光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
ラステイション教会での仕事の手伝いの途中で、
エルクが見つけた案件に載っていた謎の黒いモンスターを討伐すべく、
エルクはノワールとユニの三人でそのモンスターが現れるといわれる
ダゼステーションへと向かうのであった。
僕達は今、案件に載っていたモンスターを討伐するため、
ダゼステーションという地下鉄に来ている。
エルク
「情報によると、ここで間違いなさそうだね」
ノワール
「そうね」
ユニ
「それにしても、なんでギルドにクエストとして出なかったんだろ?
危険なら早く倒した方がいいのに」
エルク
「危険だからこそ、あえてクエストとして出さずに直接女神様に頼むために
情報が案件として教会に送られて来たんだと思うよ」
ノワール
「なるほどね」
ユニ
「・・・」
エルク
「どうしたの、ユニちゃん?」
ユニ
「え? なんでもないの・・・。 ただ・・・」
ノワール
「ただ、何?」
ユニ
「・・・」
うつむいたまま、ユニちゃんは口を閉じる。
不安になるのも無理ないよね・・・。
エルク
「やっぱり、不安?」
ユニ
「・・・うん」
ノワール
「ユニ・・・」
ユニ
「アタシは女神なのに、こんなの情けないよね・・・」
エルク
「それは仕方ないよ。
たとえ女神様だろうと初めて戦う未知の相手には不安になるものさ」
ユニ
「エルクさん・・・」
エルク
「僕も初めてモンスターと戦った時、凄く不安で怖かった。
だから、今のユニちゃんの気持ちはよく分かるんだ。
あれから僕も強くなって、
ノワール
「それって確か、
こっちの攻撃が効くようになるって言うあれ?」
エルク
「
あの力があったから、プラネテューヌで
もちろん、皆がいたからだけどね」
と、右頬を右手の人差し指でかきながら苦笑いする僕。
強くなったと言っても、皆に比べたらまだまだだけどね・・・。
エルク
「それじゃ、行こうか。 ノワール、ユニちゃん」
ユニ
「うん!」
少しはユニちゃんの不安を取り除くことが出来たかな?
ノワール
「ありがとう、エルク。 ユニを元気付けてくれて。
本当は姉である私の役目なのにね・・・」
エルク
「気にしないでよ。
不安な気持ちは僕にもあるからね」
ノワール
「エルク・・・」
エルク
「さあ、僕達も行こう。
早くしないとユニちゃんに置いて行かれちゃうよ?」
ノワール
「ふふっ、そうね」
───────────────
エルク
「けっこう進んだけど・・・今、どの辺りだろう?」
ノワール
「丁度半分ってとこかしらね」
エルク
「まだ半分か・・・。 ダゼステーションだっけ?
イストワールさんから聞いた話だと、トラブルが起きて今は閉鎖してるみたいだけど?」
ノワール
「ええ。 途中に落盤事故で道を塞いじゃってて列車を走らせる事が出来なくなったの。
復旧作業を急がせてはいるんだけど、中々進まなくてね・・・。
それに加えて、今回のモンスターの件で余計遅れてるのかもしれないわね」
エルク
「そうなんだ・・・。
なら、一刻も早くモンスターを倒して、また皆が使える駅に戻そうよ!
そのためだったら、僕も力を貸すからさ!」
ノワール
「ありがとう、エルク」
ユニ
「お姉ちゃん、エルクさん。 気を付けて、敵よ!」
チョコピ
「ピーピー!」
ビットカスタム
「ビビー」
現れたのは、ビットカスタムと・・・なんだろう?
初めて見るモンスターだ。
エルク
「なんか・・・可愛いのがいるんだけど?」
ノワール
「見た目に騙されないで。
あれはチョコピって言うモンスターよ」
エルク
「チョコピ・・・」
見た目だけじゃなくて、名前まで可愛いなんて・・・
ノワール
「行くわよ! エルク、ユニ!」
エルク·ユニ
「了解ッ!「うん!」」
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戦闘曲
ゼノブレイド
機の律動
機神界通常戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ユニ
「狙い撃つわ!」
そう言って、ユニちゃんは二体のビットカスタムを撃ち抜く!
エルク
「ユニちゃんは銃を使うんだね」
ユニ
「ええ、援護射撃は任せて!」
なんとも頼もしい限りだ。
やっぱり、パーティーにはこう言う子が必要だね。
ノワール
「私達も行くわよ!」
エルク
「うん!」
まず、先手を仕掛けたのはノワール。
敵の攻撃をかわしつつ、チョコピを斬りつける。
チョコピ
「ピー!」
その攻撃に怯んだ隙を突き、さらに僕が追撃する!
エルク
「もう一撃ッ!」
チョコピ
「ピピー!」
エルク
「よしっ!」
ノワール
「やるじゃない、エルク!」
エルク
「これぞ、
チョコピ
「ピーピピー!」
すると、チョコピが僕に向けて針のように鋭い羽を飛ばしてきた!
エルク
「ふっ・・・!」
僕はそれを全て打ち落とす!
しかし、四体のチョコピ達が僕を囲い、四方から一斉に体当たりを繰り出す!
ノワール
「エルク!」
ユニ
「くっ、ダメ! 間に合わない!」
エルク
「・・・」
僕は低姿勢になり、神威の柄を握る。
エルク
「輝剣·光円!」
そこから円を描くように回転し、周囲のチョコピ達を斬り裂く!
チョコピ達
「ピピピー!」
そして、バックステップして一端敵との距離を置く。
エルク
「ふぅ・・・危なかった」
ユニ
「大丈夫!? エルクさん」
エルク
「うん、大丈夫だよ。
心配かけてごめんね、ユニちゃん」
ノワール
「本当よ! まったく・・・」
エルク
「ノワールも心配かけてごめんね」
ノワール
「べ、別に心配なんてしてないわよ!
あなたの力がないと今回のモンスターが倒せないからであって、その・・・///」
この時、ネプテューヌなら
「はい、ツンデレ一丁いただきましたー」って言うんだろうな・・・。
ノワール
「とにかく、後は私に任せなさい!」
そう言うと、ノワールは残りの三体のビットカスタム達との間合いを一気に詰める。
ノワール
「行くわよ! トルネードソード!」
シェアを集めて大剣を形成し、それを水平に振るってビットカスタム達を斬り裂き
小さな爆発を起こして跡形もなく消え失せた。
そして、その虹色に輝く大剣で薙ぎ払い敵を倒すノワールの姿が美しく見えた。
ノワール
「まあ、こんなのものね」
エルク
「凄いね・・・。 流石は女神様!」
ノワール
「こ、このくらい当然よ! 当然!」
と、顔を赤くしながらそっぽ向くノワール。
なんだかこうして話していると、普通の女の子みたいだね。
ユニ
「お姉ちゃん、エルクさん、お疲れ様」
エルク
「うん、お疲れ様。
ユニちゃんの射撃、凄かったよ!」
ノワール
「そうね。 また腕を上げたわね、ユニ」
ユニ
「えへへっ、ありがとう」
エルク
「それじゃ、先に進もうか」
───────────────
それからしばらく進むと、僕達は大きなホームに出た。
少し前まで賑わっていたであろういくつか売店があった。
もちろん無人だし、モンスターに荒らされたのか店もボロボロだけど、
ゴミ箱に捨てられたゴミを見ると、つい最近まで使われていたことがわかる。
エルク
「あれからまたけっこう進んだけど、ここは・・・ホームかな?」
ノワール
「ええ、そうよ。 でも・・・」
ユニ
「結局例のモンスター、どこにもいなかったね」
ノワール
「おかしいわね・・・。
まさか教会にガセネタが送られて来るとは思えないし」
エルク
「・・・」
ノワール
「エルク?」
エルク
「ユリウス。 君も感じる?」
ユリウス
「ああ、感じる。
この禍々しい気配、間違いないな」
ユニ
「じゃあ、ここにいるってことですか?」
ユリウス
「そうだ。 皆、油断するな!」
すると、どこからともなく黒い霧のようなものが湧きだし、
それが形となって黒く巨大な二足型のロボットが現れた!
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戦闘曲
ゼノブレイド
名を冠する者
ユニークモンスター戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エルク
「ロ、ロボット!? なんでここに!?」
ノワール
「あれはただのロボットじゃないわ。
ラステイションの最高技術によって作られたガードロボ、ガダンムよ!」
ガダンム・・・どこかで聞いたことのあるような名前だけど・・・。
ユニ
「でも、ロボットって機会でしょ!?
ユリウス
「本来なら、無機物の物には効果はないが、
モンスターであるならばそれも可能なのだ」
エルク
「今回の黒い新種のモンスターで間違いないみたいだね・・・」
ノワール
「だったら、速攻で倒すだけよ! アクセス!」
光に包まれ姿を現したのは、黒い髪が白い髪に変わり、黒いレオタードのようなスーツに
黒のプロセッサユニットと黒い大剣を装備したラステイションの守護女神ブラックハート様だった。
ブラックハート
「変身完了! さあ、行くわよ!」
エルク
「-我祈るは黒き闇を払う聖なる力なり。 その力我が友に宿らん-
ブラックハート
「これが、エルクの力・・・!」
ユニ
「力が湧いてくる・・・!」
ブラックハート
「真っ二つにしてあげるわ!」
そう言うと、ノワールは勢いよくロボットに突っ込む!
エルク
「ちょ、ノワール!?
迂闊に一人で突っ込んじゃだめだ!」
ブラックハート
「はあぁぁぁっ!」
ガキンッ!
ノワールは、勢いよく武器を振り下ろすも容易く防がれてしまった!
ブラックハート
「くっ、何よあれ!」
よく見ると、ガダンムの左腕にはバリアのようなものが展開されていた。
どうやらさっきの攻撃はあれに防がれたのだろう。
ユニ
「あれは・・・バリア?」
エルク
「そうみたいだね。
まずはあれをなんとかしないと「まだよっ!」うわっ! ノ、ノワールっ!
だから、一人で突っ込んじゃだめだって!」
ブラックハート
「私はラステイションを守る女神よ!
この程度の敵、私一人で倒してみせるわ!」
ユニ
「お姉ちゃん・・・」
エルク
「・・・」
ガダンム
「敵、ハイジョスル!」
ガダンムが、ノワールを迎撃すべく右腕に装備した機関銃を撃つ!
ブラックハート
「くっ・・・!」
それに対してノワールもシェアエネルギーで形成したシールドを張って防御するが、
防ぎきれずにそのまま壁に叩きつけられる!
ブラックハート
「きゃあっ!」
エルク·ユニ
「ノワール!「お姉ちゃん!」」
僕とユニちゃんは、急いでノワールの元まで駆け寄る!
ユニ
「お姉ちゃん、大丈夫?」
エルク
「ノワール、ここは三人で力を合わせよう。
このままだと君が無駄に傷付くだけだよ」
ブラックハート
「・・・そうね、ごめんなさい。
ラステイションの女神として、私一人で倒さなきゃって、焦ってたんだわ・・・」
ユニ
「お姉ちゃん・・・」
エルク
「ノワール、確かに僕は、国を守ってそれを背負う君の気持ちは分からない。
でも、だからこそ僕は君を助けたいし、君の力になりたい」
ブラックハート
「・・・」
さらに、僕は言葉を続ける。
エルク
「友達になってくれって言うなら喜んでなる。
助けてって言うなら助ける。
そばにいてくれって言うならそばにいる。
だから、僕にも少し国を守る責務を背負わせてよ。
女神様だからこそ【孤高】になるのも仕方ないのかもしれない・・・
でも、【孤独】にだけはなっちゃだめだ!
だって、君にはユニちゃんが、ネプテューヌ達が、
頼りないかもしれないけど・・・僕もいる」
ユニ
「エルクさん・・・」
エルク
「だから、今は君の仲間として一緒に戦わせてよ」
ブラックハート
「・・うん、わかったわ。 一緒に戦いましょう。
エルク、ユニ、よろしく頼むわね!」
エルク·ユニ
「「うん!」」
とは言え、まずはあのバリアをなんとかしないとね・・・。
ユニ
「でも、あのバリアが厄介ね」
エルク
「そうだね・・・うん? 待てよ・・・?」
ブラックハート
「どうしたの?」
エルク
「さっき、ノワールの攻撃を防ぐのに使ったあのバリアって、
確か前方に対してだけだったよね?」
ユニ
「そういえば、確かに・・・」
ブラックハート
「それじゃあ、あいつの背後を取ればいいってこと?」
エルク
「でも、そう単純じゃないと思うよ。
あいつ自身もそれを分かっているはずだから」
ノワールの言っていた最高技術なら、高度なAIがプログラミングされてるはずだ。
ブラック
「だったら、まずはあのバリアを壊すしかないってことね!」
エルク
「そうだね。 それに、あの分厚い装甲も中々厄介だ」
ガダンム
「シンニュウシャ、ハイジョスル!」
そう言いながら、ガダンムが乱射したロケットランチャーをかわした僕達は、
とりあえず相手の出方をうかがうことにする。
下手に攻撃してまたあのバリアに防がれ、反撃される可能性があるからだ。
エルク
「輝剣·光牙!」
ガダンム
「・・・」
エルク
「駄目か・・・!」
ガダンムが、僕の光牙を防ぐためにバリアを展開している隙を突き、
ノワールが背後から攻撃する!
ブラックハート
「もらったッ!」
ガダンム
「ゲイゲキ、カイシ!」
すると、ガダンムの背中のハッチが開き、そこから無数の小型ミサイルを撃ち出した!
ブラックハート
「くっ・・・・!」
ノワールは即座にそれに反応し、逃れるように飛び回るも、
屋外のように上手く出来ず次第にミサイルがノワールに迫る!
エルク
「ノワールッ!」
ブラックシスター
「
突然大きな音が鳴り響き、極太レーザーが全てのミサイルを打ち落とした!
エルク
「い、今のは・・・!?」
ブラックシスター
「お姉ちゃん、大丈夫!?」
そのレーザーを放ったのは、ブラックハートに比べて若干露出の高い黒いレオタードに黒いプロセッサユニットを装備して黒から銀髪の髪型がツーサイドアップから縦ロールになったラステイションの女神候補生ブラックシスターだった。
ブラックハート
「ありがとう、ユニ。 助かったわ」
さっきのレーザーはユニちゃんの攻撃によるものだったのか・・・。
あの身の丈以上のライフルのような武器ならそれも可能なんだろう。
ブラックシスター
「たとえ装甲が厚くても、間接部分を狙えば!」
ユニちゃんはその大きなライフルを構えて、ガダンムの右腕の間接部分を狙う。
ブラックシスター
「そこッ!」
その的確かつ正確な射撃で、
ガダンムのバリア機能を装備した左腕の間接部分を撃ち抜く!
ガダンム
「ダメージ、ダメージ!」
エルク
「今だッ!」
僕は崩れた石柱を利用して高く跳躍する。
エルク
「輝剣秘技·三ノ型・・・」
そして、神威の刀身に光の魔力を集中させて落下の勢いと共に振り下ろす!
エルク
「断空ッ!」
振り下ろしたその斬撃は、地面だけでなく狙撃されたガダンムの左腕の間接部分を両断し、
斬り落とされたその左腕はズズンと、大きな音を立てて地面に落ちた。
ブラックハート
「あれが、エルクの剣技・・・!」
ガダンム
「ソンショウジンダイ! ソンショウジンダイ!」
ブラックシスター
「やった!」
エルク
「これで、あいつはもうバリアは使えないはずだよ!」
左腕を失い、動きが鈍くなったガダンムに、すかさず僕は攻撃を加える!
エルク
「輝剣·光破ッ!」
光破で打ち上げたガダンムに対して、次にユニちゃんが狙撃する!
ブラックシスター
「食らいなさいっ! フルフラットッ!」
ユニちゃんの大型ライフルから撃たれた無数の銃撃がヒットする!
ガダンム
「ギギ・・・ガ・・・!」
エルク
「ノワール、今だ!」
ブラックハート
「ええ、後は任せなさい!」
さらに、ノワールが滞空状態のガダンムに急接近する!
ブラックハート
「受けてみなさい! インフィニットスラッシュッ!!」
空を舞うように繰り出された
神速の多段斬りによってガダンムを斬り刻む!
ブラックハート
「これで終わりよ!」(パチン!
地上に降りたノワールが指を鳴らすのと同時に、
さらなる斬撃の嵐がガダンムを襲い、再び斬り刻む!
ガダンム
「キノウ・・・テイ・・・シ・・・」
そして、ガダンムの体にヒビのようなものが浮かび上がって砕け散り、
そこから
ブラックハート
「あれが・・・
ブラックシスター
「・・・っ・・・」
ユリウス
「エルク!」
エルク
「うんッ! はあぁぁぁぁっ!」
僕は自分の目の前にホーリィクスタルを具現化させ、
すると辺りを包み込む邪悪な気配が消え失せた。
エルク
「ふぅ・・・よしっ! 浄化成功!」
ノワール
「お疲れ様、エルク」
ユニ
「今のが【浄化】って言うんだ・・・。 初めて見た」
エルク
「うん。 二人もお疲れ様」
女神化を解除したノワールとユニちゃんが、僕に話しかける。
ノワール
「あなたのお陰で倒すことが出来たわ、ありがとう」
ユニ
「ありがとう、エルクさん」
エルク
「二人共・・・」
ノワール
「それと・・・勝手な行動を取って、迷惑かけてごめんなさい!」
ユニ
「お姉ちゃん・・・」
エルク
「もういいんだ、ノワール。
僕もユニちゃんも別に迷惑だなんて思ってないからさ」
ユニ
「そうだよ、お姉ちゃん。
結果的にあいつを倒せたんだし、もう気にしてないよ」
ノワール
「エルク、ユニ・・・。 ありがとう」
エルク
「はい、この話はもう終わりって事でいいよね!」
両手を合わせながらそう言う僕。
女神様と言っても、一人で出来る事には限界がある。
ノワールの場合は、自分が国を守るって言う責務や重圧か、
なんでも一人で背負い込もうとすることがある。
でも、今回の事でそれを分かってくれただけでも僕は嬉しい。
仲間って言うのは、時に支え支えられ、助け助けられる関係だと僕は思ってる。
エルク
「あれ? ノワール。 手、怪我してる・・・」
ノワール
「このくらいかすり傷よ。 どうってことないわ」
エルク
「だめだよ。 たとえかすり傷でも、
放っておくと化膿して知らないうちに悪化しちゃうよ」
そう言って、僕はノワールの右手を、両手で包み込むように優しく握る。
ノワール
「えっ!? ちょ、エエエエエルク///!?」
エルク
「大丈夫。 ちょっとじっとしてて」
ノワール
「は、はい・・・///」
そして、僕は魔法の詠唱を始める。
エルク
「-聖なる光よ、優しき癒しをもたらせ- ホーリィキュア」
すると、握ったノワール右手が光り出す。
ノワール
「な、なに・・・? この光・・・?」
ユニ
「きれい・・・」
その輝きが治まると、僕は手を離す。
エルク
「これで傷は回復したと思うけど、どう?」
ノワール
「・・・傷が治ってる。 今のって、回復魔法?」
エルク
「うん、この前覚えたばかりなんだけどね」
ユニ
「でも、どうしてお姉ちゃんの手を握ったの?」
エルク
「それは、そうすると回復効果が高まると思ってやったんだけど・・・嫌だった?」
ノワール
「べ、別に嫌ってわけじゃないけど・・・。
でも、いきなり女の子の手を握るものじゃないわよ」
エルク
「う、うん・・・そうだね。 気をつけるよ・・・///」
ノワール
「そ、それじゃあ、モンスターを討伐した事を報告しにギルドまで戻りましょう!」
それから、僕達は今回モンスターを討伐した事をギルドに報告した。
たとえ今は落盤事故が原因で使えないとしても、復旧が進んでまた使うことが出来る。
たまたまギルドに来ていた駅員の人達からには感謝の言葉をもらい、
教会は工事の関係者の人達との共同で、本格的に地下鉄の復旧を再開する事を決めた。
やっぱり、力って言うのは誰かのために使いたいなと、この時僕はそう思った。
それにしても、
ラステイションに
この先僕が滞在するルウィーとリーンボックスにも現れる可能性が高いかもしれない。
でも、今はこのラステイションの役に立てれた事を素直に喜ぼうと思った僕だった。
タグ中の「オリジナル展開」と「オリジナルストーリー」が
同じ意味のような気がするのは気のせいか・・・?