光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~   作:EDENCROSS

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光ネプ第99話

《前回までのあらすじ》
偽装パーティーの最中、突如参加者達の足元からモンスターが現れ、
エルクは念じてユリウスに合図を送り、残った仲間達はクロワールのワープで
加勢しに向かうのであった。


♯ 99 ガーネット家の依頼④

            ー プルルートSide ー

 

 

???

「まさかここを見つけるとはな。 やはりただ者ではなかったかようだ」

 

 

二人の背後の暗闇から、聞き覚えのある男の声がした。

その声に驚きつつ、二人は後を振り向いた。

 

 

プルルート

「あれ〜? あなたは〜・・・」

 

ピーシェ

「あ! とーまおじさんだ!」

 

プルルート

「でも、なんでここに〜?」

 

トーマ

「それはこちらのセリフだ。 お前達こそ、なぜここに?

 リィルはどうした」

 

プルルート

「あ、そういえば部屋の前にいるんだったけ〜?

 すっかり忘れてたよ〜」

 

ピーシェ

「へやのまえにいなかったの?」

 

トーマ

「ああ、誰もいなかったぞ。 ―――いや、そういうことか」

 

プルルート

「どういうこと〜? いなくなったのに怒らないの〜?」

 

トーマ

「リィルは優秀な男だ。 こういうことは一度や二度ではない。

 奴がそうするということは、用事ができた時と決まっている。

 その度に成果を上げてきたからな」

 

プルルート

「リィルさんのこと、信用してるんだね〜」

 

トーマ

「うむ。 リィルとはかれこれ15年の付き合いだ。

 一人だったあいつをワシが引き取ったのだ。

 まあそれはともかく、ここで何をしていている?」

 

ピーシェ

「ぴぃたち、なにもしてないよ。 ぷるるととここにきたばかりだもん」

 

トーマ

「では、まだその箱の中を見ていないということだな?」

 

プルルート

「うん、そうだよ〜。 もしかして、トーマさんの宝物なの〜?」

 

ピーシェ

「わあ! ぴぃ、みたいみたい!」

 

トーマ

「やはり気になるか・・・。 ならば特別に見せてやろう」

 

プルルート

「いいの〜?」

 

トーマ

「ああ。 本来なら見つからないように施した仕掛けを解き、お前達はここまでやって来た。

 それに、お前達になら見せてもいいと思った」

 

 

トーマは、置かれていた箱を開け、その中身を取り出して二人に見せた。

 

 

プルルート

「これって、アルバム〜?」

 

トーマ

「そうだ。 これはまだワシがハンターになりたての駆け出しだった頃のものだ」

 

 

トーマが見せたのは、自分がハンターになったばかりの若い時からの写真を載せた

アルバムだった。

まだ少しあどけなさの残る若者らしい顔から、単身で大型のモンスターを討伐した凄腕のハンターに至るなど、たくさんの写真が載っていた。

その中に、一人の青い髪の女性とのツーショット写真があった。

 

 

プルルート

「この女の人は誰〜? ひょっとしてトーマさんの〜?」

 

トーマ

「ああ、ワシの妻だ。 名前はマリンといって、とても賢く、そして美しい女性だった・・・」

 

ピーシェ

「そのひと、どこにいるの?」

 

トーマ

「・・・もうおらん。 オライトが生まれてすぐに息を引き取った。

 幸せそうな顔で眠るようにな・・・」

 

プルルート

「ごめんなさい。 あたしたちそうとは知らなくて〜!」

 

ピーシェ

「ご、ごめんなさいっ!」

 

トーマ

「いや、気にしなくていい。 ワシもオライトを、とっくに心の整理はついている」

 

プルルート

「トーマさん・・・」

 

 

それでも、その鋭い目の奥には確かな悲しみがあった。

その後、トーマは二人に自分達の馴れ初めやアルバムには載っていない思い出も語った。

最初はその見た目と言動から粗野で横柄な人物かと思っていたが、出会った妻を心から

愛し、その息子のオライトも愛しているという優しい人物なんだなと、

プルルートとピーシェはそう思ったのだった。

 

 

プルルート

「いろいろお話してくれてありがとう、トーマさん〜。

 でも、なんであたしたちに話してくれたの〜?」

 

トーマ

「・・・なぜだろうな。 お前達にならそうしてもいいと思ったのだ。

 ワシもこんなに人と話しをしたのも久し振りだ。

 ありがとう、プルルート、ピーシェ」

 

プルルート

「うん、どういたしまして〜」

 

ピーシェ

「ねえねえぷるると、てがかりさがさなくていいの?」

 

プルルート

「手がかり〜? ―――あ〜! そうだった〜!」

 

トーマ

「な、なんだ! 急に大声を出しおって!」

 

プルルート

「トーマさん、手がかりってどこにあるの〜!」

 

トーマ

「て、手がかりだと? 一体何を言っておるんだ」

 

プルルート

「だから〜、このお家の人がガーネット家ってお家を乗っ取ろうとしてる手がかりのこと

 だよ〜!」

 

ピーシェ

「ぷるると、それ、いっちゃダメなやつ・・・」

 

プルルート

「あ・・・」

 

トーマ

「我が家がガーネット家を乗っ取るだと・・・? それはどういうことだ、

 ワシはそんな話しは知らんぞっ!」

 

プルルート

「で、でも~、ガーネット家の人がそういうお話をしてて、

 ここに来たらその手がかりがあるかもって〜・・・」

 

ピーシェ

「ぷるると、ぜんぶいっちゃった・・・」

 

トーマ

「・・・なるほど、手がかりはそういう意味だったのか。

 たが、そんなものはここにはない」

 

プルルート

「え〜、本当に〜?」

 

トーマ

「ああ本当だ、嘘など言うものか。 むしろそんなものがあるならワシが知りたいわ。

 そもそも、ガーネット家を乗っ取ろうなどと、そんなことをするわけがなかろうが」

 

プルルート

「でも~、この前ガーネット家にここのお家の印の入った刃物を持って悪い人が

 盗みに入ってって聞いたよ〜?」

 

トーマ

「あの時のことか・・・。 ああ、確かにその通りだ。

 だがそれは、我が家から何者かに盗まれた物だ。

 ガーネット家とは古くからプラネテューヌを共に支えてきた者同士。

 なぜワシがそこに賊を差し向けなければならんのだ」

 

ピーシェ

「うーん・・・えるくからきいてたのとちがう」

 

プルルート

「どういうことなんだろう〜?」

 

トーマ

「それはこちらが聞きたいな。

 ともあれ、お前達がその証拠となる物を見つけるためにここに来たのはわかったが、

 ワシにはなんのことやら・・・」

 

 

サファイア家にガーネット家を乗っ取ろうとする手がかりも証拠もなく、

当主のトーマも知らない言っている。

彼も嘘を言っているようにも見えず、いったいどういうことなのか考えても埒が明かず、

三人は隠し部屋から私室に戻ったその時、一人の使用人が慌てて部屋に入って来た。

 

 

「し、失礼します、トーマ様! 先程連絡があり、ガーネット家で行われている式に

 多数のモンスターが現れたそうです!」

 

トーマ

「なんだとっ!? なぜモンスターが入り込んだ! どこから!」

 

「そ、それが、参加者の方々の足下から現れたということしか・・・」

 

トーマ

「まるで意味がわからんぞっ!?」

 

ピーシェ

「ねえぷるると、これってねぷてぬたちもあぶないってことなんじゃ・・・」

 

プルルート

「そうだね、ピーシェちゃん〜。 あたしたちも行かなくちゃね〜!」

 

トーマ

「それはガーネット家にか? ならばワシも行くぞ!

 あそこには我が息子オライトもいるからかな! おい、留守は頼んだぞ!」

 

「はい、トーマ様!」

 

ピーシェ

「ここからとおいよ?」

 

プルルート

「それなら大丈夫だよ、ピーシェちゃん〜。 そこはちゃんと考えているからね〜」

 

 

そういってプルルートは、メイド服のポケットから機械を取り出した。

 

 

プルルート

「もしもし、あたしだけど〜、こっちは終わったからお迎えお願い〜」

 

トーマ

「おい、なんだ今のは?」

 

プルルート

「あたしのお友達が迎えに来るからちょっと待っててね〜」

 

トーマ

「何を悠長な・・・っと言いたいが、今はそれに頼るしかなさそうだな」

 

 

プルルートSideend

 

 

 

 

 

 

 

 

                 ―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ー ガーネット家 パーティー会場 ー

 

 

「た、助けてくれーっ!」

 

「女神様ーっ!」

 

「くそっ! なんでモンスターがこんなに!」

 

「人の足下から出てくるなんて聞いたことないぞっ!」

 

 

なんの前触れもなく、突如人々の足下から次々にモンスターが現れ、

会場は一気に混乱と恐怖に包まれた。

それは会場内だけではなく、外を同じ現象によってモンスターが溢れていた。

 

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? なになに、なんなのこれっ!?」

 

ネプギア

「お姉ちゃん、モンスターだよ!」

 

ネプテューヌ

「そんなの見ればわかるよー!

 なんで急にこんなにたくさんのモンスターが出てきたのーっ!?

 ってかプリンがもったないないよーっ!」

 

ノワール

「そんなこと言ってる場合っ!?」

 

ユニ

「でも、なんで人の足下からモンスターが!?」

 

ベール

「考えるのは後ですわ! とにかく今は人々の避難を!」

 

「グオオー!」

 

 

驚いているネプテューヌ達をよそに、モンスターは暴れ出してこちらに向かってきた!

 

 

エルク

「はあっ!」

 

「ギャア!」

 

 

エルクの神威による一閃によって、モンスターは消滅した。

 

 

ネプテューヌ

「ナイス、エルくん!」

 

エルク

「ローズさん、ルビィさんと参加者達の避難をお願いします!

 ここは僕達とハンターで対処します!」

 

ローズ

「わかりました。 ルビィ、皆さん、こちらへ!」

 

ルビィ

「は、はい、母様! オライトさんは!?」

 

オライト

「いえ、ボクはここに残って皆さんと共に戦います!

 言ったでしょう、あなたを守ると!」

 

ルビィ

「オライトさん・・・!」

 

ネプテューヌ

「愛されてるねえ、ルビィちゃん!」

 

「だ、駄目です、ローズ様! 扉が開きません!」

 

ローズ

「なんですって!?」

 

エルク

「いけない、離れて!」

 

「・・・え? うわぁっ!」

 

エルク

「輝剣・光牙ッ!」

 

 

その場にいる人々を逃がすため使用人が扉を開こうとしたが開かず、

彼の足下から再びモンスターが現れたが、エルクの剣技で即座に斬り伏せた!

 

 

「あ、ありがとうございますっ!」

 

「お、おい、見たか? あの使用人の足下―――いや、影からモンスターが現れたぞっ!

 あれではどこへ逃げても無駄ではないのか?」

 

「確かに影からモンスターが出てきて襲われるのであれば、どこにいても同じだ!」

 

ローズ

「っ、仕方ありません。 皆様、私の下まで!」

 

 

混乱する中、ローズは参加者達に、今度は自分の下まで集まるように声をかけた。

戸惑いながらも、彼等はローズの下へ集まった。

 

 

ノワール

「なるほど、確かにこうして集まってもらった方が守りやすいわね」

 

ケイ

「うん、壁を背にしているのはいい判断だ」

 

ミナ

「皆さんは私達の後へ! ローズ様もルビィ様も下がってください!」

 

ローズ

「はい、お願いします!」

 

ルビィ

「皆さんも気を付けて!」

 

ネプテューヌ

「よーしっ! いっちょやったりますかー! わたしたちに刮目せよー!」  

 

エルク

「神氣招来っ!」

 

 

エルク達は変身し、皆の前に立ってモンスターの群れと対峙する。

 

 

「おおーっ!!」

 

「あれが女神様のお姿か!」

 

「私、初めて見るわ!」

 

「それに、エルク君のあの姿はいったい・・・?」

 

「光っていてとても綺麗ね」

 

 

しかしその時、ローズ達の足下の影が伸び、それがエルク達の前に集結すると、

それが大剣を持った角を生やした巨大なモンスターになった!

 

 

「な、なんだあれはっ!? 鬼・・・?」

 

「で、でかい・・・!」

 

「ああ、もう駄目だ・・・! おしまいだ・・・!」

 

「だ、大丈夫よ! 私達には女神様がついているもの!」

 

パープルシスター

「みんな怖がってる・・・。 なんとかしなきゃ!」

 

ブラックシスター

「無理もないわ。 普通の人があんな大きなモンスターを見たら怖いわよ。

 ここはアタシたち女神の出番よ!」

 

ホワイトハート

「だな。 にしても、デケェモンスターだな。 合体でもしやがったのか?」

 

グリーンハート

「と言うよりも、皆さんの影を集めて作られたって感じですわね」

 

エルク(神衣)

「加えて結構な数だ。 後にいる人達を巻き込まないようにしないと。

 ー汚れなき聖なる壁にて護れー ホーリィウォールッ!」

 

 

エルクは光魔法で、参加者と使用人達を守る光の壁を造り出した。

 

 

「こ、これはっ!?」

 

「光の壁か・・・?」

 

「これも彼の魔法なのか?」

 

ミナ

「それも、強度の高い防御魔法ですね」

 

ケイ

「なるほど、これなら彼等を守りながら戦えるね」

 

ブラックハート

「ナイスよ、エルク!」

 

ホワイトハート

「ああ! これで心置きなく叩きのめせるぜ!」

 

グリーンハート

「わたくしの華麗で美しい槍術もお見せしますわ!」

 

パープルハート

「ええ、国民たちの前でかっこ悪い所は見せられないわね。 行くわよ、ネプギア!」

 

パープルシスター

「うん、お姉ちゃん! 私もサポートするよ!」

 

ブラックシスター

「援護は任せて、お姉ちゃん!」

 

ブラックハート

「頼りにしてるわよ、ユニ!」

 

ホワイトシスター(ラム)

「わたしとロムちゃんは、小さい敵を倒しましょう!」

 

ホワイトシスター(ロム)

「うん! わたしもがんばる!(ぐっ!)」

 

ホワイトハート

「それじゃあわたしたちは、デカブツを倒そうか!」

 

???

「その勝負、待ったー!」

 

 

その時、どこからともなく少女の声が響いた。

 

 

うずめ

「よう! 待たせたな、みんなっ!」

 

パープルハート

「うずめ、来てくれたのね!」

 

ブラックハート

「いいタイミングじゃない! 狙ってたのかしら?」

 

ビーシャ

「まさか! ヒーローは遅れてやって来るものだよ、ノワール!」

 

コンパ

「本当はプルルートさんとピーシェちゃんを迎えに行って少し遅れただけですけどね」

 

プルルート

「やっほ〜、あたしが来たよ〜!」

 

ピーシェ

「ねぷてぬ! だいじょうぶ?」

 

クロワール

「ワープ完了っと。 ったく、人をこき使いやがって・・・」

 

ネプテューヌ(大)

「お疲れ、クロちゃん。 あとはわたしたちに任せて休んでてよ!」

 

クロワール

「言われなくてもそうするっての。 で、コイツはどうすんだ?」

 

エスーシャ

「おい、早く出ろ。 つっかえてるんだ」

 

???

「わかったわかった! だから押すんじゃない!」

 

 

後にいるエスーシャに押されてワープゲートから一人の男が現れ、

その後次々に仲間たちが顔を出す。

 

 

ユリウス

「エルク、無事か」

 

エルク

「ユリウス! うん、僕達は大丈夫。 この人は?」

 

 

エルクにとって会うのははじめての人物。 筋骨隆々な体格に、隻眼の大男。

しかし、その青い髪に見覚えがあった。

 

 

オライト

「ち、父上!? 父上がなぜここに!?」

 

トーマ

「決まっているだろう、お前の晴れ姿を見るためだ。

 ・・・っといっても、今はそんな場合ではないようだな。 加勢しに来たぞ!」

 

エルク

「加勢しに来た? 今回の一件は貴方の仕業ではないのか?」

 

トーマ

「む? その緑の髪・・・お前がエルクか。 お前のことは知っているぞ。

 いや、今はそれよりも、ワシの仕業ではない。

 オライトがルビィ嬢にプロポーズをし、今回の式に出ると聞いたが、

 なんの事やらワシにはさっぱりわからんぞ?」

 

クロワール

「おいおい、そりゃあ本当か、おっさん? 嘘つかない方が身のためだぜ?」

 

トーマ

「それは脅しのつもりか、黒いの。

 そもそもワシがここに来たのも、オライトのいるこの会場がモンスターに襲われていると

 聞いたからだ。 なぜ嘘をつく必要がある」

 

ネプテューヌ(大)

「うーん、たしかにそうだよね」

 

シーシャ

「わざわざ息子を危険な目に遭わせる必要なんてないだろうしね。

 嘘は言っていないと思うよ」

 

ロティ

「じゃあ、いったい誰が・・・」

 

ユリウス

「・・・内部に黒幕がいるのかもな」

 

クロワール

「どういうことだよ、旦那?」

 

ユリウス

「今回の暗殺の件、一見ガーネット家を乗っ取るためサファイア家が企てた犯行かと

 思っていたが、実はガーネット家の何者かが裏で糸を引いていた、ということだ」

 

ケーシャ

「で、でも、なんでそんなことを? 自分のいる家の後継ぎなんでしょう?」

 

ユリウス

「あくまで私の憶測だがな」

 

パープルシスター

「そういえば、ゴンザレスさんはあれから戻ってきませんけど・・・」

 

パープルハート

「たしかに彼のことは気にやるけど、今はモンスターを倒すわよ、ネプギア!」

 

うずめ

「よっしゃ! ここから俺達も参戦するぜ! 行くぜ皆っ!」

 

 

うずめの掛け声で、仲間達はそれぞれ女神化ゴールドフォーム化し、改めて戦闘を開始した。

 

 

_________________________________________

戦闘曲

ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン

Battle 1

通常戦闘曲

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

「す、すげぇ! 女神様とゴールドサァド達と共闘してるぞ、オレ達!」

 

「ああ! これで勝つる!」

 

「っと言いたいが、我々では足手まといだ。

 エルクさんが張ったあの光の壁を守るのに専念しよう」

 

「・・・ああ、そうだな」

 

 

そう言ってハンター達は、参加者と使用人達を守る光の壁を守るため下がった。

 

 

「おお! 女神様が勢揃いだな!」

 

「しかし、中には見覚えのない女神様? もいるようだが?」

 

「他の女神様と似た格好をしているからきっとそうなんだろうけど」

 

「だが、あの金髪の女神様らしき方の大きさも大したものだ!

 あれはベール様以上と見た!」

 

「もう! だから不潔ですよ! 女神様に対して不敬です!」

 

「それはともかく、エルク君のあの姿は一体なんなんだ?」

 

「噂で聞いた光の化身というのは彼の事だったのか!?」

 

アイエフ(爆炎覚醒)

「バレたみたいね、エルク?」

 

エルク(神衣)

「別に隠してたわけじゃなかったんだけどね」

 

イエローハート

「ねえねえ、大きいって、ぴぃのこと?」

 

グリーンハート

「わ、わたくし以上と言うのは、否定できませんけど・・・」

 

ホワイトハート

「ったく、どいつもこいつも―――ちっ!」

 

エルク(神衣)

「うわ! 大きい舌打ち!?」

 

ルージュハート

「皆さん、今はモンスターに集中しましょう!」

 

アイリスハート

「ええ、そうねぇ。 それじゃあ、みんなにお披露目しようかしらねぇ!」

 

 

 

プルルートは、剣の刃を鞭に変えて眼前のモンスターを斬り払った。

 

 

アイリスハート

「ふん、他愛ないわねぇ!」

 

ブラックハート

「なんだかプルルート、活き活きしてるわね」

 

ホワイトハート

「わたしたちも負けてらんねえな! オラッ!」

 

ルージュハート

「でも、ここは会場ですから派手に動けませんね」

 

ケーシャ(GF)

「はい。 エルクさんの魔法のお陰で、皆さんにモンスターの被害を受けないと思いますが、

 私達の攻撃に巻き込まないように気を付けましょう」

 

ホワイトシスター(ラム)

「はーい! くらいなさい、サンダーボルトッ!」

 

ホワイトシスター(ロム)

「コメットシャワーッ!」

 

ビーシャ(GF)

「じゃあわたし、あまり役に立たないかも・・・」

 

イーシャ(GF)

「貴女はバズーカですからね。 外してしまったら会場が崩壊してしまうかもしれませんね」

 

エスーシャ(GF)

「では、お前は見ているか?」

 

ビーシャ(GF)

「まさか! バズーカが使えないなら―――ビーシャキーック!」

 

 

ラムの雷魔法とロムの光魔法によって、モンスターの数を減らし、そこにビーシャの飛び蹴りが

巨大な角のモンスターに迫る。

 

 

ビーシャ(GF)

「えっ、うそっ!? 止められた!?」

 

 

その言葉通り、ビーシャの攻撃はモンスターの持つ大剣の腹によって防がれ、

そのまま押し返されるように弾かれた。

 

 

ビーシャ(GF)

「うわわっと! 着地っ!」

 

イエローハート

「びーしゃ、カッコいい!」

 

ビーシャ(GF)

「えへへ、そう? っていっても、わたしの攻撃防がれたんだけどね・・・」

 

オレンジハート

「カッコいいっていうなら、うずめの出番だよー! 我流・夢双連撃ーッ!」

 

 

メガホンを手放し、連続パンチを繰り出すうずめだが、巨大なモンスターは再び大剣を

盾にして防御する。

 

 

ホワイトハート

「へっ! 後がガラ空きだぜっ! メツェラインシュラークッ!」

 

 

素早く背後に回り込んだブランが、シェアエネルギーを込めた強力な一撃を叩き込む。

 

 

グリーンハート

「シレットスピアーッ!」

 

 

更にそこに追撃として、ベールが正面から槍を召喚して大剣を貫く。

 

 

ブラックシスター

「見えた―――そこよっ!」

 

 

貫かれヒビの入った部分を見たユニは、そこに銃弾を撃ち込んだ。

 

 

エルク(神衣)

「三ノ型―――断空ッ!」

 

ルージュハート

「続きます、師匠! グラビティ・ソードッ!」

 

 

飛翔したエルクとロティの剣技が、モンスターの大剣を両断した。

 

 

ホワイトハート

「よっしゃ! ざまあみやがれっ!」

 

アイエフ(爆炎覚醒)

「ええ、まずは部位破壊ね!」

 

エルク(神衣)

「でも、油断できないよ」

 

ルージュハート

「はい、モンスターを倒したわけではありませんから」

 

アイリスハート

「でも、これで守るものはなくなったわぁ。 どういじめてあげようかしらぁ?」

 

ビーシャ(GF)

「なんならこのままフィニッシュしちゃう?」

 

アイリスハート

「それもいいけど、せっかくだから後のみんなにあたしたちの力を見せつけるってのも

 いいわよねぇ」

 

ルージュハート

「その皆さんも引いているようですが・・・」

 

「な、なんだ、あの女神様は? いや、なんというより・・・」

 

「ああ、女王様のようだ・・・」

 

「中にはそういった趣味を持った男もいると聞いたことがあるぞ」

 

「あの女神様を見ていると、ゾクゾクするのはなぜだろうな?」

 

「興奮するというか、なんというか・・・!」

 

「わ、私もいじめられたい!」

 

ブラックハート

「・・・なんか変なのもいるみたいだけど」

 

アイリスハート

「うふふ、褒めてくれて嬉しいわぁ」

 

イエローハート

「ぷるると、たぶん褒めてないと思うよ?」

 

アイリスハート

「ふーん。 ねえエルくん、あなたはどう思う?」

 

エルク(神衣)

「エ? いや、どう思って別に・・・」

 

アイリスハート

「別に、なにぃ?」

 

パープルハート

「ぷるるん、エルくんに変な聞かないでちょうだい!

 そしてベタベタしないで! 戦闘中よ!」

 

アイリスハート

「わかってるわよぉ。 これから―――あら?」

 

 

砕いたはずの大剣が再生し、元通りになった。

 

 

ホワイトハート

「おいおい、再生すんのかよ、あれ」

 

グリーンハート

「なかなか厄介ですわね。 ですが―――」

 

パープルハート

「ええ、その程度ではわたしたちの敵じゃないわ!」

 

アイリスハート

「壊しては元に戻っての繰り返しなんて面白いじゃない!」

 

パープルシスター

「プルルートさん、変なスイッチ入っちゃった・・・」

 

イーシャ(GF)

「味方としては心強いですが・・・」

 

シーシャ(GF)

「まあ、なるようになるさ。 あのモンスターの周りにいる他のモンスターも結構の残ってる

 みたいだし、アタシ達もヒマしなくて済みそうだよ」

 

ブラックシスター

「モンスターたちを後ろの人たちに近付けさせなければいいんでしょ?

 だったら、アタシの得意な射撃で一掃するまでよ!」

 

ケーシャ(GF)

「ですね。 私の弾幕で一歩も近付かせません!」

 

ビーシャ(GF)

「うーん、こんなことなら違う武器を持ってくればよかったよ・・・」

 

コンパ

「ビーシャさん、バズーカ以外にも使えるですか?」

 

アイリスハート

「それじゃあ、第二ラウンドといきましょう!」

 

エルク(神衣)

「うん、行こう!」

 

ホワイトハート

「エルク! こんな奴さっさと倒しちまおうぜっ!」

 

エルク(神衣)

「―我祈るは仇なす者を屠るさらなる大いなる力なり。 その力我が友等に宿らん

 神聖増強祈祷(ホーリィブースト)ッ!」

 

 

ブランの言葉に応えるように詠唱し、エルクは仲間達を強化した。

 

 

アイリスハート

「いいわぁ! この感じクセになっちゃいそう!」

 

イエローハート

「うん! パワーアップ!」

 

ブラックハート

「ええ、必勝パターンね!」

 

パープルハート

「ありがとう、エルくん。 さあ、行くわよ!」

 

「グオォォォーッ!!」

 

 

ネプテューヌ達が強化されたのを知ったのか、モンスターは大剣掲げて味方のモンスターの士気を

上げるように雄叫びをした。

 

 

アイリスハート

「うるさくて汚い声ねぇ。 そんなにおねだりしなくても、すぐにイかせてあげるわよ!」

 

イエローハート

「ねえねえ、イかせてあげるってどういう意味?」

 

グリーンハート

「ピーシェちゃんが知る必要なんてありませんわ」

 

ルージュハート

「そんなことより、来ます!」

 

 

掲げた大剣を前に突き出し、モンスター達を突撃させる。

それによってモンスターが波のように一斉に襲いかかってきた。

 

 

「おいおい、どーすんだよこれ!

いくらこの会場が広いったってあんないっぺんに来られたらよお!」

 

「俺もこんな数のモンスターを一度に相手したことないっての!」

 

「ああ、数の暴力だ・・・!」

 

エルク(神衣)

「二ノ型―――刹那ッ!」

 

 

エルクの高速移動を伴った斬撃が、迫りくるモンスター群れの一部を斬り伏せた!

 

 

「なっ! エルクさん!?」

 

「マジかよ・・・すげえ!」

 

シーシャ(GF)

「さすがの腕前だ、エルク君! アタシも行かせてもらうよ! 大剣乱舞ッ!」

 

ブラックハート

「合わせるわ、シーシャ! トルネードソードッ!」

 

ケーシャ(GF)

「ノワールさん、援護しますっ!」

 

グリーンハート

「シレットスピアーッ!」

 

ルージュハート

「蹴散らします! ラウンド・エッジッ!」

 

イーシャ(GF)

「魔晄撃ッ!」

 

イエローハート

「ヴァルキリークロ―ッ!」

 

アイエフ(爆炎覚醒)

「真魔烈皇斬ッ!」

 

 

シーシャが大剣を持って暴れるように畳み掛け、ケーシャの援護射撃で敵を撃ち抜き、

ノワールの虹色に輝くトルネードソードで斬り裂いた。

続けてベールの召喚した槍にロティとイーシャの剣技、ピーシェの格闘技とアイエフの斬撃によって

さらにモンスターの数を減らしていく。

 

 

オライト

「すごい・・・! これが女神様たちの力なのか!」

 

 

直接合ったことがなく、その強さを知らなかったオライトにとって、

モンスターの群れに恐れず果敢に立ち向かい、息の合った連携攻撃に驚きを隠せず、

思わず見惚れて剣を振るう手が止まる。

 

 

「シャアッ!」

 

オライト

「!? しまった―――!」

 

 

しかしそこに、モンスターがオライトに襲いかかった!

背後からの完全な不意打ちに、防御も回避も間に合わず、恐怖で目を閉じた。

 

 

???

「させるかっ!」

 

「ギャアッ!」

 

オライト

「・・・え?」

 

 

その時、鋭い斬撃と共にモンスターが倒され、恐る恐る目を開くと、

そこに戦斧を肩に担いだ父の姿があった。

 

 

オライト

「ち、父上・・・?」

 

トーマ

「無事か、オライト?」

 

オライト

「は、はい、ワタシは大丈夫です。 ありがとうございます」

 

トーマ

「そうか。 ならば立てっ!

 お前が剣を持って戦っているのは誰かのためなのだろう!

 その誰かとはルビィ嬢のことだろう?

 ならばその者に不様な姿は見せられんぞ、オライト!」

 

オライト

「・・・はい、そうですね、父上。 今のは油断しただけです!

 ワタシは―――ボクはまだ戦えます!」

 

トーマ

「うむ、よく言った、我が息子よ! それでこそサファイア家長男!

 征くぞ、オライト!」

 

オライト

「はいっ!」

 

 

モンスターの奇襲に怯み、尻もちをついているオライトを鼓舞して立ち上がらせたトーマは、

息子と共にモンスターに立ち向かった。

 

 

トーマ

「うおおっ!」

 

オライト

「ここから先へは行かせない!」

 

 

トーマの戦斧とオライトの細剣がモンスターを斬り裂き貫き、

その数を減らしていく。

 

 

トーマ

「ぐおっ!」

 

オライト

「っ! 父上っ!?」

 

 

武人といえど、まだ戦い慣れていないオライトをフォローしながら、

次々に押し寄せるモンスターの群れという数の暴力によって押され、

攻撃を受けて膝をつくトーマに、オライトは急いで駆け寄り、父を守るように一人戦う。

 

 

トーマ

「くそっ! やはり二人では厳しいか・・・!」

 

オライト

「すみません父上、ワタシが未熟なばかりに・・・」

 

トーマ

「お前のせいではない、オライト。 ただ分が悪いと言うだけの話だ。

 こちらが二人なのに対し、相手はモンスターの群れ。

 やはり数では圧倒的に我々が不利だ」

 

オライト

「父上・・・」

 

 

そんな二人を呆然と見ているモンスターはおらず、

一体の大きなモンスターが二人を踏み潰すそうと大きな足をあげる。

 

 

オライト

「ぁ・・・」

 

 

これが実戦であり現実。 いくら強者であっても、これほどの数のモンスターを相手に

二人で挑むのは不利であった。

父は自分のせいではないと言ったが、自分がもっと強ければこんな事にはならなかった、

でしゃばるんじゃなかったと、オライトは後悔した。

 

 

「十ノ型―――白蓮ッ!」

 

 

その時、エルクの剣技によってそのモンスターと、他の迫りくるモンスターの群れを

斬り払った。

 

 

エルク(神衣)

「二人とも、大丈夫ですか!」

 

オライト

「エルクさんっ!」

 

トーマ

「余計なことを―――っと言いたいがすまん、助かった。

 だか今、お前が数人いた気がしたが・・・?」

 

エルク(神衣)

「ここは僕達に任せて、お二人は退避を!」

 

トーマ

「う、うむ。 オライト、ここは引くぞ」

 

オライト

「・・・はい、父上。 エルクさん、後はお願いします」

 

エルク(神衣)

「はい、任せてください!

 貴方達のお陰でモンスターの数も減りましたから」

 

 

エルクは二人を守りながら後退し、コンパのいる光の壁の中へ連れて行った。

 

 

オライト

「エルクさん・・・ボクはみなさんを、ルビィさんを守れたと言えるでしょうか?」

 

エルク(神衣)

「ええ、もちろん。 オライトさんの戦う姿は立派でしたよ。

 貴方のその勇姿はきっと、ルビィさんとこの場にいる全ての方々が見ているはずです」

 

「ああ、エルク君の言う通りだ! 君の姿はしっかり見せてもらったぞ!」

 

「まだ齢10歳とは思えないほどの勇気! 大したものだっ!」

 

「流石は武の家系サファイア家の長男。 将来が楽しみですわ!」

 

「そして貴方もですぞ、トーマ殿。 やはり、サファイア家がガーネット家を狙っている

 というのはデマだったようですな!」

 

 

と、戦う姿を見た参加者達は、トーマとオライトを称賛した。

 

 

オライト

「皆さん・・・ありがとうございます!」

 

ルビィ

「オライトさん、傷だらけ・・・!」

 

コンパ

「だ、大丈夫ですか!?」

 

オライト

「ボクは大丈夫です。 ですが、父上が・・・」

 

トーマ

「ワシも問題ない。 最近デスクワークが続いたせいか体が鈍ったかようだ。

 我ながら情けない・・・!」

 

ルビィ

「そんなことありませんわっ!」

 

コンパ

「ルビィさん?」

 

ルビィ

「叔父様だけじゃない! オライトさんも勇敢にモンスターに立ち向かって

 戦う姿を見ました。 とってもかっこよかったです///」

 

トーマ

「・・・そう言ってくれると助かるよ、ルビィ嬢」

 

オライト

「ありがとう、ルビィさん。 かっこよかったなんて・・・えへへ///」

 

トーマ

「お前という奴は・・・。 だが、ワシに親切にしてもいいのか?

 こちらは貴女の命を狙っていると疑われている家の当主だぞ。

 警戒して距離を取るべきなのではないのか?」

 

ルビィ

「・・・わたしもはじめはとても怖かったです。 いえ、今でも怖いです。

 心当たりもなく、わたしの命を狙う何者かの存在に。

 母様やゴンザレスとも話をして、何度も泣きました。

 でも・・・それでもわたしは将来このガーネット家の家督を継ぎ、

 守っていかなくちゃって思うと、勇気が湧いてくるんです。

 それに、叔父様はそんなことをする方じゃないってわかってますから。

 なぜならこうして傷だらけになりながらも、オライトさんと一緒にわたしたちを

 守ってくれたのが、なによりの証拠でしょう?

 よって叔父様は犯人ではありません」

 

オライト

「ルビィさん・・・」

 

トーマ

「・・・随分信頼されたものだな。

 実際そうだが、では誰が貴女の命を狙っていると?」

 

ルビィ

「それは―――」

 

コンパ

「それは、この戦いが終わったらわかると思うです!

 エルクさん達が勝ったら、きっと手段をなくした犯人が姿を現すはずです!」

 

ローズ

「そういうものなのでしょうか?」

 

オライト

「わかりません。 ですが、これが犯人の切り札で、エルクさんたちによって破られた時、

 コンパさんが言ったように直接仕掛けてくるかもしれません」

 

トーマ

「可能性としてはあり得るかもな。

 ならばその時こそ、黒幕を捕らえるまたとない好機というわけだな」

 

ローズ

「その通りです、トーマさん」

 

トーマ

「エルク・・・いや、エルク殿。 

 恥ずかしい話だが、ワシとオライトは戦うことは難しいようだ・・・。

 だからどうか、この戦いを終わらせて欲しい! この通りだ!

 うっ、ゴホ、ゴホっ!」

 

オライト

「父上っ!」

 

 

そう言ってトーマは、咳き込みながらエルクに深々と頭を下げた。

 

 

エルク(神衣)

「だ、大丈夫ですか!?」

 

ルビィ

「叔父様っ!?」

 

ローズ

「大変、吐血しているわ!」

 

トーマ

「ああ、大事ない。 昔無理をしたツケが回ってきただけだ・・・。

 こんな状態でなければ共に戦えるんだがな・・・」

 

エルク(神衣)

「トーマさん・・・。 わかりました、後は僕達に任せて下さい!

 コンパ、トーマさんと、オライトさんを頼む!」

 

コンパ

「はいです! わたしにお任せです!

 エルクさんは戻ってねぷねぷたちをお願いしますです!」

 

エルク(神衣)

「ああ、任せれた!」 

 

 

二人の治療をコンパに任せ、エルクはその場を後にして急いでネプテューヌ達が戦っている

前線へ急いで戻る。

 

 

オライト

「ローズ様、父上は・・・父さんは略奪のために人の命を奪うようなことをする

人じゃないんです! 父さんはみなさんを守るために共に戦ってくれました!

 だから―――」

 

ローズ

「わかっていますよ、オライトさん。

 まったく、貴方という人は本当に不器用なのね。

 それならそうと私に相談すればいいのに」

 

トーマ

「それができるなら苦労はせん。

 ただの世間話ならともかく、俺の家がお前の娘を狙っているかもしれんなどと

 言えるわけがないだろうが」

 

ローズ

「・・・それもそうね。 でもねトーマ、私は貴方が犯人でないことくらい

 最初からわかっていたわ。 貴方は不器用ながらも自分の思いや考えを曲げない

 強い心を持っていると知っているから。

 そんな貴方が私の娘をの命を狙うなんてあり得ないわ」

 

トーマ

「・・・」

 

オライト

「えっと、父とローズ様はどういったご関係で・・・?」

 

ローズ

「私とトーマは昔からの友人ですの」

 

オライト

「ご友人、ですか? でも、父からはそのような話しは・・・」

 

ルビィ

「わたしも聞いたことないわ。 本当なの、母様?」

 

ローズ

「ふふ。 ええ、本当よ、ルビィ。

 貴方のことだから、あの頃の話はしていないようね」

 

ルビィ

「あの頃?」

 

ローズ

「それはね―――」

 

トーマ

「ローズ、今はそんなことよりも、この戦いを見守ろう」

 

ローズ

「・・・ええ、そうね。 でも、なにも心配ないわ。

 なぜならわたくし達には女神様方と、エルクさんがついているのだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルク(神衣)

「ニノ型―――刹那ッ!」

 

 

前線に戻ったエルクは、今だ群がるモンスター達を斬り払った。

 

 

ホワイトハート

「よおエルク、そっちはもういいのか?」

 

エルク(神衣)

「うん、二人はコンパに任せたからもう大丈夫だ」

 

ブラックハート

「そう、なら安心ね。 それじゃあ思いっ切り戦えるってわけね!」

 

ルージュハート

「ですが、まだモンスターの勢いは衰えません」

 

ホワイトシスター(ラム)

「やっつけてもやっつけもきりがないわ!」

 

ホワイトシスター(ロム)

「うん、どんどん出てくる!」

 

アイリスハート

「やっぱり、あの奥のモンスターのせいかしら?」

 

 

プルルートの言う通り、そのモンスターをよく見ると、

なにやら呪文のようなものを唱えており、足下の伸びた影からモンスターが次々に

現れているのがわかる。

 

 

ルージュハート

「参加者の方々から現れた時と同じですね!」

 

パープルハート

「わたしもぷるるんに言われて気づいたから倒そうと思って近付いたんだけど、

 周りのモンスターたちがあれを守ってて攻撃が届かなかったわ」

 

ブラックハート

「生意気に盾なんて構えちゃって。

 あれじゃあ一人で突破するのはむずかしいわよ」

 

イーシャ(GF)

「エルクさんの力で強化されてるネプテューヌさんの攻撃を防ぐなんて!」

 

ルージュハート

「でも、こうしている間にもあのモンスターが新たにモンスターを呼び出し続けている

 わけですが・・・」

 

ホワイトハート

「ああ、このままじゃわたしたちが不利だ。

 今はエルクの魔法であいつらを守れてても、いつまでもつかわからねえ。

 くそっ! あの角野郎・・・!」

 

エルク(神衣)

「それに神衣化で強化されてるっていっても無敵ってわけじゃない。

 ここを逆にここを突破されて一斉にモンスターが押し寄せたら危険だ」

 

ユリウス

「つまり、まずは我々がやるべきことは、そうなる前に奥に控えているあの大剣を持った

 モンスターを倒すことだが、その元を絶つためにはそれを守るモンスターを倒さなければ

 ならないと言うことだな」

 

ネプテューヌ(大)

「だね! ・・・こんな時、クロちゃんのワープが使えたら簡単なんだけど、

 今、ダウンしてるからね・・・」

 

ケーシャ(GF)

「私達をここまで運んでくれた時に力使い切ったみたいですね」

 

アイエフ(爆炎覚醒)

「仕方ないわよ。 なら、私達の得意な方法で行くまでよ。

 そうでしょ、エルク」

 

エルク(神衣)

「ああ、バラバラに戦って攻めて崩すのはむずかしい。

 だからここは連携していこう!」

 

ホワイトハート

「おう、任せとけ!」

 

グリーンハート

「他のモンスターを倒しつつ、あれを倒しましょう」

 

オレンジハート

「それじゃあ、周りのモンスターはうずめ達に任せて!」

 

ホワイトシスター(ラム)

「わたしとロムちゃんの氷魔法で、モンスターなんて氷漬けにしてやるわ!」

 

ホワイトシスター(ロム)

「わたしもラムちゃんと一緒にがんばるっ!(ぐっ)」

 

パープルハート

「では、行動開始よ。 行くわよ、みんな!」

 

 

作戦を決めたエルク達は、行動に移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近書いている内に、どこで話を終わらせたらいいのか分からなくなる・・・。
それはそうと、ネプテューヌの完全新作ナンバリングタイトルが発表されましたね!
その名も―――「超新時空ゲイムネプテューヌ∞アンリミテッド」!
個人的に超楽しみっ!




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