光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《これまでのあらすじ》
リーンボックス教会で仕事を終えたエルクは、
ベールの提案でヘイロウ森林に現れるモンスターの討伐へと向かう。
姉さんの案内でヘイロウ森林にやって来た僕達は、
さっそく危険種モンスターを討伐するため、森の中を進む。
でも、こうして見るとプラネテューヌのバーチャフォレストとさほど変わりはないけど、
違いがあるのはそこに生息しているモンスターだ。
それと、リーンボックスに来てから思ったけど、この国は他の国と比べて自然が多い。
国土の広さと豊富な自然から、雄大なる緑の大地と呼ばれているのも頷ける。
エルク
「姉さん、そのモンスターが目撃されたのってどの辺なの?」
ベール
「この森の一番奥ですわ」
エルク
「・・・やっぱりそうか・・・」
ベール
「どうしましたの?」
エルク
「ううん、なんでもないよ。
ただ、強いモンスターって必ず一番奥にいるなって」
ベール
「それは、お約束というものですわ」
エルク
「だよね・・・」
ベール
「でも、よかったのですか、エルちゃん?
正式にギルドで討伐クエストとして受けていれば、
倒した時に報酬がもらえますのに・・・」
確かに姉さんの言う通り、きちんとギルドのクエストで受けていれば報酬が貰える。
エルク
「・・・報酬なんて関係ないよ。
僕はただ、剣の鍛練のためにモンスターと戦うだけさ。
それによって助かる人がいるなら、僕としても嬉しいしね」
ベール
「エルちゃん・・・」
ユリウス
「そうだな、そなたはそういう男だったな」
エルク
「だから、一刻も早くそのモンスターを倒そうよ。
リーンボックスの人達が安心できるようにね!」
僕は胸の前で強く拳を握って笑顔でそう言う。
ベール
「す・・・!」
エルク
「ね、姉さん、どうしたの・・・?」
ベール
「素晴らしいですわー!!」
すると、姉さんがそう言いながら僕に抱き着いてきた!
エルク
「うわ! ね、姉さん!?///」
ベール
「自分が強くなるために努力を惜しまぬだけではなく、
わたくしの国の事を思ってくれているなんて、流石はわたくしの弟ですわ!」
エルク
「ね、姉さん、その・・・当たってる! 当たってるから離れて!///」
ベール
「これくらい、姉弟のスキンシップのうちですわ!」
姉さんは僕を抱き締める力をさらに強めた。
ベール
「まさに、エルちゃんはリーンボックスの立派な女神候補生ですわね!」
エルク
「いやいや、僕は男だから妹じゃないし、それ以前に女神様でもないから!
(うぅ・・・背中に両腕を回されて身動きできない・・・///)」
ベール
「うふふ♪」
エルク
「(だ、駄目だ! 僕には刺激が強すぎる!///)」
ユリウス
「エルク、ベール、モンスターだ!」
ユリウスの助け船ならぬ、その言葉と同時に複数のモンスターが茂みから
飛び出てくるように現れた!
ベール
「わたくし達姉弟のスキンシップを邪魔するなんて、無粋なモンスターですわね」
姉さん熱い抱擁から解放された僕は、モンスターの数を確認する。
まず、ラステイションで見たチョコピ、いや、それと似ているが
それ特有の赤いモヒカンではなく、ダイビングで使うゴーグルとシュノーケルに、
足にフィンをつけている。
姉さんが言うには、あれはマリンチョコピというらしい。
次はあの四足歩行のモンスターもプラネテューヌのプラネスタジアムで見たことがある。
あの時は
確かコブラヒーローというモンスターだ。
相手はマリンチョコピ五体と、コブラヒーローが四体の計九体だ。
エルク
「九体二か・・・。 数では僕達が不利だね、姉さん」
ベール
「そんなもの、関係ありませんわ。 戦いは数ではなく、質ですわ!」
エルク
「・・・そうだね。 なら、早く倒して先に進もう!」
ベール
「ええ、わたくしの戦う姿を、エルちゃんにお見せしますわ!」
僕は神威を、姉さんは槍をコールして、戦闘体制を取る。
______________________________________
戦闘曲
テイルズオブイノセンスR
剣を以て切り拓け
通常戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ベール
「それがエルちゃんの神威ですか」
エルク
「うん。 これまでの戦いを一緒に共にしてきた相棒さ」
ベール
「では、わたくしもエルちゃんの頼れる相棒になれるようにがんばりますわ」
エルク
「姉さんに、女神様にそう言ってもらえると光栄だよ」
ユリウス
「来るぞっ!」
ベール
「先制攻撃はいただきますわ! シレットスピアー!」
姉さんは、手にした槍を両手で風車のように回すと、
緑の魔方陣が浮かび上がり、そこから一本の大きな槍を召喚し、
こちらに向かって突撃してきたマリンチョコピとコブラヒーローの二体を貫いた。
エルク
「凄い・・・! 僕も負けられないな!」
僕は神威の柄を握って腰を落とす。
エルク
「輝剣・光牙!」
素早く抜刀して光牙を放ち、前方のコブラヒーローに牽制し、
怯んだ隙を突いて一気に間合いを詰める。
エルク
「一ノ型・咆哮!」
そして、咆哮を繰り出してトドメを刺す!
ベール
「あれがネプテューヌ達の言っていたエルちゃんの剣技・・・!
なかなかやりますわね」
エルク
「姉さん、危ない!」
ベール
「えっ?」
姉さんの背後から、二体のコブラヒーローが迫る!
ここからだと走っても、魔法の詠唱も間に合わない!
なら・・・!
エルク
「二ノ型・刹那!」
刹那の速さを利用して姉さんの元まで駆けつけてモンスターを薙ぎ払う!
ベール
「(速い・・・!)エルちゃん!」
エルク
「姉さん、大丈夫!?」
ベール
「え、ええ、わたくしなら大丈夫ですわ。
助けていただき、ありがとうございます」
エルク
「気にしないで、姉さんのことは僕が守るから!」
ベール
「は、はい///!」
僕がそう言うと、姉さんの顔が赤くなった。
エルク
「どうしたの、姉さん? 顔、赤いよ?」
ベール
「な、なんでもありませんわ!
さあ、一気にいきますわよ、エルちゃん!」
エルク
「う、うん!」
マリンチョコピ
「ピーピピー!」
突然マリンチョコピが鳴き声を上げながら羽をばたつかせる。
すると茂みの奥から新たに五体のマリンチョコピを呼び出した。
エルク
「姉さん、敵の増援だよ」
ベール
「みたいですわね。
しかし、お金と経験値の元が増えただけですわ」
エルク
「でも、ああやってまた仲間を呼ばれたら厄介だ。
ここはまとめて倒そう、姉さん」
ベール
「了解ですわ。 エルちゃん!」
マリンチョコピ
「「「「「「「「「ピピー!!」」」」」」」」」
それを察してか、九体のマリンチョコピ達は一斉に僕達に向かってきた!
エルク
「行くよ、姉さん!」
ベール
「はいっ!」
そして、僕達もマリンチョコピ達に向かって駆け出す!
ベール
「リーンボックスが槍術、見せて差し上げますわ!
レイニーラトナビュラ!」
姉さんは槍を構えて、舞うような美しい槍術で三体のマリンチョコピを倒す。
流石は女神様、動きに全く無駄がない。
エルク
「(三体のモンスターを一瞬で・・・!)」
マリンチョコピ
「「ピピー!」」
二体のマリンチョコピは、僕に口から大きな水塊を吐き出してきた!
エルク
「ふっ・・・!」
僕はそれを跳躍して回避する。
エルク
「四ノ型・流星!」
滞空状態から流星を繰り出し、二体のマリンチョコピを倒すも、
残りの四体はかわしてやり過ごす。
エルク
「かわされたか・・・!」
一ヶ所に固まってる所を狙えば一気に倒せると思ったけど、そんなに甘くないか・・・。
そして地上に着地すると、マリンチョコピ達が四方八方から体当たりで突っ込んできた。
僕はそれをかわしていく。
しかし・・・。
マリンチョコピ
「ピー!」
エルク
「なっ!? うわぁッ!」
いつの間にか僕の背後に回っていたマリンチョコピの猛スピードの体当たりを
モロに受けてしまい、吹き飛ばされた!
ベール
「エルちゃんっ!」
エルク
「くっ・・・!」
ユリウス
「エルク、大丈夫か!」
エルク
「う、うん。 油断した・・・」
あの小さな体に似合わずなかなかの威力だ。
そんな攻撃を受けて少しフラつきながらも立ち上がり、神威を構える。
マリンチョコピ
「「「「ピピー!」」」」
その時、トドメを刺そうとばかりにマリンチョコピ達は集合して、再び隊列を組む。
エルク
「(普通に攻撃してもかわされて反撃を受けてしまう。
だったら、一ヶ所に集めてしまえばいい!)」
そう考えた僕は、魔法の詠唱を始める。
エルク
「-荒ぶる者を束縛せし光輪-バインドリング!」
隊列を組んで集まっているところを狙って、
拘束魔法で相手の動きを封じ込める。
エルク
「これなら外さない!」
そして素早く近付き、技を繰り出す!
エルク
「疾風剣・
納刀した神威に風の魔力を集中させ、抜刀と同時に目の前に真空の刃を生み出し、
それが動きを封じた四体のマリンチョコピ達をまるで噛みつくかの如く
幾度も斬り刻んでまとめて倒した。
エルク
「ふう、よしっ!」
周囲に他のモンスターがいないことを確認して、
再び神威を納刀してコールアウトする。
ベール
「エルちゃん、大丈夫ですか!?」
姉さんが心配そうに僕の元まで駆け寄ってくると、僕を抱き締める。
エルク
「ね、姉さん・・・///。 うん、大丈夫だよ。
これくらいたいしたことないから」
ベール
「そう、よかったですわ。
さっきのモンスターの攻撃で吹き飛ばされていましたから
心配になってつい・・・」
エルク
「心配かけてごめんね、姉さん」
ベール
「エルちゃんが無事ならいいですわ」
姉さんは僕から離れる。
ベール
「しかし、抜刀術という剣術でしたっけ?
誰かから教わっていたのですか?」
エルク
「ううん、そういった人はいないよ。
自然と身に付いたっていうか・・・そんな感じかな?」
ベール
「独学・・・ということですか? すごいですのね」
エルク
「そうでもないよ。 皆に比べたら僕なんてまだまだだよ」
ベール
「いいえ、そんなことありませんわ。
さっきの戦闘でエルちゃんはわたくしを守ってくれたではありませんか。
あの時のエルちゃんの“姉さんのことは僕が守る”という言葉、
とても頼もしかったですわ」
エルク
「そ、そうかな?」
ベール
「ええ、流石わたくしの自慢の弟ですわ!」
エルク
「ありがとう、姉さん。 それじゃあ、先に進もう」
ベール
「あ、エルちゃん。 お持ちになって」
と、駆け足で先に進む僕を追うように、姉さんも走り出す。
それからしばらくヘイロウ森林の中を進みたどり着いたのは、
森の木々が伐採され、広々とした場所だった。
エルク
「結構奥まで来たね。
情報通りなら、そろそろ例のモンスターが現れてもおかしくないんだけど・・・。
姉さん、どうかな?」
ベール
「ええ、ここがヘイロウ森林の最奥ですから間違いないと思うのですが・・・」
エルク
「でも、ここって何らかの目的があって作られた感じがするんだよね」
そう、でなければ木々を伐採する必要はない。
仮に通行のためといっても、モンスターの出るこんな森の奥まで
一般人が来るなんて考えにくいし、なにより不自然だ。
ハンター達の狩り場かな?
でも、わざわざ伐採してまで作るものだろうか?
エルク
「ねえ、姉さん。
ここってひょっとしてリーンボックス軍の演習場だったりする?」
ベール
「え、ええ、その通りですけど・・・。 なぜお分かりに?」
エルク
「なんとなくなんだけど、そんな感じがしたんだ。
こんな森の奥深くに木々を伐採して広々とした場所を作った理由が
それくらいしか思いつかなかったんだ。
モンスターの出るこの場所に意味もなく人が来るなんて思えない。
だから、リーンボックスの兵士達の演習場なのかなって」
ベール
「・・・すごいのですのね、エルちゃん」
エルク
「ただの消去法だよ。
ここなら、モンスターっていういい実戦相手がいるしね」
しかし、重要なのはそういう話ではない。
エルク
「そういえば聞いてなかったけど、その目撃されたのってどんなモンスターなの?」
ベール
「目撃情報によると、フェニックスという大きな翼を持った危険種モンスターですわ」
エルク
「翼か・・・そのモンスターと戦う時には空中戦になりそうだね・・・」
ベール
「その点については心配ありませんわ。
女神化すれば空を飛ぶことが出来ますから」
エルク
「でも、僕はそれが出来ないから、足を引っ張っちゃうかも・・・」
ベール
「そんなことはありませんわ。
わたくしはエルちゃんの事、いつだって頼りにしていますのよ?」
エルク
「・・・ありがとう、姉さん。
姉さんの期待に応えられるようにがんばるよ!」
大きな翼を持つモンスターか・・・。
そんな特徴的なモンスターがいたら一目見れば分かるけど、
今の所それらしいモンスターと遭遇していない。
エルク
「うわっ!」
ベール
「きゃぁっ!」
突然強風が吹き荒れ、空から一体のモンスターが大きな翼を羽ばたかせながら
舞い降りてきた。
_______________________________________
戦闘曲
テイルズオブイノセンスR
剣を以て打ち砕け
ボス戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エルク
「姉さん、もしかしてこのモンスターが・・・」
ベール
「ええ、先程お話したフェニックスですわ!」
あの大きな翼・・・確かに姉さんの言っていたモンスターと
目撃情報と一致し、疑う余地はない。
僕と姉さんは、武器をコールしてフェニックスと対峙する。
グリーンハート
「では、早速討たせてもらいますわ」
それと同時に姉さんは、女神化してフェニックスに槍を向けてそう言う。
エルク
「・・・///」
グリーンハート
「どうしました、エルちゃん?」
エルク
「いや、その・・・美しいなって・・・///」
美しいだけじゃない。
宝石を思わせるエメラルドグリーンのポニーテールに、
白と緑を基調にしたレオタード風のスーツとプロセッサユニットを装着して武装し、
なぜか胸を強調したその姿に、僕は見惚れていた。
他の女神様に比べて姉さんはかなり露出が高く、殆ど裸みたいだ。
そのせいで、目のやり場に困る。
グリーンハート
「うふふ、わたくしの美しさに見惚れていましたのね?」
エルク
「エっ!? う、うん・・・///」
と、顔を赤くしながらそれを肯定する僕。
しかし、その時周囲になにやら黒いモヤのようなものが現れた。
ユリウス
「この禍々しい気配は・・・エルク!」
エルク
「うん、間違いない、
グリーンハート
「
言っていたものですか?」
エルク
「うん、間違いないよ。
それに、
突如として現れた
フェニックスが黒く染まり、
それと同時に周囲に黒いモヤのようなものが漂い始め、
森だけではなく空までも覆っていった。
グリーンハート
「・・・この威圧感、先程までとは比べ物になりませんわね・・・!」
エルク
「気をつけて、姉さん!
グリーンハート
「なるほど。 では、別の異なるモンスターと考えるべきですわね」
エルク
「よし、行くよ!」
僕は抜刀した神威を縦に構えて詠唱する。
エルク
「-我祈るは黒き闇を払う聖なる力なり。 その力、わが友に宿らん-
そして、天に掲げたのと同時に、
光の波動が姉さんを包み込み、手にした槍が白く光出す。
グリーンハート
「これが、エルちゃんの力・・・!」
エルク
「これで、姉さんの攻撃が奴に効くようになったよ!」
グリーンハート
「では、これで互角に戦えるということですね?」
エルク
「うん。 でも、油断しないで。
相手も
グリーンハート
「油断など、元よりそのつもりは毛頭ありませんわ!
リーンボックスの女神グリーンハートの名に賭けて、
あなたをここで討たせてもらいますわ!
シレットスピアー!」
姉さんはシレットスピアーを繰り出すが、フェニックスは空中へ飛んで回避する。
グリーンハート
「やはり避けますか。 しかし、逃がしませんわ!」
そう言って姉さんも、フェニックスを追い掛けるように飛翔するが、
自分に迫り来る姉さんを迎え撃とうと、その鋭い脚部の爪を振り下ろす!
グリーンハート
「っ!」
エルク
「姉さん! 輝剣·光牙!」
フェニックス
「ギャッ!」
僕の放った光牙がフェニックスに命中し、姉さんは反撃を受けずに済んだ。
グリーンハート
「助かりましたわ、エルちゃん」
エルク
「これくらい当然だよ」
フェニックス
「キエェェェッ!」
邪魔された事に苛立ったのか、フェニックスは標的姉さんからを僕に変えて
突撃して襲い掛かってきた!
グリーンハート
「行かせません!」
それを阻止しようと姉さんが先回りし、槍を盾にしてフェニックスの攻撃を受け止める!
グリーンハート
「くっ、なんて力・・・!
これほどにまで強化されるているだなんて・・・!」
本来ならフェニックスの攻撃なんて防げるが、
グリーンハート
「きゃあっ!」
エルク
「姉さんっ!」
姉さんを吹き飛ばしたフェニックスは、再び僕に襲い掛かる!
エルク
「うわっ!」
そのまま僕に狙いを定めて翼を羽ばたかせて真空の刃を飛ばしてきた!
僕はそれを回避するが、相手が空中にいる以上僕の攻撃が届かない。
一応、斬撃を飛ばす光牙があるけど、
一度鞘に納めて魔力を溜めないと技を繰り出す事が出来ず、その隙もない。
このままだとやられると思った僕は、森の中に身を隠そうとした。
エルク
「っ! こっちの考えはお見通しってことか・・・!」
ユリウス
「どうやら相手も頭が回るようだな」
しかし、それを察したのかそうはさせんと真空の刃で周囲の木々を薙ぎ倒し、
こちらの身を隠す場所をなくす。
パワーとスピードといった身体的な強化だけではなく、知能も強化される。
だから、さっき僕の考えも読まれたってことか・・・
フェニックス
「キエェェェッ!」
かん高い鳴き声を上げて、再び真空波を飛ばしてきた!
エルク
「輝剣光牙・連閃!」
それに対して僕は、光牙を幾つも飛ばして真空波を打ち消した。
しかし、それによって衝撃波が起こり、空中に投げ出されてしまう!
エルク
「うわっ!」
フェニックスは上昇し、僕を引き裂こうと両足の爪を振り下ろす!
エルク
「くっ! 一ノ型・咆哮!」
空中で身を翻してなんとか体制を整えて咆哮を繰り出すが、
地上のように踏み込みが出来ずその分威力が下がり、
そのまま押し切られ、地面に叩き落とされた!
エルク
「がはっ!」
ユリウス
「エルク! 大丈夫か!?」
エルク
「ぐっ・・・なんとかね・・・」
そう言いいながら僕は神威を杖のように使い、フラフラになりながらも立ち上がる。
しかし、フェニックスはそんな僕にトドメを刺そうと襲い掛かる!
ユリウス
「エルク、かわせ!」
エルク
「うっ、ぐあ・・・! (くそっ! ダメージで体が・・・!)」
回避しようにも、ダメージを受けた影響で体が言うことを利かず、
その場で膝をついてしまう。
もう駄目だ、そう思っていたその時
グリーンハート
「インビトウィーンスピア!」
姉さんの声が聞こえたのと同時に、
魔力で形成された複数の槍がフェニックスの背中に命中する。
グリーンハート
「はあぁぁぁぁっ!」
それによって怯んだフェニックスを槍で一閃し、
それを退けた姉さんは、僕の元まで駆け寄った。
グリーンハート
「エルちゃん、大丈夫ですか!?」
エルク
「姉さん・・・助かったよ、ありがとう。
正直ギリギリだけどね・・・」
グリーンハート
「なんて酷い傷・・・!
後はわたくしに任せて、エルちゃんは休んでいてください」
エルク
「でも、一人だけじゃ危険だよ!」
グリーンハート
「心配いりませんわ。 わたくしは女神で、貴方の姉なのですから。
弟を守るのは当然ですわ」
エルク
「姉さん・・・」
姉さんを信用していないわけじゃない。
たとえ女神様でも一人で
かなりの危険が伴う事になる。
僕を守るって言ってくれたあの言葉は嬉しくも頼もしかった。
でも、それと同時に僕も姉さんを守りたいという気持ちもあった。
エルク
「-聖なる光よ、優しき癒しをもたらせ- ホーリィキュア」
僕は
エルク
「・・・よし、これでまだ戦える」
グリーンハート
「エルちゃん、無理をせず、ここはわたくしに・・・」
エルク
「いや、僕も戦うよ、姉さん」
グリーンハート
「しかし・・・」
エルク
「もちろん、姉さんの事は信頼してる。
姉さんが僕を弟として守りたいのと同じように、
僕も大切な姉として・・・女性として守りたいんだ。
だから、一緒に戦わせてほしい」
グリーンハート
「エルちゃん・・・。 分かりましたわ。
では、わたくし達姉弟の力を奴に思い知らせて差し上げましょう」
エルク
「うんっ!」
その時、姉さんの攻撃によって退いていたフェニックスが戻ってきて、
再び僕達に向かってきた!
グリーンハート
「来ますわよ!」
エルク
「-輝け、聖なる楔- シルバーチェーン!」
向かってくるフェニックスに対してシルバーチェーンを発動し、拘束を試みる。
しかし、フェニックスは旋回して回避する。
エルク
「くっ、駄目か・・・!」
グリーンハート
「空中戦ならわたくしに任せてください!」
そう言って姉さんは飛翔して、フェニックスに接近戦を仕掛ける!
グリーンハート
「喰らいなさいっ! レイニーラトナビュラッ!」
レイニーナトラビュラで神速の多段突きを繰り出すが、
奴はその素早い機動力で回避する。
グリーンハート
「っ! 速いっ!」
エルク
「(女神化状態の姉さんの攻撃を避ける程のスピードか・・・。
こっちの攻撃が当たらなきゃ意味がない。
このままじゃやられるだけだ!)」
地上から見上げてそれを見てそう思った僕は、
戦いが長引けば長引くほどこちらが不利になる。
エルク
「何かないか・・・何か・・・!」
ユリウス
「エルク、思い出せ。
そなたの力は剣と魔法だけではないはずだ」
エルク
「僕の力・・・? ・・・そうか、
ユリウス
「そう、
そして今、そなたが達がこの戦いに勝つために必要な力はなんだ」
エルク
「この戦いに勝つために必要なの力・・・」
僕は目を閉じて意識を集中し、詠唱を始める。
エルク
「-我祈るは駆け抜ける歩みなり。 その力我が友に宿らん-」
新たな
スピードが飛躍的に上がった。
グリーンハート
「体が羽のように軽い・・・!
これも、エルちゃんの力・・・」
その力でスピードを強化された姉さんの攻撃が当たるようになり、
確実にフェニックスにダメージを与えていく。
フェニックス
「キエエェェェッ!」
グリーンハート
「きゃあっ!」
フェニックスは翼を大きく羽ばたかせて突風を巻き起こし、姉さんを吹き飛ばす!
エルク
「姉さん!」
グリーンハート
「大丈夫です! 問題ありませんわ!
しかし、これが
危険種モンスターの比ではありませんわね・・・」
ただでさえ強い危険種モンスターに
その強さは何倍にもなる。
僕はもちろん、流石の女神様でも強敵である事に変わりはない。
プラネテューヌ、ラステイション、ルウィーの時も
皆と力を合わせてなんとか勝つことができた相手だ。
エルク
「回復するよ」
地上に降りてきた姉さんに
グリーンハート
「ありがとうございます、エルちゃん」
エルク
「気にしないで、これくらい当然だよ。
ごめんね、僕が不甲斐ないばかりに・・・」
グリーンハート
「そのようなことはありませんわ。
エルちゃんがいてくれるからこそ、こうして戦えるんです。
不甲斐ないのはわたくしの方ですわ・・・」
エルク
「姉さん・・・」
フェニックス
「・・・」
という僕達のやり取りを見ながら、奴は空からこちらの様子をうかがっていた。
それは警戒か、はたまた余裕か、そのどちらか分からないが
姉さんの攻撃でダメージを受けて動きが少し鈍くなっている。
しかし、姉さんに掛かっていた
先程のようなスピードを生かした攻撃は出来ず、
再び唱えようとするとその隙を突いてくる。
エルク
「・・・姉さん、僕をあいつの所まで飛ばせる?」
グリーンハート
「え? ええ、出来ますが・・・一体何を?」
エルク
「あいつの動きが鈍くなってるの、分かる?
こっちの攻撃が奴に効いてるんだよ。
もう少しで倒せるかもしれない、だからここは一気に畳み掛けたいんだ」
グリーンハート
「確かにその通りかもしれませんが、それではエルちゃんが危険すぎますわ!
やはりここは、空を飛べるわたくしが・・・!」
エルク
「・・・ありがとう、姉さん。
でも、ここは僕が行くべきなんだ。
僕の持つ神威の方が奴に与えるダメージが大きいしね」
グリーンハート
「しかし!」
エルク
「大丈夫! 僕を・・・俺を信じろ! ベール!」
グリーンハート
「っ!」
エルクの覚悟を決めた言葉に気圧されたベール。
神威を持ったエルクの攻撃の方がダメージが高いのは理解できる。
しかし、一度は守ると口にした義理でも大切な弟を危険な目に遭わせるなどと、
姉として心苦しかった。
しかし、エルクの言葉を聞いて、ベールも覚悟を決めた。
たとえ万一の事があっても、自分が全力で弟を守ると。
グリーンハート
「・・・分かりました。 それでは、行きますわよ!」
エルク
「ああ、頼む!」
グリーンハート
「シレットストーム!」
姉さんは、僕の足元に風魔法シレットストームを唱えて小規模の竜巻を起こして、
僕をフェニックスの所まで高く打ち上げる!
それによって自分の元まで上がってくる僕を見て、
フェニックスは真空の刃を飛ばしてきた。
エルク
「くっ、うぐっ!」
傷を負いながらも上昇する勢いは止まらず、
そのままフェニックスの目前まで迫る!
エルク
「僕の技・・・受けてみろっ!」
納刀した神威の柄を握って光の魔力を集中させて剣を抜く。
そして───!
エルク
「輝剣秘技·七ノ型───天刃! うおぉぉぉぉっ!」
剣と鞘の二刀流で繰り出された空中専用の技、
天刃による斬撃と打撃の怒濤の連続攻撃がフェニックスを捕らえる!
そして、悲鳴を上げながら地上へと落ちていく・・・はずだった!
フェニックス
「キアァァァッ!!」
エルク
「な、なにっ!?」
倒したと思ったフェニックスが空中で身を翻し、
目をギラつかせながら怒りに身を任せてその大きな翼を広げて僕に迫って来た!
エルク
「くっ・・・!
(空中じゃ防ぎきれない! どうする・・・どうする!)」
グリーンハート
「シレットスピアー!」
フェニックス
「ギャアッ!」
エルク
「エッ!?」
そう心の中で焦っていると、姉さんのシレットスピアーが迫り来る奴の翼を貫き、
それによって飛行能力を失ったフェニックスは今度こそ地上へ落ちていき、
地面に叩き付けられる。
グリーンハート
「これ以上わたくしの弟に手は出させませんわ!」
エルク
「姉さん、助かったよ」
グリーンハート
「エルちゃん、わたくしの手につかまって!」
エルク
「うん!」
僕は姉さんの手を取って、一緒に地上に降りる。
グリーンハート
「エルちゃん、やはり傷が・・・!」
エルク
「僕なら大丈夫だから、今は目の前のあいつを倒そう!」
グリーンハート
「・・・ええ、分かりましたわ!」
姉さんの攻撃によって翼を失ったフェニックスは、フラついてもはや虫の息。
グリーンハート
「エルちゃん、わたくし達の技を見せてあげましょう!」
エルク
「ああっ!」
姉さんの掛け声と同時に、僕は神威を神威の柄尻と鞘口を連結させて
薙刀モードにシフトする。
エルク·グリーンハート
「「刃の舞踏、貫くは白緑の二槍の穿撃!」」
僕と姉さんは、フェニックスを中心に周りながら舞うように斬り付ける。
エルク·グリーンハート
「「インペリアル·ロンドッ!」
そして、肩を並べて繰り出された二槍の強力な突きによる白と緑の軌跡が
フェニックスを貫きトドメを刺す!
するとフェニックスの体にヒビが入り、砕けるように消滅すると、
禍々しい邪悪な
グリーンハート
「あれが・・・
エルク
「後は僕に任せて!」
そう言って自分の胸の前にホーリィクリスタルを具現化させて、
グリーンハート
「先程まであった黒いモヤが晴れていく・・・」
浄化が成功し、辺りに漂っていた
空を見上げると、そこには眩しい日の光が差し込み、
元の美しい自然豊かな森へと戻っていた。
ベール
「お疲れ様です、エルちゃん。
わたくし達姉弟の勝利ですわ」
と、女神化を解除した姉さんがそう言う。
エルク
「うん、そうだね。
姉さんも無事でなくてよかった」
ベール
「ありがとうございます。
でも、わたくしの事より、今はエルちゃんですわ!
こんなに傷だらけになって・・・」
エルク
「これくらい大丈夫だよ」
そう言って僕は
エルク
「ね? なんともないでしょ?」
特に問題ないことを姉さんにアピールする。
ベール
「確かにそうですけど、それでも心配しますわ。
モンスターの攻撃に突っ込むなんて・・・」
エルク
「それについては・・・心配かけてごめんなさい・・・」
姉さんの気持ちも分かる。
もしも皆が無理や無茶をすれば僕だって心配する。
一応僕もそうしないと思っているんだけど、
でも、あの時ああするしかないと思ったから仕方がなかった。
ベール
「ですから、エルちゃん・・・」
エルク
「ね、姉さんっ!?」
ベール
「もうあんな無茶はしないでください。
エルちゃんは一人ではありませんわ。
もっとわたくしを頼ってください」
心配した姉さんが僕に抱き着き、優しい言葉を掛ける。
香水の甘い香りと、豊満な胸が僕を包み込む。
一体何度目のハグだろうか、やっぱり僕には刺激が強すぎる。
エルク
「・・・うん、ありがとう、姉さん。 ごめんなさい」
ベール
「気にしないでください。
分かっていただけたのならそれでかまいませんわ」
姉さんは僕の頭を優しく撫でて離れる。
ベール
「なにはともあれ、これで討伐達成ですわね。
さあ、教会へ戻りましょう、エルちゃん」
エルク
「うん、そうだね・・・おっと・・・」
ベール
「エ、エルちゃん! 大丈夫ですか!?」
僕がいきなりフラついて後ろに倒れて尻もちをついた事に驚き、
姉さんは膝を曲げて僕の目線に合わせる。
エルク
「う、うん、大丈夫だよ。
ちょっとめまいがしただけだから・・・」
ベール
「めまいって・・・」
ユリウス
「おそらく、魔力を消費しすぎたのが原因だろうな」
ベール
「ユリウスさん、魔力の消費のしすぎとは?」
ユリウス
「言葉通りの意味だ。
魔法はもちろん、エルクの輝剣と魔剣技も相応の魔力を消費する。
そして、それらを多用し過度に魔力を使い続けると、
身体に大きな負荷が掛かることがなる。
それ故、目眩がしたのだろう」
エルク
「確かにその通りかも・・・」
ユリウス
「いくら回復魔法で傷を治しても、蓄積された疲労まで完全には回復しない。
あまり頼りすぎない事だ」
エルク
「そう、だね・・・ユリウスの言う通りだ」
ベール
「それでしたら、少し休んだ方がいいのでは」
エルク
「だ、大丈夫だって、これくらい・・・って、うわわっ!」
立ち上がろうと足に力を入れるが、まるで痺れているかのように力が入らず、
再び尻もちをついてしまう。
ベール
「全然大丈夫ではありませんわ!
お願いですから、少し横にになってください」
エルク
「で、でも・・・」
ベール
「い·い·か·ら、横になってください!」
エルク
「は、はい・・・」
姉さんは僕にそう言うと、正座をして自分の膝をポンポンと叩く。
エルク
「えっと、姉さん。 なぜ正座を?」
ベール
「なぜって、決まっていますわ。
エルちゃんが安心して休めるように、わたくしが膝枕をして差し上げますわ」
エルク
「エっ!? い、いいよ! そこら辺の気にもたれて休むから!」
ベール
「わたくしでは不満ですの・・・?」
不満だなんてとんでもない。
姉さんほどの美人に膝枕されるなんて世の男達が羨ましがるんだろうけど、
刺激が強くて逆に休めない。
エルク
「不満って言うかむしろありがたい・・・いやいや、そういうんじゃなくて!
さっきまでモンスターと戦ってたのに、大丈夫なのかなって・・・」
ユリウス
「その事なら大丈夫だろう。
浄化した事によって邪悪な気配が消え、しばらくは安全のはずだ」
ベール
「ユリウスさんもこう仰っていますし、大丈夫なのでは?」
エルク
「でも、姉さんだってさっきの戦闘で疲れてるのに、
僕だけ休むわけにはいかないよ。
それに、そんな姉さんに迷惑かけたくないし・・・」
ベール
「・・・優しいんですのね、エルちゃんは。
わたくし達は姉弟なのですから、迷惑だなんてそんなことあるわけがありませんわ」
エルク
「姉さん・・・」
ベール
「ですから。 ほら、来てくださいな」
エルク
「う、うん。 それじゃあ、お言葉に甘えて・・・」
僕は自分の頭を姉さんの膝に乗せて仰向けになる。
エルク
「・・・///」
・・・うん、やっぱり恥ずかしい。
膝枕なんて今まで誰にも、女の人にしてもらった事なんてなかったから当然だ。
でも、程よく弾力があって頭にフィットするこの柔らかい感触を例えるなら、
そう、まるでテンピュール枕だ。
ユリウス
「では、私は一応周囲を見回りをしよう。
ベール、エルクを頼む。
ベール
「ええ、お任せください」
ユリウスはそう言い残して見回りに行った。
ベール
「どうですか、エルちゃん? わたくしの膝枕は」
エルク
「うん。 とても気持ちいいよ」
ベール
「ふふ、ありがとうございます。 けれど、顔が赤いですわよ?」
エルク
「あ、当たり前じゃないか・・・。
僕、今まで女の人に膝枕なんてしてもらった事なんてなかったんだから///」
ベール
「では、わたくしがエルちゃんの初めて、という事ですわね」
エルク
「・・・それ、誰かが聞いたらあらぬ誤解を生みそうだよ、姉さん?」
仰向けのまま姉さんと話す僕。
しかし、僕の眼前には姉さんの豊満な胸があり、ますます顔が赤くなる。
でも、目を閉じて雑談していると、次第に恥ずかしさや照れがなくなり、
眠たくなった。
ベール
「眠たそうなお顔をしていますわね。
このまま眠ってもいいですわよ、エルちゃん」
エルク
「それじゃあ、そうさせてもらうよ。 お休み、姉さん」
ベール
「ええ、お休みなさい、エルちゃん」
ベール side
よほど疲れていたんでしょう、よく眠っているようですわね。
こうして見てみると、寝顔も可愛いですわね。
あの時の「俺を信じろ、ベール!」という言葉、
普段は女の子のような顔をしているのに、
急にあんな男らしい言葉を言うなんて反則ですわ・・・。
エルちゃんもあんな顔もできるんですのね。
その時の事を思うと、この大きな胸の奥が温かくなるのを感じますわ。
ゲームでよくヒロインが主人公に惚れるなんてベタかと思いましたが、
今ならその気持ちが分かる気がしますわ。
それにしても、綺麗な髪ですわね・・・。
サラサラで艶やかで、女神化した時のわたくしと同じ色ですわ。
正直、女性として少し羨ましいですわ。
まあ、それはさておき、これはわたくしを守ってくれたお礼ですわ。
ベールは、エルクの前髪をかきあげて、額に軽くキスした。
キスというのは想像以上に恥ずかしくも照れるものなのですわね・・・///。
これからも、どうかよろしくお願いしますね、エルちゃん♪
ベール sideend
そして、しばらくして目を覚ましたエルクは、ベールと見回りにから戻ったユリウスと共に
リーンボックス教会へと帰るのだった。
ということで、第38話終了です!
気が付けば前回の投稿から一ヶ月以上経ってて、
しかも文字数が14000文字以上になっていた・・・。