光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
ルウィーでの体験入国を終えたエルクは、
次なる国、リーンボックスへ向かうため、ルウィー駅に来ていた。
現在の時刻は、朝9時30分。
もうすぐ到着するリーンボックス行きの列車が来るのを待つため、
僕はルウィー駅のホームにいる。
僕を見送るため、そこにはブラン達三姉妹と教祖のミナさんに
侍従のフィナンシェさん、それとシーシャさんが来ていた。
エルク
「皆、わざわざごめんね、見送りに来てくれて」
ブラン
「気にしないで、これくらい当然よ」
エルク
「ありがとう、ブラン」
ミナ
「エルクさん、今回の体験入国でルウィーで起きた出来事の数々、
助力していたただきありがとうございました」
エルク
「頭を上げてください、ミナさん。
僕も皆の力になれてよかったです。
だから、そんなにかしこまらないでください」
ミナ
「エルクさん・・・」
ロム·ラム
「「おにいちゃーん!」」(ガバ!
エルク
「おっと! ど、どうしたの? ロムちゃん、ラムちゃん」
ロム
「おにいちゃん、行っちゃうの? 行っちゃやだ・・・(うるうる)」
ラム
「わたしもやだ! ねえ、このままずっと一緒にいようよ!」
ブラン
「ロム、ラム・・・」
ミナ
「二人共、わがままを言ってはいけませんよ」
フィナンシェ
「そうですよ、二度と会えないわけじゃないんですから。
エルクさんの体験入国が終わったら、皆さんで遊びに行かれたらいいんです」
ロム
「フィナンシェさん・・・」
ラム
「・・・うん、わかった!」
シーシャ
「おやおや、すっかりこの子たちに懐かれてるね、エルク君。
君もなかなか罪な男じゃないか」
エルク
「シーシャさん、例の武器は作れたの?」
シーシャ
「ああ。 と言っても、今は知り合いの鍛治師に作ってもらってるところさ。
きっと、いいできになると思うよ」
エルク
「そっか。 それは楽しみだね」
シーシャ
「それもこれも、君が協力してくれたお陰だ。
困ったことがあったら言ってくれ、今度はアタシが君を助ける番だ」
エルク
「ありがとう、シーシャさん。
その時は是非、頼らせてもらうよ」
シーシャ
「任せたまえ!
そうだ、その時はブランちゃんも含めてゴールデントリオを結成といこうじゃないか!」
ブラン
「だからわたしはそんなんじゃないって言ってるでしょ、シーシャ。
それと、ちゃんはやめて」
シーシャ
「つれないなぁ、ブランちゃんは」
エルク
「はははっ」
アナウンス
「間もなく、リーンボックス行きの列車が到着致します。
ご利用のお客様は指定場所までお越しください」
そのアナウンスを聞き、僕は荷物を持つ。
エルク
「それじゃあ皆、お世話になりました」
ブラン
「エルク、また会いましょう」
ロム
「おにいちゃん、行ってらっしゃい」
ラム
「ロムちゃんとラムちゃんとの約束よ!」
ミナ
「次はリーンボックスですね。
途中で乗りかえる必要がありますから、お気をつけて」
フィナンシェ
「是非、また遊びにいらしてください!
ブラン様を共々、お待ちしています」
シーシャ
「エルク君、また会おう!」
エルク
「ありがとう、皆」
そして、到着した列車に乗り、窓ガラス越しに再び手を振ると、
出発を知らせるチャイムが鳴って走り出す。
たった四日間と短かったけど、それでもルウィーで経験した事はかなり濃密だった。
魔法を勉強して新しい魔法と剣技を覚えたり、
ゴールドサァドのシーシャさんと共闘して危険種モンスターを討伐したり、
書斎で
ネプテューヌ達にいい土産話ができた。
次はベールさんが治める緑の国リーンボックスか・・・どんな国なんだろう、
とても楽しみだ。
~♪
列車が走り出してしばらくすると、僕のスマホの着信音が鳴った。
エルク
「おっと、車内ではマナーモードにっと・・・」
ユリウス
『前回ルウィー行きの列車に乗っていた時に来た、めーるという物か?』
エルク
『うん、そうみたいだね。 ブランからみたいだ。 見てみよう』
僕は自分のスマホに届いたメールを見る。
ブランのメール
『休んでるところをごめんなさい、エルク。
あなたに言いそびれた事があったからメールで伝えるわね。
前にあなたに相談した小説の件なんだけど、いい感じに書けているわ。
わたしたちに起きた実際の出来事や冒険の数々を書くのは少し恥ずかしいけど、
でもいい作品になりそうだわ。 あなたに相談して本当によかったわ。
この小説が出来たら、一番最初にに読んで欲しいのだけど、いいかしら?
またルウィーに遊びに来てね。』
エルク
「(ブラン・・・うん、必ず!)」
ユリウス
『ブランからのメールか?』
エルク
『うん、また遊びに来てねって』
ユリウス
『そうか。 そうなると、また賑やかになりそうだな』
エルク
『はは、そうだね。 でも、その時は皆一緒がいいな』
ユリウス
『それもそうだが、恐らくブランは違う意味で言っていると思うのだが・・・』
エルク
『エ? 違う意味って、どういう意味?』
ユリウス
『・・・いや、なんでもない。
そなたにはまだ早いのかもしれんな』
エルク
『なにそれ、どういうこと?』
ユリウス
『ふふ。 気にするな、こちらの話だ』
エルク
『・・・なんか馬鹿にされた気がする・・・』
ユリウス
『気のせいだ。 それより、体験入国最後の国はリーンボックスだったな』
エルク
『うん、ベールさんの治める国だね。
ネプテューヌの話だと、大きさがモットーだとか』
そういえば、プラネテューヌで初めてベールさんと会った時大きかったな。
どことは言わないけど・・・。
エルク
『それにしてもユリウスって博識だよね。
ゲイムギョウ界の歴史やホーリィクリスタルと神威について詳しいしさ』
ユリウス
『・・・その事だが、エルク。
そなたは・・・私が何者なのか気にならないのか?』
エルク
『そりゃあもちろん気になるよ。 正直ここで問いたいくらいにね』
ユリウス
『・・・』
エルク
『でも、そんなことはしない。
これはあの時言ったと思うけど、ユリウスにもなにかしらの事情があるんでしょ?
ならわざわざ隠すようなことはしないだろうし、
それになにより、僕はユリウスの事を信じてる。
だから、ユリウスが自分から話してくれるその時まで待つよ』
ユリウス
『エルク・・・』
エルク
『それに、ユリウスとは強くなるっていう約束もあるしね!」
ユリウス
『・・・ありがとう、エルク。
そなたがホーリィクリスタルの宿主で本当によかった』
エルク
『どういたしまして。
僕の方こそ、ホーリィクリスタルと神威について色々教えてくれてありがとう。
これからもよろしくね、ユリウス』
ユリウス
『ああ。 こちらこそ、よろしく頼む』
こうして、僕とユリウスはリーンボックスに向かう列車の中で絆を深めるのであった。
新年明けましておめでとうございます!
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