美紀「はぁ・・・」
悠里「ん?どうしたの?」
櫂「気分悪いのか?」
美紀「いえ、ずっと読んでいた本が今読み終わったんです。あのモールで買った本なんですけど。思ってたより早く読み終わっちゃったな・・・」
佐倉先生「ねぇ直樹さん、どんなお話だったの?」
美紀「え?えっと・・・向こうの本で、戦争中の話なのかな?家を焼け出された子供達が、犬と一緒に旅をするんです。」
悠里「へぇー。」
慶彦「戦争の中を生きる子供達と犬の話か。」
美紀「はい。でも、最後が辛くて・・・」
悠里「悲しいお話なのかしら?」
美紀「はい・・・その犬が・・・前に翻訳版を読んで先を知ってたんですけど・・・やっぱり、原書も同じ結末なんですね・・・」
悠里「そう・・・」
悲しそうな顔になりながらも外を見る。
美紀「昨日はあんなに晴れてたのに、今日は雨が降りそうですね。」
悠里「そうね。」
すると悠里が立って、花壇の水やりをする。
慶彦「にしても外は賑やかそうだな。」
櫂「そうだな。一向に減らねえな。」
圭「今日は大丈夫なんでしょうか?最近数が増えてるんです。」
悠里「美紀さんと圭さんも気付いてた?」
美紀「はい。」
圭「はい。」
悠里「あの日、奴らが現れたあの時、学校は丁度放課後で、後者に残ってた生徒も少なかった。でも、時間が経つにつれ、校外に生徒達が帰って来てるのよ。きっと、生前の通学してた記憶がここを頼りに・・・」
美紀「皆、学校が好きなんですね・・・」
悠里「え?」
美紀「由紀先輩が言ってたじゃないですか。私達皆学校が好きだから。だから学校に来るんだって。」
悠里「私はそんなに好きだった記憶は無かったけど、でもそうかも知れないわね。」
慶彦「櫂、お前はどうなんだ?学校は好きか?」
櫂「そうだな。仲の良い友人達とはしゃいでた頃が懐かしいな。」
悠里「それでも、何時までもここに居続ける事は出来ない。」
佐倉先生「それに水と電気があっても、食料には限界があるからね・・・」
悠里「せめて次の行き先、進路を決められればね・・・」
美紀「その・・・バリケードの補強とかって大丈夫でしょうか?」
圭「そうですよ。どんどん壊れ掛けてますし。」
悠里「使える机や椅子は殆ど使っちゃったし。」
櫂「それに釘や板の資材がもう閉店間際だ。」
悠里「大丈夫。あのバリケードには私達の願いが篭ってるもの。そう簡単に壊れたりしないわ。」
するとそこに起きた由紀が入って来た。
由紀「おはよー・・・」
悠里「おはよう由紀ちゃん。」
慶彦「由紀さんおはよう。」
美紀「おはようございます。」
圭「先輩おはようございます。」
櫂「おはようさん。」
悠里「珍しく早起きね。」
櫂「怖い夢を見て起きたとか?」
すると由紀は部室内をキョロキョロ見て、太郎丸の餌を見た。
悠里「お腹空いてるのかしら?」
櫂「犬の餌食いたいのか?」
美紀「だからって太郎丸の餌を食べちゃダメですよ先輩。」
由紀「ううん。違うよ?起きたら寝床に太郎丸が居なくて。首輪だけ落ちてたからこっちに来てないのかなって。」
美紀「え・・・?」
佐倉先生「そう言えばそうだったわね。太郎丸何処へ行ったのかしら?」
朝起きたら太郎丸の姿が何処にも無かった。
その後胡桃も起きた。外は雨が降り始めた。
由紀「雨降って来たね。」
胡桃「マジか?」
由紀「うん。だって、運動部さん達雨宿りしてるもん。」
櫂「余程風邪引きたくないみたいだな。」
慶彦「いや風邪引いたらダメだろ。」
美紀「太郎丸ー!ご飯だよー?」
圭「太郎丸ー!出ておいでー!」
廊下に餌を置いて太郎丸を呼ぶ。
由紀「何してるのかな?太郎丸。何時もならすぐご飯を嗅ぎ付けて来るのに。」
美紀「はい・・・」
由紀「何だろう?ご飯より好きな・・・あ!もしかしてデート!?」
美紀「相手が居ませんよ?」
圭「そもそも学校には太郎丸以外の犬は居ませんよ?」
胡桃「賢過ぎるのも困り者だな〜。」
悠里「首輪、めいいっぱいきつく締めたのにね。」
美紀「私、探して来ます。」
圭「美紀?」
美紀「迷子になってたらいけないし。」
由紀「私も!雨降ってるし、濡れたら風邪引いちゃうもんね。」
胡桃「よし!探しに行くか!」
美紀「でも、本当に学校の外に出たりしたらどうしましょう・・・」
圭「そこが問題なんだよね・・・」
胡桃「大丈夫だって。彼奴頭良いし、訳も無く危ない所に突っ込んだりしねえよ。由紀達はこの階を重点的に頼む。」
由紀「うん!」
美紀・圭「はい!」
胡桃「他の階は私が見て来るよ。」
悠里「1人で大丈夫?」
胡桃「大丈夫だって。」
佐倉先生「でも今日は雨が降ってるわ。」
胡桃「分かってる。」
櫂「だったら俺も胡桃と同行する。」
慶彦「私も胡桃さんと一緒に行く。」
胡桃「ありがとう櫂、おじさん。にしても世話の焼けるわんころだな。」
2手に分かれて太郎丸を捜索する。
胡桃「おーい!太郎丸ー!何処行ったーーー!?」
櫂「太郎丸ー!返事しろー!返事しねえと飯全部食っちまうぞー!」
慶彦「太郎丸ー!」
3人が次に向かった場所は屋上だった。
櫂「ここの貯水槽で遊んでるのか?」
慶彦「いや、ここにも居ないみたいだ。」
胡桃「あのドアを開けて出て来るとは思えねえけど・・・太郎丸ー!おーい!!」
櫂「早く出て来いワンちゃーん!」
胡桃「流石にこっちは来てないか。」
すると胡桃はこの菜園であの時を思い出した。
胡桃『あれ?髪切ったんだめぐねえ。』
佐倉先生『え?』
胡桃『長いの似合ってたのに。』
佐倉先生『そうかしら?先生だからね。』
胡桃『何だそれ?』
佐倉先生『ちょっと子供っぽかったから大人になろうと思って。』
胡桃『子供っぽいか・・・』
佐倉先生『恵飛須沢さんも良いのよ?』
胡桃『っで何だっけ?学園生活部?』
佐倉先生『ええそう。悠里さんのアイデアなの。恵飛須沢さんにも参加して貰えたらっと思って。』
胡桃『良いんじゃね?何かこう、目的みたいな物があった方が張り合いがあるだろうし。』
佐倉先生『ええ。』
胡桃『泣いてばっかり彼奴も、少しは元気になるかも知れないしな。めぐねえもそう思うだろ?』
佐倉先生『ええ。でも恵飛須沢さん、私の事はちゃんと・・・』
胡桃『はいはい。めぐねえじゃなくて、先生ね。』
すると胡桃が微笑んだ顔で佐倉先生を見る。
佐倉先生『も〜!』
胡桃『あははは!』
佐倉先生『うふふふ。』
そして現在に戻り。
櫂「胡桃。胡桃!」
胡桃「あ!」
櫂「どうしたんだお前?」
胡桃「い、いや、ちょっと昔を思い出しちゃってな。」
櫂「そうか。次行こうぜ?」
校内に戻って太郎丸を再捜索。
胡桃「おーい!早く出て来ないとご飯食べちゃうぞー!!由紀がー!」
櫂「由紀がかよ。」
胡桃「ピンポン球もあるぞーー!!」
櫂「キャッチボールで遊んでやるぜー!」
慶彦「ん?櫂、胡桃さん、このバリケードを見ろ。」
櫂「どうした親父?」
胡桃「何かあったのか?」
バリケードを見ると、子犬の足跡があった。
胡桃「これは・・・」
櫂「太郎丸の足跡?まさか彼奴・・・」
3人がバリケードを抜けて階段を見ると、足跡が地下へ続いてた。
胡桃「マジかよ・・・こんな階段の先、行った事無えぞ。」
櫂「彼奴先に面白い物を見付けに行ったな?」
慶彦「な!後ろだ!」
後ろにゾンビが現れた。3人が地下へ行った。櫂がシグザウエルP220とデザートイーグルを取り出した。慶彦はAK47を取り出した。
胡桃「ここは・・・確か、あのマニュアルに書いてあった・・・」
櫂「地下の構造はこうなってるのか・・・」
慶彦「不気味な気配が漂ってるな・・・油断するなよ?」
櫂「ああ。」
胡桃「うん。」
地下を徘徊する。櫂と慶彦が銃を構える。するとその時。
???「クゥ〜ン。」
3人「ん?」
少し開いてるシャッターの奥から犬の鳴き声が聞こえた。
胡桃「太郎丸!」
奥から現れたのは太郎丸だった。
慶彦「ここに居たのか!」
櫂(ん?様子が可笑しい。)
胡桃「ったく!心配させんなよ!」
櫂「な!胡桃!太郎丸から離れろ!」
胡桃「え?」
するとその時太郎丸が急に襲い掛かって来た。胡桃が間一髪避けた。
胡桃「お前・・・」
櫂「どうやら感染しちまってるな・・・」
太郎丸の牙が剥き出しになってた。
胡桃(どうしたら良い・・・どうすれば・・・)
太郎丸がまた襲い掛かった。
胡桃「うわ!」
櫂「のわ!」
慶彦「くっ!」
太郎丸を避けた。しかし胡桃に襲い掛かった。しかしシャベルで防がれた。
胡桃「あ!ご、ごめん!」
謝っても太郎丸が正気に戻る事は無かった。
胡桃(太郎丸・・・)
櫂「お前・・・」
そして再び襲い掛かった。すると胡桃のシャベルに噛み付いた。恐怖のあまりシャベルを手放してしまった。3人は太郎丸から逃げる。
胡桃(考えろ!考えろ!考えろ!)
慶彦「くそ!彼奴を殺す事は出来ねえ!」
櫂「そうだ!胡桃!親父!俺に任せろ!ピンポン球を貸せ!」
胡桃「あ、ああ!」
ピンポン球を櫂に貸す。そして櫂は部屋のドアを開けた。3人がドアに隠れて、櫂がピンポン球を投げて音を鳴らした。その音を聞いた太郎丸がピンポン球を追い掛ける。そしてそれを見て3人が部屋を出て太郎丸を閉じ込めた。
櫂「悪いな太郎丸!そこでダイエットしてな!」
胡桃「助かったぜ櫂・・・」
慶彦「流石自慢の息子だ。」
櫂「褒めるのは後だ。」
胡桃がシャベルを持って、シャッターの奥を見る。
櫂「あの奥に複数居るな。」
胡桃「お前か・・・!お前が太郎丸を!!」
シャッターの奥へ向かう。床は浸水していた。
櫂「床が沈没してるな。」
そして奥を見ると、複数のゾンビが立っていた。3人はすぐに物陰に隠れる。
胡桃「あんなに多く・・・」
櫂「胡桃落ち着け。相手が数で勝負するならこっちは質で勝負する。」
慶彦「そう言う事だ。胡桃さん、体力が切れたらすぐに下がるんだ。」
胡桃「・・・分かった・・・!」
そして再びゾンビ達の前に立つ。
櫂「退屈そうだなお前ら!」
慶彦「私達と一緒に遊ぼうじゃないか!」
胡桃「行くぞ!!」
そして3人は複数のゾンビ達に立ち向かう。胡桃がシャベルで攻撃し、櫂がシグザウエルP220とデザートイーグルで脳幹に当てる。慶彦はAK47をフルオートに切り替えて連射してゾンビ達を殺す。
胡桃「くそ!数が多過ぎる!」
櫂「今回は良いお祭りになるな!」
慶彦「楽しいパレードの幕開けだ!」
そして激戦から数分後。ゾンビ達に勝利した。
櫂「はぁ・・・はぁ・・・これで全員天国行きか・・・」
慶彦「久々に暴れたぜ・・・」
胡桃「これで終わったか・・・」
しかし、その中にまだ生きてるゾンビが居た。油断してる隙に胡桃に襲い掛かった。
胡桃「え?・・・あああああああ!!!」
櫂「胡桃!!」
慶彦「胡桃さん!!」
その頃部室では、悠里と圭と佐倉先生が帰りを待っていた。すると凄い物音がした。ゾンビ達が徐々に迫って来た。
圭「怖いよ・・・」
するとそこに由紀と美紀が戻って来た。
由紀「ただいま〜。」
佐倉先生「どうだった?太郎丸見付かった?」
由紀「ううん。太郎丸見付からなかったよ・・・」
佐倉先生「そう・・・」
美紀「もうお昼ですけど、太郎丸まだ戻って来てないですか?」
悠里「ええ。私達もさっき戻って来たんだけど・・・」
圭「何処にも居なかったの・・・」
由紀「くるみちゃんとかい君とおじさんは?」
悠里「戻ってないわ・・・」
美紀「まだ探してるのかも・・・私、もう一度探しに・・・」
するとそこに胡桃達が戻って来た。
悠里「櫂君!太郎丸は?」
櫂「それ所じゃねえ!胡桃が!」
悠里「え?」
そこに胡桃が櫂と慶彦の肩に担がれてた。腕から出血していた。
悠里「胡桃!?」
美紀「胡桃先輩!?」
圭「胡桃先輩大丈夫ですか!?」
佐倉先生「恵飛須沢さん!!」
胡桃「・・・ミスった・・・」
美紀「そんな・・・あ!由紀先輩・・・?」
由紀「・・・救急箱何処にあったっけ!?」
悠里「職員室にある筈だけど・・・」
由紀「うん!分かった!」
櫂「待て!俺も行く!」
由紀と櫂が職員室に向かった。
慶彦「先生!手を貸して下さい!」
佐倉先生「は、はい!」
慶彦と佐倉先生が胡桃の腕を担いで寝室へ向かう。
悠里「何があったんですか・・・?」
慶彦「実は、太郎丸が地下へ行ったんだ。そこで再会したんだが、感染してしまった・・・」
悠里「え・・・!?」
美紀「嘘・・・太郎丸が・・・!?」
慶彦「櫂が殺さないように部屋に閉じ込めたんだ。その後に地下に奴らが複数居たんだ・・・3人で全滅出来たんだが、生き残りが胡桃さんに噛み付いたんだ・・・私と櫂で救出したんだが、すまない・・・」
そして寝室に連れて、由紀と櫂が持って来た救急箱で噛まれた箇所に包帯を巻く。
櫂「皆すまない・・・俺達のせいで胡桃が・・・」
圭「自分を責めないで下さい・・・」
由紀「ねえりーさん・・・何かお手伝いする事無い・・・?」
悠里「そうね・・・特に今は・・・」
由紀「う・・・」
美紀「じゃあ、お湯を沸かして来てくれますか?」
由紀「うん!やって来る!」
お湯を取りに向かう。すると悠里が立ち眩みし、美紀が支えた。
美紀「大丈夫ですか!?」
佐倉先生「悠里さん!」
悠里「ごめんなさい・・・」
美紀「いいえ!」
悠里「ダメね・・・しっかりしないと・・・」
美紀「先輩は良くやっています!」
櫂「そうだ。悠里は良くやってる。だけど休むのも一つだ。」
悠里「ううん・・・由紀ちゃんにばかり頑張らせちゃいけないの・・・」
胡桃「ぐあああああ!!!があああああ!!!」
突然胡桃が苦しむかのように叫んだ。噛まれた後に異変が起こった。
櫂「まさか感染が・・・!?」
慶彦「櫂、お前確か解毒剤持っていたよな?」
櫂「持ってたけど・・・前に先生を救出するのに使ってしまった・・・」
慶彦「そうか・・・どうすれば・・・」
その頃由紀は部室で湯を入れてた。噛み付かれた跡が付いてるシャベルを見る。
胡桃「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
何も無い部室に胡桃が1人だけ居た。窓を見ると、無数のゾンビが胡桃を覗いてた。禍々しいオーラを醸し出してた。
胡桃「何だ・・・これ・・・」
前を見ると、太郎丸が居た。何時もの表情をしていた。
胡桃「太郎丸・・・?」
太郎丸「クゥ〜ン。」
胡桃「あ!太郎丸・・・やっと見付けた・・・何処に居たんだよお前・・・」
しかし太郎丸が恐怖に一変した。胡桃が腰を抜かして太郎丸から距離を離れる。しかし太郎丸は胡桃に徐々に近寄る。
胡桃「やめ・・・止めろ・・・」
そして太郎丸がジャンプして襲う。
胡桃「止めてくれーーーー!!!!」
そして落雷がした。先程のは胡桃の夢の中だった。
胡桃「ぐあああああああああ!!!」
尚も胡桃の感染が徐々に進行していた。両手と両足には手錠が掛けられてた。悠里が胡桃の汗を拭く。
佐倉先生「恵飛須沢さん・・・」
外では激しい大雨が降り始めてた。悠里が椅子に座って顔を隠した。そして立ち上がってバッグから何かを取り出した。
佐倉先生「悠里さん?」
取り出したのは包丁だった。
佐倉先生「悠里さん!?」
慶彦「悠里さん!ダメだ!」
櫂「悠里!止めろ!!」
圭「悠里先輩!」
悠里「でも・・・」
包丁を取り出したものの、苦しんでる胡桃を見て躊躇い始める。すると美紀が入って来た。すると悠里が包丁を隠した。
圭「美紀!どうしたの?」
美紀「あの、これを読み返して見たんですけど。」
佐倉先生「何かあったの?」
美紀「慶彦さん言ってましたよね?避難区画に奴らが居たって。」
慶彦「あ、ああ。それがどうかしたのか?」
美紀「避難区画には、薬もあるって書かれてるんです。」
悠里「何ですって!?何処!?」
美紀「ここです。」
マニュアルに救援物資と書かれていた。
悠里「行って来るわ!」
美紀「いえ!私が!悠里先輩達は胡桃先輩を!」
悠里「1人じゃ無理よ!」
美紀「偵察です!無茶な事はしませんから。」
悠里「胡桃だってそう言って!」
圭「無茶だよ美紀!」
櫂「だったら俺も一緒に行く!」
悠里「櫂君・・・?」
慶彦「櫂、お前・・・」
櫂「1人じゃなくて2人なら大丈夫だぜ。」
慶彦「無理するなよ。」
櫂「ああ。悠里、美紀さんは本気なんだ。俺も一緒に行かせてくれ。」
悠里「・・・」
由紀「お湯沸かして来たよ!」
そこにお湯が入ったやかんを持った由紀が来た。
美紀「ありがとうございます。」
櫂「サンキュー由紀。」
2人は真剣な顔で廊下を歩く。
由紀「あれ?何処行くの?」
美紀「部室に。シャベル取って来ます。」
櫂「俺も。ちょいと忘れ物。」
由紀「ん?りーさん大丈夫?」
悠里は泣きながら胡桃の看病をする。
その頃美紀と櫂は部室に来た。美紀は胡桃のシャベルを持つ。
美紀「お借りします。先輩。」
そして櫂は部室の隅に置いてある段ボールからシグザウエルP220とデザートイーグルのマガジンをウエストポーチに入れる。
櫂「アイテム万全。」
部室に出ようとすると、美紀が太郎丸の餌を見て涙を流した。自分に懐いてくれた太郎丸との思い出が浮かんだ。美紀はマニュアルとシャベルを落としてその場で崩れた。そしてその場で泣いた。
櫂「美紀さん・・・」
泣いてる美紀を櫂が慰める。
そして外に居たゾンビ達が一斉に校舎内に入った。胡桃の感染が続く。
その頃由紀は外を見た。
由紀「こんな凄い雨久し振り・・・あの時みたい・・・あの時・・・?う!冷たい!」
雨が校内に入り込んだ。
由紀「あれ?窓割れてる?」
そしてゾンビ達がバリケードを揺さ振り始めた。そして遂に、バリケードが破壊された。
「END」
キャスト
丈槍由紀:水瀬いのり
恵飛須沢胡桃:小澤亜李
若狭悠里:M・A・O
直樹美紀:高橋李依
祠堂圭:木村珠莉
佐倉慈:茅野愛衣
太郎丸:加藤英美里
市川櫂:村瀬歩
市川慶彦:竹内良太
「次回」
美紀「由紀先輩は凄いんです。先輩が居るとどんな時も元気が出ます。どんな時も・・・次回!がっこうぐらし!第11話!きずあと。私達はここにいます。」