光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~ 作:EDENCROSS
《前回までのあらすじ》
プラネテューヌの初代女神の聖域で、ゴールドハートとの戦闘に勝利したエルクは、
教会でエリスの黄金の力を授かり、次の目的地をラステイションの初代女神の聖域に定め、一行はそこへ向かう。
━ アフィベース ブリッジ ━
プラネテューヌ教会の最上階にある展望台で待機していた巨大戦艦
アフィベースに乗艦したエルク達。
そこのブリッジでアフィモウジャスと、それに仕えるステマックスの二人は、
初対面であるエリスとユリウスに自己紹介をしていた。
アフィモウジャス
「よくぞ我が戦艦アフィベースに参られた。
貴方様が黄金の女神ゴールドハート様のエリス様でよろしかったか?
ワシの名はアフィモウジャス。
そしてここに控えておるのは、ワシの部下である───」
ステマックス
「は・・・はは初めましてでご、御座る、
せ、拙者の名はス、ステマックス。
将軍共々よ、よろしくお願いするでご、御座る・・・」
エリス
「初めまして、私はエリス。 そんなに畏まらなくてもいいわ。
教会で連絡を受けた時と同じみたいだけど、大丈夫?」
ネプテューヌ
「前の話でも言ったけど、ステマックスは女の人が苦手なロボ忍者なんだよね」
エリス
「そういえばそうだったわね。 ごめんなさいステマックス。
アフィモウジャスもよろしくね」
アフィモウジャス
「うむ! なんとも頼もしい御方じゃ!
しかしステマックスよ、お主のそれはいつになったら治るのだ?
エリス様に失礼であろう」
ステマックス
「だ、だってぇ・・・」
ユニ
「女性を前だとこんな感じですけど、いざという時に頼りになるんですよ、
ステマックスは」
ステマックス
「ユ、ユニ殿・・・!」
エリス
「そうなの。 頼りにしているわ、二人とも」
アフィモウジャス·ステマックス
「「・・・///」」
エリスの眩しい満面の笑みに、アフィモウジャスとステマックスの二人は
見惚れるように沈黙した。
ネプテューヌ
「ねぷ? なんだか急に黙ったけど、どうしたの?」
ロティ
「な、なんて眩しい笑み・・・!
多分二人はエリス様のそれを見て見惚れてるんだよ、きっと!」
ユニ
「き、金髪巨乳なら誰でもいいのか、アンタは!」
ステマックス
「ユ、ユニ殿!? せ、拙者は───」
アフィモウジャス
「それは誤解じゃぞ、ユニ様。
こやつは我が流派金髪巨乳から、黒髪ツーサイドアップの小悪魔に目覚め、
それを流派としておるからな」
ユニ
「何よ、黒髪ツーサイドアップ小悪魔って!
なんでそんなにピンポイントなのよ!」
ネプギア
「ユニちゃん、自分が小悪魔系っていうのは否定しないんだ・・・」
クロワール
「見惚れてんのは、二人だけじゃないぜ。 ほれ」
エルク
「・・・///」
ネプテューヌ
「ちょっとエルくん! 将来を誓い合った正妻であるわたしじゃなくて、
他の女の人に見惚れるっていうのはどういうことなのかなぁ? かなぁ?」
エルク
「エっ!? べ、別に見惚れてなんか・・・ただ、綺麗だなって・・・」
ブラン
「同じじゃねえか!」
ロティ
「鼻の下伸びてるよ、師匠!」
ケーシャ
「エルクさん、私達というものがありながら、浮気はユルシマセンヨ・・・?」
エルク
「ひいっ! 久々に見るケーシャのヤンデレフェイス! って浮気って何!?」
シーシャ
「エンゲージリングを送ったにも関わらず、
あたし達を無視してそうしたことに問題があるのさ、エ·ル·ク君?」
ネプテューヌが軽く肘で突き、ブランとロティがケーシャが銃を取り出して
迫り、シーシャがのし掛かるように背後から肩に腕を回す。
他の女性達もなぜと声も上がっていた。
エリス
「大変ね、彼も。 極光の守護神の使命だけではなく、
彼女達の事も見なければならないなんてね」
ユリウス
「ああ、二重の意味で大変だが、エルクは強い子だ」
エリス
「ふふ、だからこそ、皆彼に惹かれて、エンゲージリングを受け取って
絆を結んだのね。 私もその気持ち理解できるわ」
ステマックス
「えっと、拙者達は・・・?」
───────────────
アフィモウジャス
「なるほど、事情はよく分かった。
これからお主達は打倒クロノスのため、各国に点在している聖域へ行き、
古の女神様方の力を貸りるため、我が戦艦が必要だということじゃな!」
ステマックス
「エルク殿、やはりクロノスという者はそれほどまでに
強大な敵なので御座るか?」
エルク
「うん、強大なんてものじゃない。
クロノスにはまだ底が知れない力を感じる。
アフィモウジャス
「次元を歪ませる?」
ネプテューヌ(大)
「そうなんだ。 そのせいでクロちゃんのアイデンティティーと言っても
過言じゃないワープ能力が使えなくなってるんだよね」
ステマックス
「そういえば、クロワール殿にもそのような力があったで御座るな」
クロワール
「ああ。 今じゃその能力も、リスクが高くて使えないからな。
次元の歪みに巻き込まれちまうかもしれねえからな」
アフィモウジャス
「そこで、我が戦艦アフィベースの出番というわけじゃな?」
イストワール
「はい。 これならクロワールさんの能力が使えなくても、
世界中を移動できます。 お二人の御協力には本当に感謝しています」
ネプギア
「それにしても、よく個人がこの規模の戦艦を持てましたね?」
アフィモウジャス
「この戦艦はローンを組んで購入したのじゃ。
もっとも、もうすぐそれも終わるがの」
エルク
「この戦艦、ローン購入だったんだ・・・。
確かに個人がキャッシュで戦艦を手に入れるなんて難しいもんね」
うずめ
「けど、俺は好きだぜ、この戦艦!
雲を突き抜けて空を駆けてくこの感じ、女神化の時にはないカッコよさ
があるっていうか、皆と一緒にお空を散歩してる感もあって仲良し!
みたいな♪」
アフィモウジャス·ステマックス
「「ポカーン・・・」」
海男
「うずめ、口調口調」
うずめ
「はっ! ん″、ん″ん″っ!
ま、まあとにかく、俺は気に入ったぜ!」
エリス
「一見、到底空を飛ぶはずがないと思うこの重厚な造りだけど、
それを覆す程の機動力───一万年前の技術では造り出すのは
絶対に不可能ね。 しかもそんなものを個人で所有できるなんて・・・」
ネプギア
「そうですよね!
私も前に皆と一緒にここに来た時、状況的にゆっくり見回ることができなくて
どんなエンジンや動力やその仕組みで動いてるのか、
ずっと気になってたんですよ!
それに、見た感じだとあまり見たことない部品もあるし、
どこの国のものなのかな?
やっぱりこの重厚な感じだと、ラステイション?
それと最近新しい武器や兵器を開発してるっていうリーンボックス?
ルウィーには戦艦があるなんて話を聞いたこともないから、
やっぱりどっちかなのかな?
それとも共同開発だったり───etc etc」
ネプテューヌ
「そして、我が妹ネプギアがメカオタモードに入りましたと・・・」
エルク
「ネプギアー、戻っておいでー」
アフィモウジャス
「我が戦艦に関心を持ってくれるのは嬉しいが、
進路はこれであっておるのか、エリス様?」
エリス
「ええ、間違いないわ。
段々ソニアの力が強くなっているのを感じるわ」
ピーシェ
「えりす、そにあたちとなかよしなの?」
エリス
「ふふ、そうよ、ピーシェちゃん。
でも私達はそれ以上の仲間という絆で結ばれているわ。
貴方達とエルクの関係ががそうであるようにね」
プルルート
「そういえば、この戦艦って誰が操縦してるの~?」
アフィモウジャス
「このアフィベースは、すべてオートパイロットで動いておる。
進路を設定すれば後はこやつがそこまで我々を送ってくれるという寸法じゃ」
ステマックス
「将軍の戦艦があれば、どんな場所でも安全に行けるで御座るよ」
ピーシェ
「ありがとー、しょーぐん、ござる!」
ステマックス
「あ、いや・・・拙者の名はステマックス・・・で御座る・・・」
アフィモウジャス
「お主、ピーシェのような幼女も駄目なのか」
ピーシェとステマックスの意外な組み合わせによるやり取りと、
アフィモウジャスの言葉に自然と笑い声が上がるエルク達。
そんな中、アフィモウジャスに一人の人物が声を掛けた。
うずめ
「な、なあ、アフィモウジャス、ステマックス、
あの時はもう一人の俺が悪かったな・・・。
お前達には迷惑かけちまったみたいだしさ・・・」
海男
「うずめ・・・」
エリス
「何かあったの? もう一人の俺というのは?」
ベール
「以前、猛争という力がゲイムギョウ界を覆い、
零次元と心次元いうこことは違う別の次元が、
超次元に侵攻しようとした事件がありましたの」
ノワール
「その時この二人は利用されて、敵対していたのよね」
ネプテューヌ(大)
「で、その事件の黒幕が、ネガティブエネルギーを吸収して別人格として
生まれたのが、暗黒星くろめなんだ。
ちなみに何を隠そうこのわたしも、一時はその子の仲間として行動
してたんだけどね」
クロワール
「ま、それは陰ながらこいつらをサポートするためだったみたいだがな」
エリス
「そんなことがあったのね。
では、そのくろめという人は今どこに?」
うずめ
「前の戦いを最後にタイマンに勝って、俺が復活した時に消えたんだ。
いや、俺があいつを受け入れたって言った方がいいな。
あいつは元は俺だからな」
エリス
「たいまんって言うのはどういう意味かしら?」
うずめ
「一対一って意味だ。
とにかく、二人には本っ当に迷惑かけちまって悪かった!
俺のこと、恨んでるよな・・・?」
アフィモウジャス
「・・・うずめよ」
うずめ
「ああ」
アフィモウジャスはゆっくりと歩き出し、うずめの前に立った。
ステマックス
「しょ、将軍・・・!」
アフィモウジャス
「お主はさっきから何を言っておるのだ?」
うずめ
「・・・え?」
アフィモウジャス
「確かにワシは、あの小娘に利用された。
しかしそれはくろめであってうずめ、お主にではない。
仮に奴がお主の半身だったとして、お主には何ら関係のなきこと。
元はといえば自身の欲望に負け、そこを利用されたのはワシの弱さ故。
挙げ句このゲイムギョウ界を巻き込んだ罪、
ステマックス共々生きて償って行くつもりじゃ」
ステマックス
「彼女の所業は、ゲイムギョウ界の存続を脅かす程の大罪。
そして我等もまたそれに加担した身。
もちろん無関係ではないで御座る。
しかし、うずめ殿はネプテューヌ殿達に協力し、
このゲイムギョウ界を救った御方。
我々とは立場が違うで御座る」
うずめ
「お前ら・・・」
ステマックス
「だ、だから、その・・・うずめ殿が罪の意識に苛まれる必要はない・・・
で御座る・・・」
アフィモウジャス
「今は女神様方に協力した功績を認められ、減刑されてもそれは変わらん。
お主が気負う必要はないぞ、うずめよ」
うずめ
「・・・ありがとうな、二人とも。 俺、ずっと気にしてたんだ。
お前らや皆を巻き込んで、ネガティブエネルギーで犯して利用した
ケジメはつけなきゃってな。
でも、二人にそう言ってくれると救われた気がするぜ」
アフィモウジャス
「うむ! これより我々は改めて、全面的にお主達に協力するから、
大船に乗ったつもりでいるがいい! ガハハハっ!」
ネプテューヌ
「よかったね、うずめ」
エルク
「実は僕も気になってたんだ。
表には出さないように振る舞ってたけど、
どこか後ろめたい雰囲気があったから」
うずめ
「やっぱえるっちにはわかっちまうか・・・。
心配かけて悪かったな。 でも、俺はもう大丈夫だからよ。
今まで以上に頑張らなきゃな!」
ネプテューヌ
「その意気だよ、うずめ!」
過去に自分が犯した過ち、それは自分の妄想力が暴走し、
多くの国民達を巻き込み、時には危険に晒してしまった。
アフィモウジャスとステマックスはもちろん、ネプテューヌ達も
自分を責めてはおらず、友として、仲間として迎え入れてくれているうずめ
本人も十分理解しているが、やはり自分の半身がであるくろめが前回の戦いで
運命を狂わせてしまった事に対して他人事とは思えず、今回の話を切り出した。
謝っても許される事ではない、罵詈雑言の言葉を投げ掛けらるかもしれない。
しかし、そう思っていた彼女に返ってきた言葉は、励ましであった。
アフィモウジャス
「さて、そうこうしている内に例の場所に到着したようじゃ」
ロティ
「え、もう着いたのっ!?」
アフィモウジャス
「我がアフィベースは最新鋭の戦艦。
プラネテューヌからラステイションまでそう時間はかからん」
アイエフ
「着いたのはいいけど、どこか停められる場所はあるの?」
アフィモウジャス
「安心せい、アイエフよ。
こんなこともあろうかとあらかじめ停泊場所は決めておる。
・・・少々聖域から遠ざかってしまうがの」
イストワール
「いえ、それだけで十分です。 お二人はどうなさいますか?」
アフィモウジャス
「共に行こう! っと言いたいところじゃが、古の女神様と戦闘となると
足手まといになりかねん。
ワシとステマックスはここに残り、何時でも立てれるよう準備しておう」
プルルート
「あたしてっきり一緒に戦ってくれるかと思ったんだけどな~」
シーシャ
「なにも共に戦うだけじゃなく、陰ながらサポートするのも仲間ってものだよ、
プルルートちゃん」
エルク
「それじゃあアフィモウジャス、ステマックス、僕らは行ってくるよ」
アフィモウジャス
「うむっ! 我が友エルク、そしてその仲間であるネプテューヌ達よ、
気を付けて行って来るのだぞ!」
ステマックス
「エルク殿、御武運を祈るで御座る!」
ネプテューヌ
「よーしっ! 女神の聖域へゴー!」
ネプギア
「私もここに残って調整の手伝いをしたいなーなんて・・・駄目だよね?」
ユニ
「当たり前でしょ! アンタは女神なんだからアタシ達と一緒に来るの!」
ネプギア
「だ、だよね・・・」
ネプテューヌ
「わたしの掛け声が無駄になってしまった件について・・・」
クロワール
「ま、日頃の行いじゃねーの?」
ネプテューヌ(大)
「ドンマイ、小さいわたし・・・」
新作ネプテューヌ出ましたね!
今回の主人公は大きいネプテューヌで、ゲーム会社の社長というポジですが、
一体どんなストーリーになるのか。
新キャラのピピ、ジャーガ、リディオがカワイイので使ってて楽しい♪