光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
プラネテューヌのサクラナミキ公園までやって来たエルク一行。
その大きな桜の木の下で、ネプテューヌはエルクに手合わせを申し込んだ。
ネプテューヌ
「それじゃあエルくん、準備はいい?」
エルク
「うん、いつでもいいよ!」
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戦闘曲
テイルズオブレディアントマイソロジー3
The sowerd sparks
通常戦闘曲
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ネプテューヌ
「わたしのターン! 32式エクスブレイド!」
ネプテューヌが手を掲げると、シェアエネルギーで作り出した大剣を、
エルクに向けて投げつける。
エルク
「輝剣·光牙──連閃ッ!」
エルクは居合いの構えを取り、回避ではなく真っ向からそれを迎撃することを選んだ。
そしてその構えの状態で、神威に光の魔力を溜めて勢いよく抜刀し、
光牙を連続で放ってネプテューヌの技を打ち消した!
ネプテューヌ
「おー! やるねぇ、エルくん!
でも、まだわたしのターンは終わってないよー!」
そう言ってネプテューヌは、剣を構えて突撃する。
ネプテューヌ
「チェストー!」
エルク
「ふんっ!」
エルクはそれを受け止め、ネプテューヌと距離を取る。
エルク
「今度はこっちの番だ!」
一度取った間合いを素早く詰めて、ネプテューヌに接近する!
エルク
「火焔剣・赤火閃ッ!」
ネプテューヌ
「きゃあっ!」
赤火閃を繰り出して攻撃するも、ネプテューヌは太刀で防御して、後方へ跳ぶ。
ネプテューヌ
「ちょっと、何今の!? 神威が燃えてたよっ!?」
ノワール
「今まで見たことない技ね・・・。
あれもエルクの新しい剣技かしら」
シーシャ
「ノワール、以前エルク君と手合わせした時と比べて、どんな感じだい?」
ノワール
「始まったばかりだからまだなんとも言えないけど、
でもエルクの動きがよくなっているのは分かるわ。
それに、剣術も鋭くなってる」
うずめ
「俺は途中からだから、えるっちの最初の時は知らねえけど、
あの遺跡でベヒーモスっていう化け物と戦った時よりも、
強くなってるってのは俺にも分かるぜ」
アイエフ
「ええ。 最初の時なんて武器の扱い方すらなってなかったのに、
たった数週間でここまで強くなるなんてね」
コンパ
「エルクさん、急成長です!」
ネプテューヌ
「ブレイズブレイク!」
エルク
「火焔剣·火魔威太刀!」
エルクとネプテューヌの炎の技がぶつかり合い、激しき火花を散らす!
ネプテューヌ
「ちょっと見ない間にまた新しい技を覚えたね、エルくん!」
エルク
「伊達に他国へ行って色んな経験してないからね!」
一週間前の体験入国で色んな敵と戦い、色んな経験をし、ルウィーでは魔法を教わった。
確かに以前ラステイションでノワールと手合わせした時に比べ、
動きもよくなり剣技にも磨きがかかっているのが自分でもよく分かる。
それでも実戦経験は、ネプテューヌの方が遥かに上だ。
それ以上に一国を治める守護女神であるため、
手合わせといえども決して油断できない相手である。
ネプテューヌ
「ねえ、エルくん」
エルク
「何、ネプテューヌ?」
ネプテューヌ
「手合わせって言ったけど、ここからは本気で行かせてもらうよ!」
エルク
「と言うことは・・・」
ネプテューヌ
「その通り! 刮目せよー!」
ネプテューヌがシェアクリスタルを胸に当てると、
光に包まれパープルハートに変身した!
アイエフ
「ネプ子、どうやら本気みたいね・・・」
ノワール
「ええ、私は手加減したけど、エルク、大丈夫かしら・・・?」
ケーシャ
「女神様が本気を出したらさすがに危ないんじゃないんですか?」
ブラン
「大丈夫よ、ケーシャ。
もしそうなりそうだったらその時は、わたしたちが止めるから」
イストワール
「もちろん、本気と言ってもネプテューヌさんも加減していると思いますよ」
エスーシャ
「まあ、今はエルクがどの程度強くなったのかを見るとしようか」
シーシャ
「そうだね。 これはそのための手合わせだからね」
ユニ
「お兄ちゃん、がんばって・・・!」
うずめ
「えるっち、やっちまえー!」
ネプテューヌ(大)
「いやいや、やっちゃダメでしょ、うずめ。
小さいわたしには悪いけど、わたしもエルくんを応援するよー!」
パープルハート
「て、みんなから応援されてるみたいだけど、エルくん?」
エルク
「うん、ありがたいよ。
でもそれと同時に、少しプレッシャーを感じるかも・・・」
パープルハート
「ふふっ、そうかもね」
エルクとネプテューヌは、改めて武器を構える。
彼にとって女神と手合わせをするのは二度目である。
変身前に比べて、身体能力もかなり強化されているはず。
その時に戦っていた剣技は通用しないのかもしれないと、この時エルクは思った。
パープルハート
「行くわよ、エルくん・・・!」
エルク
「うん・・・!」
エルク·パープルハート
「「はあぁぁぁぁぁっ!」」
次の瞬間、互いの剣が激しくぶつかり合い、肉薄する!
パープルハート
「せいっ!」
エルク
「うわっ!」
エルクは力負けして、そのまま弾き返される!
パープルハート
「ビクトリースラッシュ!」
エルク
「ニノ型・刹那!」
ネプテューヌのビクトリースラッシュに対し、
エルクはニノ型・刹那で迎え撃つ!
エルク
「くっ・・・!」
パープルハート
「うっ・・・!」
それによって、互いにダメージを受けながらすれ違う。
エルク
「雷鳴剣·紫電刃!」
パープルハート
「きゃあっ!」
ダメージを受けながらも、紫の雷を帯びた紫電刃で反撃してネプテューヌを斬りつける。
ネプギア
「女神化したお姉ちゃんに、一太刀入れるなんて・・・!」
シーシャ
「ほほぅ、なかなかやるじゃないか、エルク君」
ロム
「おにいちゃん、すごーい!(キラキラ)」
エルク
「まだだ! 輝剣·光翔!」
パープルハート
「くっ!」
エルク
「七ノ型・天刃!」
パープルハート
「そんな攻撃!」
エルク
「疾風剣·鳳凰旋!」
パープルハート
「(っ、防ぎきれない!)きゃあっ!」
エルク
「四ノ型・流星!」
光翔で斬り上がった滞空状態で、七ノ型・天刃を繰り出し、
そこから真空の刃を纏った縦回転斬りによる鳳凰旋でネプテューヌを地上へ叩き落とし、
さらに四ノ型・流星で追撃を加えるという
流れるような空中コンボでネプテューヌを攻め立てる!
パープルハート
「なんて手数・・・!」
エルク
「三ノ型・断空!」
パープルハート
「っ!」
流星はかわされてしまったが、そこから断空で斬りかかるも、
ネプテューヌは素早く体制を立て直し、これも回避する。
エルク
「(っ! かわされた!?
・・・やっぱり身体能力は変身前の比じゃないな)」
パープルハート
「(プラネテューヌを旅立ってからそんなに日も経っていないのに、
こんなに強くなるなんて・・・!)」
互いにそう思いながら、次の行動へ移る。
パープルハート
「今だわ!」
エルク
「っ!」
ネプテューヌは、エルクの着地隙を突いて接近し、
クロスコンビネーションを繰り出す!
パープルハート
「クロスコンビネーション!」
エルク
「くっ!」
パープルハート
「そこよっ!」
エルク
「うわぁっ!」
その攻撃は一撃一撃が重く、咄嗟に取ったエルク防御を崩すことなど簡単だった。
イーシャ
「・・・最早手合わせのレベルではありませんね・・・」
ビーシャ
「でも、エルクも負けてないよ!」
アイエフ
「ええ、エルクも必死にネプ子に食らいついてるわ」
ノワール
「やっぱり、私と手合わせした時より確実に強くなってるわ」
ケーシャ
「はい、女神様と互角に戦っていますから」
ユニ
「でも、ネプテューヌさんも手加減はしてるんですよね?」
イストワール
「そうだと思うのですが・・・」
ネプテューヌ(大)
「見た感じだと、違うと思うなぁ」
ユニ
「それじゃあ、本気で戦ってるってことですか?」
ネプテューヌ(大)
「うーん、それも違うかなぁ・・・」
うずめ
「どっちなんだよ! でっかいねぷっち!」
ネプテューヌ(大)
「まあ、手加減と本気の間、かな?」
クロワール
「なんだよ、それ・・・」
ユニ
「分かったような、分からないような・・・」
海男
「というよりも、ねぷっちはただえるっちの力を知りたいだけだなんだろうね」
クロワール
「でもよ、ああやって戦ってるうちにヒートアップすんじゃねえか?」
アイエフ
「まあ、ネプ子は勝負事になると、熱くなりやすいからね」
ケーシャ
「大丈夫でしょうか、エルクさん・・・」
ベール
「今はお二人を見守りましょう、ケーシャさん」
ケーシャ
「・・・はい」
パープルハート
「デルタスラッシュ!」
エルク
「六ノ型・散華!」
ネプテューヌのデルタスラッシュによって放たれた三角形のエネルギー波を、
神威の刀身と鞘口を連結させたナギナタの状態で繰り出す六ノ型・散華の
神速の多段突きで打ち消す。
エルク
「輝剣·光破!」
パープルハート
「っ!」
光の魔力を溜めた神威を地面に突き立て、その奔流がネプテューヌの足元に噴出する直前、
ネプテューヌは飛翔して回避した
パープルハート
「今のは危なかったわ・・・! でも、次はそうはいかないわ!」
飛翔して空中へ回避したネプテューヌは、剣を構えて空中から斬りかかる!
パープルハート
「ヴァリアブルアーツ!」
エルク
「十連白夜!」
それに対しエルクは、連結を解除して神威と鞘の二刀流で繰り出される連続攻撃
十連白夜でネプテューヌの技を迎え撃つ!
互いの怒濤の連続攻撃が終わり、最後の一撃によって弾かれ、距離を取った。
パープルハート
「本当に強くなったわね、エルくん。
女神であるわたしとここまで戦えるなんてね」
エルク
「ありがとう、ネプテューヌ。
そういうネプテューヌだって、本気じゃないんでしょ?」
パープルハート
「さあ、どうかしらね?」
イタズラな笑みを浮かべてそう言うネプテューヌ。
今自分が出している力は7割。
確かに自分は本気を出していないにしろ、
正直エルクがここまで戦えるなど思っていなかった。
パープルハート
「それじゃあ、そろそろ終わらせましょうか」
エルク
「・・・うん、そうだね」
ネプテューヌは剣を構え、そしてエルクは神威を鞘に納めて腰を深く落とし、
それを左脇に挟むような独特な居合いの構えを取り、魔力を集中させる。
エルク
「輝剣·奥義・・・!」
するとあの遺跡でベヒーモスと戦った時のように、
白いオーラのようなものがエルクを纏い、それが翼の形に姿を変えた。
ネプギア
「あれって、お兄ちゃんがベヒーモスを倒した時の・・・!」
パープルハート
「・・・どうやらエルくんも本気のようね!
なら、わたしも全力であなたにぶつかるわ!」
そう言うと、ネプテューヌはネクストフォームになって、
それによって強化された剣にシェアエネルギーを集中させて、それを構える。
そしてネプテューヌの背中の光輪がシェアエネルギーに反応して輝き出す!
ネクストパープル
「行くわよ、エルくん」
エルク
「ああ、全力で頼む!」
ラム
「ね、ねえ、おねえちゃん、大丈夫だよね?
なんかすごいことになりそうだよ?」
ブラン
「・・・そうね、さすがにこれは止めた方がいいかもね」
ノワール
「待って、ブラン」
ブラン
「なぜ止めるの、ノワール。
ネプテューヌならともかく、このままだとエルクが・・・」
ノワール
「分かってるわ。
でも今は、止めてはいけない気がするの」
ユリウス
「・・・そうだな。
恐らく二人もそれを望んではいないだろう」
イストワール
「ブランさん、ベールさんも言ったようにここは皆でお二人を見守りましょう。
きっとネプテューヌさんも理解しているはずです」
ブラン
「・・・分かったわ。
でももしもの時のために、ロム、ラム、コンパ、頼むわね」
ラム
「うん、まかせて、おねえちゃん!」
ロム
「回復ならまかせて!(ぐっ)」
コンパ
「右に同じです!」
うずめ
「皆、はじまるみたいだぜ!」
エルク
「閃く刃は光の如し──極光一閃!」
ネクストパープル
「この一刀、ゲイムギョウ界のために・・・!」
エルク·ネクストパープル
「破邪·剣聖ッ!「次元一刀ッ!」」
ケーシャ
「きゃあっ!」
アイエフ
「くっ! な、なんて圧力なの!」
ネプテューヌ(大)
「ちょ、ちょっと! これってやばくない!?」
ブラン
「ロム、ラム、わたしの後ろに!」
ロム
「う、うん!(おろおろ)」
ラム
「わ、わかったわ!」
白と紫の光。
エルクとネプテューヌの最大かつ最強の技が激突して轟音が鳴り響き、
それが七色に輝く虹色の光となり、生じた眩しい光と衝撃波で桜の木が大きく揺れ、
その衝撃はまるで地震のようだった!
うずめ
「お、おい! どうすんだよ、これ!?」
ビーシャ
「どうするもなにも、これじゃあ近づけないよ!」
クロワール
「はははっ! いいぞいいぞ、もっとやれー!」
ユリウス
「・・・っ」
エルク·ネクストパープル
「「はあぁぁぁぁぁッ!」」
お互いの全身全霊の一撃が激突し、エルクも負けじとさらに魔力を高めるが、
それに対しネプテューヌもさらにシェアエネルギーを高める!
そしてそれと同時に光と揺れも激しくなった!
ここまで来たからには負けたくない!
最早エルクの頭にはそれしかなかった。
ホワイトハート
「こりゃあ、そろそろマジで止めねえとまずいな・・・!」
グリーンハート
「ええ、これ以上激化する前に止めますわよ!」
ブラックハート
「まったく、世話が焼けるんだから!」
ノワール、ブラン、ベールの三人は止めに入ろうと、女神化する。
エルク
「うおぉぉぉぉッ!」
ネクストパープル
「(加減してるとはいえ、この状態のわたしの技を真正面から受けて耐えるなんて・・・!
でもこの勝負、勝たせてもらうわよ!)
はあぁぁぁぁぁぁッ!」
ネプテューヌもエルクを押し返そうと力を込める。
しかしその時、エルクのホーリィクリスタルと
ネプテューヌのシェアエネルギーの力が共鳴し、
エルクは不思議な光に包まれ、そのまま意識を手放した・・・。
────────────────────────────────────────
───────────────
エルク
「・・・あれ・・・ここは・・・?
さっきまでネプテューヌと戦ってたのに・・・」
気が付くと、僕は白い空間にいた。 この場所、はっきり覚えてる。
そう、ここは・・・。
エルク
「ここは、僕がユリウスと出会って神威を手に入れた、あの白い場所だ」
僕は周囲を見渡すが、やはり白いだけでなにもない。
そして空にはホーリィクリスタルと同じ形をした、
アスタリスクの結晶が輝いていた。
エルク
「そうか、あれはホーリィクリスタルだったのか。
それじゃあこの場所は一体・・・?」
最初にここに来たときは分からなかったが、
ホーリィクリスタルと同じ形をしているということは、
恐らくここはその中ということなのだろうか?
それ以前にどうやってここに来たのだろうか?
そればかり考えていると、どこからともなく話し声が聞こえてきた。
???
「ねえ、本気なの?」
???
「ああ、もう決めたんだ」
???
「でも、それじゃあキミが・・・」
???
「そうですね。 あなたにだけが犠牲になるなんて・・・」
???
「犠牲じゃない、これは必要なことなんだ」
???
「しかし、やはり納得いかん!
なぜ・・・お前はいつも一人で抱え込むのだ!」
???
「今からでも遅くない! 考え直して!」
???
「・・・っ・・・」
聞こえてきた話し声からして、
五人のうちの一人は男の人、残りの四人は女の人のようだ。
なにやらなにかを訴えているみたいでけど・・・。
???
「あなた一人はだけがそんなことをする必要なんてないわ!
探せば他に方法があるかも知れないわ!
お願いよ・・・私達と一緒に居てよ・・・!」
???
「甘えるなっ!」
「「「「っ!」」」」
???
「お前達は、これからのゲイムギョウ界にとって必要な女神だ。
それに比べて俺はもう役目を果たしたただの人間だ。
これからの時代に、俺は邪魔な存在だ・・・」
???
「そんなことないよ!
だってキミは、今までボクたちを守ってくれたじゃないか!」
???
「それに、これからのゲイムギョウ界のためにも貴方の力が必要です!
なのに邪魔な存在だなんて・・・!」
???
「お前はそうやって我等だけではなく、世界まで目を背けるのか!
自分を卑下にして何になると言うのだ!」
???
「そうよ!
そんな貴方が必要ないなんてあり得ないわ!」
???
「・・・しかし、それはあくまでお前達の意思や気持ちであって、
この世界に住まう人々のそれじゃない。
俺はこれからの眠りにつく。
だからお前達は自分の女神としての使命を果たせ!
・・・そしてどうか、争いのない平和な世界に導いてくれ」
???
「そんな、嫌よ! 貴方が居なくなるなんて!」
???
「お願いだよ! ボクたちと一緒にいてよ!」
???
「待ってください! 私もまだ貴方から学びたい事や共にやりたい事が・・・!!」
???
「あの時の共に居ると言っていたお前のあの言葉は嘘だったのか!
私は・・・私は絶対に認めんぞ!」
???
「・・・ありがとう、皆。 そしてすまない。
こんなの身勝手な俺を許してくれ・・・」
それから先の会話が途切れた。
どうやら男以外の女の人達は全員女神様のようだ。
これはいつの出来事なんだろう?
ここがホーリィクリスタルの中だと仮定するなら、
さっきのは全てそれが記憶したものなのだろうか。
それに
もしこれがユリウスの言っていた聖魔戦役に活躍した極光の守護神と、
その四女神様達の会話がなら、これは一万年前の記憶ということになる。
僕がそう考えているのと関係なく、彼等の会話が途切れたと同時に元の白い空間に戻った。
その時今度は、僕の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
エルク
「この声は・・・ネプテューヌの声?
それに皆の声も・・・!」
僕はその声が聞こえる方向へ走ると、光に包まれて再び意識を手放した。
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ネプテューヌ
「・・・ルくん! エルくん!」
エルク
「っ!」
目が覚めると、ネプテューヌに抱きかかえられている状態で、
皆が僕を囲うように周りに集まっていた。
エルク
「ネプ・・・テューヌ・・・?
それに、皆・・・? 僕は一体・・・」
ブラン
「覚えてないの?
あなた、ネプテューヌと戦ってる途中で光に当てられて倒れたのよ」
エルク
「光?」
ネプテューヌ
「そうだよ。
ほら、最後にわたしとエルくんの技がぶつかった時に出たあの虹色の光だよ」
エルク
「あの時の・・・」
ノワール
「それにしても、あの光って一体何だったのかしら?」
ラム
「わからないけど、とってもキレイだったわね!」
ビーシャ
「だね! でもあの光、どこかで見た気がするんだけど、どこだったかな?」
ネプギア
「確かあれは、プラネスタジアムでの戦いだったと思いますよ、ビーシャさん」
ネプテューヌ
「そのことなんだけど、さっきの光、シェアエネルギーに似た感じがしたんだ」
ベール
「シェアエネルギーに、ですか?」
ネプギア
「確かに私もそんな感じがしました。
ユニちゃんはどう?」
ユニ
「うん、アタシも感じたわ。
でも、なんでいきなり・・・」
エルク
「僕が思うに、前にプラネテューヌで
現象なのかもしれない」
僕はネプテューヌから離れて立ち上がりながらそう言う。
アイエフ
「確かにそれって、プラネスタジアムでの時よね?
そういえばネプ子とネプギアが光ってたわよね」
ネプテューヌ
「ああ、あの時の!」
ノワール
「ちょっと、あなた達だけで納得してないで、私達にも分かるように説明しなさいよ」
エルク
「ああ、ごめん! 実はあの時・・・」
僕はプラネスタジアムで起きた出来事を、ノワール達に簡潔に説明した。
ノワール
「共鳴・・・?」
ネプテューヌ
「うん。 なんでも、ユーくんが言うにはシェアエネルギーの【信仰】の力と、
ホーリィクリスタルの【祈り】の力はお互いに助け合うらしくてそうなるって言ってたよ」
ブラン
「なるほどね。 シェアエネルギーの信仰も祈りと同じだから、
それに反応して共鳴してってことね」
ネプテューヌ(大)
「あの時の小さいわたしとネプギア、とってもかっこよかったよ!」
うずめ
「だな! それじゃあさっきの光もその時と同じもんなのか?」
ネプテューヌ
「こういった分からないことは、ユーくんにお任せだね!
そんなわけで、ユーくんよろしく!」
ユリウス
「ああ、そうだ。
先程ネプテューヌの言ったように、女神のシェアエネルギーの【信仰】の力と
エルクホーリィクリスタルの【祈り】の力は、互いに助け高め合う関係にある。
エルクとネプテューヌの双方がこれ等の力を用いた技がぶつかり合ったため、
生じた現象なのだろう」
ラム
「・・・ねえ、ロムちゃん。
ユリウスのいってることわかる?」
ロム
「ううん、わたしにもわからない(はてな)」
ビーシャ
「わたしもちんぷんかんぷんだよ・・・」
うずめ
「なあ、ゆりっち。
俺もあの時のねぷっちとぎあっちみたいに同じことは出来るのか?」
ユリウス
「理論上可能なはずだ。
しかし、あれは莫大なシェアエネルギー消費するからな。
使うのであるなら注意しろ」
ネプテューヌ
「確かに、ものすごい量のシェアエネルギーが減っていくのがわかったよ・・・」
うずめ
「そっか。 それじゃあ、最後の切り札ってことか・・・」
ネプテューヌ
「それって、十字みたいなマークのついた虹色のボールが必要なのかな?」
シーシャ
「さあ、どうだろうね。
もしそうなら、誰よりも先に取らなくてはね」
ノワール
「何の話をしてるのよ、あなた達。
シーシャまで何言ってるのよ」
うずめ
「俺もあの時のねぷっち達みたいにカッコよく決めてみたいな!
そして、キラキラ光ってるうずめ超カッコよくて可愛くて、
モンスターをやっつけて超ビクトリーみたいな?」
海男
「うずめ、口調口調」
うずめ
「っ! ・・・おっほん!
と、とにかく、その時は頼むぜ、えるっち!」
エルク
「う、うん、分かった」
ネプテューヌ
「そういえば、こうしてユーくんと話すのも久しぶりな気がするよ」
ネプギア
「そうだね、お姉ちゃん。
今までどうしてたんですか、ユリウスさん?」
ユリウス
「少し考え事をな・・・」
ネプテューヌ(大)
「へえー、ユーくんにも考え事あるんだね?」
ユリウス
「私も何でも知っているというわけではないからな。
もちろん考え事も悩み事もある」
エルク
「・・・。
(あの時見た夢みたいなもの・・・。
それにしてはリアルだったけど、誰かの記憶なのかな?)」
ユリウス
「どうした、エルク」
エルク
「ねえ、ユリウス」
ユリウス
「なんだ」
エルク
「・・・いや、なんでもない」
ユリウス
「そうか」
僕はこの時、あの時見た事をユリウスに聞かない方がいいと思った。
なぜかは分からないけど、そう思った僕は言葉を引っ込めた。
ベール
「さて、皆さん。 もうすぐ日も暮れますし、そろそろ帰るとしましょうか」
イーシャ
「そうですね。
でも、途中からお花見って感じではありませんでしたけど・・・」
うずめ
「だよな。 えるっちもねぷっちもガチって感じだったしな」
エルク
「うっ、つい熱が入っちゃって・・・」
ネプテューヌ
「あはは・・・同じく・・・」
イストワール
「それにしても、ネクストフォームは流石にやり過ぎですよ、ネプテューヌさん!」
ネプテューヌ
「今さらかもしれないけど、いーすんってここに居ていいの?
神次元に続くゲートを開いている途中なんじゃないの?」
イストワール
「皆さんこうして来ている今も、平行して作業していますのでご心配なく。
それよりも今はネプテューヌさんのことです!」
ノワール
「そうね。 下手をしたらまたエルクが病院に逆戻りになってかもしれないものね」
ベール
「そう考えるとやはり、ギルティですわね」
ネプテューヌ
「ねぷっ!? なんでわたしばっかり!?
ねえ、エルくんはわたしの味方だよね?」
ブラン
「エルクなら、向こうでみんなと一緒に後片付けしてるわ」
ネプテューヌ
「エルくーん! わたしを見捨てないでー!」
クロワール
「毎回毎回賑やかだなぁ、オメェらはよ」
ネプテューヌ(大)
「でも、こういうのが好きなんでしょ、クロちゃん?」
クロワール
「ま、確かに退屈はしねえけどな」
ノワール
「まったく、あなたって子は!」
ネプテューヌ
「ねぷぅぅぅっ!!」
三女神様+イストワールさんに説教されているネプテューヌを尻目に、
僕は他の皆と一緒に後片付けをしていた。
シーシャ
「いいかい、ロムちゃん、ラムちゃん、ごみは残さず持ってかえるんだよ?」
ロム
「うん、全部持ってかえる!(てきぱき)」
ラム
「これくらい、常識よね!」
ユニ
「お兄ちゃん、お疲れさま。 おしかったね」
その時、ユニが僕に話しかけてきた。
エルク
「あ、ユニ。
やっぱり、女神様に勝とうなんて、自惚れてたかな?」
ユニ
「そんなことないわよ。
確かにネプテューヌさんは手加減してたみたいだけど、
それでもお兄ちゃん、すごかったよ。
アタシ、ずっとお兄ちゃんを応援してたもの」
エルク
「・・・ありがとう、ユニ。
そう言ってくれると嬉しいよ。
そういえば、僕に何か話があるんじゃなかったっけ?」
ユニ
「う、うん・・・。
あのねお兄ちゃん、もしよかったら明日アタシと一緒にラスティションの街を
回ってみない?」
エルク
「ラスティションを?
・・・確かに体験入国の時は色んな事があって、
ゆっくり見て回ることなんて出来なかったな・・・」
ユニ
「それじゃあ・・・!」
エルク
「うん、僕でよかったら喜んで」
ユニ
「やったぁ!
それじゃあ、待ち合わせは明日の朝10時にラスティションの噴水公園でいい?」
エルク
「明日の朝10時にラスティションの噴水公園、だね?
分かった、必ず行くよ」
ユニ
「うん!
(やった! お兄ちゃんとデートの約束を取れた!
どんなプランにしようかなぁ? 今からとても楽しみ!)」
エルク
「(そういえばユニと一緒にどこかへ出掛けるのも初めてだな。
ユニとの思い出を作れるように、明日は楽しもう)」
と、エルクとユニの二人は、心の中でそう思いながら明日を楽しみに待つのだった。
聖剣3トラマナ発売日!
FF7リメイクがまだクリア出来てないのに・・・。
まったく積みゲーだらけになっちまうぜ!!