光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
クロノスとの戦いで眠るように意識を失ったエルク。
そんな彼を目覚めさせるため、ネプテューヌ達はユリウスと共に
エルクの精神世界へ行くのだった。
━ エルクの精神世界 第一層 ━
あの白い空間から、エルクの精神世界へとやって来たネプテューヌ達は今、
見覚えのある場所に立っていた。
ネプテューヌ
「精神世界って言うくらいだからどんな所かと思ってたけど、
ちゃんと道はあるんだね」
ネプテューヌ(大)
「しかも、周りには建物だってあるみたいだね。 ここってプラネテューヌなのかな?」
ネプギア
「うん、間違いないよ、お姉ちゃん。 あそこに見えるのってプラネタワーだよね?」
イストワール
「時間的に見て夜中のようですが、
やはりエルクさんの記憶と関係しているのでしょうか?」
ユリウス
「ああ、ここはエルクがそなた達と出会ってから今まで見たもの、
覚えたものという記憶が形となって現れ、それによってこの世界が成り立っているのだ」
クロワール
「で、まずはこのプラネテューヌでの記憶からってことか」
プルルート
「エルくんはどこにいるんだろ~? 呼んだら出てきてくれるかな~?」
ピーシェ
「おーい、えるくーっ!」
ピーシェは大きくエルクを呼ぶ声が、何も起こらなかった・・・。
ビーシャ
「まあ、さすがにそううまくいかないよね・・・」
ロティ
「だね。 でもとにかく今は進もうよ。
そうすれば師匠に会えるんだよね、ユリウス?」
ユリウス
「うむ。 だがここでの記憶を観る必要があるようだ」
ロティ
「え?」
ロム
「おにいちゃんが倒れてる!」
ラム
「それに、ネプテューヌちゃんとネプギア来たわ!」
夜中でも街のライトによって照らされ明るいプラネテューヌの外れにある場所に、
全身傷と汚れにまみれたエルクが倒れていた。
そしてそこにクエスト帰りのネプテューヌとネプギアが駆け寄り、
皆も同じように彼の下に駆け寄る。
ノワール
「ひどい・・・。 ボロボロじゃない・・・!」
シーシャ
「ああ、擦り傷切り傷であちこち傷だらけだ。 一体何があったっていうんだ・・・」
イストワール
「教会へ運ばれて来たときにはわたしも驚きました」
ネプギア
「私も、お兄ちゃんを見つけた時もそう思いました」
ネプテューヌ
「今思えば、これがエルくんとの出会いだったんだよね」
ケーシャ
「では、この時はまだ神威を持っていなかったんですね?」
ネプギア
「はい、お兄ちゃんが神威を手に入れたのはあの遺跡の調査の時でしたから」
エスーシャ
「そして、生き倒れていたお前達に保護され、エルクと共にそこへ赴いたということか」
イストワール
「今思えば、この時からすでにクロノスが動き出していたのでしょうね」
ユリウス
「ああ、そうだろうな」
行き倒れて傷だらけになっていたエルクを見て心配するネプテューヌ達。
当時は真夜中だったがネプテューヌとネプギアの二人はこの時の事を鮮明に覚えている。
そしてその後、場面が遺跡へと変わり、
黒いエンシェントドラゴンの攻撃から女神化したネプテューヌを庇い、
その一撃によって体を引き裂かれたエルクが写し出された。
ユニ
「うっ・・・!」
ロティ
「し、師匠ー!」
ブラン
「落ち着いて、ロティ」
ノワール
「あなたの気持ちは分かるけど、これは記憶の再現よ」
ベール
「っと言いましても、心配になりますわね」
うずめ
「ああ、話には聞いてたが、こうして見てみるとな・・・」
一度は絶命したエルクだったが、ホーリィクリスタルの力で復活し、
新たに手に入れた神剣神威による一閃で、エンシェントドラゴンを倒した。
海男
「あれほどの巨大なモンスターを、ほぼ一撃で・・・!」
ロム
「おにいちゃん、かっこいい!(キラキラ)」
ラム
「さすが、おにいちゃんね!」
ロティ
「だね! それにしても師匠の技ってかっこいいなぁ。
あたしももっと取り入れてみようかな?」
ノワール
「わ、私もやってみようかしら・・・」
エスーシャ
「私もエルクの剣技に興味がある。 見習ってみるか」
エンシェントドラゴンを倒したエルクの技を見て、
皆がそれぞれの思いを口にする中、場面が再びプラネテューヌへ戻り、
その外れにある広場に出た一行の前に、剣の素振りをするエルクの姿があった。
素振りを終えたエルクは、神威を鞘に納めてコールアウトすると、
そこにネプテューヌとネプギアが駆け寄ってきた。
ネプギア
「私、この時のこと覚えてる。
この後バーチャフォレストに行ってモンスターを討伐しに行ったんだよね、お姉ちゃん」
ネプテューヌ
「うん、もちろんわたしも覚えてるよ。 いやー懐かしいなぁ。
あれからそんなに経ってないはずなんだけど、昔のことのように思えるよ」
プルルート
「こうして見てみると~、エルくんってがんばり屋さんなんだね~」
イストワール
「そうですね。 こればかりはネプテューヌさんも見習ってほしいです」
ネプテューヌ
「ねぷっ!? い、今はそれは関係ないでしょ、いーすん!」
ピーシェ
「ねぷてぬ、ポンコツー!」
ネプテューヌ
「な、なんだとーっ!? 今のはさすがに聞き捨てならないよ、ピー子ー!」
ノワール
「やめなさいよ、あなた達。
そんなこと言い合ってる場合じゃないでしょ」
ブラン
「どこに行っても変わらないわね、このノリ・・・」
ビーシャ
「あっ、見て、みんな! 今度はわたしとアイエフがいるよ!」
外れにある広場から、裏路地にある廃墟ビルへと一瞬にして場面が変わり、
そこには大きなコンテナに身を隠すエルク、アイエフ、ビーシャの三人の姿があった。
アイエフ
「これは・・・マジェコンの取引現場を押さえた時の記憶ね」
ネプテューヌ
「マジェコンって、あのマジェコンだよね?
どうしてそんなものがあったの?」
ネプギア
「前にアイエフさんが病院で言ってた
お姉ちゃん」
アイエフ
「ええ。 けど、今はもうそれも破壊して組織も壊滅したから、
出回る事もなでしょうね」
ビーシャ
「でもあの時、首謀者を捕まえられて本当によかったよ。
もしあのまま逃がしてたらマジェコンだらけになってたかもしれないからね」
エルクの魔法で捕まえた当時の首謀者リーダーチュウと、
その取引相手のアクトクチュウを乗せたパトカーが走り去るのと同時に、
次は地下鉄が写し出された。
ユニ
「お姉ちゃん、ここって・・・」
ノワール
「ええ、ラステイションのタゼステーションね」
ケーシャ
「タゼステーションって確か、
落盤事故で運航停止になっていたっていう地下鉄でしたよね?」
ユニ
「うん、でもここに棲み着いた黒いモンスター・・・
復旧作業が進んで使えるようになったの」
そして、道中に現れるモンスターを倒しながら進むと、
列車の通るレールのある場所に機械系の
狭い場所での戦闘になるので、屋外のように女神化して飛び回る事もできず、
加えてガトリングにランチャー、そして強化シールドも装備していたので
思うように戦えずにいながらも、
一人先走るノワールを嗜めながら彼女と協力して倒すことが出来た。
ネプギア
「わあぁ、ロボットだ! ロボットだよ、お姉ちゃんっ!
すごいなぁ・・・。 私もああいうロボット作ってみようかなぁ!」
ネプテューヌ
「う、うん、そうだね・・・。 そしてノワールは独断先行と」
ノワール
「わ、悪かったわね! 私だってあの時のことは反省してるわよ」
ユニ
「ネプギア、あんたって機械を見るといつもそうなるわよね・・・」
うずめ
「ラステイションにあんなロボットがいたのか」
ノワール
「ええ、警備用ロボのガダンムよ。
まさか案件に出てた黒いモンスターの正体があれだなんて思わなかったわ」
イーシャ
「機械系モンスター・・・ですか。
いくらそうだっとしても無機物にまで侵触するんですね」
ユリウス
「ああ、たとえ無機物でもモンスターならば侵触して
狂暴性と攻撃性が増す」
ユニ
「この時、ユリウスさんも言ってましたね」
ノワール
「今更だけど、何でもありね・・・」
ケーシャ
「けど、工事が進んでまた使えるようになってよかったです。
ルウィーとの運行が再開して大勢の人が助かったみたいですから」
警備ロボのガダンムとの戦闘が終わると場面が暗転し、何やら古い建物の内部に変わった。
ビーシャ
「な、なに、ここ? なんか古い建物の中みたいだけど」
ケーシャ
「ここは、傭兵組織の残党達が隠れ家として使っていた、
ラステイション高校の旧校舎の中です」
ノワール
「私も覚えてるわ。
その黒幕のアレックスを捕まえたのよね」
ユニ
「うん。 でも、あの時怒ったお兄ちゃん、すごく怖かった。
もしあそこでアタシたちが止めてなかったらきっと、アレックスを殺してたかもしれない」
場面にはその時の様子が再現され、
ノワール達はもちろんネプテューヌ達もエルクの怒りを見て戦慄した。
ネプテューヌ
「・・・っ」
シーシャ
「・・・なんて殺気だ。 確かにユニちゃんの言う通り止めに入ってなかったら
そうなっていたかもしれないね」
イーシャ
「優しいエルクさんも、あんな顔をするんですね・・・」
エスーシャ
「大丈夫か、イーシャ?」
イーシャ
「ええ、大丈夫よ、エスーシャ。
それでもエルクさんは優しい人って知ってるから」
ピーシェ
「でもえるく、怖かった・・・!」
ロム
「わたしも、あんなに怒ったおにいちゃん、はじめて見た・・・(ぶるぶる)」
ラム
「けど、おにいちゃんの気持ちはわかるわ。
だってあのアレックスってやつ、許せないもん!」
ブラン
「そうね。 もしわたしがあの場に居たら女神化してぶっ飛ばしてたわね」
イストワール
「エルクさんがああなってしまうのも無理もありません。
彼もしたことはそれほど非人道的で許されない事ですから」
うずめ
「えるっちは心の優しい奴だからな。 余計にそう思っちまうんだろうな」
ネプテューヌ
「エルくん・・・」
その後、当時のノワール達に止められ、いつもの優しいエルクに戻り安心したかのように、
彼の名を口にするネプテューヌ。
そして再び場面が変わり、次は洞窟内へと変化した。
ロティ
「次は洞窟の中・・・みたいだね。 これはどこでの記憶なんだろう?」
ノワール
「ここって確か・・・そう、ラステイションの洞窟の中よ」
エスーシャ
「ということは、これはラステイションで過ごした記憶ということか」
ユニ
「あ、お姉ちゃんがいる。 なんだか苦戦してるみたいだけど・・・?」
ノワール
「・・・あの時、私はエルクとケンカしちゃって、
それでうまく力をコントロールできなかったから・・・」
イーシャ
「精神的な問題ということですか?」
ノワール
「ええ、私もまだまだね・・・」
ユニ
「でも、その後お兄ちゃんと仲直りできたんだからよかったじゃない、お姉ちゃん」
ノワール
「ええ、あなたにも心配させてごめんね、ユニ」
ユニ
「ううん、もういいよ、お姉ちゃん。
アタシだって何の力にもなれなかったから・・・」
ノワール
「ユニ・・・」
ロム
「でも、なんでおにいちゃんの服、あんなに汚れてるんだろ?(はてな)」
ノワール
「・・・それは、エルクが国中を走り回って私の居場所を見つけて助けに来てくれたからよ」
ロティ
「やっぱり師匠ってすごいなぁ。
だってこんなにも人のために動けるんだもん」
ノワール
「本当なら嫌われても仕方ないことを言って彼を傷付けたのに、
それでもそんな私を助けてくれたエルクに、感謝してもしきれないわ」
本来なら相手にそう思われても仕方のない事をしたと、今もなお反省するノワール。
彼女を助けた後、女神化したノワールに引っ張られる形で教会へ戻る所で場面が動き出し、
次に写し出されたのは辺り一面雪で覆われた雪原だった。
ロティ
「ここって・・・雪原? あたし雪なんてはじめて見たけど、どこだろ?」
ラム
「見て、ロムちゃん! ルウィー雪原よ!」
ロム
「うん、わたしたちの国!」
ブラン
「わたしたちの国での記憶のようね」
ネプテューヌ
「今度はルウィーかぁ。 どんな記憶なんだろう?」
シーシャ
「そういえば、あたしがエルク君と出会ったのルウィーだったね」
ブラン
「そうだったわね。 エルクからあなたの話は聞いたわ。
でもそれと同時に、はじめてクロノスがエルク接触した時でもあるわね」
ブランの言葉に反応するかのように、場面がルウィー駅に変わり、
そこにはエルクとクロノスの姿が写し出されていた。
ロティ
「・・・こうして見ると、普通の女の子って感じなのに、あの強さって異常だよね」
イーシャ
「あの時もし皆で戦っても、勝てなかったと思います。
クロノスには底知れない恐ろしさに似た強さを感じました」
ビーシャ
「た、確かにそれは異常だよね・・・」
ネプテューヌ(大)
「それに何か話してたみたいだね? エルくんのこと知ってたみたいだけど、
やっぱり一万年前からってことなのかな?」
クロワール
「だろうな。 にしても一万年前ってどんな世界だったんだろうな」
ロティ
「それはこれから分かるよ、クロワール」
ネプテューヌ
「だね。 とにかくこのまま前身あるのみだよ」
そして場面はルウィー雪原へと移る。
この時誰が早く
手を繋ぎ、まるで本物の兄妹のように仲良く探していた。
ブラン
「これは・・・ルウィーに現れた
ロム
「わたしも覚えてる。 あのモンスター、すごく大きかったから」
ラム
「さすがにあれはわたしもびっくりしたわ」
ネプギア
「すごく大きい
ブラン
「いずれ分かるわ。 あれを見て」
そして場面が進み、三姉妹の言う通り巨大な鯨の
ネプテューヌ
「で、でっかー! 何あれ!?」
ブラン
「あれがルウィーに現れた
ロティ
「ねえ、あんなのどうやって倒したの?」
ブラン
「それも見てれば分かるわ」
ルウィー雪原の最奥にある凍りついた滝のある広場に、それはいた。
その体躯もさることながら、自身を守る氷の障壁が厄介で、
こちらの攻撃をほぼ無力化していた。
加えてエルクにとって降り積もった雪という慣れない足場での戦闘なので
さらに苦戦を強いられる形となっていた。
そんな中、戦闘中に新たに編み出した五ノ型穿煌による一点集中の攻撃で
障壁を破り、女神化したブランの攻撃で撃破した。
シーシャ
「あの体躯での攻撃に加えて氷の障壁による防御力・・・。
さすがにこれは苦戦するだろうね」
プルルート
「それにエルくんのあのビームみたいなびゅーんって攻撃、すごかったね~」
ユニ
「確かに、一点集中って感じでしたね」
ブラン
「あれがなかったらわたしたち、本当にやられてたと思うわ。
彼を見てると時々女神として自信なくしてしまいそうになるわ・・・」
ラム
「大丈夫よ、おねえちゃん!
おねえちゃんもわたしたちを守りながら戦ってくれたじゃない!」
ロム
「うん、わたしもおねえちゃんみたいな立派な女神様になりたい」
ブラン
「ロム、ラム・・・!」
雪原での戦闘が終わるのと同時に、今度は見慣れない場面に切り変わった。
ロティ
「夜空・・・? でもなんだろう、なんだか不思議な感じがするけど」
ブラン
「ここって、あの時の・・・」
ユリウス
「ああ、
ネプテューヌ
「見て、流れ星だよ! 願い事しなきゃ!」
ネプテューヌ(大)
「あ、ホントだ! 願い事願い事・・・」
ピーシェ
「ぴぃもぴぃも!」
アイエフ
「何やってるのよ、あんた達は」
コンパ
「ねぷねぷ、ここはエルクさんの記憶の中ですから意味ないと思うですよ?」
ネプテューヌ
「そ、そうだったー!
エスーシャ
「・・・
ユリウス
「
それに捕らえられた者は最奥に存在するモンスターを倒さなければ出られない
仕組みになっている。
ブラン
「この時は本当に驚いたわ。
まさか自分が本の中に閉じ込められることになるなんてね」
アイエフ
「
諜報部の方でも分からないことだらけなのよね」
ロティ
「話を聞いてると、ホントに何でもありって感じだね」
シーシャ
「ああ。 あたしも長くハンターやってるけど、そんなもの今まで聞いたことなかったよ」
ブラン
「その分、未知な部分が多いわね」
ルウィーでの記憶が終わり、次は緑豊かな森が写し出された。
ベール
「お次はリーンボックスですわね」
ネプテューヌ
「ってことは、ベールとの記憶みたいだね」
リーンボックスのダンジョン、ヘイロウ森林の最奥に広けた伐採場で
有翼系の
海男
「やはり、リーンボックスにも
ロティ
「飛行タイプのモンスターか・・・。
女神様のベールさんならともかく、飛べない師匠からしたら天敵なんじゃない?」
ベール
「もちろん、わたくしもはじめはそう思っていましたわ。 でも・・・」
その
エルクとベール。
しかしエルク
槍術で攻め、次にエルクがベールのシレットストームを利用して高く飛び上がり、
空中で七ノ型天刃を繰り出し斬り裂き、ベールのスパイラルブレイクで勝利した。
プルルート
「お~、エルくんすご~い!」
ケーシャ
「はい、それもありますが・・・」
アイエフ
「勝てたらいいものの、本当に無茶ばかりするわね。
あんなのただの特攻じゃない」
コンパ
「でも、結果オーライです」
再び場面が変わり、場所は同じくリーンボックスのアリオ高原にある
小さな小屋の屋内だった。
ユニ
「な、なんかすごい派手な格好した人が出てきたんだけど・・・」
ブラン
「前にエスーシャが言っていた錬金術師のことね」
エスーシャ
「ああ、ジンはその昔名のある錬金術師だった。 今度は私達との記憶のようだな」
イーシャ
「ええ」
ネプテューヌ
「この時ってまだ、イーシャが生まれる前ってこと?」
エスーシャ
「ああ。 私達はここで錬金術師のジンに会い、
奴の言っていたそれに必要な素材を探しに高原の奥へ行くことになった」
そして、今度はアリオ高原の奥地に場面が移る。
そこに現れたのは、不気味な仮面をつけた水棲系上位危険種のリヴィルヴルだった。
ピーシェ
「うう、なにあれ、きもちわるい・・・」
ロティ
「確かに、触手がうねうねしてて生理的に無理かも・・・」
シーシャ
「上位危険種と言えば、女神に協力を要請するほどの危険な相手じゃないか。
よく二人で倒せたね」
エスーシャ
「それを含め、エルクのお陰だ。
彼がいなかったらイーシャを生み出すどころか素材すら入出できなかっただろうからな」
イーシャ
「エスーシャ・・・」
その上位危険種を倒したエルクとエスーシャの戦闘が終わるのと同時に、
場面は再び小屋の屋内へと戻る。
ラム
「あのおじさんが持ってる金のお鍋みたいなのって、なんだろう?」
ユリウス
「あれは
エスーシャ
「ジンもそう言っていたな。 相応の素材があればなんでも造り出せるらしいが」
ユリウス
「うむ。 それさえあれば、強力な武具はもちろん新たな肉体や生命すら造り出せる。
それが
イーシャ
「その力で生まれた私が言うのもなんですが、
使い方次第ではかなり危険な能力ですね」
ネプギア
「確かにその気になれば、一国を滅ぼせるほどの兵器を作れるかもしれませんね」
プルルート
「あたしむずかしいことはよく分からないけど~、
でもイーシャさんが生まれてよかったよ~」
イーシャ
「ありがとう、プルルートさん。 そう言ってくれると嬉しいです」
エスーシャ
「ああ、私からも礼を言う、プルルート」
プルルート
「うん、どういたしまして~」
ネプギア
「プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、そしてリーンボックス。
これがお兄ちゃんの記憶順で場面が写し出されているなら、次はきっと・・・」
ユリウス
「ああ、ネプギアの言う通りならば、恐らく・・・」
ネプギアの言葉を肯定したユリウス。
そしてそれは現実の事象として起こり、場面は例の遺跡へと変わる。
そこにはベヒーモスと死闘を繰り広げるエルクを含めた皆の姿があった。
マジェコンが従える
攻撃を弾き返すほどの強靭な肉体を持ち、
【超回復】というあらゆるダメージを瞬時に回復するという能力を持っていた。
この能力のせいでどの攻撃も決定打にならず、連携の取れた攻撃も無意味だった。
その時、エルクが白い光のオーラを纏い、それから繰り出された奥義破邪・剣聖
によってベヒーモスを倒したのだった。
ロティ
「皆もそうだけど、やっぱり師匠ってすごい・・・!
あんなの化け物を一撃で倒すなんて」
うずめ
「ああ、どんだけ攻撃してもすぐ回復しちまう能力が厄介だったな。
えるっちがいなかったらマジで危なかったな・・・」
ネプテューヌ
「こうしてみると、わたしたちってエルくんに助けられてばかりだよね」
アイエフ
「だからこそ、私達は彼を迎えに行くためにここに来た。
そうでしょ、ネプ子?」
ネプテューヌ
「うん! 今まで助けてもらった分、恩返ししなきゃね!」
プルルート
「ねぷちゃんたちって~、神次元に来る前にたくさん戦ってたんだね~」
ネプテューヌ
「そうそう、もう毎日が戦いの連続でまさにオーバーワークってやつでさー」
ブラン
「あなたが言うと、それが嘘っぽく聞こえるのはなぜかしら?」
その後、チューコショップという中古ゲーム屋を営み、
一時行方不明となった店長でネズミのチューコをアイエフ、コンパ、ビーシャの
三人と一緒に見つけ出し、同じくプラネテューヌでうずめと出掛け、
ネプテューヌ(大)とクロワールとユリウスとの四人で光る昆虫を探し、
アイエフと犯罪組織のアジトに潜入調査をした記憶、
そしてサクラナミキ公園でのネプテューヌとの手合わせや、
ラステイションでユニと出掛けた記憶と、
場面が目まぐるしく変化していった。
プルルート
「うわぁ~ネズミさんだ~、かわいい~!」
ビーシャ
「店長が無事で、本当によかったよ」
コンパ
「はいです。 間に合ってよかったです」
アイエフ
「そうね、あと一歩遅れていたら危なかったわね」
ネプテューヌ
「でも、なんで穴の中にいたの?」
コンパ
「隣街のお友達に荷物を届けた帰りに寄ったお花畑にあった穴に落ちたらしいです」
イーシャ
「確かプラネテューヌとハネダシティを繋ぐ街道にはモンスターが出るから、
ハンターや傭兵に依頼して護衛を付けるのが義務付けられているはずなんですけどね」
アイエフ
「そうなのよ。 相変わらずの行動力ね」
ネプテューヌ
「で、大きいわたしはエルくんと虫取に行ったの?」
ネプテューヌ(大)
「うん、そうだよ。 えっと・・・ナナイロアゲハだっけ?
その名の通り七色に輝いてて本当にきれいだったんだよ! ねえ、クロちゃん」
クロワール
「まあ、そうだな。 ああいうレアモンは滅多にお目にかかれないだろうな」
ユリウス
「確かに今では乱獲でその数が減り、絶滅に瀕しているが、
旧ゲイムギョウ界では多く生息していたぞ」
ネプギア
「乱獲って、一体何のためにですか・・・?」
クロワール
「旦那が言うには、そいつのリンプンには回復効果があってそれが高値で取引されて
乱獲されたらしいぜ」
ロティ
「ひどい話だね、まったく!」
ピーシェ
「ぴぃも、なんかやだ!」
クロワール
「ま、動物や昆虫や自然が犠牲になるのは、いつも人間の都合ってこったな」
ネプテューヌ(大)
「またそんなひねくれたこと言ってー・・・」
ビーシャ
「それにしても、アイエフの爆炎覚醒だっけ?
見た目が変わってびっくりしたけど、ヒーローみたいでカッコいいよね!」
アイエフ
「そうかしら? ありがとうビーシャ」
コンパ
「でも、エルクさんの力で変身できたと言ったら、少し羨ましいです・・・」
シーシャ
「やはりこれも、愛、だね」
アイエフ
「はあ!? あ、愛だなんて別にそんなんじゃないわよ!
・・・でも、エルクのお陰って言えば感謝してるわ」
ネプテューヌ
「素直なあいちゃんも、なんだかレアだなぁ。
これはもしかしてもしかするとだよ、こんぱ」
コンパ
「わ、わたしだって負けたくないです!」
アイエフ
「何の話をしてるのよ、あんた達は!」
コンパ
「そういう話です。 ねえ、ねぷねぷ」
ネプテューヌ
「だね、こんぱ!」
アイエフ
「コンパまで・・・。 あんた達覚えてなさいよ~!」
ネプテューヌ
「そして次は、わたしとエルクくんによる手合わせだね!
いやーあの時はホントに驚かされたよ!
エルくんってばいつに間にか強くなってるんだもん!」
ノワール
「そうね。 私も間近で見ていたから思うけど、
ホーリィクリスタルとの同調が強いからって、あそこまで強くなれるものかしら?」
ユニ
「ユリウスさんも言ってたけど、やっぱりお兄ちゃんの才能なのかな?」
ユリウス
「うむ。 エルクの天賦の才と言ってもいいだろう」
シーシャ
「天賦の才か。 まさに天才だね」
ロティ
「あたしなんて何年も剣を使ってるのに、なんかずるい・・・」
ネプギア
「あはは・・・」
ベール
「それにしてもネプテューヌ、最後のあれは少しやり過ぎではなくて?」
ネプテューヌ
「あはは、まあ今思えばわたしもやり過ぎたかなって思うけど、
でも個人的には全力を出せて満足かな」
ロティ
「確かに師匠もネプさんもすごかった。
二人の技がぶつかり合って光ってたもん」
プルルート
「うん、あたしもびっくり~。
だって地震みたいに揺れてたんだもん~」
クロワール
「ま、オレからすればいい見せ物だってけどな」
ロティ
「っていうか師匠っていくつ技持ってるんだろ?」
シーシャ
「それはあたしも気になるね」
ネプギア
「ねえユニちゃん、あの広場でお兄ちゃんになんて言おうとしたの?」
ユニ
「ええっ!? そ、それは・・・」
ノワール
「エルクをデートに誘うなんて、ユニもなかなかやるわね・・・!」
ロティ
「けど、ステマックスっていう忍者、空気読めないよねぇ。
せっかくいい雰囲気だったのにさ!」
ケーシャ
「まったくです! ああいう時の空気の読めない男に人は女の敵です!
そうですよね、ロティさん!」
ロティ
「そうだね、ケーシャ! 男の風上にも置けないよ!」
イーシャ
「ロティさん、ケーシャさん、気持ちは分かりますが落ち着いて下さい」
ネプテューヌ
「・・・ステマックスが自分の居ない所で女子たちから反感を買った件について」
アイエフ
「まあ、結局はステマックスの誤解から生まれたものだったみたいね」
コンパ
「エルクさん、とんだ災難です・・・」
ユニ
「(もしあの時、あいつが来なかったらアタシ、お兄ちゃんに告白してたのかな・・・?)」
そして、場面はこことは異なる神次元へ変わった。
そこは太陽が照り付ける近くに村ある海辺だった。
しかしそこでは身の丈以上の大剣も振るって戦う少女の姿があった。
ユリウス
「また場面が変わったな。 ここは海岸か?」
ロティ
「ここ、覚えてる。 あたしがはじめて師匠と出会った神次元の海辺だよ」
ユニ
「あ、ロティがモンスターと戦ってるわ!
それにあの黒いモンスターって・・・!」
ロティ
「うん、
あの時あたしは子供だからってバカにしてくる大人のハンターたちを見返すために、
あのモンスターの討伐クエストを受けたんだ。
でも、結果は見ての通りでまったく歯が立たなくてもうダメだって思った時、
師匠が助けてくれたんだ」
シーシャ
「そうだったんだね。
子供ってだけで下に見るなんて、まったく同じハンターとして恥ずかしいよ。
ロティちゃん、君は十分強いよ。
その歳でベテランハンターになるだなんてすごいよ」
ロティ
「ありがとう、センパイ。 そう言ってくれると嬉しいよ」
シーシャ
「なに、あたしは思ったことを言ったまでさ」
ネプテューヌ
「それからロティちゃんは、エルくんと一緒にわたしたちのいた
プラネテューヌまで歩いてきたの?」
ロティ
「そうだよ。 っていうかあたしが強引に道案内ってことでお願いしたんだけどね・・・」
それから二人がプラネテューヌへ向かうため、
その道中の西風吹く渓谷でワイバーンと遭遇し、
橋の上という狭い足場での戦闘で苦戦しながらも、ロティと協力してこれを撃破した。
うずめ
「またでかいのが出てきたな。 ってかよく勝てたな」
ロティ
「師匠のお陰だよ。 あたし一人じゃ絶対勝てなかったからね」
ベール
「わたくし達の知らない所であんなのモンスターと戦ってらしたのですね」
うずめ
「まあ、相変わらずのえるっちは無茶してるが、ろてぃっちもすげえよな!」
ロティ
「そんなことないよ、うずめ!
・・・でも橋から落ちた時は本当にが死んじゃったって思ったよ」
アイエフ
「ホント、気苦労が絶えないわね・・・」
次に、場面は神次元の夜のプラネテューヌに変わった。
プルルート
「あっ、あたしの国だ~」
シーシャ
「それに、ここはギルドみたいだね。
なんだか騒がしいみたいだけど、何かあったのかい?」
ロティ
「あー・・・。 この時ワイバーンを倒した報酬を貰うためにギルドによったんだけど、
その時にイヤなヤツに絡まれちゃってさ・・・」
ユニ
「嫌なヤツ? それってあの人のこと?」
うずめ
「うわ、なんだあいつ。 見るからに嫌そうなやつだな・・・」
ケーシャ
「ロティさんのお知り合いですか?」
ロティ
「うん、あいつはフリード。
プラネテューヌでそれなりの金持ちのお坊ちゃんなんだけど、
あれでも一応あたしと同じハンターだったからね」
アイエフ
「・・・なんかすごい嫌味を言われてるけど、いつもあんな感じなの?」
ロティ
「そうなんだ。 ことあるごとにあたしに絡んでくる嫌なヤツなんだ。
でもそんな時、師匠が助けてくれたんだ」
金髪を靡かせながら、いつものようにロティに嫌味を言ってくる彼に、エルクが物申す。
シーシャ
「いい男じゃないか、エルク君」
うずめ
「だな! スッキリしたぜ!」
ロティ
「そしてこの後、師匠とフリードが決闘することになるんだけど、
まあ結果は言うまでもないと思うけど、師匠も圧勝だったね」
エルクとフリードによるバーチャフォレストでの決闘の様子が場面に写し出され、
ロティの言う通りエルクは一撃も受けずにフリードを倒す。
ロム
「おにいちゃん、かっこいい!(きらきら)」
ノワール
「まあ、当然の結果よね。 エルクがあんな奴に負けるわけないじゃない」
ベール
「そうですわね。 しかし、ああいった方は後で何をしでかすか分かりませんわ」
そして、場面は夜中のプラネテューヌに戻った。
ビーシャ
「夜になっちゃったね。 ねえロティ、なんで来なかったの?」
ロティ
「夜中だったからね。 みんなに迷惑になるかもしれないから、
朝になったら行こうって話になったんだ」
プルルート
「そうなんだ~。 そんなに気にしなくてもいいのに~」
ノワール
「エルクらしいわね」
エルクと共にロティはプラネテューヌ教会へ向い、
皆と無事合流して教会でのやり取りの後、
一人途方にくれていた彼女の前に、大勢の男達を引き連れたフリードが現れ、
気を失わせたロティを拐った。
ネプテューヌ
「ねぷっ!? な、なに、あの人たち!?」
ベール
「見るからに野蛮そうな方々ですわね・・・」
ロティ
「たぶん、あいつがお金で雇ったゴロツキたちだよ
あと傭兵やハンターもいるみたいだけど・・・」
うずめ
「やっぱり、さっきの仕返しか?」
ロティ
「だろうね。 あの勝負で負けたフリードがその腹いせにしたんだと思うよ。
あいつにつれていかれる前、そう言ってたから」
ノワール
「最っ低ね! ロティを人質に取るなんて」
ロティ
「それはあたしが捕まってせいだよ。
師匠だってホントはあたしなんか無視すればいいのに、
あたしのせいで迷惑かけちゃったから・・・」
ノワール
「ロティ・・・」
うずめ
「にしても本当に卑怯な奴だよな! 腹いせつってもタイマンでリベンジするべきだろ!」
シーシャ
「ああ、まったくだね。 ここまで来るともはやハンターじゃないよ」
場面が変わって、場所は再びバーチャフォレストで決闘したあの広場。
ロティを拐った時よりも大人数で、フリードはエルクを待ち構えていた。
エスーシャ
「多勢に無勢だな」
ネプテューヌ
「そうだね。 けどエルくんはロティちゃんを連れて帰ってきたんだから大丈夫だよ!」
シーシャ
「動きがあった───はじまるみたいだよ!」
斧を持った大男がそれをエルクに振り下ろすが、
それを避けて地面叩きつけられた斧を踏み台にして跳躍し、
空中で一回転して遠心力をつけた踵落としで大男の兜を叩き割ってそのまま沈めた。
そして向かってくる大勢の男達を、二ノ型刹那で薙ぎ払う!
シーシャ
「やるねえ、エルク君! 見てて爽快だよ!」
ケーシャ
「まるで無双もののゲームみたいですね」
それでも人数は相手の方が圧倒的に有利。
それにものを言わせてエルクはあっという間に囲まれてしまった。
ラム
「あっ! おにいちゃんが囲まれちゃったわ!」
ビーシャ
「これってピンチじゃない!?」
イーシャ
「はい、流石にエルクさんが不利です」
ネプテューヌ
「う~! わたしも参戦したいけど、
これはエルくんの記憶だから何もできないんだよね」
ユリウス
「ああ、こうして観ることは出来ても、触れることはもちろん干渉することも出来ん」
ベール
「大丈夫ですわよ、ネプテューヌ。
たとえ不利でも、あなたが言ったように最後にはロティちゃんを
連れ帰ってきたではありませんか」
ネプギア
「お姉ちゃん、今は見守ろうよ」
ネプテューヌ
「そうだね、ネプギア。 それじゃあエルくんを応援するよー!」
ピーシェ
「がんばれーえるくー!」
囲まれた状態で前後左右斜めという四方八方から、男達がエルクに襲い掛かる!
ビーシャ
「うわっ、危ない!」
ネプテューヌ(大)
「でも、ギリギリ紙一重で全部避けてるよ?」
シーシャ
「それだけじゃない。 避けた後必ず反撃して確実に一人一人倒してる。
そうすれば次第に敵の数が減っていくはずだよ。
それに、エルク君動きを最小限に抑えてる。
あれは長期戦になることを見越した上での動きだ。
加えて自分の間合いを理解している動きでもある」
ロティ
「な、なるほど・・・」
長年ハンター稼業をして実戦を積み重ね、
数々の修羅場を潜ってきた猛者であるシーシャの分析にロティはそう納得する。
いかに大勢だろうと、所詮は寄せ集めのゴロツキ。
そんな彼等に連携など取れるはずもなく、ただ考えなしに突っ込んでいっているだけ。
だからエルクに攻撃が届かないのだと、シーシャはさらに言葉を付け加えた。
挙げ句の果てには仲間割れをしだす彼等を見かねた傭兵達は、
武器を構えてエルクと対峙する。
そして傭兵と剣と会話を交え、苦戦しながらも傭兵を退けた。
ロティ
「師匠・・・」
イーシャ
「どうやら彼らも、今回の事を知らされてなかったようですね」
うずめ
「ろてぃっちを人質に取ったり、傭兵を騙したりとマジで最低な野郎だな!」
エスーシャ
「下衆が・・・!」
プルルート
「でも、ロティちゃんが無事でよかったよ~」
ネプテューヌ
「だね! でももし助けに行ったのがエルくんじゃなくてぷるるんだったら
とんでもないことになってたね・・・」
アイエフ
「・・・確かにあり得るわね。 分からないけど、なんだかそう思うわ」
ブラン
「同感ね。 最悪死者も出かねないわ・・・」
プルルート
「え~? あたしそんな酷いことしないよ~?」
ノワール
「でも、なにはともあれよかったわね」
ロティ
「うん、師匠には本当に感謝だよ」
コンパ
「それじゃあ、あの時ロティさんに言ったエルクさんのあれって・・・」
ロティ
「・・・うん、わざと嫌われるように言ってあたしをみんなの戦いから
遠ざけようとしたんだ」
ラム
「あの時のおにいちゃん、ちょっと変だったからびっくりしたわ。
だってあんな言い方絶対しないもん」
ピーシェ
「ろてぃ、だいじょーぶ?」
ロティ
「あたしなら大丈夫だよ、ピーシェちゃん。
ごめんねみんな、余計な手間をかけちゃって」
ネプテューヌ
「そんなこと全然気にしてないよ!
だって悪いのはあのフリードってやつだし、
それにロティちゃんはもうわたしたちの仲間なんだから!」
ネプギア
「そうですよ、ロティさん。
お兄ちゃんだってそんなこと思っていませんから」
ロティ
「・・・ありがとう、ねぷさん、ぎあさん」
本来なら奴のことなど無視して自分達の目的のために先に進むことも出来たはずだが、
それでも自分を助けに来てくれたエルクに多大な迷惑をかけてしまったと、
当時の場面を見て自責するロティに、ネプテューヌとネプギアが彼女を励ますように
優しく声をかけた。
そして次に場面はラステイションのクザラッド工場へと変わった。
プルルート
「えっと~、この時はラステイションに行ってこっちのノワールちゃんたちの
女神メモリーを取りに行ってたんだっけ~?」
ブラン
「ええ。女神化できない状態でクロノスが居た黒い塔へ行くのは危険ってことで
みんなでそれを探しに行くということだったわね」
ベール
「まさかそこに人数分のそれがあるとは思いませんでしたわね」
ネプテューヌ
「わたしの主人公補正のお陰だね!」ドヤァ
ノワール
「ネプテューヌのそれはさておき、もっと時間がかかるかと思ったけど
嬉しい誤算だったわね」
ネプテューヌ
「あれ? もしかしてわたしスルーされた?」
アイエフ
「あんたがふざけたことを言うからよ、ネプ子」
コンパ
「ねぷねぷ、ドンマイです」
ネプギア
「あ、あはは・・・」
その後塔へ向い、それに群がる
エスーシャ
「改めて見ると、かなりのモンスターの数だったな」
ユニ
「それに、全部
ネプテューヌ
「でもまさか、あそこでピーシェが突撃するとは思わなかったよ。
いきなり女神化して飛んでっちゃうからびっくりしたよ」
ピーシェ
「だってぴぃ、早くモンスターやっつけたかったんだもん!」
イーシャ
「でも、あの時のピーシェちゃんはとても勇敢でもありました」
イストワール
「そうですね。 ですがやはり神次元にも
ユリウス
「奴はそれを操る
海男
「では、再び超次元に彼女が戻ってきたということは、
神次元はどうなっているのだろう?」
ノワール
「それなら少し前に向こうの私からイストワールを通して連絡があったわ。
あの黒い塔が消えたのと同時に
イストワール
「はい。 どうやらあの塔が消え、クロノスが超次元に現れたことで
それが消えたという確かな報告を受けました。
神次元の方は大丈夫なようです」
うずめ
「そっか、そりゃよかったぜ。
ぷるっちとぴーしぇっちがこっちの次元みたいになってたら、
行ったり来たりで大変だったろうし、なにより無事でよかったぜ」
ケーシャ
「でも、ユリウスさんが言うにはクロノスを倒さない限り、
ユリウス
「その通りだ。 奴は人の負の感情を煽り、
それはそなた達もすでに知っていることだろうがな」
クロノス
「自分で生み出せるってことは、いくらエルクが
あいつがいたんじゃキリがねえな・・・」
ベール
「浄化しては生み出しの繰り返し・・・。 まさにイタチごっこですわね・・・」
ビーシャ
「改めて思うと、わたしたちってとんでもない敵と戦ってるんだね・・・」
激闘の末、塔を守る
クロノスの転移魔法によって最上階へに飛ばされ、そこで彼女と対峙する。
しかしこの時、クロノスに戦う意思はなく、ここでの目的は果たしたと言い
超次元に居るマジェコンヌに命令し
闇のゲートを使って超次元へ向かったクロノスを追いかけるため、
自分達もゲートを使って超次元へ帰還し、
漆黒の巨躯と背中に巨大な翼と、まさに暴君の名を冠するに相応しい風貌から繰り出される
空を裂き、大気を揺らすその圧倒的な攻撃に次第に追い詰められ、
タイラントが放った技から皆を守るため盾となったエルクが倒れ、
絶体絶命かと思われたその時、助けに行ったロティと共に眩しい光に包まれた二人が現れ、
女神化したロティと神衣化したエルクの光を伴った攻撃と、
神衣化したことで新たに覚えたホーリィフィールドによってタイラントを閉じ込め、
ネクストフォームに変身した四女神達の最大最強の技による怒濤の連続攻撃と、
光の翼を剣に変えて放つ
うずめ
「・・・あの時も思ったが、やっぱデケェな。
軽くダークメガミの倍はあるぜ・・・」
ノワール
「別にうずめを責めるってわけじゃないけど、
あなたのシェアリングフィールドじゃあのまま破られてたでしょうね」
うずめ
「ああ、そうだな。 正直俺だけの力じゃあいつを抑えることはできなかったろうな」
海男
「うずめ・・・」
うずめ
「まあでも、えるっちとろてぃっちのお陰で勝ったし、結果オーライだな!」
ロティ
「えっ、あたし!?」
ネプテューヌ
「そうだよ、ロティちゃん!
ロティちゃんがエルくんを助けに行ってくれたんでしょ?
本当ならメインヒロインであるわたしが行くべきだったんだけど、
そのお陰でエルクもロティちゃんも変身して勝てたんだからさ!」
プルルート
「うん。 それにロティちゃんが女神になるなんてびっくりしたよ~」
ピーシェ
「ろてぃ、えるくと一緒に光っててかっこよかった!」
エスーシャ
「ロティの女神化もそうだが、エルクの神衣化・・・だったか?
あれも凄まじい戦闘力だったな」
ノワール
「あれでもまだ秘めた力があるんでしょ?
神衣化でも十分強いのに、それ以上になったらどれほどのものになるのかしら?」
ユリウス
「それは私にも分からない。 私はその領域に至らなかったのでな」
海男
「ならなぜその上があると、あの時そう言ったんだい?」
ユリウス
「・・・これは感覚的な話になるが、
ホーリィクリスタルからまるでそう言われていたような
感じがしたのだ。 実際その力の片鱗も感じていたからな」
ネプテューヌ
「神衣化のさらにその上か・・・。
わたしたちで言うところのネクストフォームかな?」
イーシャ
「それはわたしたちのゴールドクリスタルとネプテューヌさん達のシェアクリスタルを
合わさって変身できるものでしたよね?」
ケーシャ
「はい。 それじゃあエルクさんがその力を手に入れるには何か特別なものが
必要なんでしょうか?」
ユリウス
「そうかもしれんな」
うずめ
「にしても、この時のえるっち凄かったよな!
まさに光って感じで格好よかったぜ! それにろてぃっちの女神化もな!」
ロティ
「ありがとう、うずめ。 でもなんだか恥ずかしいな・・・///」
ブラン
「確かルージュハートって言ったかしら?」
ベール
「深紅の髪とプロセッサユニットだから、ルージュですか」
ネプテューヌ(大)
「それにしても、こうして見てるとあんな相手によく勝てたなって思うよ」
ネプギア
「はい、かなりの強敵でした。
前に戦ったダークメガミとは比べのものにならないくらいに・・・」
そして、その後しばらくしてクロノスが現れエルクと一騎討ちすることになったが、
彼女との絶望的なまでの力の差を思い知らされ、
それでも記憶を取り戻す事が出来たエルク。
しかしそれと同時に頭を抱え苦しみだし、意識を手放すのであった・・・。
うずめ
「えるっちと黒チビとのタイマンか・・・。
でもえるっちの攻撃が殆どあいつに通用しなかったな」
シーシャ
「ああ。 だが決してエルク君が弱かったわけじゃない。
彼が神衣化しても埋まらないほどの力をクロノスが持っていたんだ」
ネプテューヌ
「エルくんが神衣化しても全く歯が立たずに一方的にやられてた・・・」
シーシャ
「最後に辛うじて一太刀入れることができたけど、
それでもクロノスとの力の差は歴然だったね」
ロム
「おにいちゃん、とても悔しそうだった・・・」
ロティ
「それにあいつ、全然本気じゃなかった。
それどころか実力の半分も出してなかったと思う」
海男
「つまり、手加減されてたということか・・・」
うずめ
「それでも一撃入れるのがやっとか・・・。
えるっち、すげえ悔しかっただろうな」
ユリウス
「・・・」
タイラントとの死闘と、エルクとクロノスの戦いの後、
アフィモウジャスとステマックスが助けに入った彼等と
意識を失ったエルクと共にアフィベースに乗り込み、
一行はそのままプラネテューヌへ進路を取りって離脱した。
その場面が消えるのと同時に、周囲が暗転し暗闇に包まれた。
ネプテューヌ
「ねぷっ!? な、なに!?」
ネプギア
「辺りが急に暗くなった・・・!」
ノワール
「落ち着いて、二人とも。 エルクの記憶はここで途切れたんでしょ」
ネプテューヌ
「どういうこと、ノワール?」
ノワール
「ここに来た時のユリウスの言葉を忘れたの?
ここはエルクが私達と出会ってから今までの記憶で成り立ってる場所だって」
ネプギア
「だから、あそこで場面が途切れたんですね」
ラム
「あっ、みんな見て! なにか光ってるわ!」
皆がラムが指差した方を見ると、光る何かが現れた。
クロワール
「・・・ありゃあゲートだな。 でも、なんで急に出てきたんだ?」
ユリウス
「ここはエルクの記憶の第一層だ。
そしてあのゲートはそなた達と出会う前の、
彼が幼少だった時の記憶の第二層の精神世界へと繋がっている」
ユニ
「今度はお兄ちゃんの小さい子供の時の記憶か・・・。
一体どんな記憶なんだろう」
ネプテューヌ
「どんな記憶だろうが関係ないよ。
ここまで来たら進むしかないよね、みんな!」
ロティ
「うん、そうだね、ねぷさん! この先に師匠が居るんだもん!」
一同
「「「「「おおっ!」」」」」
ネプテューヌとロティの言葉に皆は強く頷き、
一行は眼前に現れたゲートを潜り、精神世界の二層へと進むのであった。
第1話から71話までの話を1話分に纏めると中々の文字数になりました・・・。
そのせいで前回の投稿から約2ヶ月経っていました・・・。