構造を完全に解析出来なかった為、代替技術として雷・風の二属性による光弾が発射される「セーフモード」が搭載され、この状態での使用が推奨されている。このモードは殺傷能力が落ちる代わりに命中制度と稼働時間が伸びており、武器としての安定性は向上している。
自身の新たな姓の由来であるという、とある「心優しい少女」の名前に引っ掛かる所はあったものの「同じ名前でも、俺が殺されかけたあの冷血女とは大違いだぜ」と本人は深く考えていない。