光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
ルウィーに到着したエルクは、ブランと女神候補生のロムとラムと共に
黒いモンスター討伐のため、目撃情報のあったルウィー雪原へ向かう。
エルク
「ここがルウィー雪原か・・・」
僕とブランとロムちゃんとラムちゃんの四人は、
クエストにあった黒いモンスターを討伐するため、ルウィー雪原に来ている。
雪原と言うだけあって、地面はもちろん木々までもが雪に覆い尽くされ一面真っ白だ。
ちなみに、僕はブランが教会で貸してくれたグレーのコートを着ている。
ブランの言う通りコートを着てて正解だった。
ブラン
「大丈夫? 少し震えてるみたいだけど」
エルク
「ああ、うん、大丈夫だよ。
体を動かしてるとそのうち温まるから」
ブラン
「そう。 無理はしないでね」
エルク
「ありがとう、ブラン」
ブラン
「それじゃあ、進みましょう」
ロム
「でも、そのモンスターってどこにいるのかな?(はてな)」
エルク
「大丈夫だよ、ロムちゃん。
こんな真っ白な景色の中に黒いモンスターがいたら一発でわかるさ」
ラム
「そっかー! エルクくん頭いいー!」
ロム
「頭いい」
エルク
「ありがとう。 よーっし! それじゃ、誰が一番早く見つけられるか競争だ!」
ロム·ラム
「「おーっ!」」
そう言って、ロムちゃんとラムちゃんは互いに手を繋いで走り出す。
やっぱり、仲の良い双子の姉妹を見てると微笑ましいな。
あ、ルウィーでも言ったけど僕にロリコンじゃないからね?
ブラン
「すっかりあの子達に溶け込んでるわね」
エルク
「そうかな? 僕としては普通だと思うけど・・・」
ブラン
「そんなことないわ。 特にロムなんて人見知りだから」
確かに、活発で元気のあるラムちゃんに対して、
ロムちゃんは消極的っていうか内気っていうかそんな気がする。
小さな子供にありがちな事だけど、出来ることなら僕は二人と仲良くなりたいと思ってる。
エルク
「それはやっぱりロムちゃんとラムちゃんとは仲良くなりたいさ。
だって、今日から三日間一緒に過ごすわけだしね」
ブラン
「じゃあ・・・」
エルク
「エ?」
ブラン
「じゃあ、わたしとは?」
エルク
「もちろん、ブランとも仲良くなりたいさ!
ていうか、僕はもうそのつもりなんだけど・・・駄目かな?」
ブラン
「ダメなんかじゃないわ!
わたしも・・・その・・・あなたとは仲良くなりたいわ」
エルク
「そっか、よかった。
それじゃ、改めてこれから三日間よろしくね、ブラン」
ブラン
「ええ、こちらこそ」
僕とブランは握手を交わした。
ブラン
「あなたの手って、温かいのね」
エルク
「そういうブランの手こそ温かいよ。
この手でルウィーを守って支えてるって事がよくわかるよ」
ブラン
「どうして、あなたはそんなことを真顔で言えるの?」
エルク
「どうしてって、思ったことを言ってるだけだよ」
ブラン
「・・・ノワールの言ってた通りね」
最後になんて言ったんだろう?
それをブランに聞こうと思っていると・・・
ラム
「あーっ! おねえちゃん、エルクくんと手をつないでるーっ!」
ロム
「わたしも手をつなぎたい・・・(もじもじ)」
エルク·ブラン
「エ?「え?」」
走っていったロムちゃんとラムちゃんが帰ってきた。
僕とブランは互いに手を離す。
ラム
「ねえ、次はわたしたちと手をつなごう、エルクくん」
エルク
「でも、二人は嫌じゃないの?
会って間もない男の人と手を繋ぐなんて」
ラム
「別にイヤじゃないわ。 ねえ、ロムちゃん?」
ロム
「うん、イヤじゃないよ?」
エルク
「で、でも・・・」
ロム
「だめ・・・?(うるうる)」
エルク
「っ!!」
こ、これが話に聞く幼女の破壊力!
この時、僕は前にネプテューヌが「ルウィーは別名幼女の国」って言ってたのを思い出す。
僕も嫌ってわけじゃないけど、小さな女の子と手を繋いだ事なんてないから
少し照れくさいっていうかなんていうか・・・。
エ? ネプテューヌ達やノワール達とはそうした事があるのにだって?
それはそれ、これはこれさ。
エルク
「・・・うん、いいよ。
それじゃ、今度は皆一緒にモンスターを探そう!」
ロム·ラム
「「うんっ!」」
元気の良い返事と共に僕は二人と手を繋ぐ。
ラム
「エルクくんの手、あったかーい!」
ロム
「うん。 それにおっきい(ほかほか)」
そして、僕は二人と手を繋いだ状態でモンスター探しを再開した。
しかし、歩けど歩けど雪の真っ白な風景が続く。
雪の上を歩くのって、結構大変なんだな・・・。
ブラン
「ねえ、エルク。 あなたに聞きたい事があるんだけど」
エルク
「なに? ブラン」
ブラン
「あなたがルウィーに着く前にノワールから連絡があって、
ノワールと手合わせをして引き分けたそうだけど、本当なの?」
エルク
「うん、本当だよ。
と言っても、ノワールは手加減してたけどね」
ブラン
「だとしても、手加減してたとはいえ女神と引き分けるなんて凄いわ」
エルク
「ありがとう、ブラン。 でも、僕もまだまだだよ」
ロム
「エルクさん、すごい!(きらきら)」
ラム
「ねえねえ、エルクくんって魔法使えるの?」
エルク
「うん。 でも、光の魔法だけなんだけどね」
ラム
「見たい見たーい!」
エルク
「じゃあ、今回の討伐でね」
ロム
「やったー(わくわく)」
ブラン
「次はわたしと手合わせしてみる?」
ラム
「わたしもわたしも!」
ロム
「わたしも手合わせしたいな」
エルク
「はは、その時は、どうかお手柔らかに」
なんて四人で雑談しながら歩く僕達。
こうしてると、三人共本当に普通の女の子って感じがする。
もし、女神様じゃなかったらと思った僕は三人に質問してみた。
エルク
「ねえ、皆。 もしも自分が女神様じゃなかったらって思う時ってある?」
ブラン
「ネプテューヌたちはどうかわからないけど、
少なくともわたしは自分が女神に生まれた事を嫌だと思った事なんてないわ。
確かに辛い事や苦しい事や大変な事もあったけど、
わたしを・・・わたし達を信じてくれる人達がいると思うと、
これほど幸せなことはないわ」
ラム
「わたしもおねえちゃんと一緒よ!
だって、ロムちゃんやネプギアたちと一緒にいられるんだもの!」
ロム
「わたしもラムちゃんやネプギアちゃんたちと一緒にいられて幸せだよ。
それは、エルクさんも同じだから・・・(てれてれ)」
エルク
「僕も?」
ブラン
「ええ、あなたも例外じゃないわ。 エルク。
もしもわたし達が女神じゃなかったら、今こうして一緒に歩いていないわ」
エルク
「・・・ありがとう、ブラン、ロムちゃん。変な事聞いてごめんね。
僕も女神様にここまで言ってもらえて幸せだよ」
ブラン
「ふふ、どういたしまして。
でも、あまりにゆっくりはしていられないみたいよ」
そう言ってブランは、武器であるハンマーをコールする。
それは自分の身の丈以上の物だった。
ブラン
「行くわよ、みんな」
エルク·ロム·ラム
「了解!「「うん!」」
ロムちゃんとラムちゃんは、
それぞれ自分達の服と同じ色の水色とピンクの杖をコールした。
やっぱり、二人は魔法で戦うみたいだ。
エルク
「来て、神威!」
そして、僕は神威をコールする。
ブラン
「それが、あなたの神威・・・」
ロム
「光ってる(キラキラ)」
ラム
「雪と同じで真っ白ね」
僕達と相対するのは、危険種のアイスフェンリルと青チョコピーの取り巻き達の計五体。
エルク
「フェンリルか・・・
ブラン
「あの時って、プラネテューヌでの?」
エルク
「うん。 結構ギリギリだったけどね」
でも、あの頃に比べて僕は強くなった。 それに相手はただのフェンリルだ。
自惚れってわけじゃないけど、僕には勝てる自信があった。
エルク
「相手が
皆、油断せずに行こう!」
ブラン·ロム·ラム
「ええ「「うん!」」
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戦闘曲
テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士
The more that l try
通常戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ラム
「先手必勝よ! エターナルフォースブリザード!」
ラムちゃんが魔法を唱えると、アイスフェンリル達の足元に大きな魔方陣が浮かび上がり、
局地的な猛吹雪が襲い掛かる!
そして、モンスター達を閉じ込めると・・・
ラム
「今よ、ロムちゃん!」
ロム
「うん、まかせて! エンドレスコキュートス!」
今度はロムちゃんがラムちゃんの掛け声で氷魔法エンドレスコキュートスを唱えると、
モンスター達の足元に浮かび上がった魔方陣から巨大な氷塊を呼び出し、
幾層にも及ぶ氷塊に閉じ込める。
ロム
「砕けちゃえ!」
掲げた杖を降り下ろすと、閉じ込めていた氷塊が砕け散り、
アイスフェンリルにダメージを与えつつ、取り巻きの青チョコピー達を倒した。
エルク
「凄い・・・!」
ロムちゃんとラムちゃんの氷魔法を見て、僕はそう思った。
僕もいくつか光の魔法を使えるけど、二人の足元にも及ばないだろう・・・。
だけど、僕には剣技がある! 皆の足手まといにならないように気を付けないと!
ロム
「やったね、ラムちゃん!」
ラム
「いっえーい! わたしたち、最強ー!」
ブラン
「ロム、ラム! 危ない!」
ロム·ラム
「「えっ?」」
アイスフェンリル
「ウガアァァァッ!!」
さっきの二人の魔法でダメージを負い、仲間もやられ怒り狂ったアイスフェンリルが
二人に襲い掛かった!
ロム·ラム
「「きゃあぁぁぁっ!」」
ブラン
「くっ! 間に合わない・・・!」
エルク
「ニノ型·刹那!」
僕は刹那を繰り出し、アイスフェンリルに攻撃しつつ二人を脇に抱えて距離を取る。
ロム
「ふえぇぇっ、怖かったよー・・・(うるうる)」
ラム
「こ、怖かったー!」
涙声でそう言いながら、二人は僕に抱き着く。
たとえ女神候補生様で強力な魔法を使えたとしても、
小さな女の子なんだから怖い時に泣いても仕方がない。
だから、僕は二人の頭を優しく撫でる。
エルク
「もう大丈夫だよ、ロムちゃん、ラムちゃん。
あいつは、必ず僕とブランが倒すから、後は任せて」
ロム·ラム
「エルクさん・・・「エルクくん・・・」」
ブラン
「ありがとう、エルク。 この子達を助けてくれて」
エルク
「当然の事をしたまでだよ。
女の子を守るのは男の役目! ってね」
ブラン
「かっこつけちゃって・・・///」
エルク
「二人のお陰で後はあいつだけだ。
ブラン、ここは一気に畳み掛けよう」
ブラン
「ああ。 わたしの妹達を可愛がってくれた礼をしねぇとなぁ・・・!」
そう言ってブランは女神化する。
そして、光に包まれ姿を現したのは、ルシアンブルーの髪に白いレオタードスーツと
白いプロセッサユニットを装着し、身の丈以上の大きな戦斧を手にした
ルウィーの守護女神のホワイトハート様だった。
ホワイトハート
「さあ、覚悟しやがれ!」
巨大な戦斧を肩に担いでアイスフェンリルに向かって急接近するブラン。
しかし、それに対してアイスフェンリルは、氷のブレスで迎撃する。
ホワイトハート
「遅ぇっ!」
ブランはその氷のブレスを空高く飛翔して回避する。
ホワイトハート
「喰らいやがれ! ゲッターラヴィーネ!」
そこから、戦斧を上段に構えて急降下して思い切り地面を穿つと、
広範囲に渡って大地が隆起してアイスフェンリルは打ち上げられる。
アイスフェンリル
「ギャンッ!」
さらにブランは、打ち上げられ無防備なアイスフェンリルに追撃を加える。
手を掲げると、ブランの目の前に小さな複数の魔法弾を作り出す。
ホワイトハート
「コイツでトドメだ! ゲフェーアリシュテルン!」
それを戦斧の腹でアイスフェンリル目掛けて飛ばすと、
全弾命中して無数の小さな爆発を起こす。
アイスフェンリル
「ギャアァァァァッ!」
と、大きな断末魔を上げてアイスフェンリルは粒子となって消えた。
ホワイトハート
「ルウィーの守護女神の力、思い知ったか!」
逆さに持った戦斧を地面に突き立ててそう言うブラン。
これがルウィーの女神様の力か・・・。
なんていうか、物凄いパワフルな戦い方だった。
圧倒的なパワーで敵を薙ぎ払うその姿は、頼もしさそのものだ。
そして、言葉遣いもキレた時のブランの口調そのものだった。
ホワイトハート
「まあ、ざっとこんなもんだな」
エルク
「流石は女神様。 僕が手を出す必要なかったね」
ロム
「おねえちゃん強い!(ブイ)」
ラム
「わたしたちの敵じゃなかったわね!」
ホワイトハート
「ほらお前ら、エルクにちゃんと礼を言いな」
ロム
「ありがとう、エルクさん(にこにこ)」
ラム
「エルクくん、助けてくれてありがとう!」
エルク
「うん、どういたしまして。 二人が無事でよかったよ」
僕は立ち上がって、他にモンスターがいないか確認するため周囲を見渡す。
エルク
「よし。 モンスターはもういないみたいだね」
ホワイトハート
「ああ、そうみてぇだな」
ブランは女神化を解除して、元の姿に戻る。
ブラン
「それじゃあ、先に進みましょう」
エルク
「そうだね。 行こう、ロムちゃん、ラムちゃん」
ロム·ラム
「「うんっ!」」
危険種を倒した僕達は、黒いモンスターを討伐するため再び歩き出す。
それにしても、さっきの戦闘でロムちゃんとラムちゃんの氷魔法は凄かったな・・・。
流石は魔法国家の女神様だ。
ちょうどいい機会だから、このクエストが終わったら僕も魔法について勉強してみよう。
亀更新のタグを付けようか、どうしようか・・・