光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
一時はケンカをして仲違いしたが、危機に瀕していたノワールを助けて仲直りしたエルク。
ラステイションでの体験入国を終えてルウィーへ行く日がやってきたその日の朝、
エルクは、ノワールから手合わせを申し込まれる。
ノワール
「エルク、準備はいい?」
エルク
「うん、いつでもいいよ!」
ケイ
「
ユニ
「やっぱり、お姉ちゃんが勝つかな?」
ケーシャ
「どうでしょう、エルクさんも強いと思いますが・・・」
僕達は今、ラステイションの外れにある広い空き地に来ている。
今日の朝、毎日のように剣の鍛練をしていると、そこにノワールがやって来て
自分と手合わせしようと言い出したのがきっかけでそうすることになった。
この事を知ったケイさんが、ユニちゃんと、たまたま教会に来ていた
ケーシャちゃんに知らせて三人で見に来ている。
そういえば誰かと手合わせなんてした事がなかった。
しかも、その相手がいきなり女神様だ。
女神様相手にどこまでやれるかわからないけど、
皆の前でカッコ悪い所は見せられない。
手合わせっていっても、もちろん僕は勝つ気でいかせてもらう!
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戦闘曲
テイルズオブシンフォニア
Like a glint of light
テセアラ通常戦闘曲
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ノワール
「それじゃあ・・・行くわよッ!」
剣をコールして先制したノワールが僕に斬り掛かる!
エルク
「なんのッ!」(ガキン!
しかし、僕は神威でそれを受け止めて弾き、一度ノワールと距離を取る。
エルク
「今度はこっちの番だ!」
ノワールとの間合いを詰めつつ、僕は鋭い突きを繰り出す!
エルク
「疾閃牙ッ!」
ノワール
「くっ・・・!」(キンッ!
技を受け止めたノワールに、さらに追撃する!
エルク
「からの─── 神楽舞ッ!」
そこから左手で逆手に持った神威の鞘を振り上げて、
体をひねり右手に持った神威の刃で素早く横に一閃して舞うように攻撃する。
振り上げられた鞘の一撃目で剣を弾かれながらも、
跳躍する事で二撃目の攻撃を回避したノワール。
ノワール
「ヴォルケーノダイヴ!」
エルク
「輝剣·光翔!」
剣に炎を纏わせ、空中から突撃してくるノワールに対し、
僕も神威に光を纏わせて上昇しながら斬り上げる技、光翔で対抗する。
その時、僕の技とノワールの技が激しくぶつかり合って火花を散らす!
エルク·ノワール
「「はあぁぁぁっ!」」
そして、二つの技が空中で相殺し、僕達は互いに体勢を整えて地上に着地する。
ノワール
「やるわね、エルク」
エルク
「ありがとう。 そう言うノワールこそ、流石は女神様だ!」
ユニ
「お姉ちゃんもエルクさんも凄い・・・!」
ケイ
「・・・ふむ。 人間のエルクが女神化していないノワールと互角に戦えるとはね・・・」
ノワール
「でも、本番はここからよ! アクセス!」(パアァァ
そう言ってノワールは、女神化する。
ユニ
「ね、ねぇ、ケイ。
これって、ただの手合わせのはずよね・・・?」
ケーシャ
「そうですよ! さすがにこれは・・・」
ケイ
「・・・」
ブラックハート
「さあ、行くわよ!」
ノワールは、僕に急接近してきた!
ブラックハート
「あははははっ! それそれそれっ!」
エルク
「うっ、くっ・・・!」
その素早い動きと剣撃を防ぐのが精一杯で反撃出来ない僕に、
ノワールは攻撃の手を休めない!
エルク
「・・・っ(この剣の速さと重さ、女神化前の比じゃない!
女神化するとこんなにも強くなるのか・・・!)」
何度か女神様と一緒に戦った事はあるけど、実際にこうして剣を受けるのは初めてだ。
予想はしてたけど、完全にそれ以上の力だ!
これ以上受けるのはまずいと思った僕は、再びノワールと距離を取ろうとしたが、
あのスピードだと下手に距離を取ってもまた詰められる。
しかし、だからといって反撃出来る余裕もない。
エルク
「(でも、このままじゃあ・・・!)」
ブラックハート
「はあっ!」
エルク
「うわあぁぁっ!」
その時、ノワールの強烈な剣撃が僕を襲う!
それによって、僕は吹き飛ばされてしまうが、受け身を取って体勢を立て直すも、
すかさずノワールが追撃する!
ブラックハート
「逃がさないわよ! トルネードソード!」
そして、ノワールがトルネードソードを繰り出す!
エルク
「っ!」
僕は咄嗟に、足に魔力を集中させて後方に高く跳躍して回避する。
ブラックハート
「かわされた!?」
エルク
「(咄嗟にジャンプして避けてよかった。
もし、あの攻撃をガードしてたらきっと・・・)」
ブラックハート
「で? 空中に逃げてどうするつもり?」
エルク
「こうするのさっ!」
僕は、抜刀した神威に光の魔力を集中させる。
エルク
「四ノ型·流星!」
そして、地上にいるノワール目掛けて流星を繰り出す!
ブラックハート
「キャアァァッ!」
その攻撃が止むと、ノワールの周囲に砂塵が舞う。
ブラックハート
「・・・初めて見る技ね・・・、ここは一度飛んd「二ノ型·刹那!」えっ!?」
ノワールのいる砂塵の外側から、刹那を繰り出す
反応が遅れたのか、全ての剣撃を防御しきれず、いくつか攻撃を受けた。
エルク
「(今だっ!)」
そして、僕は神威を鞘に納め、低姿勢になって構えを取る。
ブラックハート
「くっ・・・! まだよっ!」
エルク
「一ノ型・・・」
ブラックハート
「トルネード・・・」
エルク·ブラックハート
「咆哮ッ!「ソードッ!」」
僕達の技が同時に繰り出され、再び激しくぶつかり合う! だが・・・
ブラックハート
「はあぁぁぁっ!」
エルク
「くっ、うわあぁぁぁっ!」
ノワールのトルネードソードの輝きとパワーが増して僕の技が弾かれ、
そのまま突き飛ばされて地面に倒れる。
ブラックハート
「勝負あり! ね?」
エルク
「っ!///」
と、あお向けに倒れた僕に剣を突きつけてウインクしてそう言う。
その時、その可愛さにドキッとした。
ノワール
「ほら、立てる?」
エルク
「う、うん・・・」
そして、女神化を解除したノワールが僕に手を差し伸ばし、
僕はその手を取って立ち上がる。
ノワール
「あなたがここまで私と戦えるなんて、正直思ってなかったわ。
凄いじゃない!」
エルク
「はは、ありがとう。
でも、ノワールだって本気じゃなかったでしょ?」
ケイ
「やっぱり、こうなったか・・・」
ケーシャ
「相手が女神様なら仕方ないのかもしれませんね」
ユニ
「でも、エルクさん、凄かった・・・」
ケイ
「そうだね。 本気ではなかったにしろ、女神化したノワールとあそこまで戦えたんだ。
たいしたものだよ」
エルク
「そういえば、ノワールもネプテューヌみたいにネクストフォームに変身出来るの?」
ノワール
「ええ、出来るわよ」
エルク
「僕も女神様達みたいに変身してパワーアップ出来たらなぁ・・・」
ケイ
「二人とも、見事な戦いだったよ」
と、ケイさんが拍手をしながら僕達に近付く。
それと同じく、ユニちゃんとケーシャちゃんも駆け足で駆け寄る。
エルク
「ケイさん。 でも、負けちゃったけどね・・・」
ケーシャ
「それでも凄いですよ。
女神化したノワールさんと渡り合うなんて」
エルク
「はは、ノワールの方は本気じゃなかったみたいだよ?」
肩を竦めてケーシャちゃんにそう言う僕。
もしも本気だったら、あっという間に勝負はついていたはずだ。
これが、今の僕の実力か・・・。 わかってはいたけど、それでも負けると悔しい。
ユニ
「エルクさん、はい、タオル」
エルク
「ありがとう、ユニちゃん」
僕はタオルを受け取って、ユニちゃんの頭を優しく撫でる。
ユニ
「あっ・・・///」
ノワール·ケーシャ
「エルク?「エルクさん・・・?」」
エルク
「ご、ごめん! その・・・ネプギアにもしてたからつい・・・」
ユニ
「ネプギアに?」
エルク
「う、うん。 こうすると喜ぶから」
ユニ
「・・・」
ユニちゃんがうつ向いたまま、黙ってしまった。
もしかして、嫌な事しちゃったかな・・・。
エルク
「えっと・・・ユニちゃん?」
ユニ
「ねえ、エルクさん。 アタシもエルクさんの事、お兄ちゃんって呼んでいい?」
ノワール
「ユ、ユニ!?」
エルク
「エっ!? ど、どうして?」
ユニ
「最初は不思議な人って思ってたんだけど、
さっきのお姉ちゃんとの戦いを見てたら改めて凄い人だなって思ったの。
アタシもお姉ちゃんとエルクさんみたいに強くなりたいし、
今ならネプギアの気持ちもわかる。
それに、エルクさんは優しいだけじゃなくて、頼りになるから。
ダメ・・・かな?」
エルク
「・・・ううん、駄目じゃないさ、僕でよければ喜んで。
それじゃあ、改めてよろしくね、ユニ」
ユニ
「うん! よろしくね、お兄ちゃん!」
ネプギアの時もそうだったけど、本当の妹が出来たみたいで嬉しい。
ノワール
「すっかり懐かれたわね」
エルク
「でも、やっぱり照れるな・・・///」
ケーシャ
「そう言うわりには、満更でもなさそうですけど?」
エルク
「うっ、それは・・・まぁ・・・。
と、ところでケイさん。 列車の時間っていつ?」
ノワール
「逃げたわね・・・」
ケーシャ
「逃げましたね・・・」
ケイ
「・・・列車の出る時間は10時。 そして、今の時刻は7時30分だ」
ノワール
「あまり時間がないわね」
ケイ
「それは、君達がただの手合わせでは収まらずに白熱したからじゃないのかな?」
ユニ
「確かにお姉ちゃんとお兄ちゃんのあれって、ほとんど実戦だったよね?」
ケーシャ
「そうですね。 特にエルクさんは真剣そのものでしたよ?」
エルク
「それは、女神様を相手に本気でいかないと失礼だと思ったからさ」
ノワール
「あなたも真面目ね・・・。 でも、お陰でいい剣の鍛練が出来たわ。
ありがとう、エルク」
エルク
「うん。 こちらこそありがとう、ノワール」
僕は、ノワールと握手を交わす。
ケイ
「それで、このまま駅に向かうかい?」
エルク
「いや、一度教会に戻るよ。
少し汚れたちゃったから軽くシャワーを浴びたいしね」
ケイ
「わかった。 それじゃあ、僕達は先に駅で待っているよ」
エルク
「見送りなんて別にいいのに・・・」
ケイ
「いや、これくらいの事はさせてくれ。
君のお陰で、このラステイションで起きた事件を解決する事が出来た」
エルク
「僕のお陰だなんてそんな・・・。
それは皆が力を貸してくれたからだよ」
ケーシャ
「でも、エルクさんは私を命を懸けて助けてくれました。
このご恩は一生忘れません」
エルク
「恩なんて大袈裟だよ。
僕もケーシャちゃんを救う事が出来て本当によかったよ」(ニコリ
ケーシャ
「は、はい///!」
ノワール
「(え? ケーシャって、もしかしてエルクのこと・・・」)
ユニ
「それじゃあ、お兄ちゃん。 アタシたちは駅で待ってるから」
エルク
「うん、わかった。 僕もすぐに行くよ」
ケイ
「ああ、待っているよ」
そう言ってケイさん達は先に駅に向かった。
エルク
「あれ? ノワールは行かなくていいの?」
ノワール
「ここから教会まで結構距離があるわよ? 一度戻ってシャワーを浴びて、
またそこから駅に向かったんじゃ時間まで間に合わないでしょ?
だから、昨日みたいに私が教会まであなたを運んであげるわ」
エルク
「エ・・・? また、あれで?
それはちょっと・・・って、もう女神化してるし!」
ブラックハート
「もう、男がごちゃごちゃ言わない! さあ、行くわよ!」
エルク
「ちょっと待ってノワール! うわあぁぁぁっ!!」
そして、教会に戻た僕は軽くシャワーを済ませ、再びノワールに掴まって
そのまま駅まで飛んで行った。
━ ダゼステーション ━
ケイ
「やあ、待っていたよ、二人共」
ユニ
「って、大丈夫? お兄ちゃん。
なんかすっごい疲れてるみたいだけど・・・」
エルク
「大丈夫・・・気にしないで、ユニ」
ケーシャ
「けど、やっぱりたくさんの人で賑わってますね」
前まで
今では大勢の人々が利用する元の賑やかな地下鉄に戻っていた。
たった二日で利用出来るようになるまでに復興させるなんて流石だ。
アナウンス
「まもなく、10時よりルウィー行きの列車が到着します。
ご利用のお客様は、7番ホームにてお待ちください。 繰り返します────」
エルク
「おっと、もうこんな時間か・・・」
アナウンスを聞いた僕達は、急いで指定された7番ホームへ向かい、
しばらくすると、ルウィー行きの列車が到着した。
エルク
「それじゃ、皆。 四日間お世話になりました」
ケイ
「ああ、こちらこそ君には助けられたよ。 ありがとう」
ケーシャ
「エルクさん、また会いましょうね。 約束ですよ?」
ユニ
「ルウィーのロムとラムによろしく伝えてね、お兄ちゃん」
ノワール
「エルク、あなたには本当に感謝してるわ。
私を、ラステイションを守ってくれてありがとう。
あなたの部屋はあのまま残しておくから、またいつでも遊びに来てね」
皆がそれぞれ思い思いに僕に言葉を送る。
ラステイションで過ごした時間は四日と少ないけれど、ノワールとユニとケイさん、
そして傭兵組織の件で知り合ったケーシャちゃんとグレンやステラさんといった
色んな人たちとの出会いがあった。
そして、僕はルウィー行きの列車に乗って席に着くと、窓越しに皆に向かって手を振り、
出発のチャイムが鳴ると、列車が走り出した。
ノワールside
ノワール
「行っちゃったわね、エルク」
ユニ
「うん。 でも、お兄ちゃん凄い人だったよね」
ケイ
「そうだね。 彼がいなかったら、この地下鉄も元通りにはならなかったろうね」
ユニ
「そういえば、ケイ。 お兄ちゃんを引き抜こうとしたって本当なの?」
ケイ
「ああ、本当さ。 彼ほどの逸材はそうはいないからね。
これまでの彼の功績を考えたなら当然だよ。 まあ、フラれてしまったけどね」
ケーシャ
「ノワールさん、ちょっと聞いてもいいですか?」
ノワール
「なに? 急に改まって」
ケーシャ
「ノワールさんは、エルクさんの事、どう思ってますか?」
ノワール
「ふぇっ///!? ど、どどどどうってそれは・・・彼とはいい友達もとい、
親友だけど・・・いや、でも・・・それ以上でもありたいっていうか・・・」
ケーシャ
「私は・・・エルクさんの事が好きです! 一人の男の人として」
ノワール
「っ! わ、私もエルクの事が・・・す、好きよ! もちろん異性として!
この気持ちに嘘はないわ!」
まさかケーシャがエルクの事を好きだなんて私に言ってくるなんて思わなかったわ。
でも、私だって彼の事が好き!
優しくて、あの時ひどいことを言った私を助けてくれたエルクを。
さっきも言ったけど、この気持ちに嘘はないわ!
ケーシャ
「それじゃ、私たちは【恋】のライバルですね」
ノワール
「ふふ、そうね。 でも、負けないわよ、ケーシャ」
ケーシャ
「はい、私だって負けません!」
ユニ
「お姉ちゃん、ケーシャさん、なんの話をしてたの?
お兄ちゃんの事話してたみたいだけど・・・」
ノワール
「な、なんでもないわよ!? ねえ、ケーシャ!」
ケーシャ
「は、はい! エルクさんって、いい人だったなって」
ユニ
「ふーん・・・」
ケイ
「確かに、
ノワール
「どうしてそこを強調するのよ!
さあ、私達にはまだ仕事があるんだから帰るわよ」
ケーシャ
「では、私はこれから学校があるのでこれで失礼します」
ノワール
「またね、ケーシャ」
ケーシャ
「はい。 では、また」
ユニ
「お姉ちゃんとケーシャさん、どうしたんだろ?」
ケイ
「ふふ、さてね。
(エルク、君のことだから二人の好意に気づいていないんだろう。
それも君らしいと言えば君らしいけどね。
でも、次にノワールとケーシャに会うその時は
覚悟しておいた方がいいのかもしれないね)」
そして、エルクを乗せた列車を見送った私達は、教会に戻って女神の仕事に励む。
まさか女神である私が特定の男の子を好きになるなんてね・・・。
次に彼に会う時、この気持ちを伝えようと思う。
だって、他の子達に先を越されたくないから!
せいぜい覚悟しておきなさいよね、エルク・・・!
ノワールsideend
エルクside
ノワール達に見送られ、列車内の席に着いた僕は、
自分のスマホに三件のメールが届いてる事に気付き、
それを開くと、ステラさんとグレン、そしてアイエフちゃんからのメールだった。
早速僕はそのメールを読んでみた。
ステラのメール
『こんにちは、エルク君。 これを見ているということは、もう列車の中かしら?
たとえ一日だけだったとしても、貴方はラステイション高校の生徒よ。
傭兵組織の一件、学校とケーシャを救ってくれた事、本当に感謝してるわ。
本来ならこんなメールではなく、直接会ってお礼が言いたかったんだけど、
仕方なくこういう形になってごめんなさい。 これからも頑張ってください』
エルク
「ステラさん・・・」
ステラさんからの感謝と応援のメッセージを受け取った僕は、
次にグレンのメールを開く。
グレンのメール
『よお、エルク。 直接会いに行けなくて悪ぃな。
あれからオレは心を入れ換えて、真面目に高校生活を送ってるぜ!
つっても、まだ二日しか経ってねぇけどな・・・。
やっぱ、最初はみんなオレの事信用できねぇ感じだったけど、
オレはホンキだってとこ見せるためにケンカをやめて、
普段の態度を改めて接してくうちに、オレと仲良くしくれるようになったんだ。
この時、初めて日頃の行いが大切だってのがよくわかったぜ。
あの事件の後、一応オレも兵士から事情聴取を受けたんだが、
その時、その兵士達が自分達がアレックスのヤローを捕まえたって言ってたけど、
エルク、本当はお前なんだろ? オレにはわかってる。
でも、この事を言いふらすつもりはねぇから安心しろよ。
お前のおかげで、オレは生まれ変わる事が出来た。
まだ二日目でなに言ってんだって思ってっかもしれねぇけど、
もし、あのまま不良続けてたら、オレはロクでなしな人間で終わってたんだろうなって
最近マジでそう思うんだ。 これで、不良だった頃のオレとはもうサヨナラだ。
エルク、お前はオレの知らない何かと戦ってんだろ?
オレにできることはねぇけど、オレもガンバルから、お前もガンバレよ!
お前にはマジで感謝してる! アリガトな!』
エルク
「そっか。 よかったね、グレン・・・」
あの事件がきっかけで、グレンは変わる事が出来たみたいだ。
グレンの事も心配だったから、クラスの皆と仲良くなれてよかった。
そして、最後にアイエフちゃんからのメールを開く。
アイエフのメール
『エルク、元気にしてる? あんたがプラネテューヌを旅立ったあの日から、
ネプ子ったら、人が変わったように仕事を頑張りだしたのよ。
そのお陰で徐々に国のシェアが上がっていってるわ。
いつもこの調子ならイストワール様も苦労しないんだけどね・・・。
まあ、こっちには私達が居るから心配ないわ。
それと、情報局にラステイション高校に潜伏していた傭兵組織の全ての残党と
その首領が捕まって、組織は事実上壊滅したって情報が入ったんだけど、
まさかあんたが関係してるわけないわよね?
ラステイション本国じゃこの事は情報規制されてるみたいだけど、
国の混乱と国民達の不安を避けるためには仕方ないのかもね。
しかも、組織の首領が学校で教師をしていたなんてのが国中に知られたら、
それこそ信用問題に関わるからね。 次はルウィーに行くんだっけ?
あそこは雪国だから、風邪引かないように気をつけなさいよ。
それじゃ、がんばってね』
エルク
「そっか、ネプテューヌもがんばってるんだな・・・」
僕が旅立ったあの日から、
ネプテューヌは仕事をこなしてシェアを獲得しているようだ。
確かにアイエフちゃんの言う通り、毎日仕事をしていれば
イストワールさんも苦労しないかもね。
あのネプテューヌが真面目に仕事をしてるって、逆に想像つかないな。
エルク
「ふあぁ・・・」
自然とあくびが出る。
ノワールとの手合わせもあって、やっぱり疲れが溜まってるのかな?
ユリウス
『どうした、大きなあくびをして』
エルク
『ユリウス。 うん、ちょっと眠たくなって、つい・・・』
ユリウス
『そうか、ラステイションに来てから今まで忙しかったからな、
疲れが溜まっているのだろう。
ルウィーに到着するまで、まだ時間がある。
それまで休んでおくがいい』
エルク
『そうさせてもらうよ。
それじゃ、ルウィーに着いたら起こしてもらっていいかな?』
ユリウス
『ああ、任せておけ』
僕は、ユリウスにそう言って仮眠を取ることにした。
エルク
「・・・」
ユリウス
『(眠ったか。 余程疲労が溜まっていたのだろう。
しかし、エルクの成長の早さには正直私も驚いている。
魔法はもちろん、【輝剣】と言うエルクの編み出した剣技と、
ホーリィクリスタルに宿る光の力をうまく引き出し、神威を使いこなしている。
それにしても、なぜ
ユリウスのそんな疑問と共に、列車は次の目的地であるルウィーをに向けて走る。
ルウィーではどのような事が起こるのか、それはまだ誰も知らない・・・。
これにてラステイション編終了です!
次はルウィー編か・・・、どんな話にしようかな?