光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
ゲイムギョウ界と各国を知るため、ラステイションに体験入国したエルク。
その初日、エルクはノワール達の仕事を手伝うことになった。
ノワール
「エルク、早速仕事を手伝って欲しいんだけど、大丈夫?」
エルク
「うん、大丈夫だよ。 で、どういった仕事?」
ユニ
「書類の仕事よ。
イストワールさんからの今回の件での準備が忙しくって溜まっちゃったの」
エルク
「そうなんだ・・・。
ごめんね、僕のせいで・・・」
ユニ
「別にエルクさんのせいじゃないわよ。 ねぇ、お姉ちゃん」
ノワール
「そうよ。 これは私達女神が望んだ事でもあるの。
だから、あなたのせいじゃないわ。 気にしないで」
エルク
「・・・ありがとう、二人共」
ノワール
「それじゃあ、執務室まで案内するわ。 ついてきて」
部屋を出て、さっき来た廊下をエレベーターまで戻ると、
今度はそこを左に曲がってまっすぐ進んだ先に扉があり、
その扉を開いた先に広がったのは、大きな広間ならぬ執務室だった。
仕事用のパソコンが三台あり、その後ろにはラステイションを一望できる
広々としたオープンテラスだった。
エルク
「・・・」
ノワール
「どうしたの?」
エルク
「いや、綺麗だなって・・・」
ノワール
「ふふっ、ありがとう。 さあ、こっちよ」
そして、ノワールはパソコンを立ち上げると、そこにはラステイションの治安や経済といっ
た様々な情報があった。 仕事を手伝って欲しいと言われたけど、一般人の僕がこんな大切
なものを見てもいいのかな?
エルク
「確かに、こうして見ると色んな案件が舞い込んでるね?」
ノワール
「そうなのよ。
特にそれについての書類がね・・・」
エルク
「つまりはその書類整理が主な仕事ってこと?」
ノワール
「そうね。 一応書類や資料には目を通しているんだけど、
整理するとなると膨大な量になるのよね」
まあ、これだけ沢山の案件となると、それ相応の量になるって事か・・・。
エルク
「分かった。 だったら、この書類の整理は僕に任せて」
ユニ
「え? でも、かなりの量よ? 大丈夫なの、エルクさん?」
エルク
「プラネテューヌじゃあ、毎日このくらいの量をこなしてたからね」
ユニ
「毎日って、いつも一人で?」
エルク
「たまにネプギアも手伝ってくれる時もあるけど、基本一人でね。
だから、二人は休んでてよ。」
ノワール
「そう言う訳にはいかないわ。
女神の仕事をあなた一人に押し付けるなんて・・・」
ユニ
「そうよ。 いくら慣れてるからってこの量を一人でなんて・・・」
確かに、まるで山のようにそびえ立つ書類の数を片付けるには容易じゃないだろう。
エルク
「大丈夫だって。
そういう二人こそ、女神様の仕事に加えて今回の準備で忙しかったんでしょ?」
ノワール
「だから、それは・・・」
エルク
「うん、分かってる。
気にするなって言われたけど、やっぱり僕は迷惑をかけた分は返しておきたいし、
こっちは世話になる立場だから二人の役に立ちたいんだ。
だから、ここは僕に任せてよ」
ユニ
「エルクさん・・・」
ノワール
「・・・分かったわ。
あなたがそこまで言うなら任せるわ」
ユニ
「お姉ちゃん!? でも、いいの・・・?」
ノワール
「エルクがここまで言ってるんだもの。
それに、私としてはエルクがどれだけ仕事が出来るか知りたいしね。
ユニだってそう思うでしょ?」
ユニ
「それは、まあ・・・」
ノワール
「それじゃあ、頼むわね、エルク。
私達はテラスにいるから終わったら声を掛けてちょうだい」
エルク
「うん、分かった」
そう言うと、ノワールとユニちゃんはオープンテラスに行く。
エルク
「さーてっ! やりますか!」
僕は軽く両手で頬を軽く叩き、仕事に取りかかった。
ノワールside
ユニ
「ねえ、お姉ちゃん。
エルクさん一人で大丈夫かな?」
ユニ心配も最もね。
あれだけの量を一人でこなすとなると、私でも二、三時間はかかるわ。
イストワールの話だと、彼はかなり優秀でお陰で仕事が捗ってるらしいけど、
私も心配じゃないと言えば嘘になるわね。
ノワール
「大丈夫よ、イストワールの話だとエルクは優秀らしいから」
ユニ
「前にネプギアがそんなこと言ってたっけ」
イストワールとネプテューヌからはもちろん、エルクは皆から信頼されているのね。
でも、その気持ちはなんとなく分かる気がするわ。
ユニ
「そういえば、お姉ちゃん。
イストワールさんから送られてきた映像、アタシも見たよ」
ノワール
「で、どうだった?」
ユニ
「うん、なんていうか・・・凄かった。
本当に実戦経験のない普通の人とは思えなかった」
ノワール
「私も最初見た時はビックリしたわ。
エルクと初めて会った頃に比べたらまるで別人だったもの」
ユニ
「え、そうなの?」
ノワール
「ええ、第一印象は頼り無さそうな感じだったわ。 でも、あの笑顔は・・・///」
ユニ
「え?」
ノワール
「な、なんでもないわ!
とにかく、そんな感じだったわ」
ユニ
「とてもそうだったとは思えないけど・・・」
ノワール
「そうなのよね。 なんで彼はあんな急成長を・・・」
そう、エルクがプラネテューヌでの遺跡調査で力を手にしてからたった数日。
実戦経験はおろか剣すら握ったことのない人間がここまで急に強くなるなんておかしいわ。
やっぱり、あのホーリィクリスタルとなにか関係があるのかしら・・・。
ユリウス
「それについては、私も思っていた」
ノワール
「のわあぁぁっ!? ユ、ユリウス!?」
ユニ
「いつの間に・・・」
ユリウス
「驚かせてすまない。
そなた達が話していたエルクとホーリィクリスタルとの関係について
私も話そうと思ってな」
ノワール
「エルクとホーリィクリスタルの関係?」
ユリウス
「そうだ。 これは、エルクの急成長について直結していると言ってもいい」
ユニ
「どういうことですか?」
ユリウス
「まず、エルクとホーリィクリスタルの関係についてだが、
彼とホーリィクリスタルの同調率が高いことだ」
ノワール
「それってつまり、ホーリィクリスタルとの同調率・・・?
って言うのが高ければ高いほど強くなるってこと?」
ユリウス
「うむ。 同調した宿主の潜在能力を引き出すのが
ホーリィクリスタルの能力の一つでもある」
ユニ
「だから、急にあんなに強くなったのね・・・」
ノワール
「でも、それはあくまで【潜在能力を引き出す】でしょ?
彼のあの剣技や魔法はなんなの?」
ユリウス
「これは私の推測だが、元々エルクには剣と魔法の才能があったのだろう。
だが、エルクが暮らしていたというアルトスの集落は・・・」
ノワール
「モンスターも寄り付かない平和な集落だった」
ユリウス
「そうだ。 そして、あの遺跡での戦いで仲間の死という危機的状況で、
その才能が一気に開花したのだろう」
ノワール
「だから、彼は強くなったってこと?」
剣と魔法の才能ねぇ・・・。
見た感じ、彼にそんな才能があるようには見えないけど、
実際に強くなってるからユリウスの言う通りかもしれないわね。
人は見た目じゃ分からないって言うし。
ユニ
「ねぇ、ユリウスさん。
その遺跡の時の事やエルクさんの事を聞いてもいいですか?」
ノワール
「それは私も気になるわね。 もっと詳しく聞きたいわ」
ユリウス
「そうか、分かった」
ユリウスと話で少しエルクの事が分かったわ。
強くなるために毎日剣の鍛練に励み、クエストをこなして国のシェアの獲得の手助けをし
ながら危険種のモンスターを狩ってるなんて、普通の人間が出来る事じゃない。
これじゃどちらが国を治めてるのかわからないわね。
なんて、あの遺跡やエルクの事を聞いてるとあっという間に一時間が過ぎた。
すると、そこに・・・
エルク
「ノワール、書類整理終わったよ」
ノワール
「えっ、もう終わったの!?」
ユニ
「はやっ・・・!」
エルク
「あれ? ユリウスも一緒にいたんだ?」
ユリウス
「ああ、少しノワールとユニと世話話をな」
エルク
「そうなんだ。
はい、後はノワールのサインが必要なだけだと思うけど、一応チェックお願いね」
ノワール
「え、ええ・・」
私はエルクから受け取った書類に目を通して行く。
ノワール
「・・・(すごい・・・! 何一つズレもないし間違いもない。
それどころか細かい解決案まで出してくれてる。
イストワールから優秀って話は聞いていたけど、これほどとは思わなかったわ。
これはネプテューヌもエルクの事を頼りにするわけね)」
エルク
「どこか間違えてた?」
ノワール
「え、いやいや! 大丈夫よ、問題ないわ」
エルク
「そう、よかった。
正直、うまく出来てたか心配だったんだ」
ユニ
「お姉ちゃん、ちょっと見せて・・・って、なにこれ、完璧じゃない!?」
エルク
「そ、そうかな・・・?///
それより、書類を整理していたら気になる案件を見つけたんだ。
確か・・・あった、これだよ」
ノワール
「【新種? 未知のモンスター!】これがなに?」
エルク
「気になったのはその内容だよ」
ノワール
「えっと・・・。
【ダゼステーションの最奥にて、黒い謎のモンスターを発見! その正体とは一
体・・・!?】これって・・・?」
エルク
「うん。
ユリウス
「ああ、その可能性は高いな」
ユニ
「この資料からして、まだ被害にあった人はいないみたいだけど・・・」
エルク
「でも、このままじゃ最悪犠牲者が出るかもしれない・・・」
そんなことさせないわ!
ラステイションの女神として、この国の国民は私が守るわ!
エルク
「このモンスターについて、もっと情報があればよかったんだけど・・・」
ユニ
「どこにも載ってないみたいね・・・」
ノワール
「無いものは仕方ないわ。 今からそのモンスターを倒しにいきましょう。
エルク、一緒に来てくれる?」
エルク
「うん、もちろんさ!」
ノワール
「ありがとう、エルク」
ユニ
「お姉ちゃん、アタシも・・・」
ノワール
「ええ、頼りにしてるわよ。 ユニ」
ユニ
「・・・うん! 任せて!」
エルク
「でも、仕事は大丈夫なの?」
ノワール
「あなたのお陰で溜まった仕事がかたづいたから大丈夫よ」
初めて戦う相手だけど、負けられないわね!
ノワール
「それじゃ、行きましょう。 二人共」
エルク·ユニ
「うん!」
ネプテューヌVⅡRの戦闘システムが、前作(VⅡ)に比べてガラリと変わりましたね!
APとSPチャージ制バトルが戦略的で面白いです!
そのキャラのAP分行動出来るって、アークライズファンタジアを思い出しました。
久し振りにプレイしてみようかなぁ・・・。