光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~   作:EDENCROSS

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光ネプ第33話

《前回までのあらすじ》
ルウィー教会の書斎で暗黒幻想本(イヴィルファンタジア)を開いた事で吸い込まれてしまったエルク達は、
元の世界に帰るために最奥部にいるモンスターを倒しに向かう。


♯ 33 魔法人形兵(ゴーレム)の脅威

前回の戦闘でダメージを受けて疲れた体を休めるため休憩した僕達は、

最奥部にいるとされるモンスターを倒しに暗黒幻想本(イヴィルファンタジア)と言う

古代魔法道具(アーティファクト)から脱出するため再び歩き出す。

あれから結構歩いたけど、背景は同じく夜空のまま。

これが本当に夜だったら真っ暗で視界が悪いはずなのに、

昼間のように明るいのでそう言う意味でも少し気味が悪い。

でも、さっきも思ったけど、こうして見るとなんだか吸い込まれそうなくらい綺麗だ。

 

 

エルク

「・・・」

 

ブラン

「また見てるの?」

 

エルク

「まあね。 なんていうか、吸い込まれそうで綺麗だなって」

 

ブラン

「そうね。 でも、ルウィーの夜景の方がもっと綺麗よ」

 

エルク

「そうなんだ。 それは是非見てみたいな」

 

ブラン

「ふふ、その時はロムとラムと一緒に見ましょう」

 

エルク

「うん」

 

ブラン

「ところで話は変わるけど、あなたに相談したい事があるんだけど、いいかしら?」

 

エルク

「僕に相談? うん、いいよ。 僕で力になれるなら」

 

 

ブランの相談ってなんだろう?

さっきの休憩の時に話してくれればよかったのに。

タイミングがなかったのかな?

 

 

ブラン

「実はわたし、小説を書いてるんだけど、

 今度新人賞に書くネタが思いつかなくて・・・。

 エルクはなにかいいネタとかないかしら?」

 

エルク

「小説か・・・うーん、書いた事がないからわからないけど、

 自分が体験した事を書いてみるってのはどうかな?

 例えば・・・前回の冒険の事とかさ」

 

ブラン

「前回の冒険?」

 

エルク

「うん。 名付けて、【四女神オデッセイ】」

 

ブラン

「オデッセイ? それって、どういう意味なの?」

 

エルク

「僕が住んでたアルトスの集落の古い言葉で、【冒険譚】って意味だよ」

 

ブラン

「【冒険譚】・・・確かに、新しい本を書くってことで頭がいっぱいで

 自分が体験した事を書くって言う発想はなかったわ。 

 名前もぴったりだし、これならいけるかもしれないわね」

 

エルク

「あくまで素人意見だけど、役に立てたかな?」

 

ブラン

「ええ、あなたのお陰でいいネタが浮かんだわ。

 ありがとう、エルク。 あなたに相談してよかったわ」

 

エルク

「どういたしまして。 僕もブランの役に立ててよかったよ」

 

ブラン

「でも、女神のわたしが小説を書いているなんておかしいでしょ・・・?」

 

エルク

「エ、なんで? それだけブランは真剣なんでしょ?

 そんな真剣な人がおかしいわけないじゃないか」

 

ブラン

「本当にそう思う?」

 

エルク

「うん、本当。 僕はブランの事、応援してるよ。

 だから、またなにか困った事があったらいつでも相談してね」

 

ブラン

「そう言ってくれたのはあなたが初めてよ。 とても心強いわ」

 

 

例えどんな形であれ、困っている人の役に立てれるのは嬉しい。

 

 

ブラン

「それで、もしよかったら小説ができたらまずあなたに見てほしいんだけど、

 いいかしら?」

 

エルク

「うん、喜んで! どんな本になるのか今から楽しみだよ」

 

ブラン

「ふふ。 ええ、楽しみにしてて」

 

ユリウス

「ならば一刻も早くここから脱出しよう。

 そなた達の約束を果たすためにもな」

 

エルク

「うん、そうだね」

 

ブラン

「それじゃあ、進みましょう」

 

 

ブランの書いた本を読んだ事はないけど、どんな本が出来るんだろうと楽しみにしながら

僕はブランとユリウスと一緒に最奥部を目指す。

そして、しばらく歩いたその時、なにやら淡く光る装置のような物を見つけた。

転送装置的な物かな?

 

 

ブラン

「なにかしら、これ?」

 

エルク

「見た感じだと、たぶん移動用の装置かなにかだと思うよ。

 ユリウス、なにかわかる?」

 

ユリウス

「ああ、そなたの言う通り、これは転送装置だ。

 しかし、気を付けろ。 転送先から大きな力を感じる」

 

ブラン

「そんなことまでわかるの?」

 

エルク

「それじゃあ、この先には・・・」

 

ブラン

「ええ、ユリウスの言っていた敵がいるってことね」

 

ユリウス

「その通りだ。 二人共、準備はいいか?」

 

エルク

「うん、いつでも行けるよ」

 

ブラン

「わたしもよ。 そいつを倒して、早くこんな所から出ないとね」

 

ユリウス

「よし、それでは行くぞ!」

 

 

僕達はその装置に乗って、その場所へと転送されて次に目を開けると、

先程までの美しい夜空とは真逆の快晴の下に広がる荒野に立っていた。

 

 

エルク

「ここは・・・荒野だよね?」

 

ユリウス

「そのようだな」

 

ブラン

「夜空の次は快晴の青空・・・もうなんでもありね」

 

 

コロコロと変化する場所と背景に若干戸惑いながらも、僕達は周囲を見渡す。

その時、空に大きな穴が開き、その中から金髪碧眼の巨大な女性形の人形が現れ、

開いた大穴が閉じる。

 

 

エルク

「な、なんだ、あれ!?」

 

ユリウス

「どうやら、あれが大きな力の正体のようだ」

 

ブラン

「じゃあ、あれを倒せば外に出られるってことね」

 

ユリウス

「ああ。 だが、気を付けろ。

 先程戦ったガーゴイルとは比較にならん強さだ」

 

エルク

「たとえそうだとしても、勝たなきゃ外に出られないなら戦うだけさ!」

 

ブラン

「そうね。 出てきて早々悪いけど、すぐに終わらせてもらうわ」

 

 

僕とブランは、それぞれ武器をコールして対峙する!

 

 

マリア

「わたし、マリア! よろしくね!」

 

エルク

「しゃ、喋った!?」

 

ブラン

「驚いたわね。 人形が喋るなんて」

 

エルク

「ねえ、ユリウス。 これも一万年前のモンスターなの?」

 

ユリウス

「正確には、奴は錬金術によって造られた魔法人形兵(ゴーレム)だ。

 奴もこの古代魔法道具(アーティファクト)に閉じ込められたのだろうな」

 

エルク

魔法人形兵(ゴーレム)・・・? 

 昔のゲイムギョウ界って、あんな物まであったの?」

 

マリア

「ねえねえ、おしゃべりおしゃべり? ワタシもまぜてよぉ」

 

ブラン

「生憎、敵と馴れ合うつもりはないわ」

 

マリア

「ぶぅ~。 なによ、このひんにゅう!」

 

 

あ、それ絶対ブランに言っちゃいけないやつだ。

 

 

ブラン

「んだとテメェ!」

 

 

案の定激怒するブラン。

 

 

ブラン

「おい、エルク! 今すぐあのふざけた人形ぶっ壊すぞっ!」

 

エルク

「お、落ち着きなよブラン!

 そうやって怒ると相手の思うつぼだよ?」

 

ブラン

「うるせーっ! つべこべ言ってねぇでとっととやるぞっ!」

 

 

こうなったブランはもう手がつけられない。

でも、こうして見ると中々可愛い。 なんていうか、色々大きいです・・・///

 

 

ホワイトハート

「なに惚けてんだ! 行くぞ!」

 

 

_______________________________________

戦闘曲

テイルズオブエターニア

Mid Boss2

セレスティアボス戦闘曲

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

あれこれ思っているうちに、いつの間にか女神化したブランが戦斧を持って突撃する!

 

 

ホワイトハート

「覚悟しやがれ! でやぁっ!」

 

マリア

「きゃあっ!」

 

 

ブランの怒りに任せた重い一撃がクリーンヒットし、

それによってマリアは、大きな足音を立ててよろめく。

 

 

マリア

「いったーいっ! おかえしだぁ! ビームっ!」

 

 

マリアはその大きな目を赤く光らせ、両目からビームを撃ち出す。

 

 

ホワイトハート

「はっ! どこ見て撃ってんだよ、マヌケ!」

 

マリア

「うるさーい! そっちこそ、ひんにゅうのくせに!」

 

ホワイトハート

「テメェ・・・一度ならず二度までも!

 もう許さねぇ、ぶっ殺してやる!」

 

 

そう言ってブランは天に向かって高く上昇する。

・・・何気にあんなに怒ったブランを見たのは初めてだ・・・。

 

 

ホワイトハート

「もう一度その無駄にでけぇ頭に強烈な一撃叩き込んでやるぜ!」

 

 

そこから戦斧を上段に構えた状態で急降下し、力任せに思い切り降り下ろす!

 

 

ホワイトハート

「喰らいやがれッ!」

 

マリア

「しんけんしらはどり~!」

 

 

しかし、魔法人形兵(ゴーレム)はブランの一撃を両手で挟んで受け止めた!

 

 

ホワイトハート

「な、なにっ!?」

 

マリア

「ざんねんでした~!」

 

ホワイトハート

「く、くそ、放せ! 放しやがれ!」

 

 

力強く引っ張っても、まるで万力にでも抑えられているかのようにびくともしない。

 

 

マリア

「こんどはこっちのばんだよ! えーい!」

 

ホワイトハート

「うあっ!!」

 

 

受け止めたまま引き寄せて、ブランにヘッドバットを繰り出す!

それによってブランは吹き飛ばされ、荒野にそびえ立つ岩山に激突した!

 

 

エルク

「ブラン!」

 

ホワイトハート

「くっ・・・! なんつー馬鹿力だ・・・!」

 

エルク

「回復するね。

 -聖なる光よ、優しき癒しをもたらせ- ホーリィキュア」

 

 

吹き飛ばされ、地上に降りてきたブランの元へ駆け寄り、

回復魔法を唱えてブランを回復する。

 

 

エルク

「大丈夫、ブラン?」

 

ホワイトハート

「ああ・・・。 くそ、頭がクラクラしやがる」

 

 

あの可愛い見た目とは裏腹に、かなりの怪力の持ち主のようだ。

ブランの一撃を受け止め、吹き飛ばしたのだから。

 

 

ホワイトハート

「おい、エルク。 ルウィー雪原の時にわたしに掛けたあれ、もう一度やってくれ」

 

エルク

「わかった。 でも、今は一度なら身を潜めて様子を見よう。

 力任せに戦っても勝てる相手じゃなさそうだ」

 

ホワイトハート

「・・・悔しいが、そうみてぇだな」

 

エルク

「なら、あの岩山に隠れよう」

 

 

僕とブランは、一旦相手の様子をうかがうため、岩山に隠れることにした。

 

 

マリア

「どこいったのー? わかった、つぎはかくれんぼだね?

 じゃあ、わたしがおにーⅠ えいっ!」

 

 

魔法人形兵(ゴーレム)は、遊びはしゃぐ子供のように自分の周りの岩山を壊しながら僕達を探す。

このままだと見つかるのも時間の問題だ。

 

 

エルク

「-輝け、聖なる楔- シルバーチェーン」

 

ホワイトハート

「なにしてんだ、エルク」

 

エルク

「このままだと見つかって二人共やられちゃう。

 だから、ここは僕が囮になるよ」

 

ホワイトハート

「なに言ってんだ、それはわたしが・・・」

 

エルク

「いや、ブランは隙を見てあいつの背後から攻撃を仕掛けてくれ。

 それに合わせて君に増強祈祷(エンハンス)を掛けるから」

 

ホワイトハート

「・・・わかった、気ぃつけろよ」

 

エルク

「うん。 それじゃあ、行くよ!」

 

 

一度シルバーチェーンを唱えて右手の平に小さな魔方陣を展開させておく。

こうする事で、自分のタイミングで発動する事が出来る。

そして、僕は隠れていた岩山から走りだして奴の注意を引き付ける。

 

 

エルク

「ほら、こっちだよ!」

 

マリア

「あっ! みーつけた!」

 

 

魔法人形兵(ゴーレム)は僕を捕まえようと大きな拳で掴みに掛かる!

 

 

マリア

「むぅー、すばしっこいなぁ・・・」

 

 

確かに腕力は凄いけど、動きは遅く直線的で見切りやすい。

 

 

マリア

「こうなったら・・・」

 

 

奥の手でもあるんだろうか、魔法人形兵(ゴーレム)は両腕を突き出した。

 

 

マリア

「ろけっとぱーんち!」

 

エルク

「エ?」

 

 

突き出した両腕が発射され、ゴゴゴと大きな音を立てながら、逃げる僕に迫る!

 

 

エルク

「ちょ、まっ! そんなのあり!?」

 

マリア

「いけいけー!」

 

ユリウス

「エルク!」

 

 

迫り来るロケットパンチとの距離がだんだん縮んでいく。

 

 

エルク

「(回避しようにも避けきれない! だったら・・・!)」

 

 

僕は右手を左方向にある岩山に狙いを定め、

事前に手の平に展開させておいた魔方陣からシルバーチェーンを発動させ、

それを引っ掛けて引き寄せられるように移動して回避した。

 

 

マリア

「えーなにそれ! ずるーい!」

 

ユリウス

「うまい! 考えたな、エルク」

 

 

対象者を失ったロケットパンチは、進行方向にあった大きな岩山を粉々に砕いた!

 

 

エルク

「よし、あれを使おう!」

 

 

回避した先にあった岩山に着地した僕は、

砕かれた岩山の岩石をシルバーチェーンで巻き付けて、

それをハンマー投げの要領で魔法人形兵(ゴーレム)に向けて放り投げる。

 

 

エルク

「当ったれー!」

 

マリア

「へ? きゃあっ!」

 

 

放り投げた岩石は、再び魔法人形兵(ゴーレム)の顔面にクリーンヒットした。

 

 

マリア

「いったーいっ! もう、かおばかりひどいよ!」

 

ホワイトハート

「(今だ!)」

 

 

隠れていた岩山から飛び出し、

魔法人形兵(ゴーレム)の背後からブランはメツェライシュラークを繰り出す!

 

 

エルク

「-我祈るは仇なす者を屠る力なり。 その力、我が友に宿らん

 増強祈祷(エンハンス)!」

 

 

それと同時に増強祈祷(エンハンス)を発動し、ブランを強化する。

 

 

ホワイトハート

「喰らいやがれッ! メツェライシュラークッ!」

 

 

テンツェリントロンペのように回転しながら加速して、

助走と遠心力を加えた強力な一撃を繰り出す!

 

 

マリア

「いったーっ!」

 

 

その一撃によって、魔法人形兵(ゴーレム)は体制を崩してうつ伏せに倒れる。

 

 

ホワイトハート

「行くぞ、エルク! 一気に決めっぞ!」

 

エルク

「うん!」

 

 

僕の所まで来たブランの差し出した手を取ると、

そのまま一気に魔法人形兵(ゴーレム)の頭上まで急上昇する。

 

 

エルク·ホワイトハート

「「アースガルズッ!」」

 

 

手を離し、落下の勢いを加えて僕は三ノ型·断空を、

ブランはゲッターラヴィーネを繰り出すと、僕の技によって裂けた地面から

ブランの技で隆起した岩石がマリアに幾度も激突しながら高く打ち上げる!

 

 

マリア

「きゃあーーっ!!」

 

 

空高く打ち上げられた魔法人形兵(ゴーレム)は、大爆発を起こして粉微塵になって果てた。

 

 

ホワイトハート

「はーはっはっは! ざまーみやがれッ!」

 

エルク

「なんていうか、色々凄かったね・・・」

 

ユリウス

「ああ、今まで見たことのないタイプの敵だったな」

 

エルク

「ブラン、お疲れ様」

 

ホワイトハート

「おう、お前もな。 まったく、無茶しやがって」

 

エルク

「ごめんごめん。 ああでもしないと勝てないと思ったんだ」

 

ホワイトハート

「ま、実際に勝てたからいいけどよ・・・。

 にしても、さっきはよく合わせたな。

 わたしの考えがわかってたのか?」

 

エルク

「うん、なんとなくだけどね。

 ブランならきっと、ああすると思ったんだ」

 

ホワイトハート

「そっか。 そんだけわたしとの相性がいいってことか···///

 

エルク

「エ? なにか言った?」

 

ホワイトハート

「な、なんでもねぇよ///!」

 

 

なんかブランの顔が赤いけど、どうしたんだろう?

 

 

ユリウス

「二人共、見てみろ。 美しい夕日だ」

 

 

ユリウスにそう言われて空を見上げると、そこには綺麗な夕日が広がっていた。

見晴らしのいい荒野と相舞って絶景だった。

 

 

エルク

「・・・ねえ、ブラン」

 

ホワイトハート

「なんだよ?」

 

エルク

「今回は僕の不注意で招いた事だ。

 それに君を巻き込んでしまって、ごめん・・・」

 

 

そう言って僕は頭を下げてブランに謝罪する。

あの時、僕が本を開かなければこんな所に飛ばされる事はなかった。

そう思うと申し訳ない気持ちで一杯だった。

 

 

ユリウス

「エルク・・・」

 

ホワイトハート

「・・・気にすんなよ。

 わたしだって、あれがどういうもんなのかわからなかったんだからな」

 

 

ブランは僕の目の前に立って言葉を続ける。

 

 

ホワイトハート

「それに、本当ならできねぇ体験ができたんだ。

 お前が悪いわけじゃねぇよ、エルク」

 

エルク

「ブラン・・・」

 

ホワイトハート

「おまけに、こんなとこに来たおかげでこんなにキレイな夕日が見れたんだ。

 ありがとうな、エルク」(ニコリ

 

エルク

「っ! う、うん・・・///」

 

 

飛翔し、片手で戦斧を肩に担いで夕日をバックにしたその笑顔はとても眩しく可愛かった。

女神化した時のブランは、常時キレたような口調になるため、そのギャップが凄かった。

 

 

エルク

「(やっぱり笑ってた方が可愛いよ///)」

 

ホワイトハート

「どうした、エルク?」

 

エルク

「な、なんでもないよ!

 それよりユリウス、さっきの敵を倒したってことは・・・」

 

ユリウス

「ああ、時期に元の世界へと帰れるだろう」

 

ブラン

「そう。 なら、もう少しだけこの景色を見ておこうかしら」

 

エルク

「うん、そうだね」

 

 

僕と地上に降りて女神化を解除したブランは、元の世界へと帰れるそのわずかな時間の中、

この大きく綺麗な夕日とこの景色をしっかり目に焼き付けておくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




スマブラSPの隠しキャラをやっと全員出すことが出来た・・・。
現在、アドベンチャーモードをプレイ中です。
キャラ選択時のしずえのナレーションの声が好きです。





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