光次元ゲイムネプテューヌ~聖なる祈りと極光の守護神~   作:EDENCROSS

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光ネプ第94話

≪前回までのあらすじ≫
ヒルダの聖域での鍛錬で、エリスの黄金の力を掴んだエルク。
どうやら今回はプラネテューヌ教会で一騒動あるようだ。


♯ 94 プラネテューヌの日常②

エルクの1日は早い。

早朝5時に起床し、いつものコースと場所で1時間のランニングと、

剣の鍛錬から始まり、その後ギルドへ行ってモンスター討伐のクエストを請け負い、

それが終わり次第教会へ戻ってシャワーを浴びて朝食を取り、仕事に取り掛かかる。

エリスの黄金の力の鍛錬は、それら全てが終わってからとなる。

 

 

ネプテューヌの1日は・・・遅い。

昼の12時に起床し、いつものプリンを食べながらゲームをし、その後帰ってきたエルクと

ネプギアと一緒に教会の仕事をしてから昼寝をし、起きては再びゲームをする。

彼女の起床時間が遅いのは、所謂徹ゲーをしているからである。

教祖であるイストワールから注意や叱りを受けるのは受けるのは当然だが、

ネプテューヌの女神らしからぬ生活スタイルがなかなか改善されないのは、

イストワールの唯一かつ最大の悩みであり、当の本人であるネプテューヌはどこ吹く風である。 そのため女神の仕事を疎かにする面が時折目立つが、それでもやることや決める所は決めるので、なんだかんだで彼女もネプテューヌのことを信頼している。

今日もそんな彼女達の1日が始まろうとしていた。

 

 

エルク

「ただいま戻りました」

 

ネプテューヌ

「あ、お帰り、エルくん」

 

ネプギア

「お帰り、お兄ちゃん」

 

イストワール

「お帰りなさい、エルクさん。 お疲れ様です」

 

 

自分の帰りを温かく迎える三人。

ネプテューヌはエルクにいつものお誘いをする。

 

 

ネプテューヌ

「ねーねーエルくん、一緒にゲームしようよ!

 もちろんシャワーの後でいいよ!」

 

イストワール

「その前に、女神の仕事はどうするんですか、ネプテューヌさん?

 書類にあなたのサインがなければ滞るものもあるんですよ?

 寧ろそれがメインで溜まっています。 しかも全て今日中です・・・」

 

ネプテューヌ

「大丈夫大丈夫、まだお昼だよ? 1日24時間っていーすん知らないの?」

 

イストワール

「そんなことくらい知っています! それとまだではなく、もうお昼です!

 ただでさえ他の仕事も溜まっているのに、エルクさんが手伝ってくれているから

 なんとかなっている状態なんですよ!

 ネプギアさんはきちんと仕事に取り組んでいるのに、どうしてネプテューヌさんは―――」

 

エルク

「えっと、イストワールさん。

 ちなみに、その今日中っていうのは正確にはいつまでなんですか?」

 

イストワール

「今日の18時までです・・・」

 

エルク

「・・・マジ?」

 

イストワール

「マジです・・・」

 

ネプテューヌ

「マジか・・・」

 

ネプギア

「お、お姉ちゃん、流石にまずいんじゃ・・・?」

 

 

現在の時間は昼の14時で、タイムリミットは残り4時間。

本来いつも通りなら今頃エルクとネプギアとゲームをしている時間だが、

この状況ならそうも行かない。

守護女神のサインだけならまだしも、他の雑務を含めるとゲームはもちろん休憩など

する時間すらないほどの量となっている。

 

 

ネプテューヌ

「どど、どうしよう、ネプギア、いーすん、エルくん!

 わたしの主人公補正をもってしても、これはまずいって!」

 

イストワール

「だからこうなる前にお仕事をするようにと今まで何度も言ってきたんですよ!

 わたしも手伝いますが、エルクさんとネプギアさんに押し付けてきたんですから、

 こればかりは自業自得です!」

 

ネプテューヌ

「そんな〜!」

 

ネプギア

「だ、大丈夫だよ、お姉ちゃん。 もちろん私も手伝うから。 ねえ、お兄ちゃん」

 

エルク

「そうだよ、ネプテューヌ。 ゲームはしばらくしできないけど、

 こうなったらやるしかないよ! 僕達ならならなんとかなるさ!」

 

ネプテューヌ

「うぅ・・・ありがとう、二人とも。 やっぱり持つべきものは頼もしい恋人と

 可愛い妹と口うるさ・・・頼もしい教祖だよ!」

 

イストワール

「・・・今、なんと言いかけました?」

 

エルク

「とにかく、急いで取りかかろう、皆!」

 

 

こうしてエルク達は、ネプテューヌが溜めに溜めまくった仕事の消化に着手した。

パソコンを使った事務、警察やギルドのハンター達と連携した犯罪者の逮捕と手配

モンスターの討伐による治安維、そして現プラネテューヌの守護女神であるネプテューヌ

にしかできない山のように積もった書類のサイン。

それぞれが役割分担して手分けしてそうこうしているうちに、

気が付けば17時になっていた。

 

 

エルク

「モンスターの討伐、全て終わりました!」

 

ネプギア

「これでよし・・・。 いーすんさん、こっちも終わりました!」

 

イストワール

「お疲れ様です、エルクさん、ネプギアさん。 丁度こちらも終わりました。

 残りはネプテューヌさんですが・・・」

 

ネプテューヌ

「うおーっ! わたしだってやる時はやる女だよーっ!」

 

 

ネプビタンを片手に、書類を確認してサインしまくるネプテューヌの姿。

それは普段のだらしなさからは想像出来ないほどのやる気に満ち溢れており、

女神化した姿と同じかと思うほどの気迫だった。

 

 

ネプギア

「すごい・・・お姉ちゃん、別人みたい!」

 

イストワール

「確かにそうですね・・・! ただ、常にそうであってほしいのですが・・・」

 

エルク

「あはは・・・」

 

 

いつも仕事に対して今のように打ち込んむと、イストワールのストレスも減るだろう。

そんな彼女の心中を察するエルクだった。

そして、しばらくして―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネプテューヌ

「―――よーし! これで終わり―!」

 

イストワール

「お疲れ様です、ネプテューヌさん」

 

ネプギア

「すごかったよ、お姉ちゃん!」

 

ネプテューヌ

「えへへ~、そ、そうかな~? エルくんは?」

 

エルク

「うん、本当に凄くてカッコよかったよ、ネプテューヌ。 流石女神様だ」

 

ネプテューヌ

「ありがとう! そう言ってくれて嬉しいよ! それじゃあ―――えいっ!」

 

エルク

「おっと!」

 

ネプテューヌは、デスクから立ち上がると、勢い良くエルクに抱き着いた。

 

 

ネプテューヌ

「う〜ん、エルクニウムエルクニウム〜・・・///」

 

 

今までなら恥ずかしがって離れるように言うが、ネプテューヌを労おうと思い、

エルクはそのまま軽くハグをする。

 

 

ネプテューヌ

「なんだかんだこうやって抱き着くのも久しぶりだなー。

 ここのところ戦いばっかだったからさ」

 

エルク

「そうだね、僕も同じ気持ちだよ。 なかなかこういう機会もなかったからね」

 

ネプテューヌ

「でしょでしょ〜? これからは毎日するようにノルマ化しちゃうよ」

 

ネプギア

「・・・えいっ!」

 

 

二人のやり取りを見て羨ましい思ったネプギアは、エルクの背後から抱き着いた。

 

 

エルク

「エ、ちょっ、ネプギア!?」

 

ネプギア

「わ、私だってお姉ちゃんみたいにお兄ちゃんにぎゅーってしたいもん///!」

 

エルク

「だ、だからってこんな・・・」

 

ネプテューヌ

「おーっ! これがいわゆる姉妹丼ってやつだね!

 ファンが見たら羨まし死待ったなしだよ!」

 

ネプギア

「し、しし姉妹丼!?/// わ、私、そんなつもりじゃ・・・!」

 

ネプテューヌ

「ホントはわたしも恥ずかしいけど、エルくんだったらいいかなって・・・///」

 

イストワール

「何を言っているんですか、ネプテューヌさん・・・」

 

ネプテューヌ

「あはは。 そういえばエルくん、少し背、伸びた?」

 

ネプギア

「それに、背中も大きくなった気がする」

 

エルク

「そうかな? 自分じゃよくわからないけど・・・」

 

ネプテューヌ

「こうしてみると、やっぱりエルくんも男の子なんだね。

 さらに頼もしくなったって感じがするよ」

 

エルク

「ありがとう、ネプテューヌ」

 

ネプテューヌ

「ではでは、これよりエルくんの身体検査を行います。 ネプギア」

 

ネプギア

「わかったよ、お姉ちゃん。 せーの―――」

 

エルク

「し、身体検査って、なにする気・・・?」

 

ネプテューヌ・ネプギア

「「それそれーっ!!」」

 

エルク

「あははははっ! ちょ、ちょっと二人ともやめっ! あははははっ!」

 

 

エルクを挟むように前後に抱き着いた二人は、そのままエルクの体をくすぐった。

二人がかりのそれに、エルクは耐えることなどできるわけもなく、笑い声を上げた。

 

 

イストワール

「な、何をやっているんですか、お二人ともーーっ!」

 

エルク

「はーっはっはっはっはっはっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルク

「はあ〜・・・ごほ、危うく笑い死ぬところだった・・・」

 

ネプギア

「ちょっとやりすぎちゃったかな? ごめんね、お兄ちゃん」

 

ネプテューヌ

「でもでも、その甲斐あってエルくんの体に異常なーし! だったよ」

 

イストワール

「異常なーし! ではありません! ただでさえいつもの業務や初代女神様方の力の制御

 の鍛錬や今回の件で疲れているの言うのに、こんなことをするなんて!」

 

ネプテューヌ

「ごめんごめん。 でも、エルくんも少しは気が晴れたんじゃない?」

 

エルク

「・・・エ? それってどういう意味?」

 

ネプテューヌ

「だってエルくん、最近むずかしい顔ばかりしてたからさ、

 こうやって大きな声で笑うのもいいかなって。 で、どうだった?」

 

エルク

「どうって・・・まあ、確かに少しスッキリしたかも。

 でも、僕ってそんな顔してた?」

 

ネプテューヌ

「してたしてた。 エリちゃんたちのことなんだろうけど、わたしも女神だから

 大変ってのもわかるんだ。 でもだからって詰め込みすぎるのも体に毒なんじゃない

 かなって思ってさ」

 

ネプギア

「滅多に見ないっていうくらいな顔してたから心配だったの。

 余裕をもってやった方がお兄ちゃんのためになるかと思って・・・」

 

ネプテューヌ

「そーそー! やっぱりエルくんには笑っててほしいんだ!

 せっかくのカワイイ顔が台無しだもん」

 

エルク

「・・・ありがとう、ネプテューヌ、ネプギア。 それと心配かけてごめん。

 って可愛い顔って・・・。 僕の顔ってそんな風に見えてるの?」

 

ネプテューヌ

「そりゃあもう。 だってエルくん、女の子達の中にいても全然変じゃないんだもん。

 ねえ、ネプギア」

 

ネプギア

「うん、普通男の人が混ざったら浮くけど、お兄ちゃんの場合それがないから」

 

エルク

「それってつまり、僕は男感が薄いってこと? なんだかんだ複雑だな・・・」

 

ネプギア

「それだけ顔が整ってるってことだよ。 ねえ、お姉ちゃん?」

 

ネプテューヌ

「そうゆうこと! いいこと言うね、ネプギア!

 仕事は手伝ってくれるし、プリンも食べさせてくれるし、一緒にゲームしてくれるし、

 甘やかしてくれるし、腕っぷしも強いし、あとは、えっと・・・」

 

ネプギア

「お兄ちゃん、えっとね・・・別にそういう意味で言ったんじゃないんだよ?

 なんていうか、その・・・」

 

エルク

「・・・ぷ、あははは」

 

ネプギア

「あっ、お兄ちゃんが笑った!」

 

ネプテューヌ

「ひょっして冗談だったの!?」

 

エルク

「ごめんごめん、さっきのお返しだよ」

 

ネプテューヌ

「もう、ちょっと焦ったよ。 もう少しで女神化して慰めてあげるとこだったよ」

 

エルク

「エ? それって・・・」

 

ネプギア

「お兄ちゃん、鼻の下伸びてる・・・」

 

ネプテューヌ

「ホントだ。 エルくんのエッチー」

 

エルク

「いやいや、そんなことは・・・ない」

 

ネプギア

「お兄ちゃんって、そういうのに興味があるんだ・・・。

私だってある方だと思うんだけどな・・・」

 

エルク

「もう何度目だろうか、このやり取り・・・」

 

ネプテューヌ

「あはは。 まあとにかく、わたしたちだけじゃなくてみんなエルくんのことを

 頼りにしてるってことだよ」

 

イストワール

「そうですね。 あなたは皆さんを支える中心となっていますから、

 わたしも頼りにしています」

 

エルク

「ありがとうございます、イストワールさん。 でも、そんなに女の子っぽく見えるなら

 思い切って髪を切ってヒゲを生やしてみようかな?」

 

ネプテューヌ・ネプギア・イストワール

「「それはダメ!「それは駄目です!」」」

 

エルク

「は、はい・・・」

 

 

と、食い気味にエルクの考えを真っ向から否定する三人。

その後、なんとか書類の納期に間に合い、事無きを得たネプテューヌだった。

さらにそこからネプテューヌに、イストワールからありがたーいお説教があったことは

言うまでもなかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルク

「はあ〜・・・」

 

 

すっかり日が沈んだ夜、僕はその日の疲れを癒すため風呂に入っている。

スケジュール上普段と変わらないけど、今日は特別ハードな1日だった。

朝早く起きてからのランニングと剣の素振りに、鍛錬を兼ねたギルドで請け負ったモンスターの討伐クエストをこなした後、ネプテューヌが仕事を溜め込んでたことがバレて、

僕を含めた四人で大急ぎでそれに取り掛かった。

中でも特に大変だったのは、直接教会に送られてきた手配モンスターの討伐だった。

計5体の凶暴なモンスター達を、今日の18時までに終わらせると言うタイムアタックみたいになっていたから、必要以上に体力を使った。

もし間に合ってなかったら、他国から応援でハンターや兵士を派遣してもらうことになり、

その分負担と迷惑をかけることになるからだ。

最悪事情を知ったノワール達に、自業自得と見放されることになったかも・・・。

加えてエリス様の黄金の力の制御の鍛錬。

あの聖域ではじめてそれの一端に触れた時と比べて引き出しやすくなったのがわかる。

エリス様も言っていたが、どうやら守りに適したものらしく、

防御面を強化してくれるようだ。

先の戦いで僕の極光神皇盾(イージス)を簡単に破壊されたのを鑑みると、まだ不完全で脆いことがわかった。 この力を自在に使いこなすにはまだ時間が必要だけど、それができれば皆を守れる。 もう誰も傷つかず、失わずにすむ。

僕は手の平に小さく黄金の光を放ちながらそう強く思った。

・・・っていうかいつの間にか僕の語りになってる!?

 

 

???

「ふっふ〜ん♪ おっ風呂、おっ風呂〜♪」

 

???

「ね、ねえお姉ちゃん、やっぱりやめた方がいいんじゃない?

 疲れてるから迷惑かもしれないし・・・」

 

???

「迷惑? まっさかー! 今まで何度も一緒に入った仲だし、それになによりわたしたちを

 嫌がるわけないじゃん!」

 

???

「そ、それはそうかもしれないけど・・・でも、恥ずかしいよ///」

 

 

その時、外で二人の女の子の声がした。

なにやら聞き覚えのある・・・っていうかネプテューヌとネプギアの声なんだけど、

前もこんなことがあったのを僕は覚えている。

あれからまだ数ヶ月しか経ってないっていうのに、随分昔のことみたいに感じて懐かしい。

あの時はもう急で・・・今もそうなんだけど、女の子と一緒に風呂なんてはじめてだったから色々ヤバかったけど、今となっては日常とまではいかないけど、もはや半分慣れてしまっている自分がいる。

1人風呂でそう思って―――「語りのとこ悪いけど、そろそろ入ってもいいかな、エルくん?」

・・・まさか語りの途中に割り込んでくるとは・・・。

 

 

ネプテューヌ

「それでは、いざ行かん! なんてねー」

 

ネプギア

「お、お邪魔します・・・///」

 

エルク

「ど、どうぞ・・・」

 

 

ネプテューヌの勢いのまま、二人を迎え入れる僕。

あの時と同じバスタオル1枚の姿だった。

 

 

ネプテューヌ

「ふい〜・・・五臓六腑に染み渡る〜」

 

エルク

「その言い方、なんだかおじさんみたいだよ、ネプテューヌ」

 

ネプテューヌ

「ちょっとちょっとー。 恋人に向かってそれはないんじゃない?

 これでもわたしは花も恥じらう乙女であるつもりなんだけどな〜」

 

エルク

「ごめんごめん、冗談だよ。 で、なんで二人は来たの?」

 

ネプギア

「今日はお兄ちゃんに迷惑かけちゃったから、そのお詫びにと思って背中の流しに来たの」

 

エルク

「迷惑なんて思ってないよ。 教会に住まわせてもらってるんだから、

 仕事を手伝うのは当たり前だろ?

 だからお詫びなんて気にしなくていいんだよ、ネプギア」

 

ネプギア

「ありがとう、お兄ちゃん。 やっぱりお兄ちゃんはすごいね、エリス様からもらった

 力の制御のこともあるのに・・・」

 

ネプテューヌ

「さすが、わたしたちのエルくんだね!」

 

エルク

「ネプテューヌは深く反省するよーに! お詫びって言うならそれは君なんだから」

 

ネプテューヌ

「もちろんそれはホントーに悪かったと思ってるよ!

 あれからいーすんにお説教くらいまくってもうわたしのライフは0に近いよ!

 ゲームで言ったらHPゲージは赤だよ! 点滅してるよ!」

 

エルク

「その割には元気みたいだけど?」

 

ネプギア

「あはは・・・。 でも、お姉ちゃんはやる時はやってくれるっていーすんさんも言って

 たから、信頼してくれてると思うよ?」

 

エルク

「僕もイストワールさんから聞いたことがあるよ。

 僕だってネプテューヌのことは信頼してるし、もちろん他の皆もね」

 

ネプテューヌ

「そう言ってくれると嬉しいよ! そうだ、まだ背中流してなかったね。

 なんなら、逆にわたしの背中を・・・」

 

エルク

「い、いや、いいよ! それはもう終わったから!

 それに・・・僕が君の背中を流すっていうのはまだ早いっていうか、さ・・・///」

 

ネプテューヌ

「それは残念。 わたし的にはウェルカムなんだけど、それはまたの機会にするとして、

 こうやって三人で一緒にお風呂ってのも、なんだか懐かしいよね」

 

ネプギア

「そうだね、お姉ちゃん。 あれからまだそんなに経ってないのにね」

 

ネプテューヌ

「さっき、エルくんが語りで言ってたけど、たしかあの後、エルくんってば顔真っ赤にして

 倒れたんだっけ?」

 

エルク

「あの時は・・・ほら、のぼせたっていうか、刺激が強すぎっていうか・・・」

 

ネプテューヌ

「あはは。 まあでも、あれから本当に色んなことがあったからねえ」

 

ネプギア

「まさか各国の初代女神様達に会えるなんて思いもしなかったんだもん」

 

エルク

「そして、その力の一部が僕の中にある。 やることはまだまだ山積みで大変だけど、

 これからもよろしく、ネプテューヌ、ネプギア!」

 

ネプテューヌ

「もちろん! 任せてよ、エルくん!」

 

ネプギア

「私も力になるから、何かあったらいつでも言ってね!」

 

エルク

「ありがとう、二人とも」

 

 

ネプテューヌとネプギアだけじゃなく、仲間として、恋人として信頼してる。

二人からの言は答えはわかっていたけど、それでも嬉しい。

それから僕達は、笑い合いながら雑談して時間を過ごした。

そういえば二人のバスタオル姿を見ても、あの時みたいに顔を赤くせず直視できるようになった。 やっぱり恋人っていう関係になったからだろうか? それとも慣れ?

それもあるかもしれないけど、前者の意味合いの方が強い。

これまで一緒に過ごした時間と戦いの中で芽生え育んだ想いを大切にしていこうと、

僕は改めて思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルク

「・・・で、なんで君達が僕のベッドに?」

 

 

あれから二人を残して先に風呂から上がり、いつものプラネテューヌの国家のマークの刺繍の入った紫のジャージに着替えてから執務室に確認のため、パソコンを覗いた後に自分の部屋へ戻ると、紫に白の水玉模様の入った可愛らしいパジャマをお揃いで着ていた姉妹が、ベッドの上に座っていた。

 

 

ネプテューヌ

「なんでって、そんなの決まってんじゃん。 エルくんと一緒に寝るためだよ!」

 

エルク

「まあ、見れば察しはつくけど、シングルベッドで三人っていうのは流石に無理じゃない?」

 

ネプテューヌ

「そんなこと言っていいのかな〜? わたし、知ってるんだよ?

 前にネプギアと一緒に寝たそうじゃん。 ネプギアはいいけどわたしはダメなんて

 言わないよね?」

 

エルク

「別に駄目ってじゃないけど、でも―――」

 

ネプテューヌ

「それに、なにを隠そう今回はネプギアのお願いでもあるんだよね」

 

エルク

「ネプギアの?」

 

ネプギア

「・・・うん、たまにはほら、三人一緒に寝たいなと思って・・・」

 

ネプテューヌ

「わたしもネプギアとはよく一緒に寝るんだけど、だったらエルくんもお誘いしたいなって

 ネプギアが言うからさ。 もちろんわたしもウェルカムだよ。

 エルくんなら、変なことしないだろうしね」

 

エルク

「へ、変なことって?」

 

ネプテューヌ

「それをわたしに言わせるの?」

 

ネプギア

「やっぱり駄目かな、お兄ちゃん?」

 

エルク

「・・・わかった、二人がそこまで言うなら」

 

ネプギア

「えへへ、やった!」

 

ネプテューヌ

「そうと決まれば、どうぞ~」

 

 

ネプテューヌに言われるまま、僕は二人に挟まれるようにベッドに入った。

風呂上がりの温かい体に、シャンプーの甘い香りとに女の子の柔らかさが僕を包み込む。

 

 

エルク

「それにしても、今日は随分甘えん坊なんだね」

 

ネプテューヌ

「そりゃあエリちゃんたちとの戦いのあとだから、こうして甘えたくもなるよ」

 

ネプギア

「それにお兄ちゃんにだって、その・・・い、癒しが必要なんじゃないかなって///」

 

エルク

「癒しって・・・/// ま、まあそれはともかく、こうやって三人で寝ることなんて

 考えてもなかったし、それに」

 

ネプテューヌ

「それに?」

 

エルク

「やっぱり二人に挟まれてると、癒される気がする・・・///」

 

ネプテューヌ

「おー。 エルくんには効果ばつぐんみたいだね! ねえ、ネプギア」

 

ネプギア

「うん。 お兄ちゃん、いつもがんばってるから、これくらいのことはしてあげたいもん」

 

エルク

「ありがとう、ネプギア。 でも、その気持ちは嬉しいけど、顔真っ赤だよ?」

 

ネプギア

「えっ!? そ、そうかな?///

 確かに我ながら大胆なことしてるなって思うけど・・・えいっ!」

 

エルク

「うわっ!」

 

ネプギア

「ぎゅ~っ!!///」

 

 

顔を赤くしてることを隠したいのか、ネプギアは僕の体に抱き着いた。

 

 

ネプテューヌ

「ならばわたしも! ぎゅ~っ!!」

 

エルク

「ちょ、ネプテューヌまで・・・」

 

ネプギア

「こうしてると、お昼の時と同じだね」

 

エルク

「そ、そうだね。 でも、くずぐるのはもう勘弁してくれ・・・」

 

ネプテューヌ

「そんなことしないよー。 言ったでしょ、今はエルくんを癒やしてあげるって」

 

エルク

「それを聞いて安心しました」

 

ネプテューヌ

「それじゃあこのままで」

 

ネプギア

「お休み、お姉ちゃん、お兄ちゃん、大好きだよ」

 

エルク

「お休み、ネプギア。 僕も大好きだよ」

 

ネプギア

「うん!///」

 

 

僕も自分の気持ちを素直に言うと、ネプギアは安心したかのようにそのまま眠りに就いた。

寝息も立ててそうしているの見ていると、女神候補生というより普通の女の子のようだ。

 

 

ネプギア

「zzz・・・」

 

エルク

「ネプギア、寝たみたい」

 

ネプテューヌ

「だね。 ネプギアにも悪いことしちゃったからね。 エルくんもごめんね」

 

エルク

「もういいよ、ネプテューヌ、結果的になんとかなったから。

 それに、皆で力を合わせるってのも慣れてるしね」

 

ネプテューヌ

「なんだか、わたしたちらしいよね」

 

エルク

「まあ、神威を手にした時から今までそうしてきたからね」

 

ネプテューヌ

「そういえばそうだったね。 これからもよろしくね、エルくん。 お休み・・・」 

 

エルク

「こちらこそ。 お休み、ネプテューヌ」

 

 

ネプギアに続いて、ネプテューヌも眠った後、僕もそっとまぶたを閉じて眠りに就いた。

 

 

その翌日の朝起きると、なぜかネプテューヌが女神化していたのを驚いてちょっとした

騒動になり、イストワールさんからお説教をくらいましたとしさ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




Switch2欲しいーーーっ!!




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