これ書いていると左肩が痛くなります、どうにかしたいものです
久しぶりの戦闘シーンなのでうまく書けているか分かりません、できれば良い出来であってほしいのですが…………………。
その場所は光の指す場所だった……
その場所は歓声の鳴り響く場所だった……
その場所は『強者』だけが立つことが許された場所だった……
その場所から下を見渡す、転がっている『弱者』達がいる、涙を呑んでその場から消えるだけ。
圧倒的勝者。そんな優越感が彼を満たす
『…………まあまあだな、お前。』
黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ………。
おれはなんでつよくなりたいんだ?
お兄さんに出会ったのは、偶然やった。
うち、八神はやては幼い頃両親を失った、さらに足の自由も失った。
小学三年生にて、一人暮らしを余儀なくされた。
ただ寂しい。そして虚しい。朝起きて食事を作り一人だけの食卓で箸を動かす音が響く、昼になれば図書館で時間を潰し、夜になれば誰も『お帰り』と返してくれない家に帰って寝るだけ、そんな悪循環な日々。
「………寂しいなぁ〜ッ!」
そんな泣き言をただ喚く日々、嫌気が差してくる、もう母さん達のもとに逝きたい。
………そんな日々を破壊するような出会いがあった。
いつも通り、暇を潰すために図書館に来たうち。
大抵の本を読み尽くしていた私は図書館の一番奥の棚に面白そうな本を探しに来ていた、なんというかその場所は別の空間として存在していたその場所だけこの図書館から切り離された。不気味だった、とりあえず恐怖からその場所を離れようとした
「……」
「……ん?誰かいるんか?」
声がかけられた気がした、振り返っても誰もいない。でも確かに声が聞こえたのだ。
「…………ち、ちよっと確かめてみるか」
好奇心が私を動かした、ちょっぴり怖いがそれより知りたいという欲が打ち勝つ。数十メートル先を車椅子て移動した、奥に行けば行くほど段々と薄暗くなっていく、ここは本当に図書館なのだろうかもしかして別世界にいるのではないかと思えてしまった、引き返そう。そう思ってもと来た道を戻ろうとしたとき。
ガタッ
「ヒィッ!?なんや!?」
物音をした恐る恐る振り返る。そこには一冊も本が入っていない本棚が配置されてあっただけだった……………嫌、違う。その本棚の一番下の段に一冊の書物が横向きに倒れていた。
「…………なんやこれ?」
きっとさっきの物音はこの本が倒れた音だったのだ、そう納得し、ホコリを被った本を拾い上げフゥッと息を吹きかけた。ホコリが舞い上がり、少しむせてしまった
「《仮面ライダーの全て》?」
これが《運命》との出会いだった………
その本は小説でありながら図鑑のようなものだった。主人公の《十条 誠》が《グロンギ》という怪人に襲われたところから物語が始まる、十条はその時運命的にも《スロットルドライバー》を手に入れ、《仮面ライダークウガ》に変身してしまう。そして、彼は十八の世界から来る怪人に十八の《仮面ライダー》の力を携えて戦った………………。
「『この雨だって絶対止むよ!そしたら青空になる!今だってこの雨を降らせてる雲の向こうには、どこまでも青い空が広がってるんだ!』か……」
この言葉がなんとなく心にストンと入ってきた、今は雨が降っていてもいつか青空が姿を表す。いつか自分もそうなるのだろうか………イヤ、きっとそうなる。だから陰気なことを考えずに笑顔に生きようそう思った…………。
その一週間後、『高町恭也』お兄さんに出会った。
海鳴臨海公園の片隅にある人気のない街灯が当たるベンチに一人。餃子を頬張る青年、高町恭也かそこに居た。
時刻はすでに20:00を過ぎていて、公園にはもうすでに昼間のような活気は消えていた。その中で恭也は餃子の温かい湯気が昇る夜空を見上げた。なにか感慨深いものだ巡り合わせと言うものを初めての感じた気がした、あの『世界』の軌跡は自分だけしかないと思っていたが、まさかあの本が有ったなんて、この世界に来てから感じていた孤独感が霧散した。ファイズフォンを取り出し電話番号をプッシュする、通話先は高町家だ。
「もしもし、恭也だけど」
『あ、お兄ちゃん。どうしたの?』
「なのはか、いやな今日も遅くなるって伝えといてくれ」
『どうしたの、なにかあったの?』
「………いやな、ただの野暮用だ」
『………そう、なんだ。』
「………なんかあったか?」
『う、ううん。何でもないよ、あ、お母さん凄く怒ってたよ。また、サボったって』
「………」
『お兄ちゃんは変わったよね、いや、記憶がないからよく分からないか……』
「そういうもんか?」
『うん、前はね。もっとカッコよかったよ、真面目だったし。』
「………それは遠回しに今の俺が不真面目でカッコ悪い奴と言いたいのか」
『ち、違うよ。今のお兄ちゃんもカッコ良いよ……………………ちょっとだけ』
「…………なのは」
『ん?なに、お兄ちゃん』
「……頑張れよ」
『…………うん、お兄ちゃんも。』
「じゃあな」
そこで通話を切った、そして食べかけの餃子をベンチに置き、立ち上がった。
「……………出てこいよ、殺気をガンガンとぶつけてくれちゃって気持ち悪いんだよ!」
すると、闇の中から幼い影が現れた。
大城浩介だ。しかし、その表情は生気が完全に抜けていて、別人に見えてしまうくらいまで様変わりしていた。
「……………こういうのさ、鴨が葱背負ってきたてっいうのかな?」
くだらない冗談をこの状況に合わせた、彼はここで待っていたのだ大城浩介という名の鴨を。
殺気がいきなり鋭く恭也を射る、その時浩介の胸から青白い光が発生し辺りを包み込む。数十秒過ぎた辺りで光は収縮していく、その光から現れたのは一人の青年だった、上半身は筋肉質で構成されており体温が高すぎるせいか蒸気が身体のあちこちに立ち上がっていて、その両拳には真紅のグローブが嵌められていた。
「………やる気満々てか」
恭也はコートの前をはだけさせ、現れたのは銀色のベルト。そして右手に握っていたファイズフォンにコードをプッシュしていく。
ーーー555、Enter
《Standing by》
「変身ッ!!」
《Complete!!》
ファイズフォンをベルトの中央部分にセットする。
刹那、紅い流体エネルギーフォトンブラッドが恭也の身体中を駆け巡り、超合金ソルメタルの装甲が纏われる。
仮面ライダーファイズがそこに立った。
『じゃあな』
短い兄との通話の後、私は電話の受話器を静かにおいた。
本当に兄は変わってしまった、記憶喪失だと初めての聞いた後、私は兄とどんな風に接すればいいのか分からず困惑していた。なにを話すか?そう悩んでいると不意に兄が言葉を掛けてきた。
『………大丈夫か』
短い言葉だったが、気付くことがあった。兄さんは兄さんなのだ。兄は記憶を失って一番大変なのに、そんな兄になにを話そうかと悩んでいた自分を気遣ってくれたのだ。その後の行動は簡単なモノだった。
『お話しよ!』
「フッ、さてとがんばなくちゃね!」
これから訪れるあらゆる出来事に向かって頑張っていこう、そう決意した。
ガキィィィィィッン!!
金属が何かにぶつかる音が海鳴臨海公園に響く、ファイズが浩介の拳に吹っ飛ばされ、砂浜を転がる。
「ぐっっっ!!」
ダメージが体に蓄積されているのが分かる、先程からジュエルシードによって強化された浩介のスピードに圧倒されているのだ。ファイズアクセルは今所持指定ないのが失敗だった。しかし、無いものを気にしてはいけない今の状態であのスピードにどう打ち勝つか、それだけを考えるべきだ。砂を踏み出す音が聞こえる、浩介がもうやってきたのだ。バッと立ち上がり浩介を睨みつける、それと同時に間髪入れず物凄い脚力で砂を蹴った浩介を右ストレートで打ち返す。
「当たれっての!!」
しかし、そのかい虚しく攻撃が空を切る。俺の懐に潜り込んだ浩介は必殺の右ストレートを叩き込む。
「グワハァッッッッ!?」
ファイズが宙を飛ぶ、そのまま数十秒間の空中浮遊を終え、ファイズは海岸の岩石地帯まで吹き飛ばされる。岩盤に背を預けた状態でゆっくり迫る浩介を見やる。
「………めんどくせぇ」
吹っ切れた。考える事を放棄した。ただ眼前にいるクソガキを叩きのめす、という単純な考えだった。ファイズはファイズフォンをベルトから取り外し、103、とコードを打ち込んだ。
ーーー《Single Mode》
電子音を聞き、ファイズフォンの上画面を左に傾け『フォンブラスター』を突きつけるように浩介に向けて、引き金をひいた。
「ッ………!」
瞬間、紅い光弾が浩介の体を貫き浩介はたじろぐ。それを見逃さないファイズはファイズフォンをベルトに戻し、ミッションメモリをデジタルカメラ型パンチングユニット《ファイズショット》に挿入し、ファイズフォンのEnterのボタンを押す。
《Exceed Charge》の音声が発せられると共に、
フォトンストリームを経由してフォトンブラッドが注入され、ファイズショットに挿入されているミッションメモリが輝く。
二人が睨み合う。次の一撃が最後の一撃、これを外したら後がない。
緊張が辺りに漂う。
「………うおおおおおおお!!」
先に動いたのはファイズだった、拳を構え突進してくるファイズを冷静に浩介は待ち受けていた。そして、二人が、交差する……………………とファイズが浩介の拳が当たるギリギリに飛び上がり、浩介の真上を往く。咄嗟の事に反応が遅れた浩介はすぐさま振り向く、が。刹那、腹部に強い衝撃が奔る。ファイズだ。
二人はそのままの状態で静止した。
そして、浩介は地面に倒れ伏せた。
元の姿に戻った浩介を確認したファイズは変身を解き、落ちていたジュエルシードを拾い上げその場から去ろうとする
「ー……まっ、てぇッ!!高町恭也!!お前は何故それほどまでに強い、俺と何が違うだていうのだ!!答えろ高町恭也ッ!!」
少しの沈黙、そして恭也は浩介を横目で見ながら口を開けた。
「………さぁな、ただ俺は、力でなにを『証明』すべきか分かっているだけだ」
恭也の言葉は続く。
「結局のところ、『力』なんて物はな『壊す』ことしかできない、それで何かを守りたいだなんてそもそもが矛盾しているんだ」
「けどな、それでも何かを証明しなきゃいけないんだ。『力』て言うモノを持つやつの責任ていう奴だな、それを持つ意義を。それで何を現実にするのか。『護る』も『壊す』も自分次第てな…………」
その言葉を後に恭也は光へとあるき出した。
あの人はまだ来ない、隣には餃子だけが置かれている。きっとここには来ていたのだ。フェイトはベンチに座って高町恭也を待ちぼうけていた。
彼と知り合って一日が経つ、彼との約束で一日の終わりごとにここで会い、ジュエルシードの情報などをやり取りすることになっているのだ。
「それにしても、アイツ。遅いねぇ、来ないんじゃないかね」
使い魔のアルフが苛ついているのがわかった。
「大丈夫だよ、アルフ。あの人はそういう人じゃないよ」
「だと良いんだけどね」
すると闇の向こうから足音が聞こえる、彼だ。
私はベンチから飛び降りた、彼が来る方向を見る。
そこから現れたのはボロボロになった彼の姿だった……
「ど、どうしたんだい!?アンタ」
「………ちょっとした、野暮用だ。それにほれ。」
彼が私に何かを放り投げた、それは私達が探し求めていたジュエルシードだった。なぜこれを、もしかして、これを手に入れるために彼は怪我をしたのでないか、罪悪感が私の胸に満ちる。
「………その、すみま……」
謝罪の言葉を発しょうとした時、彼の大きくて温かい手のひらが私の頭に乗せ、穏やかな笑みを浮かべていた
「気にすんな、俺が勝手に怪我しただけだ、気にすんな」
そういうと彼はベンチに置いてあった餃子を抱え、その場を後にした。
私達を残した場に冷たい夜風が通り抜けた………。
次回、邂逅。
運命は廻り始めた………。