オリジナルライダー設定集   作:名もなきA・弐

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注意事項!
この小説は『仮面ライダーディケイドがリマジの平成二期の世界を旅したら』というIFから生まれた作品です!
原作の人物、設定とは一切関係がございません!
このエピソードはリマジドライブの1エピソードという形になっています。
ある方の作品に触発されて書いてみましたが、色々カットされています。⬅️重要

エピソード『その爆弾魔は何を望むのか』


RIDER TIME ドライブ ~Re:Imagination~

世界の終わり……大げさに聞こえるかもしれないが、この世界じゃ本当にあった。

ディナーをしている時、ゲームで遊んでいる時、恋人や家族と過ごしている時、それが本当に起こった。

周囲の景色がどんよりして、身体が思い通りに動けない。

おまけに、これは自然現象でも何でもない……機械の怪物が引き起こし、疑似的に止まった世界を我が物で征服しようと破壊活動が行われた。

この事件を、俺たちは『グローバルフリーズ』って名付けた。

怪物『ロイミュード』のことを知った俺は、奴らと戦える戦士をサポートするために非公式で選ばれた。

だけど、相棒だった戦士『仮面ライダー』は進化する奴らへの対策が追い付かずに敗北した。

俺を庇って。

……俺のせいだ。俺があの時銃口を向けなければ!

でも、今は考えるのはやめた。止まった世界で走り出せるのが俺だけなら。

共に戦ってくれた『彼』の分まで、走り続けるだけだ!!

 

 

 

 

 

雲一つない青空を眺めながら、穏やかな気候に柔らかい天然の芝生に身体を預ける。

それだけで深い睡魔へと誘われるようだ。

正に絶好のお昼寝日和に、一人の人物が寝転んでいた。

茶色がかった赤いロングヘアーに、可愛らしい顔立ちとスレンダーな身体つき、赤いネクタイを着用した服装にはフリルの付いたロングスカートとシャツを着用している。

もしここに、浮ついた男がいたら声を掛けたくなるような、可憐な少女がだらしない表情で睡魔に身を委ねようとしていた。

だが、その少女『戸走志乃(とばしりシノ)』には奇妙な特徴があった。

 

『……そろそろ、戻った方が良いんじゃないかな?』

 

腰に巻き付けたバックルから渋い男性の声が聞こえてきたのだ。

しかし、少女は焦ることなく睡魔で間延びした声で返答する。

 

「へーきへーき。書類仕事は終わってるし、後は定時まで待つだけ…」

 

その言葉は最後まで言えなかった。

欠伸と共に伸ばした右手に、黒い手錠が取り付けられたからだ。

 

「はい、確保」

 

そこにいたのは青いロングヘアーをポニーテールにした少女で、凛々しさの残る表情と婦警服に身を包んだ少女が、呆れた様子で拘束しているのだ。

 

「……て、毎度毎度それで捕まえるのやめてよ纏ちゃん!」

「仕方ないでしょ。こうでもしないと逃げるんだから」

 

「立て」と言わんばかりに手錠で引き上げた少女『霧園纏(きりぞのマトイ)』はさぼり癖のある同僚兼幼馴染に対して得意げな笑みを見せる。

そんな彼女とは対照的に、絶妙に疲れたような顔をする志乃は立ち上がり反論する。

 

「当たり前だろ。大体、こんな格好じゃなきゃ俺だって…」

「『私』」

 

ふと漏らした一人称に反応した纏が強い口調で窘める。

苦虫を噛み潰したように押し黙る志乃に向かって彼女は続ける。

 

「そんな言葉使っちゃ駄目。いつ何処で誰が聞いてるか分からないんだから、ね?シノちゃん?」

「うぐぅっ」

 

満面の笑みを見せる幼馴染に、志乃は「どうしてこうなったんだ」と改めて自問自答する。

戸走志乃……本名『戸走シンノスケ』は一年前に設立された重加速現象特別捜査課(通称:特捜課)に配属された警察官だ。

彼は初代仮面ライダーのバディとして戦っていたが、彼の敗北と共に自身も重傷を負うも辛うじて生存。

その後は腰に巻き付けたベルト(通称:ベルトさん)と紆余曲折を経て『仮面ライダードライブ』として戦っているのだが、そこで纏があることに気付いた。

もしシンノスケが生きていることを知られたら、周囲の人間に危害を加えるのではないかと……。

ありうるかもしれない可能性への打開策として纏が考えたのが『別人に成り済ます』ことだった。

シンノスケは元々、顔は中性的だし声変わりもほとんどしていない。おまけに身体を鍛えてもあまり筋肉が目立たない体系だ。

そんな名前負けしている彼に待っていたのは……幼少期から無理やりさせられていた女装だった。

特捜課の課長を除くメンバーには『行方不明になったシンノスケの従妹』という設定で新米婦警の『戸走志乃』が配属されたのだ。

ちなみに志乃という名前は纏が付けた渾名が由来である。

 

「まっ。そんなことは置いといて……仕事よ仕事、捜査一課からの協力要請」

「……分かった」

 

手錠を外した纏に短く返事をした志乃は、先ほどまでのだらけた態度を一変させると署内へと戻った。

 

 

 

 

 

警察署内の会議室でしばらく待機していると、三人の刑事と共に会議室に入ってきた。

 

「特捜課の戸走です」

「同じく霧園です」

 

手短に紹介を終えた後、担当した刑事からの説明によると……事件が発生したのは二週間前。

最初に爆破されたのはとある大学にある薬剤などを扱う研究室。

そこで突然重加速現象が発生し、その後爆発が起きたらしく、不運にもそこにいた研究員が爆発地の近くにいたため亡くなっている。

次の爆発は、公園で同じく重加速現象と共に遊具が爆発したらしい。幸いにも死傷者は出なかった。

その次の市内にある学習塾では生徒一人が軽い怪我で入院したらしい。

……と、事件が起こった場所に関連はなく、どちらも共通して重加速現象が確認されたということと外側から爆破だけは間違いなかった。

周囲に出来たクレーターや崩れた建物の現場写真が見る。

 

「不規則な事件現場、か……」

 

差し出されたミルクにMyガムシロップを大量投入しながら、そう一人ごちる。

いまいちギアが入らない時、志乃はこうやって脳に糖分を補給するのだ。

以前「シンノスケもそんな飲み方してた」と知り合いに言われた時は心臓が止まるかと思ったが、上手いこと誤魔化せたのは今となっては良い思い出である。

 

「三件目の事件で怪我をした生徒によると、蝙蝠みたいな怪物を見たとのことで……あの、ロリショーネンとかいう……」

「ロイミュードです」

 

纏からの訂正に刑事は「失礼しました」と謝罪した……どうもカタカナに弱い人らしい。

 

 

 

 

 

三件目の被害者が入院している病院の場所を聞き、病室の扉を纏がノックする。

 

「失礼します」

扉を開けると病室には足に包帯を巻いた中学生ぐらいの少年と母親がおり、互いに頭を下げて挨拶する。

前もって連絡していたため、志乃は相手を怖がらせないよう近くに椅子に座る。

 

「嫌なことを思い出させるかも知れないけど、事件の時にみた怪物の事を教えてくれないかな?」

「……本当に、信じてくれるんですか?」

「もちろん」

 

優しく微笑む彼女(正確には彼)に、緊張が少し解けた男子生徒は思い出すように口を開いた。

塾に忘れ物をした彼は、それを取りに足早に戻って来たのだ。

その時、自分と周囲がどんよりしたと思ったら、破裂したような音と共に吹き飛ばされたのだ。

何が起こったのか……。

混乱しながらも、視界の角に蝙蝠のような怪物を見たのだ。

それは姿を変えたと思ったら、そのまま現場から去って行った。

以上が、生徒の証言だ。

話を聞き終えた纏は、志乃にだけ聞こえる程度の声で尋ねる。

 

「シノちゃん……」

「ああ。ロイミュードで間違いない。しかも…」

 

今の証言が正しいなら、犯人は進化態になっている可能性が高い。

 

「塾が爆発したって聞いて、もしタイミングが違っていたらって、そう考えたら……!!」

 

怪我した時のことを思い出したのだろう……シーツを握り締めて身体を震わせて俯く彼に、志乃がその手に重ねて優しく握る。

 

「ありがとう。ごめんね、辛いことを思い出させちゃって……」

 

恐怖を少しでも和らげるように話す志乃に続くように、纏が頭を撫でる。

 

「ありがと、捜査の役に立ったわ」

「本当、ですか?」

「ええ。あなたが勇気を出してくれたからよ」

 

屈んで視線を合わせると、「約束する」と優しく言う。

 

「絶対に怪物は私たちが退治するわ」

 

生徒とその母に礼を述べると、二人は病室から出る。

この証言は、決して無駄じゃなかった。

胸に秘めた正義感が燃え始めたこと。

そして……。

 

「……」

 

赤いネクタイを締めた志乃……戸走シンノスケのギアが入ったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

志乃と纏は、病室から出て病院の回りを歩いていると一人の少年と合流する。

名前は『霧園ゴウ』……纏の弟で志乃の弟分でもある。

どうやら彼も、ロイミュードの事件を嗅ぎ付けたらしく事件を調査しているのだが、有力な手掛かりが掴めていないのが現状だ。

今後のことを話し合おうとした時、突如周囲がどんよりと重くなった。

 

 

「……重加速だっ!」

 

その場にいた人たちの動きが重加速で遅くなる中、志乃とゴウの心強い味方であるミニカー型アイテム『シフトカー』と『シグナルバイク』が現れると彼らに装着して重加速を解除する。

 

『シンノスケ、病院の外だ!』

 

ベルトの指示に従い、慌てて外に出る三人。

そこにいたのは五本の指が銃口になっている蝙蝠のような機械の怪物……首回りはオレンジ色になっており、胸部にあるプレートには「019」と刻まれている。

 

「ロイミュード!」

『っ!?』

 

振り向き、重加速の中で動いている人間に驚いたのは慌てた様子を見せるバット型ロイミュード。

しかし彼とは対照的に、ゴウは懐から銀色のマフラーのような装飾がある青いバックルを取り出した。

 

「こんな場所でエンカウント……ラッキーだかそうじゃないんだか」

 

そう言って、バックル『マッハドライバー炎』を腰に当てて伸びたベルトで完全に固定すると、白いシグナルバイクを露出したスロットに装填し再度閉じた。

「レッツ、変身!」

【SIGNAL BIKE! RIDER! MACH!!】

 

現れたのは赤いラインが入った白いボディアーマーとマフラーを靡かせた戦士『仮面ライダーマッハ』。

ロイミュードと戦う高速の戦士だ。

 

「追跡!撲め…」

『隙ありっ!!』

 

名乗りを入れようとするも、ロイミュードが放ったエネルギー弾に命中し口上がキャンセルされてしまった。

「何やってんの」と姉の纏が呆れるも、マッハはすぐに立ち上がりバイクのフロントと前輪を模した白い銃『ゼンリンシューター』を構えて発射する。

 

「よくもやりやがったな!こっからは俺の時間だ!」

 

半ば八つ当たりに近かったが、まぁすぐ戦闘に入ってくれたのは良い方だ。

相手が遠距離がメインの戦法であることを察知したのか、マッハはすぐに高速移動でロイミュードとの距離を詰めるとゼンリンシューターの強烈な打撃で相手を追い詰める。

やがて強烈なアッパーカットで吹き飛んだロイミュードは起き上がると、何やら全身に力を入れ始める。

 

『ぐっ、ううっ。あああああああああああっっ!!!』

 

その身体をオレンジカラーのデータで包み込み、何やら爆弾を模した姿へと変えるとダイナマイトのようなものを投げつけて煙幕を起こす。

強烈な煙にドライブドライバーを装着しようとした志乃や纏も思わず顔を覆ってしまい、気が付けばロイミュードはこの場から姿を消していた。

だが、逃走に専念するあまり気づけなかったのだろう。

自分が落とした証拠品を、志乃が拾っていたことに。

 

 

 

 

 

現場の整理が終わると、三人は特捜課に戻っていた。

事件資料を何度も見直すゴウとは対照的に、纏はロイミュードの傾向を分析する。

 

「あのロイミュード、ただの愉快犯みたいね」

「ああ。けど、手掛かりは掴めた」

 

そう言って志乃はロイミュードが戦闘中に落とした袋をテーブルの上に置く。

 

「そもそも資料を読んで俺が引っ掛かったのは、最初の事件……犯人が何で被害者ごと研究室内を爆発させたかだ」

「どういうこと?」

「二件目や三件目は、外側からの爆破で何れも内部に爆弾を仕掛けた訳じゃなかった。それなのに一件目は大学の研究室っていう内部から爆発させていた」

 

「それに」と火薬の入った袋を軽く持ち上げる。

 

「この火薬……気になって専門家に調べてもらったら様々な原料をミックスさせた奴だった」

 

ただの研究員が…しかも火薬に関する研究を行っていないのに何故あったのか。

志乃が導いた結論はただ一つ。

 

「ロイミュードがコピーしたのは、恐らく最初の被害者だ」

 

その言葉と同時に、スーツを着崩した強面の男性がドアを開けて現れる。

警視庁捜査一課で特捜課の連絡要員でもある男性『追蜂憲一(おいばちケンイチ)』だ。実はシンノスケの先輩でもあるのだが、当然志乃であることは知らない。

 

「嬢ちゃんに言われて調べたよ。被害者は内緒で爆弾を作ってやがった」

 

苦々しげに報告する彼に対して、「ありがとうございます」と感謝する。

とにかく、コピー元が分かれば少なくともロイミュードの傾向も分かるかもしれない。

そんな時、スマホの着信音が鳴った。

 

「はい戸走……何だって、すぐに向かいます!」

「どうかしたのっ」

「また爆破事件が起こった!」

 

ただごとではない様子に尋ねた纏に、血相を変えた志乃が叫んだ。

 

 

 

 

 

通報のあった場所の周囲にある巨大なビル……そこには爆発の影響で巨大な穴と赤い火が黒い煙を起こしており、が多くのパトカーや救急車がその被害に対処しようと集まっている。

その様子をビルの屋上から眺めている影があった。

 

「く、くっくくく……良いぞぉっ、ディ・モールト良いっ!」

 

両手を広げ、恍惚に表情を染める黒いフードを被った男。

それは間違いなくシンノスケたちが目を通していた資料にいた最初の被害者『的場総一郎』の顔であり、彼の歪んだ願望や技術を全てコピーしたロイミュード019の人間態でもある。

元々破壊衝動を秘めていた彼は、偶然忍び込んだ工場現場で爆発物を製造していた的場をコピーした後証拠隠滅も兼ねて最初の爆破事件を起こしたのだ。

つまり、シンノスケが繋ぎ合わせたロジックは正解だったのだ。

周囲の喧騒に笑いを抑えきれない019……しかし、そんな彼に声をかける存在がいた。

 

「ずいぶん楽しそうだなぁ、019」

 

威圧的な声に、不機嫌さを隠すことなく後ろを振り向く。

自身の楽しみを邪魔した人物を睨みつけようするも、すぐに顔色が変わった。

黒い上等なスーツに、黒い手袋をはめたオールバックの男性が眼鏡の奥にある切れ長の瞳を向けているからだ。

 

「モ、モンク……何でここにっ」

 

そこにいたのは、自分よりも階級が上……しかもシングルナンバーのロイミュードのモンクだ。

019もただのバカではない。

規律に厳しいこの男に目を付けられたロイミュードたちが今までどうなったのか知っている。

知っているからこそ、必死に取り繕う。

 

「ま、待ってくれよっ!ぼ、僕ははただ芸術を楽しんでるだけで、別にお前たちに迷惑をかけるつもりじゃ…」

「パニッシャーがいなくなったのを見計らって暴れた奴が言っても、説得力がねぇな」

 

冷や汗を流しながら言い訳をしようとする019の言葉を遮り、モンクは眼鏡を上げて鋭い眼光で睨みつける。

事実パニッシャーという目の上のたんこぶがいなくなったことで、溜め込んでいた破壊衝動をここぞとばかりに発散していたのだ。

 

「これ以上、てめぇに暴れられたら他の連中に示しがつかねぇ……」

 

「だからっ」とモンクは緑色のデータ状のようなエネルギーに包まれるとその姿をロイミュードの姿へと変える。

黒い異形のボディに、チャイナ服のような緑色の前垂れがある衣装に身を包んだ姿。

身体の各種にある黒い数珠はまるで東洋の拳法家とも修道士とも取れるような威圧感と神々しさを併せ持っている。

これこそシングルナンバーの個体が『モンク・ロイミュード』へと進化した姿である。

 

『ケジメ、つけさせてもらうぜ……!』

「ひっ!?」

 

一歩踏み出すモンクに、019が後退る。

コアは破壊されないだろうが、それでも徹底的に痛めつけられた後リセットされる。

せっかくここまで来たのに、せっかくこの幸福を味わおうと思ったのに。

こんなところで……!!

 

「ふ、ふざけるなっ。ふざけんなぁっ!!」

 

フードを乱暴に外した019は自らの身体をバット型ロイミュードを姿を変えると、すぐにその身体をマッハたちが対峙したものへと変化させた。

胸元にある「00:19」と緑の文字で表示された銀色の電子タイマーに、ダイナマイトで構成されたかのようなオレンジカラーの手足。

頭部は人間の顔のような窪みがある黒い爆弾のようで、頭頂部からは導火線のような長く白い紐が垂れ下がっている。

019の進化態『ボマーロイミュード』だ。

 

『おおおおおおおおおおおっっ!!!』

『ちっ、面倒くせぇなっ』

 

ボマーはすぐさま腕にあるダイナマイト型の爆弾を引きちぎって投擲するも、モンクは舌打ちと共にそれを躱して拳型のエネルギー弾を飛ばす。

カウンター気味に放たれた攻撃にボマーはダメージを受けるも、すぐさま立ち上がってダイナマイトを構えた。

それとほぼ同時刻、赤い車で現場に急ぐ志乃と纏。

到着し駆けつけた時にはモンク・ロイミュードとボマー・ロイミュードの二体が戦っているのが見えた。

 

『まだだ!この芸術を終わらせない、絶対に終わらせないっ!! 』

『いい加減にしろや、三流……!』

 

同じことを何度も繰り返すボマーに、そろそろ苛立ち始めたモンクは鳩尾目掛けて殴り飛ばす。

しかし、そこに志乃がドライブドライバーを手に持って現れる。

 

「モンク!」

『……仮面ライダーッ』

 

現れた怨敵に、モンクが視線を彼に向ける。

それが、いけなかった。

 

『締めた…!』

 

その隙に、周囲に小型爆弾をばら撒き、煙幕を発生させてボマーが逃走してしまった。

「待て!」 と、後を追おうとするもモンクが放ったエネルギー弾によって足を止めてしまう。

視線を向けるが、モンクも姿を消していた。

 

『……逃げられたみたいだね』

 

ベルトの言葉に、志乃は「くそっ」と呟くことしか出来なかった。

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