光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
ラステイションでユニとのデートを終えた翌日、
プラネテューヌに帰ってきたエルクは、
ある人物から貰ったある物に頭を悩ませていた・・・。
エルク
「・・・うーん、どうしようかなぁ・・・」
ユニとのデートの日の翌日、僕はある事に悩まされていた。
遡ること昨日の夜、ノワール達と教会で夕食を済ませた後、
プラネテューヌ行きの列車までの時間にまだ余裕があったので、
もう一度ラステイションの街を見回ろうと思っていたその時、
僕のスマホに電話が掛かってきた。
エルク
「電話だ。 知らない番号だけど、誰からだろ・・・?」
本来なら無視をしてもいいかもしれないが、気になったので出てみることにした。
ステマックス
『もしもし、エルク殿。 先程振りで御座る。
ステマックスで御座る』
エルク
『エっ、ステマックス? どうしたの?』
ステマックス
『実は今回の事で改めてエルク殿にお詫び申し上げたいと、
こうして連絡させていただいた次第で御座る』
エルク
『お詫びって、さっきのこと?
あの時は貴方のお陰でユニを助けることが出来たんだから、もう気にしてないよ。
それに、お礼を言うならそれは僕も同じさ』
ステマックス
『エルク殿・・・』
自分の知らない番号から掛かってきたので誰かと思っていると、
その電話に出たのはステマックスだった。
しかしなぜ彼は僕の番号を知っているんだろう?
事前に教えていないはずなのに・・・。
ステマックス
『それともうひとつ、是非エルク殿に会っていただきたい御方がいるので、
直接会って欲しいので御座るが、御都合の方はよろしいで御座るか?』
僕に会いたい人って誰だろう? そう思いながら僕は時間を見る。
エルク
『・・・うん、僕なら大丈夫だよ。 どこに行けばいいのかな?』
ステマックス
『こちらの場所までの地図をそちらに送るで御座る。
しばしお待ちを・・・』
ステマックスの言う通り少し待つと、スマホに地図らしき図面が送られてきた。
その地図には自分達いる場所を示すマークが付いていた。
エルク
『この場所に行けばいいんだね?
それじゃあ今からそっちへ向かうね』
ステマックス
『御足労掛けるで御座る。
では、お待ちしているで御座る。 それでは』
そう言って、ステマックスは電話を切った。
それにしても番号だけではなくメールアドレスまでどうやって調べたんだろう・・・?
そう思うと少し怖かったりもするが、待ってくれているというなら行ってみようか。
エルク
「よし、行ってみよう。
僕に会いたい人って誰なのかな?」
そして、僕は暗くも明るい電灯によって彩られた綺麗なラステイションの街中を歩き、
ステマックスが送ってきた地図を頼りにその場所へと向かった。
───────────────
あれからしばらく歩いてたどり着いた場所にあったのは、
まるで剣の刀身の形をした、大きな屋敷だった。
エルク
「地図によると、ここで間違いないはずなんだけどな・・・」
さっきの電話通りなら、ここで待っているはずのステマックスがいない。
それともどこかで道を間違えたのだろうか?
ステマックス
『エルク殿、お待たせして申し訳ないで御座る。
今開けるで御座る』
目の前にある立派な屋敷の門のインターホンから、ステマックスの声が聞こえてきた。
そしてその門が開くと、そこにステマックスがいた。
ステマックス
「エルク殿、お持ちしていたで御座る。
このような夜分に申し訳ないで御座る」
エルク
「ううん、僕なら大丈夫だよ。
それで僕に会って欲しいっていう人っていうのは?」
ステマックス
「案内するで御座る。 さあ、こちらへ・・・」
そのままのステマックスの案内で屋敷に上がり、中を進む。
剣や鎧、そして金の像など色んな物が飾られており、
まるで武家屋敷のような厳格な雰囲気が漂っていた。
会わせたい人というのはやはり、ここの家主だろうか?
こんな立派な屋敷に住んでいるのなら、さぞ凄い武人なんだろう。
失礼のないよう気を付けようと思っていると、大きな扉の前に着いた。
ステマックス
「将軍、例の御客人を御連れしたで御座る」
???
「うむ、入るがいい」
ステマックス
「はっ、それでは失礼するで御座る」
扉の向こうから、威圧感のある野太い男の声が聞こえ、
その男が入るように言うと、僕とステマックスはその部屋へと入る。
アフィモウジャス
「よく来られた、客人よ。
ワシの名はアフィモウジャス。
此度の一件、我が部下のステマックスがとんだ勘違いをし、
お主に多大な迷惑を掛けてしまったようじゃな。
ステマックス同様、お詫び申し上げる・・・」
部屋に入ると、そこにいたのは赤い鋼鉄製のマントを羽織った、
2mはあるだろう大柄の武人のような白いロボットだった。
ステマックス
「拙者も改めてお詫び申し上げるで御座る」
と、ステマックスもアフィモウジャス将軍と同様に深々と頭をさげる。
エルク
「ちょ、ちょっと、頭を上げてください、二人共!
僕ならもう気にしてませんから」
ステマックス
「し、しかし・・・」
エルク
「電話でも言ったでしょ?
貴方が協力してくれたお陰でユニを助けることが出来たんだって。
だからこの話は終わりってことでいいかな?」
深々と頭を下げている二人に、僕はそう言う。
ステマックス
「それでも拙者はエルク殿に刃を向けてしまった身。
このままでは迷惑を掛けてしまった貴殿に示しがつかないで御座る」
アフィモウジャス
「そうじゃな、ステマックスよ。
ではエルクとやら、お詫びの品として是非これを受け取ってもらいたい」
そう言うとアフィモウジャス将軍は、大きな机の引き出しから
一冊の本を取り出して、それを僕に手渡した。
エルク
「あの、これは?」
アフィモウジャス
「これは、我が流派が書かれた至高の本じゃ。
これをお主に譲ろう」
エルク
「至高の本って・・・。
そんな貴重な物なんて貰えませんよ」
アフィモウジャス
「なに、気にするな。
我が部下ステマックスの知人であるならば、それは我が知人も同じじゃ」
エルク
「流派とういうことは、やっぱり・・・」
アフィモウジャス
「うむ。 お主の想像通りじゃ」
ステマックス
「エルク殿、ここは拙者と将軍の気持ちを受け取ると思って、何卒・・・!」
エルク
「・・・うん。 それでは、ありがたく」
アフィモウジャス
「うむ! 共に我が流派を世に広めようぞ!」
エルク
「ステマックスも将軍と同じ流派なの?」
ステマックス
「いや、拙者は・・・その・・・」
アフィモウジャス
「そやつはワシとは異なる流派を持つ男で、我が流派とは関係ないのじゃ」
エルク
「そうなんだ。
やっぱり色んな流派があるんだな」
アフィモウジャス
「では、エルクよ!
今宵は来てくれて実に嬉しく思うぞ!
ステマックス、エルクをプラネテューヌまで送って差し上げるのじゃ」
ステマックス
「御意。 エルク殿、拙者に触れるで御座る」
エルク
「分かった、こうかな?」
ステマックスにそう言われ、僕は彼の腕に触れる。
ステマックス
「では、行くで御座る───!」
そして次の瞬間、煙に包まれてそれが晴れると、
目の前に見慣れた景色が広がっていた。
未来都市のような街並みに、中央にランドマークのように立派にそびえ立つ
ネプテューヌ達と一緒に暮らしている教会、プラネタワーがあった。
エルク
「・・・凄い。
ラステイションとプラネテューヌとの距離をあんな一瞬で・・・!」
ステマックス
「これぞ、我が忍法瞬身の術で御座る!」
と、ステマックスは印を結んで得意気に言う。
エルク
「送ってくれてありがとう、ステマックス。
助かったよ」
ステマックス
「この程度、お安いご用で御座る」
エルク
「それじゃあ僕はこれで・・・」
ステマックス
「エルク殿、ひとつ御聞きしたい事があるので御座るが、よろしいで御座るか?」
ラステイションからプラネテューヌへ送ってくれたステマックスに礼を言って
その場を後にしようとした僕に、ステマックスは声を掛ける。
エルク
「僕に聞きたいこと?」
ステマックス
「エルク殿とユニ殿はその・・・一体どういった関係で御座るか?」
エルク
「僕とユニの関係? 僕達は兄妹だよ。
と言っても、見て分かるように義理のだけどね」
ステマックス
「そ、そうなので御座るか。
しかしユニ殿はエルク殿をただの兄として見ているという訳ではないように
見えるで御座るが・・・」
エルク
「エっ、そうかな?
僕は仲の良い兄妹だと思ってるけど・・・」
ステマックス
「・・・お主、ひょっとして・・・」
エルク
「エっ、何?」
ステマックス
「いえ、こちらの話で御座る。
ではエルク殿、拙者はこれにて」
エルク
「うん、送ってくれてありがとう」
再び煙が上がり、それが晴れるとすでにそこにステマックスの姿はなかった。
彼の使う忍術は凄いなと思いながら、僕は将軍から貰った本を片手に
皆の待つプラネテューヌ教会へと帰るのであった。
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━ プラネテューヌ教会 ━
エルク
「皆、ただいま」
ネプテューヌ
「あっ! エルくん、おかえりー!」
教会に帰るなり、ネプテューヌが勢いよく僕に抱き着く。
エルク
「ただいま、ネプテューヌ」
僕はそれを真正面から受け止め、抱き着いたネプテューヌの頭を撫でる。
ネプテューヌ
「えへへ、うん!」
ネプギア
「おかえり、お兄ちゃん」
うずめ
「よお、えるっち。 遅かったな」
エルク
「ただいま、ネプギア、うずめ、海男さん」
海男
「今日は遅かったね。
どこかへ出掛けていたのかい?」
エルク
「今日はラステイションへユニと街を回ってたんだ」
うずめ
「そういえば、ゆにっちがそんな話してたな」
エルク
「うずめ、知ってたの?」
うずめ
「ああ。 皆で花見に行ったとき、お前をデートに誘いたいけどどうしたらいいかって
言ってたんだよ」
エルク
「そうだったんだ。
だから知ってたんだn「デ、デデデデートオオォォォッ!?」おわっ!」
ネプギア
「い、いきなりどうしたの、お姉ちゃん!?」
ネプテューヌ
「どうしたもこうしたもないよ!
今日1日エルくんはユニちゃんとデートしてたってこと!?」
エルク
「う、うん、そうだよ」
いきなり大声を出したと思ったら、今度は僕に迫って来た。
密着した状態だったので、耳はキンキンする。
ネプテューヌ
「ずるいよ! ずるいずるい!
わたしだってエルくんと、その・・・デートしたいのに!」
うずめ
「落ち着けよ、ねぷっち。
デートのひとつやふたつくらいで」
ネプテューヌ
「そういううずめだって、エルくんとデートしたんでしょ!」
うずめ
「それは、まあ・・・」
ネプテューヌ
「そしてネプギアにいたってはエルくんと添い寝してるしさ!
みんなずるいよ!
なかなか出番がないから忘れてるかもしれないけど、
わたしがメインヒロインの小説なんだよ!
もっとこう・・・わたしにかまってよ!」
エルク
「えっと、つまり僕にどうしろと?」
ネプテューヌ
「そりゃあもちろん、うずめやユニちゃんと同じくわたしもエルくんとのデートを
所望する!」
海男
「ねぷっちの言い分は分かったが、それよりえるっちから離れたらどうだい?
彼も対応に困っているようだよ?」
ネプテューヌ
「う、うん・・・」
海男さんにそう言われ、ネプテューヌは僕から離れる。
正直女の子からここまで想われるのは嬉しい。
でも、明後日にはクロノスのいる神次元に行く日であって、
その準備もしなければいけないので、あまり時間に余裕がなく
出来れば僕もネプテューヌの気持ちに応えてあげたい。
それにしても、デートって男女二人で行くものなのかな?
遊びに出掛けるというなら皆で一緒に出掛けた方が楽しいはずなのに。
ネプテューヌ
「ごめんねエルくん、いきなり大声を出して・・・」
エルク
「ううん、気にしないで、ネプテューヌの気持ちは伝わったから」
ネプテューヌ
「それじゃあ・・・!」
エルク
「うん。 神次元から帰った後になるけど、
君がそれでもいいなら遊びに行こう」
ネプテューヌ
「こ、これってもしかしてもしかしなくてもデートのお誘いってやつ!?
自分から言い出しといてなんだけど、
やっぱりこういうのって面と向かって言われるt「もちろん、皆で!」・・・え?」
ネプテューヌだけではなく、その場にいる皆が何言ってるんだ?みたいな顔をして
僕を見ている。
ネプギア
「お、お兄ちゃん・・・」
うずめ
「おいおい、マジかよえるっち・・・」
海男
「さすがにそれは・・・」
エルク
「エっ、何?」
ネプテューヌ
「ど、どうしてみんななの?」
エルク
「いや、皆で行った方がもっと楽しいかなって。
それにユニが言ってたけど、デートって仲の良い男女がするものでしょ?
ならもっと皆と仲良くなりたいからそうした方がいいかなって思ったんだけど、
駄目だった・・・?」
ネプテューヌ
「別にダメじゃないけどさー!
でもそういうことじゃないんだよー!
もう、エルくんの超絶鈍感朴念人ー!」
ネプテューヌは、まるで崩れ落ちるように地面に四つん這いになってそう叫ぶ。
そしてネプギア達は呆れような目で僕を見ている。
それから僕はネプテューヌに謝り、神次元から帰ってきたら二人で出掛ける約束をした。
その後風呂に入り、寝巻きの紫のジャージに着替えて眠りについた翌日、
話は冒頭に戻る。
エルク
「・・・まさか昨日将軍から貰った本がいかがわしいものだったなんて・・・」
起きて朝食を済ませて顔を洗い、普段着に着替えて将軍から貰った本の封を開くと、
それに書かれていたのは【金髪巨乳】と書かれたどう見てもそっち系の本だった。
エルク
「どうしよう、僕まだ未成年なんだけど・・・」
てっきり剣術の指南書だと思っていた。
なぜなら流派と言えばそれを連想させるからだ。
でも僕も健全な年頃な男子、そっち方面に興味がないわけではない。
エルク
「でも、ちょっとだけ、ちょっとだけなら・・・ね?」
こんな所を皆に見られたらどうしよう。
そんな若干背徳的な気持ちになりながら僕はそれに手を伸ばし、ページを開いた。
エルク
「・・・おおっ!!」
するとその名の通り、金髪巨乳の美女達の美しくも可愛らしいイラストの数々が、
僕の視界に飛び込んできた!
それは今まで自分が見たことのない世界が、またひとつ増えたような感覚だった。
エルク
「・・・!」
そして僕は知らず知らずのうちに、それに夢中になっていた。
もうやめた方がいいと、いけない事だと分かっていても、
自分の中の男の性がそうさせてくれなかった。
それからしばらくして・・・
エルク
「・・・はっ! 僕は何を・・・」
将軍から貰った、所謂薄い本を読むことおよそ1時間後、
それを読み終えた僕は我に返った。
・・・本を読むのに時間を忘れるほどこんなに集中したのは、
ルウィーの書庫で読書をした時以来だ。
エルク
「・・・でも、色々凄かった・・・///」
金髪巨乳美女達のイラストを見終え、その余韻に浸る僕。
エルク
「ほんの少しのつもりだったんだけど、いつの間にかがっつり読んでたな・・・。
それよりも早くこれをなんとかしなくちゃ!
皆に見つかったら、それこそえらいことになる・・・!」
今から将軍に返すと言っても、せっかく貰った物を返すなんて失礼だし、
なによりラステイションまでかなりの距離がある。
かといって捨てるなんてもっての他だ。
エルク
「う~ん・・・そうだ、どこかに隠そう!
絶対に見つからない場所と言えば・・・」
将軍から貰った金髪巨乳の本を皆に見つからないようにするにはどうしたらいいか
考えた結果、どこかに隠すことを思い付く。
そう決めた僕は、自室を見渡す。
エルク
「よし、ここにしよう」
僕が隠し場所に選んだのは、本棚の奥。
隠した本が見えないように、並べてある本でガードして隠す。
エルク
「・・・これなら見えないよね?
そういえばそろそろクエストの時間だ。
早くギルドに行かなくちゃ」
正面から見ても、それが隠れていることを確認して、僕はギルドへ向かった。
???side
やーっとわたしsideが回ってきたよ!
最近全然出番がなかったからこういのって、ホント久しぶりだなぁ!
と、そんなことより、今からみんなが遊びに来るんだっけ。
そういえばこのことエルくんには言ってなかったけど、今部屋に居るのかな?
ちょっと行ってみよっと!
ネプテューヌ
「エルくーん! 今からみんなでゲームするんだけど、一緒にどう・・・って、あれ?
エルくん?」
部屋の扉を開けると、そこにエルくんは居なかった。
ネプテューヌ
「どっか出掛けちゃったのかなぁ?
ま、いっか。 そのうち帰ってくるしね」
正直エルくんがどこに行ったのか気になるけど、そろそろみんなが来る時間だね。
いーすんは明日わたしたちが神次元へ行くためにゲートを開く最終調整中だし、
ここはメインヒロインであるわたしがしっかりしないとね!
ネプギア
「お姉ちゃん、ノワールさん達が来たけど、お兄ちゃんの部屋、使っていいかな?」
ネプテューヌ
「う~ん、ホントはエルくん本人に聞きたいんだけど、今、居ないんだよね」
うずめ
「そうなのか? それじゃあどうすんだよ?」
海男
「ねぷっちは、皆が遊びに来ることをえるっちに話したのかい?」
ネプテューヌ
「それが、それを言うのを忘れちゃって・・・。 てへっ♪」
ネプギア
「お、お姉ちゃん・・・」
ネプテューヌ(大)
「まあ、たしかに勝手に使わせてもらうのもあれけど、
エルくんのことだから変なものがあるわけでもなさそうだし、大丈夫なんじゃない?」
クロワール
「わかんねえぞ~?
あいつもなんだかんだいって男だから、エロ本の一冊や二冊持っててもおかしくねえぞ?」
ネプギア
「エ、エエエエエロ・・・!?///」
ネプテューヌ(大)
「もお、何言ってるのクロちゃん」
ネプテューヌ
「そ、そうだよ! エルくんに限ってそんな・・・」
たしかにエルくんはそういうお年頃かもしれないけど・・・。
海男
「話を戻すが、とりあえず皆に上がってもらってはどうだい?」
うずめ
「そうだな。 来てるんなら待たせるのもあれだからそうしてもらおうぜ、ぎあっち」
ネプギア
「は、はい! 分かりました!」
顔を赤くしながら、待たせているみんなを呼びに行くネプギア。
・・・くろいーすんの言う通り、もしエルくんがそんないかがわしい物を持ってたら
どうしよう・・・。
よしっ! これは抜き打ちチェックをしなくちゃね!
───────────────
シーシャ
「へえ、ここがエルク君の部屋か。 片付いてて綺麗にしているね」
ノワール
「ええ。 本とか服とか、そういった私物が全て綺麗に整理整頓されているわね。
エルクがどれだけ規則正しい生活をしているか分かるわ」
ブラン
「ネプテューヌも少しはエルクを見習って、部屋を片付けたらどうなの?」
ネプテューヌ
「ねぷっ!? わ、わたしの部屋はあれでいいの!
少しは散らかってるくらいがいいんだもん!」
ベール
「エルちゃんとは正反対ですわね」
ケーシャ
「・・・」
ネプテューヌ
「どうしたの、ケーシャ? なんかそわそわしてるけど?」
ケーシャ
「あ、いえ! エルクさんの部屋に入ったの初めてですから、
なんだか落ち着かなくて・・・」
イーシャ
「わ、私もです・・・」
ビーシャ
「ねぷねぷはエルクの部屋に入ったことあるの?」
ネプテューヌ
「わたしは今まで何度かあるけど、こうしてゆっくりするのははじめてかな?
けどネプギアは・・・」
アイエフ
「あれには流石の私もびっくりしたわ。
だって、ネプギアがエルクと・・・」
ネプギア
「わーわー! アイエフさん、その話はここでするのはやめてくださいー!」
ノワール
「? まあ、いいわ。
でも一緒に住んでるからそれも当たり前のことかと思ってたけど、以外ね」
コンパ
「それじゃあ、誰もエルクさんの部屋を詳しく知っている人はいないということですか?」
うずめ
「まあ、そうなるな。
なんかこうしてえるっちの部屋にいると、なんか色々気になっちまうな」
エスーシャ
「あいつの部屋か・・・」
ビーシャ
「エスーシャのことだから、どうせk「興味あるな」あるんだ!?」
ベール
「珍しいですわね。
エスーシャが殿方の部屋に興味を持つだなんて」
エスーシャ
「別に深い意味はない。
エルクがどんな部屋で過ごしているのか、ふとそう思っただけだ」
ケーシャ
「でも、勝手にお邪魔していいんでしょうか?
なんだかエルクさんに悪い気が・・・」
うずめ
「気にすんなって、けーしゃっち。
あいつはこんなことくらいで怒るような小さい男じゃねえよ。
なあ、ねぷっち?」
ネプテューヌ
「その通りだよ、うずめ!
わたしはエルくんを信じてる・・・!」
ブラン
「信じるの意味が少しずれてると思うけど」
ネプテューヌ
「などというツッコミは聞き流して、
今日はなんでみんなエルくんの部屋に来たいと思ったの?
体験入国の時、みんなのところにもエルくんの部屋があるんでしょ?」
ノワール
「それはあるにはあるけど、でもエルクがそこで過ごしたのはたったの三日だけだったし、
それに比べてあなたの所はずっとでしょ?
ならそこでエルクが自室でどんな風に過ごてるのかなって、
そう思っただけでエルクを気にしてるんじゃないんだからねっ!」
ネプテューヌ
「はいっ! ノワールのツンデレ一丁いたただきました!
で、ほかのみんなは?」
ブラン
「わたしもノワールとエスーシャと似たようなものね。
ただ単に男の人の部屋がどんなものか見てみたかったし、
それに小説のネタがあると思ったから、かしら?」
ネプテューヌ
「小説って、ブランがお忍びで売ってるっていうあの同人誌のことだよね?
なぜかブランのだけさっぱり売れないっていう」
ブラン
「うるせー! 大きなお世話だ!
てかなんでテメェがそのこと知ってんだ!」
ネプテューヌ
「ふっふっふー、なんでかなぁ?」
シーシャ
「まあまあブランちゃん、落ち着きなよ。 短気は損気だよ?」
ネプテューヌ
「そうそう、短気は体に毒だよ、ブラン」
ブラン
「イラッ」
ネプテューヌ
「みんなも、ノワールやエスーシャと同じ感じなの?」
ビーシャ
「まあ、ね・・・」
ネプテューヌ(大)
「エルくんのプライベートって、知ってるようであまり知らないからね」
ケーシャ
「そうですよね。
皆さんと一緒にお出掛けしたといっても、この前のお花見だけでしたから」
アイエフ
「私も困った時や人手が足らずに必要になった時は
手伝ってもらってたって感じだったわね」
ノワール
「私達って、エルクに助けてもらってる事が多いわよね」
ラム
「わたしもわたしも!
おにいちゃんに助けてもらったり、一緒に遊んでくれるわ!
ねえ、ロムちゃん?」
ロム
「うん。おにいちゃん、強くてやさしくてカッコいいから大好き!(てれてれ)」
ブラン
「なっ!?」
シーシャ
「おっと、これは物凄いカミングアウトだね、ロムちゃん」
ラム
「わたしも、おにいちゃんのこと大好き!」
ブラン
「ラムまでっ!?」
ネプテューヌ(大)
「あはは、ロムちゃんとラムちゃんってば大胆告白だね」
アイエフ
「こういう時、小さい子供が羨ましく思うわね」
ケーシャ
「そうですね。
羨ましいということは、ってアイエフさんもエルクさんのことを!?」
アイエフ
「は、はあっ!? ち、ちち違うわよ、ケーシャ!
私は別にあいつのことなんか・・・///」
ネプテューヌ
「まあ、こうしてエルくんの部屋にいるんだし、
どんなものがあるのか見てみない?」
ビーシャ
「ねえ、ねぷねぷ、さすがにそれはちょっと・・・」
イーシャ
「やっぱり、気が引けますよね・・・」
ネプテューヌ
「大丈夫だって、イーシャ。
さっきうずめも言ってたけど、
これくらいのことで怒るほどエルくんは器の小さい男じゃないよ!」
ブラン
「自分の部屋を勝手にあれこれ見られることが、これくらいのことなのかしら?」
ネプテューヌ
「けど、ぶっちゃけみんなだって気になるんじゃない?
エルくんがどういうゲームが好きで、どういう本が好きなのとかさ」
ノワール
「そ、それは・・・まあ・・・」
ベール
「確かに、気にならないと言えば嘘になりますわね・・・」
ブラン
「同じく・・・」
ネプテューヌ
「では、我ら四女神の同意も得たことだし、
さっそく調査開始といこーっ!」
うずめ
「なんだか面白いことになってきたな!」
ユニ
「? ねえネプギア、あんたの持ってるそれ、何?」
ネプギア
「あ、これ? これは私が作った探知機だよ。
お兄ちゃんの部屋に何か怪しい物があったらすぐに鳴るから」
ユニ
「ふーん、なるほど・・・ってあんたもかい!
お姉ちゃん、本当にこんなことしていいの?」
ノワール
「も、もちろん、私だって悪いとは思ってるわよ?
でも・・・やっぱり気になるじゃない」
ユニ
「でももし、このことがお兄ちゃんに知られたら嫌われちゃうかもしれないわよ?」
ノワール
「うっ、確かに・・・!」
ネプテューヌ
「大丈夫だって、ユニちゃん。
バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ」
ブラン
「女神の言葉とは思えないわね」
ネプテューヌ
「そういうブランだって、なんだかんだいってノリ気じゃん」
ブラン
「そ、それは・・・。 わ、わたしはいいんだよ!
テメェと違って遊びでやってるわけじゃねえんだからな!」
ラム
「ねえねえ、どこから見ていく?」
シーシャ
「そうだねぇ・・・。
それじゃあまず、ベッドの下から見ていこうか?」
ロム
「なんでベッドの下なの、シーシャさん?」
シーシャ
「ロムちゃんにはまだ早いけど、エルク君のような年頃の男の子は、
そこにある物を隠したがるものなのさ」
ロム
「あるものって、なに?(はてな)」
ラム
「わかったわ! きっとお宝よ、ロムちゃん!」
シーシャ
「ははっ。 まあ、本人にとってはお宝なのかもしれないね」
ケーシャ
「さっきから一体何の話をしているんですか、シーシャさん?」
ラム
「シーシャがお兄ちゃんのベッドの下にお宝があるかもしれないって!」
ケーシャ
「お宝・・・ですか?」
シーシャ
「お宝かどうかはともかく、年頃の男の子がベッドの下に隠すものといえば何か、
という話をしていたのさ」
ケーシャ
「年頃の男の子がベッドの下に隠すもの・・・?
っ! な、何を言ってるんですか、シーシャさん!
エルクさんに限ってそんな・・・///」
シーシャ
「おや? 何をそんなに赤くなってるんだい、ケーシャ?
別にアタシはそうだとは一言も言っていないけど?」
ネプテューヌ
「はいはーい! 話は聞かせてもらったよー!
お宝と言えばこのわたし、トレジャーハンターねぷ子さんに任せなさい!」
アイエフ
「いつからあんたはトレジャーハンターになったのよ。
まあでも、エルクのお宝と聞けば興味あるわね」
シーシャ
「だろ? アタシじゃ大きくて入れないから、ネプテューヌちゃん、お願いできるかい?」
ネプテューヌ
「もちろん!
よーっし! それじゃあ行ってきまーす!」
わたしは床を這うようにして、ベッドの下に潜り込んでそのまま進む。
ラム
「どう、ネプテューヌちゃん? なにかあった?」
ネプテューヌ
「う~ん・・・。 何もないね」
ラム
「なーんだ、つまんないの・・・」
ロム
「ざんねん・・・(しゅん)」
ケーシャ
「(よかった・・・)」
ベッドの下までキレイにしてるなんて・・・!
わたしだったら1日でゲーム雑誌やらハードやらお菓子の袋やらでいっぱいになるのに、
流石はエルくんだね!
部屋をキレイに使ってくれてると思うと、なんだかねぷ子さん嬉しいな!
ベッドの下に何もなかったのを確認したわたしは、そこから出た。
うずめ
「ねぷっち、何か見つかったか?」
ネプテューヌ
「ううん、こっちには何もなかったよ。 うずめの方は?」
うずめ
「のわっち達と何かないかと探してるんだが、なにもねえな」
ベール
「それだけ自室を綺麗にしているということですわ。
いいことではありませんか」
ネプテューヌ(大)
「エルくん、真面目で几帳面だからね」
ネプテューヌ
「むーっ! でも絶対何かあるはずだよ!」
ノワール
「なんでそんなにムキになってるのよ、あなたは」
ネプテューヌ
「だって、なんか悔しいじゃん!
わたしたちの知らないエルくんの新たな何かがわかるかもしれないんだよ!?」
ノワール
「何よ、その何かって」
ネプテューヌ
「そ、それは・・・」
クロワール
「へへっ、それはな・・・エr「クロちゃんストーップッ!」あべしっ!」
大きいわたしは、くろいーすんが言おうとしたことをこの場にいる誰よりもいち早く気付いて、勢いよくねぷのーとを閉じてくろいーすんを黙らせた。
ノワール
「え? なんなの?」
ネプテューヌ(大)
「な、なんでもないよー? あははは・・・」
ノワール
「? まあいいわ。
それで、次はどうするの?」
ブラン
「ていうか、いつまで続ける気なの?」
その時、部屋中にサイレンのようなような音が鳴り響いた!
ネプテューヌ
「ねぷっ!? な、なにごと!?」
ネプギア
「ああごめん、お姉ちゃん。
私の探知機が反応しちゃったみたいで・・・」
アイエフ
「探知機って・・・あんたいつの間にそんなもの作ってたのよ」
ネプテューヌ
「それで、何に反応したの?」
ネプギア
「えっと、この本棚からみたい」
ネプテューヌ
「うげぇ、難しそうな本ばかりだね・・・」
ネプテューヌ(大)
「そうだね、こうして見てるだけで頭がオーバーヒートしそうだよ」
コンパ
「エルクさん、勉強熱心なんですね」
ブラン
「プラネテューヌにいるのが勿体ないわね。
今すぐにでもルウィーに来てくれればいいのにね。
そうすれば彼はもっと成長できるはずよ」
ノワール
「そうかしら?
ラステイションに居たときだって、よく剣の鍛練に励んでいたわ。
そういう意味じゃ私のところに来てくれた方がいいと思うけど?
剣の鍛練ならいつでも付き合うしね」
ベール
「何を仰っているんですの、お二人とも。
エルちゃんのゲームテクもなかなかのものですわ。
ならば、その才能を伸ばすためにも是非わたくしのリーボックスに・・・」
ユニ
「あの、みなさん、今はまずこの本棚を調べてみませんか?」
ノワール
「そ、そうね」
ネプテューヌ
「それじゃあまずは、手前の本をのけてっと・・・あっ!
なんか紙袋に入ったのがあったよ?
本棚の奥に、まるで手前の本で隠してたみたいにあったひとつの紙袋に入った
包みがあった。
わたしはそれを手に取り、中身を取り出して確認する。
ネプテューヌ
「ねぷうぅぅぅっ! な、なにこの本!?///」
コンパ
「こ、これは大人にならないと買えない本です!///」
ラム
「ねえねえ、大人にならないと読めない本って、どんな本なの?」
ロム
「見せて見せて」
ブラン
「ダ、ダメよロム、ラム!」
ノワール
「な、なんでそんな本がエルクの部屋にあるのよっ!?」
クロワール
「なんだ、やっぱりあったんじゃねえか」
シーシャ
「ほほぅ、エルク君も男の子だったということだね」
ベール
「これは帰ってきたらエルちゃんに話を聞く必要がありますわね・・・!」
ケーシャ
「そうですね・・・。 うふふふ・・・!」
アイエフ
「まったく、何考えてるのよあいつは・・・」
ま、まさかエルくんがエロ本を隠し持ってたなんて・・・!
ただの興味本意でやさがししてたらとんでもないものを発掘しちゃったよ!
とにかく、これはエルくんにはじっくり話を聞かなきゃだね!
ネプテューヌsideend
エルク
「はあっ!」
フレイムフェンリル
「ギャンッ!」
僕は今、危険種モンスターである炎のような赤い体毛と鬣を持ったフレイムフェンリル
の討伐クエストのため、プラネスタジアムに来ている。
そのモンスターを倒したのを確認した後、周囲を見渡す。
エルク
「・・・よし、もう他のモンスターも居ないみたいだね」
神威を納刀してコールアウトし、来た道を引き返すようにプラネスタジアムから出るその道中、僕は思った。
エルク
「プラネスタジアムか・・・。
あれから結構経つけど、あれだけ荒らされた中が殆ど元通りだ」
僕達が
ハンター達の血で赤く染まっていた所も綺麗に修復されていた。
参加していた名のある多くのハンター達が被害にあったが、幸い死者は出なかった。
それでも当時の出来事は多くの人々の胸に深く刻まれ、前のような賑やかさはないらしい。
僕もあの時の事は今でも鮮明に覚えている。
エルク
「・・・」
ユリウス
「どうした、エルク」
エルク
「あ、ユリウス。 ううん、ちょっと思ったことがあって・・・」
ユリウス
「・・・それは、このプラネスタジアムで
エルク
「・・・うん、そうだよ。 あの時多くの負傷者が出た。
僕達がもっと早く駆け付けていれば、
もしかしたらそういう人達を出さずに済んだのかもしれないって」
ユリウス
「そなたの気持ちは分かる。
だが私達がそれを知ったのはアイエフの報告によるものだった。
それを初めて知った我々にはどうすることもできなかった」
エルク
「そうかもしれないね・・・」
ユリウス
「しかし、あれだけの激しい戦闘だったにもかかわらず、
死者が一人も出なかったのは不幸中の幸いだ。
確かにそなたは優しい男だが、時折それが重圧となって自分を責める節がある。
我々は完璧ではない。
だからこそ時に支え合い、助け合うべきだと私は思っている。
エルク、いつかそなたが言ったようにな」
エルク
「・・・そう、だよね。
ごめん、確かにこれは僕の悪い癖かもしれない」
ユリウス
「気にするな。
以前にも言ったが、そなたのその優しさは人としてとても素晴らしいものだ」
エルク
「ありがとう、ユリウス。
そう言ってもらえると、少し楽になったよ」
ユリウス
「ふふ、それはよかった。 ではそろそろ帰るとしよう。
明日は神次元へ行く日だ。 早めに休んだ方がいいだろう」
エルク
「うん、そうだね」
ユリウスと会話をした後、そのままプラネスタジアムを出てギルドに向かい、
討伐完了の報告を済ませて報酬を貰った。
エルク
「あ、そうだ。
帰りにネプテューヌ達にプリンを買って帰ろう。 皆喜ぶかな?」
その帰り道、近くのスイーツ店でネプテューヌの大好物であるプリンを買って、
真っ直ぐプラネテューヌ教会へと足を運ぶ。
しかし、その頃教会でエルクを待ち受けている者達の事を、彼はまだ知らなかった・・・。
━ プラネテューヌ教会 ━
エルク
「ただいまー。 って、あれ? 誰も居ないな・・・」
お土産にプリンを買い、教会に帰ってきた僕はリビングに入る。
しかしそこには誰もおらず、静まり返っていた。
エルク
「皆、どこかへ出掛けたのかな?
・・・なんかこんな事前にもあったような・・・」
とりあえずプリンをキッチンにある冷蔵庫へ入れる。
ネプギア
「お兄ちゃん、お帰りなさい」
エルク
「わっ、ネプギア。 うん、ただいま。
皆の姿が見えないけど、出掛けたの?」
気配を感じないまま背後から声を掛けてきたネプギアに驚きながらも、
僕は皆の行方を聞く。
ネプギア
「えっと、そのことなんだけど・・・皆お兄ちゃんの部屋で待ってるから
来てほしいって」
と、なぜか顔を赤くしてもじもじしながらネプギアがそう言う。
いや、それよりも・・・僕の部屋っ!?
まさかあれが見つかってしまったんだろうか・・・。
いやいや待て待て、落ち着くんだ僕!
もしかしたらただのゲームのお誘いかもしれないし、お喋りかもしれない。
でも、そうならそうでなんでわざわざ僕の部屋なんだろうか?
それに皆って・・・なんだかとてつもなく嫌な予感がする・・・。
ネプギア
「どうしたの、お兄ちゃん? 汗が凄いけど・・・」
エルク
「エっ!? い、いや、なんでもないよ!
本当になんでもないよ? は、ははは・・・」
ネプギア
「? とにかく、お兄ちゃんの部屋に行こ」
エルク
「・・・はい」
もはやこれまでか・・・。
半分諦め、半分覚悟の変な気持ちの中、僕はネプギアに言われるまま自室へ向かう。
ネプギア
「さあ、入って」
エルク
「う、うん・・・」
そして、部屋の前に着くと扉の向こうから言い様のないプレッシャーを感じた。
・・・こういうのも前に感じたことがあると思いつつ、
見つかってしまったものは仕方がない、どうやって誤解を解こうかと考えながら
腹を括ってドアノブに手を掛けて扉を開き、中へ入った。
エルク
「あの・・・本日は一体どのようなご用件で・・・?」
ネプテューヌ
「うん・・・。 今日はね、エルくんに聞きたいことがあって来てもらったんだ」
エルク
「と、仰いますと?」
ネプギア
「こ、これのことだよ! お兄ちゃん!」
机の上にページが開かれている状態で置かれた、
アフィモウジャス将軍から貰った【金髪巨乳】と書かれた本を、
ネプギアはそれを持って僕に見せた。
部屋に入った瞬間悟ったが、やはり見つかってしまったか・・・。
絶対に見つからない場所だと思ってたんだけど、
女の子ってこういう本の隠し場所に鋭いのかもしれない。
エルク
「あ、いや、これは・・・」
ネプテューヌ
「エルくんもお年頃の男の子だからこういう本にも興味があるのかもしれないけど、
ここは女神の住む教会だから自重してほしいなぁ・・・」
ノワール
「あなたもこういう本が好きなのね、エルク・・・」
ブラン
「やっぱり、エルクは巨乳派ってことかよ!」
ユニ
「そ、そんな・・・」
ベール
「エルちゃんも男の子、ですのね・・・」
アイエフ
「まったく、あなたって男は・・・」
ケーシャ
「エルクさん、何かの間違いですよね・・・?」
イーシャ
「嘘だと言ってほしいです・・・」
コンパ
「エ、エルクさん! エッチなものはダメです!///」
ネプテューヌ(大)
「あちゃー・・・これはエルくんにはまだ早いかもね・・・」
うずめ
「あわわ! き、際どい格好した金髪のお姉さんの絵がたくさん・・・!」
海男
「うずめ、口調口調」
エスーシャ
「こんなものを見て何がいいんだ。 男の趣味はわからないな」
ラム
「胸の大きな金髪の女の人がいっぱい!」
ロム
「すごい・・・!(ドキドキ)」
ブラン
「なっ!? ロム、ラム、だから見るんじゃねえ!」
ビーシャ
「ああ、わたしの中のエルクのイメージがぁ・・・!」
シーシャ
「エルク君、君は本当に罪な男だね」
エルク
「ちょ、ちょっと待ってよ、皆! これは誤解なんだ!」
ネプテューヌ
「誤解とはどういう意味なのか聞こうじゃないか、エルくん!」
こうなってしまっては仕方がない。
皆には本当に事を話そう。
エルク
「実は昨日、勘違いをしたお詫びにアフィモウジャスって言う人から貰ったんだ」
ユニ
「そういえば、金髪巨乳って聞いたことあるような・・・」
ノワール
「でも、なぜ断らなかったのかしら?」
ブラン
「そうね。 エルク、あなたやっぱり・・・!」
エルク
「ち、違うよ! 貰った時は包まれた状態だったから中身が分からなかったんだ!
流派って言うくらいだから、てっきり剣術の本かと・・・」
シーシャ
「それで、部屋に戻って開いて中身を見たらこの本だったと?」
エルク
「はい・・・」
ネプギア
「そうならそうで言ってくれればよかったのに」
ケーシャ
「はい、そうせずに本棚に隠していたのを見ると・・・!」
エルク
「も、もちろん最初はネプギアの言う通りそうしようとしてたよ!?
でも言いづらいじゃないか、人からエロ本を貰ったなんて・・・」
うずめ
「まあ、確かにそりゃそうだよな・・・」
ネプテューヌ(大)
「でも、エルくんが言ってた勘違いってなんなの?」
エルク
「それは・・・」
ネプテューヌ
「それは?」
この時、僕はユニと目線が合った。
あの時の事を思い出したのか、ユニの顔は少し辛そうだった。
エルク
「・・・別に大したことじゃないよ。
僕のことを不審者かなにかと勘違いしたらしくて」
ビーシャ
「エルクを不審者と勘違いするのもどうかと思うけど」
ノワール
「あなたも災難だったわね」
エルク
「もう終わったことだけどね」
ネプテューヌ(大)
「大方コンビニとかでそっち系の本でも読み漁ってたんじゃないの?」
ビーシャ
「まあ、あの二人は見た目はいいけど中身がね・・・」
エルク
「皆はあの二人のこと知ってるの?」
ネプテューヌ
「前の戦いの時、最初は敵対してたんだけど、
その後色々協力してくれたんだよ」
ネプギア
「その時の将軍が起こした騒動の動機が、
金髪巨乳の本やフィギュアを集めるためだったのは驚いたけどね」
エルク
「そ、そうなんだ・・・。
でもその割には自由にやってる感じだったけど?」
ノワール
「さっきも言ったけど、前回協力してくれたからそれに免じて罪には問わなかったのよ」
ブラン
「もちろん、今度また何かしでかそうものなら問答無用で捕まえるけどね」
ネプテューヌ
「とまあ、あの二人のことはさておき、
もうひとつエルくんに確認したいことがあるんだ」
ノワール
「そうね。 寧ろここからが重要だわ」
ノワールがそう言うと、皆が目の色を変えて僕を見る。
エルク
「な、なに・・・? 皆目が怖いんだけど・・・」
ネプテューヌ
「見たの?」
エルク
「・・・エっ?」
ネプテューヌ
「だから、中を見たの?」
エルク
「それは・・・はい・・・見ました・・・」
シーシャ
「ほほぅ。 で、どうだったんだい?」
エルク
「それはもう凄かった! じゃなくて、ごめんなさい。
男の性と言いますか誘惑に負けたと言いますかなんと言いますか・・・」
ノワール
「まったく、これだから男ってのは・・・」
ベール
「金髪巨乳ということは・・・エルちゃんは私のことをそのような目で!?///」
エルク
「違う! 誤解だよ姉さん!」
うずめ
「まあ、えるっちのことだから他意はないと思うぜ?
・・・それでもショックといえばショックだけどな」
エルク
「うずめまで!」
シーシャ
「まあまあみんな、それくらいにしてあげようじゃないか。
エルク君も正直に答えてくれたんだからさ」
ケーシャ
「・・・そうですね。
私はエルクさんのこと信じていましから。
ですよね、アイエフさん、コンパさん」
アイエフ
「ええ、もちろんよ。
あなたがそんなスケベな奴だなんてこれっぽっちも思ってなかったわ」
コンパ
「はいです。
エルクさんが自分からエッチな本を買うわけがないって、
わたしも信じてたです」
エルク
「・・・じゃあ、その手に持ってる物騒な物はなんでしょうか・・・」
もしも、アフィモウジャス将軍から貰ったものじゃなくて、
自分で買ったものだと言っていたらどうなっていただろう・・・。
きっと・・・いや確実にハチの巣にされていただろう。
ケーシャとアイエフとコンパだけではなく、飛び道具を使うユニとビーシャも
この三人と同じく言っている言葉と手にした武器とが合っていなかった。
ネプテューヌ
「まあこれで、エルくんの容疑は晴れたことだし、今からみんなでゲームしない?」
ベール
「ネプテューヌ、わたくしたちを呼んだというのは・・・」
ネプテューヌ
「うん! みんなでゲームをするためだよ」
ブラン
「そんなことのためにわざわざわたしたちを呼んだの?」
ネプギア
「お姉ちゃん、明日はみんなと神次元に行く日なんじゃ・・・」
ネプテューヌ
「もちろん、覚えてるよ。
でも向こうに行ったらたぶんゲームとかするヒマなんてないと思うから、
今のうちに羽を伸ばそうと思ってね」
ブラン
「・・・まあ、ネプテューヌの言いたいことも分かるわ」
ノワール
「そうね。 向こうに行ったら戦いの連続になるだろうから、
今のうちにそうした方がいいのかもしれないわね」
ネプテューヌ
「特にノワールは仕事仕事の真面目女神だからね。
人付き合いをおろそかにしてると、本当にぼっちになっちゃうよ?」
ノワール
「余計なお世話よ!
私はあなたみたいにチャランポランでいい加減なぐーたら女神とは違うのよ!」
ネプテューヌ
「な、なんだとーっ!?
ノワール、テメーはわたしを怒らせた!
こうなったらゲームでねっぷねぷしてやんよー!」
ノワール
「ふふん、やれるものならやってみなさい」
ブラン
「ノワールもすっかりやる気みたいね」
ベール
「そのようですわね。
それではわたくしたちも行きましょうか。
ゲーマーの腕が鳴りますわ!」
ブラン
「まったく、みんな子供なんだから・・・」
ベール
「皆さんも、ブランには言われたくないと思いますわ。
特に胸とか胸とか、胸とか」
ブラン
「おい、今はゲームをするって話だったよな?
なんで胸の話になるんだよ、関係ねえだろ!
垂れる未来しかねえデカ乳がッ!」
ベール
「デ、デカ乳っ!? いいではありませんか!
胸とは本来母性の象徴ですわ!
自分には微塵もないからといってひがまないでくださいまし!」
ブラン
「んだとー!?
ことあるごとに揺らしやがって、いい加減目障りなんだよ!
今日という今日はもう許さねえ!
ゲームでぶっ潰してやっから覚悟しやがれッ!」
ベール
「その言葉そのままそっくりお返ししますわ」
エルク
「・・・さっきのネプテューヌとノワールのやり取りと同じだ」
ビーシャ
「じゃあ、わたしたちも行こうよ。
みんなでゲームなんて久しぶりだなぁ!」
ネプギア
「そういえば私も最近ゲームをやってないから、手加減してくれると嬉なぁ・・・」
ロム
「みんなに勝てるかな?(ドキドキ)」
ラム
「大丈夫よ、ロムちゃん。
だってわたしたちのコンビは最強なんだから!」
シーシャ
「ふふ、今日は楽しい1日になりそうだね」
エスーシャ
「あいつらと一緒にいると、いつも賑やかだな」
イーシャ
「はい。 でも私は好きよ、こういった賑やかさは」
アイエフ
「やれやれ、ネプ子は相変わらずね
私たちも行きましょう、コンパ」
コンパ
「はいです。 わたしもゲームをするのは久しぶりです!」
ネプテューヌを皮切りに、皆が僕の部屋を出てリビングへ向かう中、
部屋に残ったのはユニと僕だけになった。
エルク
「まあ、ネプテューヌらしいといえばネプテューヌらしいね。
それじゃあ僕達も行こうか、ユニ」
ユニ
「ねえ、お兄ちゃん」
エルク
「なに?」
ユニ
「さっきはありがとう。
気を遣わせちゃって、ごめんね」
エルク
「いいよ、気にしないで。
もしあの場で本当に事を話したら、最悪処刑されてたかもだしね」
ユニ
「あはは。 処刑ってそんな大袈裟よ。
・・・あり得なくもないかも・・・」
エルク
「でしょ? 誰かと一緒に出掛けたって話をしたら、なんで皆怒るんだろう?」
ユニ
「お兄ちゃんもそういうとこは変わらないのよねぇ・・・」
エルク
「?」
あの時の出来事を皆に伏せたことに感謝するユニ。
エルク
「そういえば、ステマックスから伝言を預かってたんだ」
ユニ
「ステマックスから?」
エルク
「うん。 ユニ殿が無事で本当によかったで御座るってね」
ユニ
「そう、ステマックスが・・・。 (ありがとう、ステマックス)」
ネプテューヌ
「あれ、エルくん、ユニちゃん、まだここにいたの?
早くおいでよ。 みんなが二人を待ってるよ!」
そういうとネプテューヌは、僕とユニの腕を僕達の間に入るように
両腕でそれぞれの腕を組んだ。
エルク
「うわっ!」
ユニ
「ちょっ、ネプテューヌさん!?」
ネプテューヌ
「よーし! それじゃあ二人ともご案内ー♪」
そしてそのままネプテューヌに引っ張られる形で、
皆のいるリビングへと向かうのであった。
その日は皆で仲良くゲーム漬けの1日を送り、大いに楽しんだ。
明日はいよいよクロノスの待つ神次元へ向かう日。
ネプテューヌ達はすでに行ったことがあるらしいが、
十中八九これはクロノスの罠だろう。
【自分の事を知りたければ】というあの言葉、
僕の失った記憶を知っているのは間違いない。
それでも僕は行きたい。 いや、行かなければならない。
たとえ何が待ち受けていようとも、僕が皆を守る!
そう心に強く想いながら、その夜皆と別れた後自室に戻り、
明日に備えて早めの眠りについた。
スマブラSPにて【ARMS】のミェンミェン参戦しましたね!
DLCキャラ枠は後5体となりましたが、次は誰が参戦するんでしょうか?
自分の希望を書いてみました。
第7弾 【ゼノブレイド2】 レックス (シュルクがいるならありかも?
第8弾 【モンスタハンター】 ハンター(リオレウスがボスキャラで参戦してるから
第9弾 【バテンカイトス】 カラスorサギ(どちらかワンチャンプリーズ!!
第10弾 【ポケモン剣盾】 エースバーン(剣盾御三家!
第11弾 【キングダムハーツ】 ソラ(流石に難しいか・・?
こんな感じだったらいいな・・・。
あ、ひょっとしたらニンジャラ(ARMSのではない)のキャラも第7~11弾のどれかに
DLCで参戦するかもしれない。