光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~   作:EDENCROSS

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光ネプ第93話

《これまでのあらすじ》
初代四女神の力を得たエルク。
今度はそれらの力を制御するため、鍛錬に励む。


♯ 93 力の制御

ヒルダ

「脱げ」

 

エルク

「・・・エ?」

 

 

戦艦での継承の儀を終えた次の日、エルク達はエリスの聖域に赴き、

そこで儀によって得た女神の力を身に付ける修行をすることになった。

そこには仲間達の他に、イストワールをはじめとした四国家の教祖の姿もあった。

そして今まさにそれを始めようとした時、ヒルダからそんな言葉が発せられたのである。

 

 

ヒルダ

「聞こえなかったのか? 脱げと言ったのだ」

 

エルク

「いえ、もちろん聞こえてましたが、なぜ?」

 

ベール

「開口一番から大胆ですわね、ヒルダ様」

 

チカ

「あの方が、リーンボックスの初代女神のヒルダ様なのですか、お姉様?」

 

ベール

「その通りよ、チカ。 ヒルダ様こそ、我らがリーンボックスを建国なさった

 初代様ですわ。 勇猛の名に恥じぬ実力を有しておりますのよ」

 

ケイ

「確かに、離れていても彼女の力がわかるよ」

 

ミナ

「はい、直接伝わってくるかのような力を感じますね」

 

ヒルダ

「鍛錬を始める前に、貴様の体を見ておく必要がある。

 中途半端な体では力に耐えられない可能性があるからな」

 

エルク

「なるほど、わかりました。 では・・・」

 

 

エルクは服を脱いで、上半身裸になる。

色白の細身でありながら、確かにある鍛えられた筋肉。

その甲斐あって腹筋も割れている。

 

 

ベール

「きゃーっ///」

 

ネプテューヌ

「おおーーっ///」

 

チカ

「お、お姉様! 見ては駄目です!」

 

 

そして、神次元で皆と一緒にプラネテューヌで風呂に入って以来久し振りに見る

エルクの体に、ベールとネプテューヌが顔を赤らめて興奮する。

 

 

ヒルダ

「ほう、いい体をしているな。 正直想像以上だ。

 日々の鍛錬を怠っていない証拠だ」

 

ネプテューヌ

「エルくん、仕事の合間にも時間があったら筋トレや剣の素振りとかしてるからね」

 

ケイ

「それはいい心がけだね」

 

ヒルダ

「ひとまず合格と言ったところだな。 加えて精神面も問題なさそうだ」

 

ユリウス

「ああ、これなら始めても大丈夫だろう」

 

エルク

「もし、そうじゃなかったら・・・?」

 

ヒルダ

「私が立てた通りの鍛錬を一月やってもらう予定だったぞ」

 

ロティ

「なんだかんだ聞いただけで過酷そう・・・」

 

エルク

「日課的にやっててよかったよ・・・」

 

ヒルダ

「ふふ。 だが、どうやら無用な心配だったな。 裸にさせてすまなかった、着ていいぞ」

 

ベール

「ええ・・・もう終わりですの? そのままでもよろしかったのに・・・」

 

エルク

「姉さん・・・」

 

チカ

「はしたないですわよ、お姉様! ほ、ほら! 貴女もさっさと服を着なさい!」

 

エルク

「は、はいっ!」

 

 

チカにそう急かされ、エルクは服を着る。

 

 

エルク

「それで、具体的にはいったい何をするんでしょうか?」 

 

ユリウス

「うむ、今、そなたにはヒルダの勇猛をはじめ、エリスの栄光、ソニアの慈愛、

 ロッタの叡智の力がその身に宿っている。

 それらを引き出し、自在に使いこなすには、それらの在り方を理解しなければ

 ならない」

 

エルク

「在り方?」

 

エリス

「つまり、その力ががどういうものなのか、という意味ね。

 それぞれ異なる力のの引き出し方があるのよ」

 

ケイ

「力の引き出し方・・・ならばソニア様の慈愛は回復魔法に関係があるのかな?」

 

エルク

「それぞれ特性があるってこと?」

 

ユリウス

「概ねその通りだ。 しかし、今回は初めての試みのためか、正確なやり方は不明だが、

 彼女達の力をものにするにはもちろん容易ではない。

 女神になってから大戦が終戦するまでに培ったそれを短期間で身につけるのだからな」

 

エルク

「わかってるよ、ユリウス。 実は今、それを感じてるんだ。

 なんかこう・・・ざわつくと言うか、落ち着かないというか、そんな感じが」

 

ヒルダ

「ならばそのままそれに意識を集中し、語りかけてみろ」

 

エルク

「はい!」

 

 

エルクはそっと目の閉じ、瞑想した。

しばらくして先程まで漠然的に感じていただけだったが、次第にそれが脈打つ鼓動となり、

確かなものとなった今、掴み取るように心の奥底から込み上げてきた。

 

 

エルク

「っ!!」

 

ネプテューヌ

「ねぷっ!? な、なにっ!?」

 

うずめ

「お、おいゆりっち! この光ってもしかして!」

 

ユリウス

「ああ、この黄金の輝きは!」

 

 

それによってエルクが掴んだのは、エリスの栄光の黄金の輝き。

邪力(タナトス)の脅威に怯え恐怖していた人々を導くことを誓い、

それを使命とし、終戦以降それらを滅して国と人々を平和へ導いたことによって

得た力である。

 

 

イーシャ

「以前にも思いましたが、私達ゴールドサァドの黄金の光と比べてやっぱり―――」

 

エスーシャ

「ああ、全くの別物―――いや、別次元だな」

 

ビーシャ

「しかも、これでほんの一部って言うんだからね」

 

ケーシャ

「実際に戦ったからわかりますが、それだけ女神様の力が強大という証拠ですね」

 

シーシャ

「そうだね。 エルク君の体は大丈夫なんだろうか?」

 

エルク

「僕なら大丈夫だよ、シーシャさん。

 でも、とてつもない力だってことはわかる・・・!」

 

 

継承の儀の時に発した同じ輝きでもそれとは全く異なる光。

その力の一端を掴んで覚醒したそれは、エルクの言う通りとてつもない強大な力で

あることが肌で感じて改めて理解した。

 

 

ネプテューヌ

「それにしてもきれいだねー。 どこぞの戦闘民族みたいだけど、

 それ以上にすごいってのもわかるよ」

 

エルク

「うん。 それに、なんだか落ち着かない・・・」

 

エリス

「無理もないわ。 私も女神になったばかりの頃も貴方と同じだったから」

 

ユリウス

「しかし驚いたな、まさかこんな短時間でエリスの栄光の力を掴むとは・・・」

 

ヒルダ

「ああ。 だがそれでも完全に我がものにしたわけではない。

 エルク、貴様もそれはわかっているのだろう?」

 

エルク

「はい、このままでは駄目です。

 確かにこうしてエリス様の力を掴むことが出来ましたが、あくまでそれは存在。

 それを力として振るうなら、ここから鍛錬して身に付けないと」

 

ヒルダ

「そうだ。 強大な力を使いこなすならそれに耐えうる体と、

 それに呑まれぬ精神力が必要不可欠だ」

 

ベール

「それなら心配ありませんわ。

 実際にホーリィクリスタルを受け継いだエルちゃんは傲らず慢心せず、

 その力でわたくし達を何度を守り、助けてくださったのですから」

 

ネプテューヌ

「そうだよね! わたしはエルくんはできる子って知ってたしね!」

 

ノワール

「もう、調子いいんだから。 でも、確かにベールの言う通りね。

 大抵の人間ならその力に溺れてたと思うしね」

 

ブラン

古代魔法道具(アーティファクト)を手にして暴走した人がいるくらいだから」

 

ヒルダ

「私もはじめは長期的な鍛錬が必要と思っていたんだが・・・」

 

ユリウス

「これならそれほどの時間はかからんかもしれんな。

 そして、女神が創り出したこの空間は外の時間の流れと異なる」

 

ミナ

「時間がかからないとはそういう意味なのですね」

 

ケイ

「加えて、彼の適性的な意味でもね」

 

ネプテューヌ(大)

「なるほどー。 まるでどこぞの時の部屋みたいだね」

 

ネプテューヌ

「あ、わたしも思った!」

 

イストワール

「何を言っているんですか、ネプテューヌさん達・・・」

 

ネプギア

「でも、鍛錬と言っても何をするんですか?」

 

ユニ

「やっぱり、実戦とか?」

 

エリス

「ええ、それが一番でしょう。 力の扱い方はその中で学んでいけばいいわ」

 

 

少々アバウトな気もするが、実戦以上の経験はないという言葉もある。

エルクは再び精神統一し、より栄光の力を高めた。

 

 

ヒルダ

「昨日も言ったように、私がぶっ鍛えるために相手をしようと思ったが・・・」

 

エリス

「ここは私が相手になるわ」

 

ロム

「エリスさんがおにいちゃんと戦うの?」

 

プルルート

「ええ~? エルくん大丈夫なのかな〜?」

 

イストワール

「全員掛かりで苦戦しましたらかなり厳しいでしょう」

 

ミナ

「ですがこれは、エルクさんが栄光の力を身に付けるための模擬戦のようなもののようです

 から、大事には至らないと思いますよ」

 

エリス

「もちろん、あの時のような全力は出さないわ。

 もしそうなら学ぶ前に終わってしまうから」

 

エルク

「・・・」

 

 

エリスの挑発にも受け取れる言葉。

彼女にそういう意図はなく、寧ろエルク自身の身を案じての事なのだろうが、

それでもエルクは男の意地なのか、そう捉えた。

 

 

エルク

「・・・いえ、加減は結構です、エリス様。

 実戦でなければ掴めないものだと思っていますので」

 

ネプテューヌ

「ちょっとちょっと、何言ってのさ、エルくん!? さすがに無理だよ!」

 

クロワール

「あーあ、あいつ意地になりやがって」

 

ユリウス

「それもあるかもしれんが、エルクの言う通り実戦でなければ習得は難しいと判断

 したんだろう。 四女神の力の一部ををその身に宿し、その中のエリスの力に触れて

 改めて理解したからこその考えだと思うぞ」

 

チカ

「言ってることは分かるけど、無謀すぎじゃないかしら」

 

ケイ

「エルクのことだってそれがわからないわけじゃない。

 承知の上だから挑むんじゃないかな」

 

ミナ

「全てはクロノスを倒して皆さんを、ひいてはゲイムギョウ界を守るために・・・」

 

ノワール

「エルクはそこまで・・・」

 

エリス

「・・・いいでしょう、貴方を侮って言ったわけではないけれど、

 余計な気遣いだったようね。 それと言い方が悪かったわ。

 それでは―――行くわよ!」

 

エルク

「はい! お願いしますっ!」

 

ネプテューヌ

「がんばってね、エルくん!」

 

プルルート

「ファイトファイト〜!」

 

 

黄金の輝きを纏ったまま始まった、実戦形式の手合わせ。

エリスは女神の力を顕現し、二刀の黄金の剣を持ってエルクに向かって駆ける。

エルクはそれを回避ではなく、真正面から神威を振り下ろし迎え撃つが、

その重い一撃に弾かれる。

神衣化して対抗しようにも、その状態で黄金の力の制御が困難と思い、

あえて生身でエリスと戦うと決めていた。

先の戦闘で神衣化状態に加えて仲間達と連携してやっと辛勝した相手に、

一人で勝てるなどエルクは微塵も思ってなどいない。

なぜならこれは勝負ではなく、エリスから授かった力の制御するためのものだからだ。

弾かれたことで体制を崩した所にエリスが追撃するが、跳躍してその攻撃を飛び越える

ように回避し、エリスの背後を取って素早く間合いを詰めた零距離から一ノ型咆哮を

繰り出す。 黄金の輝きを纏ったそれは、通常のものとは比べるまでもなく重く鋭く、

それを即座に感じ取ったエリスは空中に飛び、エルクをそれに合わせて再び跳躍する。

エリスはX字の斬撃を飛ばすエスペランサを放ち、エルクの七ノ型天刃に斬り裂かれるが、

続けて黄金の大剣クラウ・ソラスを放った。

その質量に耐えられず押し返され、地面に叩きつけられながらも素早く起き上がり、

降りてきたエリスを真っ直ぐ見据える。

その後、エリスは絶え間なく鋭い突きを繰り出し、エルクは再び神威を盾にして防御した。

その時、黄金の輝きがよりいっそう強まり、それを見たエリスは一瞬動揺しながらも

そのまま神威と肉薄し、エリスの攻撃を防いで弾いたことで距離ができ、

そこから一歩前に踏み出した前屈みな構えを取り、高速移動を伴った二ノ型刹那で

斬り込み、エリスを斬り掛かった。 行く方は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルク

「くっ・・・!」

 

ユリウス

「それまでっ!」

 

 

エルクはダウンし輝きを失い、制したのはエリスだった。

 

 

ネプテューヌ

「エルくんっ!」

 

アイエフ

「コンパ、お願い!」

 

コンパ

「は、はいですっ!」

 

ロム

「わたしも!」

 

エリス

「・・・っ」

 

 

打ち合いに勝利したエリスは、なぜか苦悶の表情を浮かべていた。

 

 

シャルロット

「どうしました、エリス?」

 

エリス

「・・・彼の最後の攻撃で一撃貰ったみたいね」

 

ソニア

「え、本当?」

 

エリス

「ほう、生身の状態でエリスに一太刀入れるとはな」

 

エリス

「ええ、ついさっき身に付けたばかりの力をここまでものにするなんて思わなかったわ」

 

エルク

「でも、一撃入れるのがやっとでしたけどね・・・」

 

エリス

「そんなことないわ、エルク。 神衣化せず、生身の状態でそこまで戦えるんだから」

 

ネプテューヌ

「そうそう! 大したもんだよ、エルくん!」

 

エルク

「ありがとう、ネプテューヌ、エリス様」

 

うずめ

「でもやっぱ、消耗はでかいみたいだな」

 

アイエフ

「体力的な面も含めてかしら」

 

エルク

「うん。 それに今は集中しないと引き出せないけど、いざという時には即座に使えるように

 しないとな・・・」

 

イーシャ

「それでも、エリス様の力を扱えるようになって、一撃入れたのは大きな前進だと

 思いますよ、エルクさん」

 

ユリウス

「そうだな。 本来ならその域に至るまで相応の鍛錬が必要なのだがな」

 

ヒルダ

「それほどエルクは戦士の器ということだな!」

 

ピーシェ

「エルクってすごいの?」

 

ベール

「その通りですわ、ピーシェちゃん! 流石はわたくしの弟兼婚約者ですわね!」

 

チカ

「こ、婚約者・・・! その薬指に嵌められた指輪を見て思っていましたが、

 あたくしという者がおりながら・・・! おのれ、エルク・・・!」

 

ケイ

「はいはい抑えて、チカ」

 

ヒルダ

「まあ、手合わせ程度の攻防だったが、エリス相手に一人であそこまで戦えたのだ。

 私としては期待以上だな」

 

ソニア

「あとは鍛錬あるのみ! だね!」

 

 

コンパとロムからの治療中のエルクは、こう思った。

力の在り方を理解する、それその特性を知ること。

先程の模擬戦で身を守った時、それを強く感じ、エリスの一撃を防ぐことができた。

思うにエリスの栄光の黄金の力は守りに適しているのだろう。

ソニアの慈愛、シャルロットの叡智、ヒルダの勇猛もそれぞれ何かに適しているのかも

しれない。

ならばまずはそれを知ってから方針を決めた方が効果的であり効率的だということを

仲間達に説明した。

 

 

ブラン

「―――なるほど、確かにその通りね。 闇雲に使うだけじゃ駄目ってことかしら?」

 

エルク

「うん、それだと意味がないと思うんだ。 だからはじめは手探りになるけど・・・」

 

シャルロット

「ユリウスさんも言いましたが、我々の力の一部を他者に譲渡した前例は無く、

 今回が初めてなので未知の部分はあるでしょう。 しかし、理に叶っていると思います」

 

海男

「急かすわけでないけど、クロノスがまだ動き出すまでの時間が有限だからということか」

 

エリス

「でも、これで貴女も私の力が理解できたでしょう。

 私の栄光の力は人々を守るためのもののようね。

 だからあの時、私の攻撃を防ぐ事ができたのよ」

 

エルク

「・・・そうですね。 あの瞬間、そう使うべきだと思ったんです。

 まるでそう語りかけてきたみたいに。

 加えて神衣化状態でも使えるようにしないと」

 

ヒルダ

「クロノスとの決戦を考えると、それも必須となるな」

 

エルク

「先はまだまだ長いですが、こればかりは地道にやっていくしかないかと」

 

イストワール

「そのようですね。 エルクさんばかり負担をかけるようで申し訳ありませんが・・・」

 

エルク

「そんなことないですよ、イストワールさん。 だって、僕には―――」

 

ネプテューヌ

「わたしたちがいるからねー!」 

 

アイエフ

「昨日も言ったけど、あなただけに負担をかけさせたりしないわ」

 

コンパ

「ケガをしたらすぐ治療しますから、安心してくださいです!」

 

うずめ

「そうだぜ、イストワール! えるっちには俺達がついてんだから、

 お前が気にするなんてことなんてねえよ。 なあ、みんな!」

 

 

うずめの力強い言葉に、仲間達は頷く。

 

 

イストワール

「皆さん・・・。 確かに余計な心配でしたね」

 

ケイ

「しかし、実際に見ると凄まじい力だね。 これがほんの一部だと言うんだから驚きだ。

 改めてその強大さがわかったよ」

 

チカ

「ええ、そうね。 もし、この力を軍事的に利用したら・・・」

 

ベール

「チカ、それは駄目ですわ。 エルちゃんの力はそのようなもののためにあるのでは

 ありませんわ」

 

チカ

「わ、わかっていますわ、ベールお姉様! ほんの冗談ですわよ・・・」

 

ケイ

「冗談に聞こえなかったは僕だけかな?」

 

チカ

「だ、黙らっしゃいっ!」

 

ミナ

「チカさん、エルクさんなら心配ありませんよ」

 

チカ

「まあ、あたくしもそう思ってはいますけど、もしもベールお姉様を悲しませたり

 泣かせたりするようなことをしやがった時は・・・わかってますね、エルク?」

 

エルク

「も、もちろんですよ、チカさん」

 

ベール 

「それこそ、心配ありませんわ、チカ。

 エルちゃんはそのようなことをなさる殿方ではありませんわ」

 

ヒルダ

「・・・あのチカという教祖、なかなか鋭い眼光をする。

 やはり教会の者だけあってただ者ではなさそうだな」

 

エルク

「いえ、何と言うかあれは・・・」

 

チカ

「何と言うか、なんですの?」

 

エルク

「いえ、なにも・・・」

 

 

これ以上言うと命の危険と本能的に思ったエルクは、即座に口を閉じた。

 

 

ヒルダ

「それはさておき、まだまだ行けるだろう、エルク?」

 

エルク

「はい、回復が済み次第、もう一度お願いします、 エリス」

 

エリス

「もちろんよ、エルク。 何度でも相手になるわ」

 

プルルート

「あたしもまだ応援するよ、エルくん〜」

 

ピーシェ

「ぴぃも、ぴぃも!」

 

ネプテューヌ

「わたしも応援しちゃうよー!」

 

ロティ

「あたしも応援するよ、師匠!」

 

エルク

「ありがとう、皆」

 

 

ネプテューヌ達の声援を受けらそれに、応えるためエルクは回復するのを待った。

 

 

うずめ

「そういえば気になったんだけど、ひるだっちのその格好って・・・」

 

 

うずめが指摘したヒルダの格好は、上は胸に[ひるだ]とひらがなで書かれた

体操服に、赤いブルマ姿だった。

 

 

ヒルダ

「なんだ? 何かおかしいか?」

 

ネプテューヌ

「いや、なんでブルマなのかなって」

 

ヒルダ

「ああ、これのことか。 これを着るとエルクの士気が高まるとベールから聞いてな。

 どうだ、エルク? 今のリーンボックスの伝統衣装らしいんだが」

 

エルク

「いや、どうだと聞かれても・・・」

 

ノワール

「ベール、あなた初代女神になんてもの着させてるのよ・・・」

 

ベール

「これぞ、我がリーンボックスの伝統衣装ですわ!」

 

ネプギア

「本当にそんな伝統衣装があるんですか、チカさん」

 

チカ

「・・・ありませんわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん、体調には気を付けて過ごしましょう。




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