光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~   作:EDENCROSS

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光ネプ第63話

《前回までのあらすじ》
フリードからロティを助け出し、改めてエルク達の仲間になったロティ。
次の目的地をラステイションに決めた一行は、
なぜかエルクと混浴する事になった。



♯ 63 女神達と混浴

エルク

「・・・」

 

 

ついに来てしまった、この時が・・・!

そう思いつつ僕は脱衣場で服を脱ぎ、風呂場へ入ると体を洗い、

腰にタオルを巻いて湯に浸かる。

超次元と同じプラネテューヌという国なだけあって、

中の造りと広さはほぼ同じで湯加減もちょうどいい。

本来なら一人で入ってゆっくりするはずだったのだが、

結局ネプテューヌ達に強引に押しきられてしまった。

前にも思ったが僕って押しに弱いのだろうか・・・?

あんなに顔を赤くして恥ずかしがるくらいなら無理しなくてもいいのに。

 

 

エルク

「はぁ・・・」

 

 

その日の汚れを洗い流し、疲れを癒す場所であるはずの風呂場とその中で

湯に浸かりながら自然と溜め息を漏らす僕。

前回はネプテューヌとネプギアの二人とロティがいきなり入ってきたので、

驚きの方が勝りあまりこんな気持ちはなかったが、

今回は全員となのであの時とは似てるようで全然違う。

正直かなりドキドキしている。 まるで心臓の音が聞こえてくるようだ。

 

 

ネプテューヌ

「いやーエルくんとお風呂なんて久しぶりだなぁ!

 あの時みたいにまた背中流してあげよっかな。 ねえ、ネプギア」

 

ネプギア

「えっ!? わ、私は、その・・・///」

 

ユニ

「ネプギア、あんたお兄ちゃんにそんなことしたの?」

 

ネプギア

「はじめは遺跡で助けてくれたお礼を言うだけのつもりだったんだけど、

 流れ的にそうなっちゃって・・・」

 

ベール

「ネプテューヌ、ネプギアちゃん、そんなことよりもエルちゃんの体、どうでしたの?」

 

ノワール

「何を聞いてるのよ、ベール・・・」

 

ベール

「だってだって、気になるではありませんか。

 服の上からでも分かるあの細身ながら鍛えられた体格と、大きな背中!

 皆さんもそう思わなくて?」

 

ノワール

「それは、まあ・・・///」

 

ブラン

「興味なくはないわね・・・///」

 

ネプテューヌ

「わたしとネプギアは一度見てるけど、今はどうなんだろう?

 もしかしてマッチョだったりして!」

 

ネプギア

「お兄ちゃん、今まで筋トレとかやってたからそうかもしれないね!」

 

プルルート

「あたし~、男の子と一緒に入るのはじめてだから緊張しちゃうな~///」

 

ロティ

「大丈夫だよ、プルルートちゃん。

 師匠ってどっちかっていうと草食系男子だから変な目で見ないよ、きっと」

 

ネプテューヌ

「どうかなぁ? なんだかんだいってエルくんも年頃の男の子だから

 見るとこは見ると思うよ?」

 

ロティ

「え、そうなの?」

 

ネプテューヌ

「うん。 わたしが女神化した時なんて、顔を赤くしながら見てたもん。 特に胸をね」

 

ブラン

「っ!!」

 

ベール

「そうですわね。 女神化した時もそうですが、

 普段からそういった視線を感じる時がありますわね。

 ブランはどうですの?」

 

ブラン

「わたしにはそういうのは感じたことはなかったわ。

 ってベール、分かってて聞いてるだろ、それ!」

 

ネプテューヌ

「でももし、ピー子が女神化したらとんでもないことになるね。

 エルくんを悩殺しちゃうかもよ?」

 

ピーシェ

「のーさつ? それどういう意味?」

 

アイエフ

「ネプ子、小さい子に変な言葉を教えないの」

 

ラム

「わたしだって、おにいちゃんを悩殺しちゃうんだから!」

 

ロム

「わたしもがんばる!(ぐっ)」

 

ブラン

「そんなことでがんばらなくてもいいのよ、ロム、ラム」

 

シーシャ

「それじゃあ、準備もできたことだし、さっそく入るとしようか!」

 

ネプテューヌ

「そうだね! 今回はサービス回だよ!」

 

 

・・・多少僕に対する風評被害があったものの、全員がタオルを巻いて入り、

それぞれが体を洗い始める。

 

 

ネプギア

「あれ? ユニちゃん、もしかして胸大きくなった?」

 

ユニ

「はあ!? な、なによ急に! あんたには関係ないでしょうが!

 気のせいよ、気のせい!」

 

ネプギア

「えー、そうかな? 確かに大きくなってると思うけど」

 

ユニ

「どうしたのよ、ネプギア。

 急にそんなこと言い出すなんて、あんた変よ」

 

ネプギア

「よーし、こうなったら真相を確かめてみよう!

 ロムちゃん、ラムちゃん、手伝って!」

 

ロム

「うん、任せて!(ぐっ)」

 

ラム

「突撃ー!」

 

ユニ

「ちょ、ちょっと待ってあんたたち!

 なんか前もってこんなことあったような気がするけど、

 なんであたしばっかりこんな目に遭うのよ!」

 

ネプギア

「それーっ!」

 

ユニ

「あっ、やめて、ネプギア。 そ、そこは・・・んっ!///」

 

ラム

「ネプギアの言う通り、ちょっと大きくなってるわ!」

 

ロム

「うらやましい(キラキラ)」

 

ユニ

「それ以上されたら、あたし・・・!///」

 

 

エルク

「・・・///」

 

 

その間、僕は皆に背を向けてそれが終わるのを待つ。

女神候補生達が何をしているのか大体予想はつく。

前を向けばそれを見ることが出来るだろう。

しかし僕はそうはせず、ただひたすらに終わるのを待った。

 

 

ラム

「いっえーい! わたしが一番乗りー!」

 

ロム

「ラムちゃん、待ってー(パタパタ)」

 

エルク

「うわぶっ!」

 

ブラン

「ロム、ラム、走ると危ないわよ」

 

ピーシェ

「それーっ!」

 

エルク

「うわぶっ!」

 

 

ブランの制止の声を聞かずに走り出すロムちゃんとラムちゃん。

そしてその真横でピーシェちゃんが入り口から助走をつけて風呂にダイブしたことに

よって起きた水しぶきを、僕は背後から被った。

 

 

プルルート

「ピーシェちゃん、お風呂に飛び込んで入ると危ないよ~?」

 

ロティ

「そうだよ、ピーシェちゃん。 ってあたしが言えたことじゃないかな」

 

ネプテューヌ

「やっほーエルくん! ってあれ、どうしたの?

 そんな隅っこにいないでこっちにおいでよ。

 せっかくみんな一緒なんだからさ」

 

エルク

「う、うん・・・///」

 

 

湯に浸かったネプテューヌがそう言い、 僕は彼女達の元まで行く。

そしていつの間にか皆に囲まれていた。

 

 

ネプテューヌ

「いやぁでも、いい湯だよね。 エルくんもそう思わない?」

 

エルク

「そ、そうだね・・・///」

 

ネプテューヌ

「あれ、もしかして照れてるの?

 向こうじゃ一回ネプギアと一緒に入った仲なんだし、今更じゃん?」

 

 

確かにネプテューヌの言う通り、湯は熱くなく温くなく文字通りいい湯だ。

一人で入っていたなら間違いなくリラックス出来ただろう。

それに一度はネプテューヌとネプギアの三人で入った(正確には押し掛けられた)と言っても

やはり異性とタオル一枚で一緒では緊張するし目にやり場に困るし、

なにより刺激が強すぎる。 しかも・・・。

 

 

エルク

「(うわ! 姉さんとシーシャさんの胸が浮き輪みたいに浮いてる!

 そしてネプテューヌとの距離も近いし、それになんだか色っぽく感じる。

 タオル一枚だけというのがよけいそう思わせる!)」

 

ベール

「ふふっ、どこを見ていますの、エルちゃん?」

 

シーシャ

「なにやらいやらしい視線を感じるね」

 

ネプテューヌ·ブラン

「エルくん?「エルク?」」

 

エルク

「ち、違う、誤解だよ!僕は何も見てないよ!

 浮き輪みたいに浮かんでる姉さんとシーシャさんの胸なんて・・・あ・・・」

 

ブラン

「見てるとこ見てんじゃねえか!」

 

ユニ

「お兄ちゃん、最っ低!」

 

ネプテューヌ

「そうだよ! 不潔だよ、エルくん!」

 

ベール

「あらあら、やはりエルちゃんも男の子ということですわね」

 

シーシャ

「そうだね。 しかし、こうして浮いてくると、少々邪魔だね」

 

ベール

「ええ、まったくですわ。 タオルを巻いているといっても浮かんできますわね。

 ブラン、あなたもそう思うでしょう?」

 

ブラン

「・・・おい、それは分かっててわたしに振ってんだよな?

 そうなんだよな?」

 

ベール

「あら、失礼。 そういえばブランには浮かぶほどありませんでしたわよね。 胸が」

 

ブラン

「あ、胸って・・・ついに胸って言いやがったなコノヤローッ!」

 

 

ブランは怒りのまま立ち上がって、姉さんに迫る!

 

 

プルルート

「ブランちゃん、お風呂の中でケンカしちゃダメだよ~」

 

ユニ

「そ、そうですよブランさん、落ち着いてください!」

 

ブラン

「これが落ち着いてられっか!

 ユニ、テメェも馬鹿にされたままでいいのかよ!」

 

ベール

「わたくしはあなたに言ったのであって、ユニちゃんには何も言ってませんわ。

 それにそのような格好で暴れるなんてはしたないですわよ、ブラン」

 

ブラン

「誰のせいだと思ってんだ!

 そういうテメェこそ垂れる未来しかねえでか乳のくせしやがって!」

 

ベール

「で、でか乳!? 垂れる未来しかないというのは聞き捨てなりませんわ」

 

 

ブランの言葉に、姉さんも立ち上がってブランと睨み合う。

このままではいけないと思った僕も立って二人を止めに入った。

 

 

エルク

「落ち着いてよ、二人共!

 胸の大小くらいでケンカすることないでしょ!」

 

ロティ

「でも師匠、そんなこと言ってるけどベールさんとセンパイの胸ばかり見てたよね?」

 

ネプテューヌ

「うん、見てた見てた。エルくんもエッチだなー」

 

エルク

「うっ、そ、それは・・・。

 と、とにかくここは風呂場だからケンカは───」

 

ブラン

「うるせー! 男のテメェに何が分かるってんだ!」

 

ベール

「そうですわ! そういうエルちゃんこそ、大きいのと小さいのとどちらがいいですの!」

 

エルク

「え、えぇっ!?

 今はそういう話じゃなくてケンカはやめようって話でしょ!?」

 

ベール

「いいえ! これはそういった話ですわ!

 もちろんエルちゃんはこちら(大きい)派、ですわよね?」

 

 

そう言うと姉さんは、自慢の大きな胸を主張するように前屈みになって、僕にそう聞く。

 

 

エルク

「・・・っ///」

 

ベール

「ふふっ、自分に素直になっていいんですのよ?」

 

 

その抜群の姉さんのスタイルに、僕はいつの間にか釘付けになり、

食い入るように見ていた。

 

 

ブラン

「くそ、なんだありゃぁ・・・!

 おいエルク、そんなもんに惑わされてねえでわたしを見やがれ!」

 

 

ブランは僕の右腕に自分の体を密着させた!

 

 

エルク

「ブ、ブラン!? な、何を!///」

 

ベール

「ブラン! 直接抱き着くなんて卑怯ですわよ!」

 

ブラン

「テメェだってエルクに会う度やってんじゃねえか!」

 

ベール

「そっちがその気なら・・・えいっ!」

 

 

ブランに負けじと、姉さんも僕の左腕に抱き着いてきた!

 

 

エルク

「うわわっ、ね、姉さんまで!///」

 

ブラン

「おいベール! わたしのマネすんじゃねえよ!」

 

ベール

「マネ、とはどういう意味ですか?

 これはわたくし達姉弟のスキンシップですわよ?」

 

ブラン

「何がスキンシップだ! それにしたって毎回度が過ぎんだよ!」

 

ベール

「その言葉、そのままそっくり今のあなたにお返ししますわ」

 

ブラン

「んだとぉ・・・!」

 

ベール

「ふふふっ・・・!」

 

 

僕を挟んで互いに睨み合い、一色触発状態のブランと姉さん。

もし女神化などしようものならとんでもないことになる。

このままではまずいと思った僕は、再び止めに入る。

 

 

エルク

「ブラン、姉さん、さっきも言ったけどここは風呂場だよ!

 せっかく皆で入ってるんだから仲良くしようよ!」

 

ブラン

「ならテメェがどっち派なのかはっきりすればいいんだよ! で、どっちなんだ!」

 

エルク

「だからなんで僕がどっちかを選ばないといけないのさ!?」

 

ベール

「選ぶまでもありませんわ。

 なぜならエルちゃんは大きい(こちら)派なのですから。 ねえ、エルちゃん?」

 

ブラン

「何言ってんだ! 優しいエルクのことだから気を遣ってるだけだろ!

 もちろんお前はわたしの味方だよな、エルク?」

 

エルク

「いや、だから・・・///」

 

 

タオル一枚というほぼ裸に近い状態の二人に挟まれる形で抱き着かれており、

そのせいで姉さんの豊満な胸が惜しみなく容赦なく押し当てられている僕の理性は

ゲシュタルト崩壊寸前だった。 この状況をなんとかしなければ!

 

 

エルク

「ぼ、僕はその・・・大きい小さいは関係なくどっちもいいと思う派、

 みたいな・・・ね?」

 

ブラン·ベール

「「あ゛?」」

 

エルク

「ひいっ!?」

 

ブラン

「この期に及んでどっちもはねえだろ!

 男ならはっきりしやがれ、エルク!」

 

ベール

「そうですわ! 殿方なら大きい派に決まっていますわ!」

 

 

ああ、駄目だ・・・。

角が立たないように思ってどちらでもいいと言ってみたが、

火に油を注いだかのように完全に逆効果だった。

これではよけいに収拾がつかなくなってしまった。

もうどうしたらいいんだ、これ?

そもそもなんで僕が皆の前で大きい派か小さい派かを公言しなければいけないの?

そう思っていた時、一人の女の子が声を掛けてきた。

 

 

プルルート

「ブランちゃん、ベールさん、エルくんをいじめちゃかわいそうだよ~。

 エルくんの言う通りみんな一緒なんだから仲良くしようよ~」

 

エルク

「プ、プルルート・・・!」

 

 

の言い争いに見かねたプルルートが、それを止めに入ってきた。

救いの女神はここにいた!

 

 

ブラン

「うるせー、プルルート! 関係ねえやつは引っ込んでろ!」

 

ベール

「これはわたくしの姉として、そして女性として魅力を賭けた話です!

 あなたは退がっていてくださいまし!」

 

プルルート

「・・・」

 

 

と、二人から物凄い剣幕で言われたプルルートは、うつ向いたまま黙り込んでしまった。

 

 

プルルート

「へえ~、そんなこと言っちゃうんだ~・・・?」

 

エルク

「っ!?(な、なんだ? この寒気のする感じ・・・)」

 

 

表情は笑っているように見えるが、顔の影を濃くしてどこか威圧しているように

言っているのでとてもそうには見えない。

いつのもようにゆっくりとした口調で話しているので、逆に怖い。

 

 

プルルート

「仲良くできないって言うならあたし、怒っちゃうかも~!」

 

ブラン·ベール

「「ひいっ!?」」

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? ぷ、ぷるるん落ち着いて!

 こんなとこで女神化したらシャレになんないって!」

 

ネプギア

「そ、そうですよ、プルルートさん!

 ブランさん、ベールさん、早くプルルートさんに謝ってください!」

 

 

今度はネプテューヌとネプギアの姉妹がそう言って、止めに入る。

プルルートを怒らせてはいけない何かがあるのだろうか?

きっと先程感じた寒気がそれを裏付けているのだろう。

この二人が慌てて止めに入るくらいだからよほどのものなんだと思う。

 

 

ブラン·ベール

「「ごめんなさいっ!」」

 

 

二人は僕から離れて、プルルートに綺麗なお辞儀で頭を下げて謝罪した。

 

 

ネプテューヌ

「ほ、ほらぷるるん!

 ブランもベールもこの通り反省してるんだからここはどうか穏便に、ね?」

 

プルルート

「もうケンカしない~?」

 

ブラン·ベール

「「はい! もうしません!」」

 

プルルート

「うん、分かってくれたんならいいよ~。

 やっぱりみんな仲良しがいいよね~。

 エルくんもそう思うよね~?」

 

エルク

「う、うん。 そうですね・・・」

 

あの表情から一変して、元のほんわかした表情に戻ったプルルート。

皆が恐れているのは女神化した時にネプテューヌ達みたいに

性格が変わるからなのだろうか?

 

ネプテューヌ

「ふう・・・。 なにはともあれ何事もなくてよかったよ。

 もしぷるるんが女神化してたらR18判定を食らってたかもね」

 

ケーシャ

「そうなんですか?

 普段のプルルートさんを見ているととてもそうには思えませんけど・・・」

 

ネプテューヌ

「わたしも最初はそう思ってたんだけど、

 女神化したら超がつくほどドSに豹変したからびっくりしたよ」

 

ネプギア

「そのせいか、こっちのアイエフさん、トラウマになちゃったもんね」

 

アイエフ

「私は直接見たわけじゃないけど、なんとなく分かる気がするわ」

 

エルク

「はあ、やっと解放された・・・」

 

シーシャ

「お疲れ様、エルク君。

 美女に抱き着かれるなんて男冥利に尽きるじゃないか」

 

エルク

「シーシャさん・・・。

 確かに二人はそうだけど、僕には刺激が強すぎるよ・・・」

 

 

ブランと姉さんから解放され、冗談混じりに声を掛けてきたシーシャさんに僕はそう答える。

 

 

シーシャ

「ははは、君はもう少し女の子に対する耐性をつけた方がいいかもしれないね。

 たとえば・・・今ここでそうしてみるかい?」

 

エルク

「シ、シーシャさんまでやめてよ!」

 

シーシャ

「冗談だよ、冗談。 顔を赤くして可愛いね、君は」

 

エルク

「っ! もういいよ!」

 

シーシャ

「おや、どうしたんだい?」

 

エルク

「体も温まったから、今次は髪を洗うだけです!」

 

 

そうして僕は、シーシャさんに背を向けた風呂を出て、

鏡とシャワーのついたシャワー場へ行く。

 

 

シーシャ

「やれやれ、ちょっと意地悪が過ぎたかな?」

 

ネプテューヌ

「あ、エルくん髪を洗うの?

 それじゃあ前みたいに、わたしとネプギアが洗ってあげるよ!」

 

エルク

「エっ!? い、いいよ、自分でやるから!」

 

ネプテューヌ

「そんなこと言わないでよ、わたしたちとエルくんの仲じゃん。

 ねえネプギア」

 

ネプギア

「うん。 私もあの時みたいにお姉ちゃんと一緒にしてあげたい」

 

エルク

「その気持ちだけで十分だよ、ネプギa「アンタばかりずるいわ、ネプギア」・・・エ?」

 

 

突然ユニが声を上げて、ネプギアにそう言う。

・・・なんだからとても嫌な予感がする・・・。

 

 

ネプギア

「ユ、ユニちゃん?

 どうしたの、いきなり声を上げて」

 

ユニ

「いきなりじゃないわよ!

 ネプギアだけずるいわ、アタシだってお兄ちゃんにしてあげたいわ!

 ねえ、お姉ちゃん?」

 

ノワール

「ええ、そうね。 あなた達ばかりずるいわ。

 ユニの言う通り私もエルクに色々世話になった分、何かお返しがしたいわ」

 

 

ブランと姉さんのいざこざが終わったと思った矢先、

今度はプラネテューヌとラステイションの両姉妹が火花を散らす。

一難去ってまた一難とはこの事である。

 

 

エルク

「えっと、その気持ちだけで十分だから───」

 

ネプテューヌ

「ずるいなんて人聞きが悪いよ、ノワール。

 わたしたちだってあの時エルくんに助けてもらったから、そのお礼にしてあげただけだよ」

 

ノワール

「なら、今度は私とユニの番ね。

 私達だって彼にはあなた達と同じように助けてもらったんだから当然の権利よね?」

 

ネプテューヌ

「あのぼっちなノワールがいつになく本気だよ。

 あのぼっちなノワールが・・・!」

 

ノワール

「誰がぼっちよ、誰が! しかもなんで二回言うのよ!

 ていうか私はもうぼっちなんかじゃないわ。

 なぜなら、エルクは私の【親友】なんだからね!」

 

ネプテューヌ

「なん・・・だと・・・?

 ぼっちキャラを売りにしていたるノワールがぼっちというアイデンティティを捨てて

 親友を得た、だと・・・?」

 

ノワール

「売りにしてないわよ、そんなキャラ!」

 

エルク

「だからさ、僕の話も聞いt「そういうノワールだって、エルくんの体験入国中に

 いい思いしたんじゃない?」・・・」

 

ノワール

「私はあなたと違って遊んでたわけじゃないわよ!」

 

ネプテューヌ

「なにをー!? わたしだってちゃんと仕事したもん!

 ゲームしたり、ゲームしたり、プリン食べたり」

 

ノワール

「殆どゲームしかしてないじゃない!」

 

ネプギア

「どうしても譲ってくれないの、ユニちゃん?」

 

ユニ

「アンタにばかりいい思いはさせないわ。

 譲ってって言うならそれはこっちのセリフよ、ネプギア」

 

エルク

「・・・」

 

 

今ここで僕が何を言っても聞く耳持たずで、誰も僕の話を聞いてくれない。

僕のためっていうのはもちろん嬉しいしありがたいけど、

一度は経験しているとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。

それ以前にこうして皆で一緒に風呂を共にしているだけで正直ギリギリで、

理性が保てそうにない。

・・・風呂に入ってからそんなに時間は経っていないのに、なんだかのぼせそうだ。

 

 

ネプテューヌ

「これじゃあラチがあかないね。

 ここはエルくんに決めてもらおうよ!」

 

ユニ

「そうですね。 アタシもそれでいいと思います!」

 

ネプギア

「お兄ちゃん、どっちがいいの?」

 

 

・・・うん、分かってた。 話の流れでこうなるだろうなってのは分かってた。

だってブランと姉さんとの話の流れが似てたんだもん。

なんで皆は僕のことでムキになるんだろう?

ユリウスは何か知ってたみたいだけど、僕にはさっぱり分からない。

 

 

エルク

「いや、どっちがいいもなにも髪くらい自分で洗えるから・・・」

 

ネプテューヌ

「もう、優柔不断だなぁ。

 だったらわたしたち四人で仲良く洗ってあげよう!」

 

エルク

「だからなんで君達は僕の話を聞いてくれないの!?

 ここに来て何度も言ってるけど、皆は落ち着いて!

 そうだプルルート、助けて!」

 

 

僕はブランと姉さんを言い聞かせた時みたいに、プルルートに助けを求めた。

 

 

プルルート

「エルくんって~、本当にねぷちゃんたちと仲良しなんだね~。

 あたし~ちょっと羨ましいかも~」

 

 

と、ネプテューヌ達に囲まれて迫られているこの状況を見て、プルルートは微笑んでいる。

確かに仲が良いけれど、だからといってこれは行き過ぎである。

 

 

アイエフ

「ネプ子、その辺にしときなさい。 エルクが困ってるでしょ」

 

ネプテューヌ

「あいちゃん。 でもノワールがわたしとエルくんの仲を引き裂こうとしてるんだよ?」

 

アイエフ

「何言ってるのよ、あんたは。

 ネプ子だってあまりエルクを困らせたくないでしょ?

 下手をしたら嫌われるかもしれないわよ」

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? た、確かにそれはイヤだなぁ・・・。 ごめんねエルくん」

 

ネプギア

「ごめんなさい、お兄ちゃん・・・」

 

ノワール

「まあ、私も悪かったわ。 ごめんなさいエルク」

 

ユニ

「ごめんなさい・・・」

 

 

アイエフの言葉に、ネプテューヌ達が僕に謝る。

 

 

エルク

「気にしないで、これくらいの事で嫌ったりしないから」

 

アイエフ

「そういうエルクも、嫌なら嫌ってはっきり断ればいいのよ。

 鼻の下伸ばしてデレデレしちゃって・・・」

 

エルク

「デ、デレデレ!?

 ぼ、僕は別に鼻の下なんて伸ばしてなんか・・・!///」

 

アイエフ

「そうかしら? それにしては随分顔が赤いけど?」

 

エルク

「そ、それは、ほら・・・僕もそうだけど皆タオル一枚の状態でしょ?

 そりゃあ目のやり場に困るよ・・・///」

 

ユニ

「やっぱりお兄ちゃん、そういうところ見てるんだ・・・」

 

エルク

「いや、見てるんじゃなくて見えてるんだけど」

 

ネプテューヌ

「やっぱエルくんも男の子ですなぁ。

 ならばその願い、このネプテューヌが叶えてしんぜよう! 刮目せよーっ!」

 

エルク

「ちょっと待って! ま、まさか・・・!」

 

 

そう、そのまさかである。

ネプテューヌは光に包まれ、女神パープルハートに変身した。

先程までの子供の体型ではなく、それとは真逆の大人の女性が姿を現す。

気が付けば僕の目線はネプテューヌに集中していた。

 

 

アイエフ

「ちょっとネプ子、風呂の中で女神化するのはやめなさい!

 ってエルクもいつまで見てんのよ!」

 

パープルハート

「ふふ、いいじゃない、あいちゃん。

 わたしだってもっとエルくんに見てもらいたいわ」

 

ノワール

「そ、そっちがその気なら私だって!」

 

 

今度はノワールが、ネプテューヌに負けじと女神化した。

ネプテューヌのとは違って体にあまり変化はないが、

美しいボディラインが目を引く。

 

 

ユニ

「お、お姉ちゃんまで!?」

 

シーシャ

「なにやら少し見ない間に向こうは随分賑やかになってるみたいだね」

 

ビーシャ

「ねぷねぷたち、女神化してるみたいだけどどうしたんだろう?」

 

ケーシャ

「行ってみましょう、皆さん!」

 

イーシャ

「はい、行きましょう!」

 

エスーシャ

「ここでもカオスだな・・・」

 

ロム

「おねえちゃん、わたしたちもおにいちゃんのところへ行こ」

 

ブラン

「・・・そうね。 あのままネプテューヌ達の好きにはさせないわ」

 

 

僕達の騒ぎを聞きつけ、それまで湯に浸かっていたブラン達がやって来た。

 

 

シーシャ

「おやおや、モテ期到来みたいだね、エルク君。

 なんでネプテューヌちゃん達は女神化しているんだい?」

 

エルク

「なんでって、僕にも分からないだけど僕が髪を洗おうとしたら

 ネプテューヌ達が言い争いを始めて何がなんだかもう・・・」

 

ロティ

「なんだ、そんなことか。

 それならここは間を取ってあたしが師匠の髪を洗ってあげるよ!」

 

ブラックハート

「なにが間を取ってよ! 

 あなただって一度はエルクにしてあげてるんだから私に譲りなさい!」

 

パープルハート

「それはわたしのセリフよ、ノワール。

 あなたこそわたしとエルくんの邪魔をしないでちょうだい」

 

ブラックハート

「な、なんですってぇ~!?」

 

エルク

「あ、あのさ、そこまでいがみ合わなくても自分でやるから・・・」

 

パープルハート·ブラックハート

「「あなたは黙ってて!」」

 

エルク

「なんでっ!?」

 

うずめ

「なあえるっち、お前はどうしたいんだ?」

 

エルク

「いや、さっきから言ってるように僕はただ髪を洗いたいだけなんだけど・・・」

 

うずめ

「だそうだ。

 えるっちがそうしたいって言ってんだからそうさせてやろうぜ、二人とも。

 あいえふっちも言ってたけど、こんなことで嫌われたかねえだろ?」

 

パープルハート

「・・・そうね、うずめの言う通りだわ。

 ごめんさいエルくん、わたしったらつい・・・。

 ノワールも早く女神化を解いて」

 

ブラックハート

「あなたに言われると物凄く癪なんだけど。 

 まあいいわ、私も熱くなりすぎたのも事実だしね」

 

 

ネプテューヌとノワールは女神化を解いて元の姿に戻った。

 

 

ネプテューヌ

「もう、ダメだよノワール。 エルくんがいやがることしちゃあ」

 

ノワール

「あなたに言われたくないわよ。

 っていうかさっきアイエフに注意されてたのはどこの誰だったかしら?」

 

ネプテューヌ

「わたしはいいの!

 だってわたしはシリーズの主人公にして今作のメインヒロインなんだから!」

 

ノワール

「だからなんなのよ、そのメインヒロインって!」

 

 

と、再び言い争いを始めるネプテューヌとノワール。

これにはアイエフもやれやれと肩をすくめ、コンパも苦笑いである。

 

 

シーシャ

「それにしても、エルク君もなかなかいい体しているね。

 やっぱり日々の鍛練の賜物かい?」

 

エルク

「そ、そうかな?

 確かに剣の鍛練や筋トレ、それにランニングとか色んな事でしてたけど」

 

ベール

「なるほど。 細身でありながらほどよくついた筋肉に厚い胸板。

 なにより割れた腹筋と、やはりわたくしの目に狂いはありませんでしたわ!」

 

 

僕の体を見て、なにやら興奮し出す姉さん。

日常的にもやっていたが今回の件でここまでの道中で結構鍛えられたと思う。

 

 

ロティ

「あたしは一回見てるけど、改めてみるとすごいなぁ。

 ねえ師匠、触っていいかな? ていうか触るね?」

 

ベール

「ロティちゃんだけずるいですわ!

 エルちゃん、わたくしもいいですわよね!」

 

 

ロティはそう言うと、半無理矢理僕の腹部をつつくように触る。

つつくように触るロティとは違い、割れた腹筋部分をなぞるかのように触れるので

少しくすぐったい。

 

 

エルク

「ちょっ、ロティ、姉さん!?///」

 

ロティ

「あの時よりまた逞しくなったんじゃない、師匠」

 

ベール

「ええ。 ゲームでよく見ましたが、これが本物の殿方の体なのですね!

 まさに生腹筋ですわぁ!」

 

ノワール

「なによ、生腹筋って・・・」

 

ベール

「エルちゃんは所謂、細マッチョですわね!」

 

ロム

「ベールさん、細マッチョってなに?(はてな)」

 

ラム

「わたしも知りたい!」

 

ベール

「細マッチョというのは、その名の通り・・・」

 

ブラン

「人の妹達に変な言葉を教えないでくれる」

 

ネプテューヌ(大)

「でも、顔だけ見ると女の子みたいな中性的なかわいい顔してるのにね」

 

ベール

「そのギャップもいいですわぁ!」

 

ネプテューヌ

「ベールがエルくんの体を見てトリップ状態な件について・・・」

 

ケーシャ

「(エルクさんの体、凄いですっ!///)」

 

プルルート

「ねえエルくん~、あたしもさわっていい~?」

 

ピーシェ

「ぴぃも! ぴぃも!」

 

 

そこにプルルートとピーシェちゃんが加わり、僕の体に触れる。

 

 

プルルート

「わ~! ムキムキだね、エルくん~」

 

ピーシェ

「おー、ムキムキだー!」

 

ネプテューヌ

「どれどれ~? ホントだ、ムキムキのマッチョだー!」

 

エルク

「そこまでじゃないと思うけど・・・」

 

ネプテューヌ

「でもでも、こうして見てみると前と比べて逞しくなってよね!」

 

ネプギア

「うん。 それに頼もしくもなったよね」

 

エルク

「ありがとう、二人共。 でも皆と比べたら僕なんてまだまだだよ」

 

ケーシャ

「そんなことありませんよ。

 現にエルクさんは私を助けてくれたじゃないですか」

 

ノワール

「そうね。 あの時あなたがいてくれなかったら、

 傭兵組織を壊滅させる事ができなかっただけじゃなく

 ケーシャを助ける事だってできなかったでしょうね」

 

ユニ

「アタシは途中からだったけど、自分が傷付きながらもケーシャさんを助けようとしてた

 お兄ちゃん、とても立派だったわよ」

 

エスーシャ

「それだけじゃない。

 エルク、お前は自分の身を省みずイーシャを救ってくれた。

 前にも言ったがお前に大きな借り・・・いや、恩がある」

 

イーシャ

「私も深く感謝しています。

 あなたのお陰で私はこうして皆さんと一緒にいられるんですから」

 

ビーシャ

「なんだかんだいって、みんなエルクに助けられてるもんね。

 まあわたしも同じだけど」

 

コンパ

「エルクさん、すっかりみなさんの中心ですね」

 

アイエフ

「ふふ、そうね。

 皆がこう言ってくれてるんだから少しは胸を張りさいよ、エルク」

 

エルク

「・・・うん。

 でも助けてくれたって言うなら、それは僕も同じだよ。

 皆がいたから、皆が一緒に戦ってくれたから、ここまで来れた。

 だからありがとう、皆!」

 

 

僕は皆に感謝の言葉を言う。

確かに僕は神威を手にしたあの日から確実に強くなっているし、その実感もある。

でもそれは自分だけの力ではなく、僕を支えてくれる皆がいてくれたからこそだ。

仮に一人で強くても、協力してくれる仲間いなくて強大な敵に立ち向かう事なんて

出来ないし、魔法を覚えようにもそれを教えてくれる人もいない。

そんな状態で強くなるなんて限界がある。

助け合い支え合い、そして信頼できる仲間がいるからこそ人は強くなれるのだと、

僕はその意味と大切さを知った。

だからこそ僕は強くなることができた。

他ならぬここにいる皆のお陰で。

 

 

ネプテューヌ

「わたしたちがいてくれたから、か・・・。 エルくんらしいね」

 

シーシャ

「どれだけ強くなっても仲間への感謝と謙虚さを忘れない。

 いい男になったじゃないか、エルク君」

 

うずめ

「だな! 俺もカッコいいと思うぜ!

 ・・・でも、その格好で言われてもなぁ」

 

エルク

「そ、それを言うなら皆だってそうじゃないか///」

 

ネプテューヌ

「そういえばそうだったね!」

 

 

そんなネプテューヌの言葉に、僕達は笑い合うのであった。

そして僕は皆と髪を洗い、体を冷やさないうちに皆と共に再び風呂へ戻った。

 

 

ロティ

「そういえば師匠って、常に身だしなみに気を遣ってるよね?」

 

エルク

「それはやっぱり、女神様と一緒にいる者として当然の事だと思うからさ。

 見た目が悪いと共にいる女神様達の品格を損ないかねないからね」

 

ノワール

「立派な考えね、エルク。 そう思ってくれて嬉しいわ」

 

ブラン

「ネプテューヌはエルクを見習うべきね」

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? なんでわたし!?」

 

ロム

「ネプテューヌさん、時々寝ぐせがついてるときがあるから」

 

ネプテューヌ

「ぎくっ! や、やだなぁロムちゃん。

 メインヒロインであるこのわたしがそんなことあるわけないじゃん」

 

アイエフ

「まあ、確かにネプ子ってそういうズボラなとこあるわよね」

 

ネプテューヌ

「あいちゃんまでっ!? ここは心の友と書いてマブダチであるわたしを

 フォローするところじゃないの!?」

 

アイエフ

「フォローもなにも、ただロムも私も事実を言っただけじゃない」

 

ノワール

「そうね。 ネプテューヌ、あなたも少しは女神としての自覚を持つべきだわ」

 

ブラン

「プラネテューヌでのエルクの動きを見て、

 あなたよりも彼の方が国を守っているみたいね」

 

ベール

「わたくしも、エルちゃんの体験入国の時には助けてもらってばかりでしたから

 それも頷けますわ。 

 あなたもあまりエルちゃんに負担をかけてばかりでは駄目ですわよ、ネプテューヌ」

 

コンパ

「ねぷねぷ、どんまいです」

 

ネプテューヌ

「・・・なんで寝ぐせくらいのことでこんなに言われなきゃいけないの?

 ネプギアはわたしの味方だよね?」

 

ネプギア

「えっ? えーっと、それはもちろん・・・」

 

ブラン

「ネプギア、いくらあなたがネプテューヌを慕っているとしても、

 甘やかすのはよくないわよ」

 

ノワール

「ただでさえすぐ調子に乗るんだから、厳しくするくらいがちょうどいいわよ」

 

ベール

「ネプギアちゃん、ネプテューヌの事を思うからこそですわ」

 

ネプギア

「・・・そう、ですね。

 お姉ちゃん少しだけだらしない所があるかも・・・」

 

ネプテューヌ

「ねぷーっ!? あの素直でいい子なネプギアが悪堕ちしちゃったー!?」

 

アイエフ

「何よ、悪堕ちって。

 ネプギアは自分の思ってることを言ってるだけじゃない。

 でしょ、ネプギア」

 

ネプギア

「はい。 お姉ちゃんもきちんと責任を持って仕事をしてくれれば、

 私やいーすんさんの負担も減るんだけどなぁ・・・」

 

ネプテューヌ

「なんか今度は愚痴を言い出したよ!」

 

 

まあ、ネプギアの気持ちも分かる。

イストワールさんなんて毎日言っているからね。

 

 

うずめ

「先輩の俺から見ても、確かにだらしねえとこあるよな、ねぷっちは」

 

ネプテューヌ(大)

「わたしは女神じゃないからそういうのは分からないけど、

 同一人物なだけになんか複雑な気分だよ」

 

プルルート

「あはは~、ねぷちゃんってだらしないんだね~」

 

ネプテューヌ

「そ、そういうのはぷるるんこそどうなのさー!」

 

ピーシェ

「ぷるると、ちゃんとしごとしてるよ?

 このまえいすとわるがほめてた!」

 

ネプテューヌ

「なん・・・だと?

 あののんびりで昼寝ばかりしてるぷるるんが仕事をしている・・・だと?」

 

プルルート

「うん~。 お陰でシェアも上がったって喜んでたよ~」

 

ノワール

「同じプラネテューヌの女神としてプルルートを見習いなさい、ネプテューヌ」

 

ネプテューヌ

「い、いいもーん! だってわたしにはエルクくんがついてるんだからね! 

 ねえ、エルくん!」

 

エルク

「エっ? ああ、うん。

 ネプテューヌも頑張ってると思うよ?」

 

ノワール

「あなたもネプテューヌを甘やかさないの!

 なんでこの子に甘いのよ」

 

エルク

「別に甘やかすってわけじゃないけど、ネプテューヌには教会に住まわせてもらってるし、

 それに助けてくれた恩もあるから」

 

ブラン

「それって、プラネテューヌで保護された時のこと?

 確かに恩人っ言えなくもないけど」

 

アイエフ

「だからって、いつまでもエルクに甘えてちゃ駄目よ、ネプ子。

 いつか本当にプラネテューヌを出て行くかもしれないわよ?」

 

ネプテューヌ

「ええっ!? そ、そんな!

 それは困るよ! っていうかイヤだよ!

 エルくんはわたしを見捨てたりしないよね!?」

 

ベール

「もしそうなった場合、是非リーンボックスに来てくださいな。

 エルちゃんでしたらいつでも大歓迎ですわ。

 なんでしたら、今からでも正式な手続きを・・・」

 

ノワール

「ベール、あなたは神次元に来てまで何しようとしてるのよ! しかも風呂場で!」

 

ブラン

「ええ、そんな勝手なことは許さないわ!」

 

ベール

「別に勝手ではありませんわ。

 そういう皆さんこそ、もしエルちゃんがプラネテューヌを離れた時、

 どの国に移住するか気にならなくて?」

 

ケーシャ

「た、確かに・・・。

 もしもラステイションに来てくれたら、毎日エルクさんに会えますね・・・!」

 

シーシャ

「なるほど、彼を独り占めできるかもしれないということだね。

 そういうことならルウィーに来てほしいね。

 そうだろう、ブランちゃん?」

 

ブラン

「ま、まあ、独り占めはともかく、エルクはルウィーに必要な人だわ」

 

ロム

「わたしも、もっとおにいちゃんと遊びたいな」

 

ラム

「わたしだっておにいちゃんと遊びたいし、魔法のお勉強したーい!」

 

ノワール

「必要な人って言うなら私だってそうよ!

 あのケイがスカウトするくらいなんだから!」

 

ユニ

「確かにケイもお兄ちゃんのことを頼りにしてたみたいだったわね」

 

ネプギア

「そ、それならいーすんさんだってお兄ちゃんのこと頼りにしてるよ」

 

ネプテューヌ

「っていうか、エルくんがわたしの国から出て行くって話みたいになってるけど、

 もちろんエルくんはずっとプラネテューヌにいてくれるよね?」

 

ブラン

「ネプテューヌ、無理強いはよくないわ。 彼にだって移住権はあるはずよ。

 頭のいいエルクは、魔法の国であるルウィーに相応しいわ」

 

ベール

「それこそ無理強いですわよ、ブラン。

 ゲーマーの才能もあるエルちゃんは、リーンボックスに移住すべきですわ」

 

ノワール

「そんなものを伸ばしてどうするのよ。

 才能を言うならエルクの剣と魔法の両方を伸ばすべきだわ」

 

ブラン

「剣はともかく、魔法はラステイションで教えることはできないでしょ?

 それでどうやって伸ばすというの?」

 

ノワール

「ご心配なく、ラステイションにも魔法使いはいるわ。 名前は───」

 

ネプテューヌ

「もう、みんな何言ってるの!

 エルくんはプラネテューヌの国民だよ! そうだよね、エルくん!」

 

エルク

「うん。 僕の住所はプラネテューヌ教会になってるから」

 

ネプギア

「今じゃすっかり教会の職員さん達とも打ち解けてるしね」

 

うずめ

「なんだかんだ言って、えるっちは頼りにされてるからな」

 

ネプテューヌ(大)

「そうそう、困ったことがあったら助けてくれるから、

 ついつい頼っちゃうんだよねぇ」

 

エルク

「そういった人がいたら放っておけないだけだよ」

 

コンパ

「そんなエルクさんだからこそ、みなさんから頼りにされるですね」

 

ビーシャ

「まさに、ヒーローの鏡だよね!」

 

ネプテューヌ

「今では我がプラネテューヌにエルくんは必要不可欠な人物。

 これがエルくんとわたしたちとの絆だよー!

 もはやこれは家族と言っても過言じゃないね!」

 

ノワール

「そ、それが何よ!

 エルクだってラステイションに大きく貢献してくれたわ!

 こっちだってエルクが来てくれたお陰で、解決できた事だってあるんだからね!」

 

ブラン

「それならルウィーだってそうよ。 エルクほど優秀な人はいないわ」

 

 

ここまで言ってくれる皆の言葉が、本当にありがたいし嬉しく思う。

そう思っていた時、なにやら姉さんがまるで勝ち誇ったかのような顔で口を開く。

 

 

ベール

「皆さんの言い分はよく分かりましたわ。

 しかし何か決定的な事をお忘れではなくて?」

 

ノワール

「決定的な事? 何よそれ?」

 

ベール

「それはズバリ、エルちゃんの色ですわ!」

 

ネプテューヌ

「エルくんの色? どういうこと、ベール?」

 

ベール

「お気付きになりませんか?

 緑の髪に緑の服と、まさにリーンボックスを体現したかのようですわ!」

 

ノワール

「何よ、リーンボックスを体現したかのようって・・・。

 そんなのただの偶然でしょ?」

 

 

はい、仰る通りです・・・。

 

 

ベール

「きっとエルちゃんは、わたくしの国民となるために

 こうして弟になったに違いありませんわ!」

 

ブラン

「勝手なこじつけと妄想で、エルクをあなたの国民にしないでほしいわね」

 

ネプテューヌ

「そーだそーだ! 

 誰が何と言おうと、エルくんはわたしの国民だからね!」

 

ノワール

「あなたこそ勝手なこと言わないでよ!

 エルクは私の国に移住するべきだわ!」

 

ブラン

「自分の言ってる言葉がブーメランになってるわよ、ノワール。

 とにかくエルクをプラネテューヌなんかに置いておくなんてもったいないわ。

 それこそ、ルウィーに来るべきよ」

 

ネプテューヌ

「言うに事欠いてプラネテューヌなんかだとぉ!?

 今の発言は宣戦布告と見なすよ、ブラン!」

 

ブラン

「へっ、上等だぜ! いつでもかかってきやがれ、駄女神!」

 

ネプテューヌ

「なんだとーーっ!!」

 

プルルート

「それじゃあ~、あたしの国においでよ~エルくん~」

 

ピーシェ

「ぴぃもえるくと遊びたい!」

 

四女神

「「「「それはダメっ!」」」」

 

プルルート

「ぷる~ん・・・」

 

ピーシェ

「むう、ねぷてぬたちばかりずるい!」

 

エルク

「ロティ、見てないで君も止めてくれ!」

 

ロティ

「あ、あたしっ!? 無理無理無理!

 だってあたしまだ死にたくないもん!」

 

エルク

「何言ってるの!? っていうかなんで皆は僕の事になるとムキになってケンカするの!?」

 

ブラン

「うるせー! いい加減察しろ!」

 

エルク

「何をさーっ!?」

 

 

最初は普通に雑談してただけなのに、

なぜか途中から僕がどの国に移住するかと言う話になり、そのまま言い争いになった。

僕はプラネテューヌを出るつもりも他国に移住するつまりはないということを皆に言うと、

なんとかその場は収まった。

それにしても、なぜ皆は僕の事になるとムキになるんだろう?

誘ってくれるのは嬉しいけど、なにもケンカなんてする必要ないのに・・・。

そしてその後、ネプテューヌが僕に質問をしてきた。

 

 

ネプテューヌ

「ねえ、エルくんってどうしてそこまで強くなりたいって思うの?

 もう十分強いと思うけど」

 

エルク

「そうかな?」

 

ノワール

「そうよ。 あの遺跡でベヒーモスを一撃で倒したんだから、胸を張っていいと思うわ」

 

エルク

「ありがとう、ノワール。

 こんなこと言うとクサイって思うかもしれないけどいいかな?」

 

ベール

「そんなこと思うわけありませんわ。 ねえ皆さん?」

 

 

姉さんの言葉に、皆が「うん」と頷く。

 

 

エルク

「男として生まれたからには、強くなろうって決めたんだ。

 誰にも負けないくらい強くなって、大切な人達を守るんだって。

 それが僕が強くなりたい理由」

 

ネプテューヌ

「・・・///(カッコいい!)」

 

ノワール

「・・・///(エルク、私達をそんな風に思っていてくれてたのね)」

 

ブラン

「・・・///(こういう時、急に男らしいことを言うのね)」

 

ベール

「・・・///(流石はわたくしの弟ですわ!)」

 

うずめ

「それがお前が強くなりたい理由か。 カッコいいじゃねえか!」

 

ビーシャ

「だね! やっぱりヒーローはそうでなくちゃ!」

 

ケーシャ

「なんだか、エルクさんらしいですね」

 

シーシャ

「君がその気持ちを忘れない限り、さらに強くなれるはずさ、エルク君」

 

ロティ

「・・・やっぱすごいな、師匠は。

 あたし師匠の弟子になれて本当によかったよ!」

 

エルク

「ありがとう、皆。 そう言ってくれると嬉しいよ」

 

ネプテューヌ

「わたしたちも、エルくんがそう思っててくれて嬉しいし、心強いよ!」

 

ノワール

「もちろん、私達もあなたに守らるばかりじゃないわよ」

 

ブラン

「あなたがわたしたちを守ってくれる分、わたしたちもあなたを守るわ」

 

ベール

「わたくしもネプテューヌ達と同じ気持ちですわ。

 なにもあなただけが無理をする必要はありませんわ、エルちゃん」

 

うずめ

「確かに、守られてばっかっていうのもな。

 いざとなったら俺達を頼れよ、えるっち!」

 

ネプテューヌ(大)

「その時はわたしも力になるよ!

 わたしもできるぞってとこを見せとかないとね!」

 

プルルート

「あたしもいるよ~、エルくん~」

 

ピーシェ

「ぴぃも、ぴぃもえるくをまもる!」

 

ネプテューヌ

「モテモテですなーエルくん。

 そんなわけで、なんでも一人でやろうとせずにさ、

 わたしたちを頼っていいんだよ?」

 

エルク

「皆・・・」

 

 

ネプテューヌ達はもちろん、はぼ初対面であるプルルートとピーシェちゃんからの言葉が

とても嬉しく、それと同時に心強かった。

 

 

ロティ

「あっ、あたしのことも忘れないでね、師匠」

 

エルク

「うん、頼りにしてるよ、ロティ!」

 

ロティ

「任せて、師匠!」

 

ネプテューヌ

「さーて、明日は忙しくなるだろうから今のうちにハメを外しちゃおっかな!

 それーっ!」

 

エルク

「うわっ!ネ、ネプテューヌ!?///」

 

ノワール

「あ、こら、ネプテューヌ! エルクから離れなさい!

 あなたはいつも外してるようなものでしょうが!」

 

ネプテューヌ

「そんなことないもーん! ねえ、エルくん?」

 

エルク

「え、えーっと、その・・・///」

 

ベール

「いけませんわ、ネプテューヌ!

 その抱き着く行為は姉であるわたくしの特権ですわ!」

 

ブラン

「まったく油断も隙もあったものじゃないわね」

 

 

もはやお約束の如く、ネプテューヌが僕に抱き着きそれを見たノワール達がそう言う。

今は互いにほぼ裸に近い状態なので、今までの比ではないくらいの密着度だ。

 

 

ユニ

「結局、こうなるのね・・・」

 

ケーシャ

「自然体にエルクさんに抱き着けるネプテューヌさんが羨ましいです。

 私もあの輪の中に入りたいな・・・」

 

ユニ

「それじゃあ、思い切ってアタシたちも行こう、ケーシャさん!」

 

ケーシャ

「え、ええっ!? ・・・はい、そうですね!

 私だってエルクさんを取られたくないです!」

 

ユニ

「アタシだって同じよ! よーしっ、お兄ちゃんに向かって突撃よ!」

 

ケーシャ

「はいっ!」

 

ネプギア

「ユ、ユニちゃん! それにケーシャさんまでっ!?

 うう、だったら私も突撃ー!」

 

ロティ

「ねぷさんたちもそうだけど、ユニたちまで・・・!

 あ、あたしだって───とりゃーっ!」

 

ピーシェ

「今から遊ぶの? ぴぃみんなと遊ぶっ!」

 

エルク

「ちょっ、皆! 風呂くらいゆっくりしようよ!

 どうしていつも最後にはこうなるの!?

 ってかそんなにいっぺんに来たら・・・ぶへぇっ!」

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? エ、エルくーんっ!」

 

 

そこからさらにユニ、ケーシャ、ネプギア、ピーシェちゃんの四人が参戦し、

一人また一人と抱き着かれ溺れかける僕。

お約束となりつつあるこの展開も、風呂に入っているこの時だけは勘弁してほしい。

やっぱり風呂はゆっくり浸かりたいものだ・・・。

 

 

イストワール(神)

「お風呂の時くらいゆっくりできなんでしょうか・・・?」┐(´д`)┌

 

ユリウス

「それについては申し訳ない・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ポケモン剣盾のダイマックスアドベンチャーのカイオーガに勝てる気がしねえ・・・。
そしてディスガイア6まで後4日! 楽しみですね!




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