IS~女の子になった幼馴染   作:ハルナガレ

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専用機タッグマッチトーナメント プライド

「葵さん! これはいったいどういう事ですの!」

 時刻は昼休み、昼食を食べようと多くの学生が賑わうIS学園の食堂でセシリアがマジで怒りながら俺を睨みつけ詰問している。周りを見ればセシリアだけでなく鈴にシャルロット、ラウラも同様に俺を睨んでいる。唯一箒だけが複雑な顔して俺を……でなく別の方を見ている。

 

「ええっと……一体何をそんなに怒っているの?」

 まあ皆が怒っている理由はわかってはいる。しかしどうやって説明すれば皆穏便に納得してくれるんだろうか? ……いや、どう取り繕うとも穏便には出来ないんだろうけどさ。

 

「葵、あんた私達が何でこんなに怒っているかわからないの?」

 

「ははは……なんのことかなあ」

 

「惚けるのやめなさい! あんた、どうしてああなってるのか知っているでしょ!」

 

 おれが惚けると鈴が左手で俺の胸倉を掴み、右手で食堂のある一点を指さした。それは先ほどから箒が眺めている場所でもある。俺は溜息をつきながら覚悟を決め鈴が指さす方向に視線を動かすことにした。そして移動した視線の先には、

 

「さあ一夏、私の手作りの昼食よ。た~んと召し上がりなさい」

 

「…………」

 

 簪と一夏が二人で仲良く一緒に昼食を食べている光景があった。

 

 

 

 

 

「健全な精神は健全な肉体に宿る! 昔のどこかの偉い人はそう言いました」

 

「……」

 

「タッグトーナメントで優勝するために厳しい特訓をするのは当たり前。でもただ闇雲に体を鍛えるだけでは駄目! 健全で強靭な肉体を作る為には日々の食生活はとても大事な事よ」

 

「……」

 

「そのため、一夏が残り短い期間で体を強く健康でいられるよう、私がスペシャルランチを作ってあげたわよ! さあ一夏! ガツガツ食べなさい! お代わりしたいならすぐ用意してあげるわよ」

 テーブルの向かいに座っている簪が最高に良い笑顔をしている。その笑顔を見た後、俺は前に置かれているトレーを見た。簪が俺の為に作ったという最高の昼食を。

 

 そこには色鮮やかなレインボーの色をしたパンにオレンジ色をしたジャムが添えられていた。パンの横には紙パックのジュースが置かれている。『どろり濃厚ピーチ味』と書かれているが全く聞いたことの無いジュースだ。

 簪曰くレインボー色をしたパンは『早苗レインボーパン』、オレンジ色をしたジャムは『甘くない謎ジャム』、ジュースはパッケージに書かれている通り『どろり濃厚ピーチ味』という名前らしい。早苗って誰だよとかジャムなのに甘くないのかよそもそも謎ってなんだよとかどろりって何だよとツッコミが多すぎるだろこんちくしょう!

 

「……なあ簪」

 

「何?」

 

「なんなんだ、これ? さっきから見るだけで俺の全身が強張るんだが?」

 見たこと無いのに、俺の体が、ゴーストが叫んでいる。食べるなって。

 

「だから私が一夏のために作った、タッグトーナメント優勝に向け作った一夏スペシャルメニューだけど?」

 

「ああ、お前が昨日からタッグトーナメントまで日があまりないから、限られた時間で俺の体を食事の面からも改善して強い肉体にするとか言って昨日の夕食から今日の朝食もお前の言うスペシャルメニューを食べているが……これ本当にそうなのか?」

 昨日、俺と簪はIS学園の屋上で本当の意味でお互いを信じあうタッグパートナーとなった。簪は大会当日まで俺を全面的にバックアップすると言い出し、俺はそれを受け入れた。日本代表候補性の簪なら、きっと俺の知らない改善方法があるんだと信じて。

 

「……昨日の夜はイノシシの燻製と大鍋いっぱいの内臓塩漬けをひたすら食わされ、今日の朝は朝でおじやにバナナ数本に梅干しと炭酸が抜かれたコーラ1.5ℓだったんだが」

 しかもこのコーラ、糖尿病は怖いからでカロリーゼロのやつ飲まされた。ちなみに俺がこれらを食べている時の簪はとても楽しそうであった。

 

「一夏……タッグパートナーの事信じられないの」

 俺が簪に疑惑の視線を向けると、簪は真面目な顔で見つめ返した。

 ……そうだよ、何を疑っているんだ俺は。昨日俺は簪の過去を聞き、簪の強さの芯を知ったじゃないか。あんなに情けなく喚いた俺を、簪は受け入れてくれたじゃないか。なら次は俺が簪を信じないでどうする!

 俺は意を決し眼前のパンに食らいついた! 一気に半分は頬張り、ジュースを一気に飲み……って!

 

「~~~!!!」

 ストローから溢れるゲル状の何かが俺の口を満たしていく。謎のパンとジャムをジュースで一気に流し込もうと思ってたのに、それが出来ずパンとジャムとジュース?が俺の口の中をいっぱいにし、そして遅れてそれらの味が俺の舌に広がると

 

 俺の……意識が……急速に…………無くなって…いった。

 

「あ、ちょっと一夏! ヤバ、流石に悪ノリしすぎちゃったかな?」

 

 意識が無くなる瞬間、簪が何か言ってたがようだが俺はそれを聞くことが出来なかった。

 

 

 

 

「どういう事ですの葵さん。あの一夏さんと更識さんの親密な関係! いつの間にお二人はあそこまで進まれましたの!」

 

「……いやあセシリア、私にはどうみても簪に一夏が遊ばれてるとしか見えないんだけど?」

 先ほどの一夏達の風景をどう見たらそう思えるんだ? 

 

「あのね葵、あんたがあれがどう見えるかはどうでもいいのよ。問題はあの簪って女が一夏に対し遠慮無く接してることが問題なのよ!」

 

「いやいやいや、これからお互い協力して戦おうって二人が遠慮しあう仲って方がおかしくない?」

 

「それはそうだけど……一夏の様子を見てたら不安になるんだよ。一夏の対応が僕達と簪って子と比べると何か違うというか」

 

「そうだな、どちらかというと葵に近い。どういうわけか嫁はあの簪に気を許しているようだ。つい最近知り合ったというのに嫁とあそこまで親しくなるあの女、只者ではない」

 自分達の時とは違う一夏の様子が不安なんだろう、ラウラとシャルロットの二人の声がどこか力が無い。さっきから声を張り上げてるセシリアと鈴も内心はこの二人と同じなんだろう。

 箒だけはさっきから複雑な顔をしながら一夏を、そして俺を交互に見ているが箒は昨日の出来事見てたからか。あの後どうやって簪が一夏をどうにかしたのかわからないけど。あの後部屋で一夏待ってたけど、戻ってきた一夏が凄く吹っ切れた顔してたし、簪と何の話してたのやら。

 しかし……どうしよっかな。皆不安になっている所でこの話をするの火に油注ぐようなもんなんだけど、どうせすぐわかることだし。先に皆にはこれ言っておくか。

 

「ま~簪がどうやって一夏とあそこまで仲良くなったというか信用されてるのか私も不思議なんだけど、この程度で動揺してたら身が持たないわよ」

 

「この程度ですって!」

 

「何よ、やっぱり葵何か知ってるのね!」

 

「いや私もあの二人に何があったのか知らないけど。私が知っているのは一つだけ。

 

 

今日からあの二人大会が終わるまでは一緒の部屋で住むって事だけ」

 

 私が一夏と簪が同室になる事を言うと一瞬にして鈴達が、いや食堂全体が静まり返っていった。どうやら俺達の会話を皆聞き耳立ててたようだ。おそらく鈴達にとっては衝撃な事実を聞かされ、固まった鈴達だったが次第に体が震えだし、

 

「それどういうこと(だ! ですの!)」

 

 鈴達の叫びが食堂に響き渡った。 

 

「簪の提案らしいわよ。一夏とタッグ組んだけどこのままじゃ優勝は難しいから当日まで一夏をとことん鍛え、お互いの息を合わせることにするって。ちなみにこれ学園側も知っているし織斑先生も許可出してるわよ」

 

「な! 教官が許可しているだと……」

 

「いやいや織斑先生、何でそんなに女子と同室するの簡単に許可してるの? 姉としてそれどうなんだろう」

 

「一夏さんとタッグを組めばそのような事が出来たなんて……」

 いやセシリア、多分ここにいるメンバーは一夏とタッグ組めたとしてもその許可は下りないと思うぞ。あれは提案したのは簪だからだ。簪以外だと会長しか千冬さんも許さないだろうな。

 

「ちょっと待って! 一夏とあの子が一緒に住むのなら、あんたはどうなるの?」

 

「一時的に簪の部屋に住むわよ。布仏さんがルームメイトだから気が楽と言えば楽かな」

 昨日の時点で布仏さんにはこの件について話たけど、やたら嬉しそうに「アオアオと一緒だ~」と言われちょっとほっとした。

 この学園の皆は、特にクラスメイト達はあんな連中とは絶対に違うとわかってはいるけど、それでも少し不安だったんだよな。

 

 俺が―――私が元男だから。もしかしたら昔男だった事が一緒に住むとなると抵抗あるのかもしれないって。

 

 でも布仏さんは……やっぱり私をちゃんと女の子として扱ってくれてる。一緒の布団で寝ようね~とか言われたのは困ったけど。

 

 だから後は……問題は私自身だけ、か。

 

 リハビリとは違うけど、私も今後の事を考えると乗り越えなくちゃね。

 

「ま、そーいうわけだから」

 

「何がそーいうわけですの!?」

 

「葵、結局僕達の質問に答えてないけど……」

 

「だって答えるも何も私が知っているのは本当にこれだけよ。それに皆ちょっと落ち着きなさい。皆少し一夏達の事気にしすぎてるわよ」

 

「ではそう言うが葵、お前は嫁と更識の仲が気にならないというのか? それに更識のせいで部屋から追い出されるのに? そのことで不満とかないのか?」

 

「え? 全然気にならないけど。不満なんて無いし」

 

「何故だ?」

 何故って? そんなの決まってるじゃない。一夏と簪が仲良くなっているのも、部屋を一緒にするのもみんなみんな―――

 

「あの二人は本気で来月の大会を優勝する気だからよ。私を、そして皆を本気で倒そうとしているのよ。残り時間全てを大会で勝つために費やそうとしている。そこまで私を脅威だって思ってくれてるなんて嬉しい限りじゃない」

 そう、二人は来月の大会を本気で勝ちに来ようとしている。来月の大会、私は是が非でも優勝しなければいけない。でもあの二人はどうやらその私の目標を全力で阻止しようとしている。無論私だけでなく、強敵は会長に先輩コンビもいる。

 でもそれらを下し優勝しようと頑張っている二人に、同じ優勝を目指している私が何を不満に持つとでも。

 私の返事を聞き、セシリアにシャルロット、ラウラは絶句しているが、鈴は苦笑しながら「あ~そうだった。こいつはそういう奴だった」とぼやいている。箒も似たような顔で私を眺めているが……そういやさっきから箒ずっと黙っているわね? まあ箒は多少事情を知っているからもあるにしても、どうしたんだろ?

 

「あ~そうそう、これももう先に言っちゃうけど……私箒とのコンビ解消しちゃったから」

 

「はあああ!? ちょっと何よそれ! 箒、それ本当なの?」

 

「あ、ああ。葵とでなく、来月私は会長と一緒に出場する」

 箒の発言で、また周囲が騒然となっているが、それは鈴達も同じだった。全員驚愕しながら私を、そして箒を交互に眺める。

 

「ちょ、ちょっと待って! え、どうしてそうなるのよ!?」

 

「色々あってね」

 

「答えになってないわよ!」

 

「ま、詳しいことはまた後で。あまりこの件は大っぴらに言うわけにはいかないの」

 なんせ私が日本代表になるアピールの為に一人で出場するなんて、完全にこれ私の我儘なんだし。

 

「……わかりましたわ、ここで言えないのでしたら言わなくて構いません。ではわたくしは一つだけ確認させてもらいますわ」

 

「え、何?」

 もっと質問攻めされると思ってたのに、あっさり納得したセシリアに私は少し拍子抜けした。しかし納得したセシリアだが、何故かさっきまでよりも威圧感が数段増している。いやそれはセシリアだけでなく、ラウラもシャルロットも同様に私を厳しい顔で睨みつけていた。

 

「来月の大会葵さんは一人で出場するわけですね?」

 

「そうよ」

 

「タッグトーナメントですがわざわざ箒さんとのコンビを解消されてまで出場されるわけですね?」

 

「ええ、そうよ」

 セシリア、確認が一つでなく二つになってるわよ。

 

「そして葵さんはお一人で出場されて―――――優勝を目指しますの?」

 

「当然じゃない」

 

「ふざけてますの?」

 優勝目指すのかと聞かれ、当然優勝すると答えたらセシリアからとても冷たい声で返事が返ってきた。

 

「え、いやふざけてなんか」

 

「ふざけてますわ!」

 あまりにも冷たいセシリアの言葉に私は一瞬動揺したけど、決してふざけた理由で一人で出場するわけではないと言おうとしたら、セシリアの激昂がそれを遮らせた。

 

「葵さん、貴方の実力はここにいる全員が知っています。この数ヵ月で貴方の活躍をわたくしは近くで見てきました。悔しいですが……貴方の実力はわたくしよりも上なのは認めます。しかし、だからといって

 

一人で! わたくし達が二人がかりでも倒せると思われているのは許せません!」

 

「……」

 全身から怒りを滾らせながら叫んだセシリアの言葉に、私は何も言い返せなかった。そんなこと思ってなんかないと言いたいが、口からその言葉を出すことが出来ない。だって一人で出場し優勝するとさっき私は言った。つまりそれは『タッグで出場するセシリア達を二人纏めて相手にしても私は勝てる』と言っているも同じだからだ。

 セシリアだけでない。何も言ってないがシャルロットにラウラもセシリア同様敵意を発しながら私を睨んでいる。セシリア達の様子に箒は動揺しているが、鈴は私とセシリア達を見比べ、溜息をついた後肩をすくめた。

 私が何も言えず黙っていたら、何も言わずセシリアは私から離れ食堂から出て行った。そのセシリアに続くようにシャルロット、ラウラも私から離れ食堂から出ていく。

 

「この馬鹿」

 その三人を見送った後、鈴はわたしに近づき、溜息をついた後私の頭を殴った。

 

「……痛い」

 軽く殴られただけなのに、頭が凄く凄く……痛い。

 

「そう、痛いのなら結構。葵、あんたにも事情があるってのはわかるけど……ちょっとは周りを考えなさい。あんたにも理由があるんだろうとかはわかるし、さっきのセシリアの……あんたが決してあたし達を軽視しているなんてないはあたしにはわかっている。あんたが何で一人で出ようとするのかも、昨日の日本代表が突然代表の座を降りた件とか考えたら多少の予想はつくわよ。でもね葵、その方法しかないかもしれないけどあんた少し焦りすぎてない?」

 

「……それは自覚している」

 

「ふーん、そうかしらね。あんたの気持ちわからなくもないわよ、あたしも目指してる目標はあんたと同じなんだから。でもね葵、今回はその方法が最短かもしれないけどそれを選んだのならマジで覚悟してなさい。一人でもあたし達に勝てるから一人で出たのなら、あんたには負けることが決して許されないから。セシリア達ほどでなくても、あたしもちょっと不愉快なんだから。あたし達に許されたいと思うのなら―――絶対に優勝しなさい」

 そう言い残して鈴も食堂から出て行った。箒はずっと何かを言いたそうに私を見ていたが、結局何も言わず立ち去った。周囲が戸惑い気味に私を眺めている中、私は大きなため息をついた後天を見上げた。

 

「あ~覚悟してはいたけど、きついなあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    おまけ

 

「一夏、体を鍛えるだけではトーナメントを勝ち抜けないわ! タッグ戦に重要なことをこれから講義します。では一夏、タッグ戦で重要なのは何だと思う?」

 

「ああ、タッグに必要なのは互いを信頼し、呼吸を合わせることだろ」

 

「はい一夏、それだけでは50点」

 

「はあ? これ以上に大切なことがあるのか?」

 

「ええ、タッグ戦で大切なもの! それはツープラトン!」

 

「ツープラトン?」

 

「ええ、お互いの持つ必殺技を二人同時に行い、それを融合させることでそれぞれの必殺技を何倍もの威力を出して相手を倒す! タッグ戦の常識なのに知らないとは嘆かわしい」

 

「……常識のはずなのにそんなの授業でも聞いたこと無いんだが?」

 

「いい一夏、これが至高のツープラトンとまで言われたマッスルドッキング。そしてこれが古参肉ファンでは人気のあるロングホーントレインよ」

 

「簪、お前が解説している図なんだがどこにもIS要素がないんだが」

 

「二つとも素晴らしいツープラトンだけど、参考になるだけで私達には出来ないわ」

 

「すまん、何をどう参考にしたのか詳しく」

 

「そして無数にあるあるツープラトンの中に、私達でも出来そうなのがあったわ!」

 

「あんのかよ! え、マジで?」

 

「ええ、トリニティーズという噛ませ犬が使っていた技なんだけどそれを参考に考え、私と一夏のフェイバリットツープラトンを作ったわ!」

 

「一応聞く。どんな技なんだよ」

 

「まず私の切り札について教える必要があるわね。私の切り札である『山嵐』なんだけど、これは単純に48発の誘導ミサイルをぶっ放す技とでも思ってくれていいわ。で、私が考えたツープラトンだけどますこの山嵐を放ち、それを一夏にぶつける」

 

「はあ! 俺にかよ!」

 

「そしてミサイルの爆風と衝撃を推進力にした一夏が零落白夜を発動しながら超スピードで相手に向かい特攻。相手が反応する前に一夏の零落白夜が相手を貫き倒す。名付けてエンド・オブ・零落白夜! うん、これで決まりね」

 

「決まりじゃねー! それ絶対やった後俺戦闘不能になるだろ!」

 

「一夏、貴方の犠牲は無駄にはしないわ。力尽きた相棒の分まで、私は勝つために戦い続ける!」

 

「……あ~落ち着け、落ち着け。簪は意味の無いことを言わないはず。一見これも馬鹿話にしか思えないが、俺がわからないだけで簪なりの意味があるはず。そう意味があるはず」

 

「そもそもツープラトンの由来は古代ギリシャの偉大なる哲学者プラトンが優れたレスラーであり、二人がかりでないと倒せないことから」

 

「……意味、あるよな?」

 


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