今回が初投稿になります。
文才がないので色々と「え?」みたいな場面があると思いますが、よろしくお願いします。
新たな始まり
仮想世界を現実のように体感し、ゲームの中を本物のように冒険でき、広大な世界と自由度を誇る体験型ゲームDMMO-RPG。
西暦2126年に発売されたDMMO-RPG<ユグドラシル>。
種族は数百種を揃え、職業は二千を超えつつも自由に取得可能、個人の技量を持って自由にカスタマイズできる外装、北欧神話を下敷きにした九つの広大なマップなど、同種のゲームと比較しても圧倒的な自由度の高さを持ち、国内最高峰といえる爆発的な人気を博した。
一時は、爆発的な人気を誇ったが次第に人気が衰えていき
とうとうサービス終了が決定した。
俺、鈴木悟はこの「ユグドラシル」でも重課金プレイヤーの一人。
アバター名は「モモンガ」
職業は、死の支配者<オーバーロード>
パッと見は、派手な服装の骸骨だ。
<アインズ・ウール・ゴウン>
俺たちのギルド名
最盛期にはユグドラシルの数あるギルドの中でも第9位に連ねた組織。41名から成る構成員は全員が社会人、かつ異形種であることを条件として加入しており、難攻不落を謳われる本拠地「ナザリック地下大墳墓」がかつて1500名からなるプレイヤーの侵攻を受けながら跳ね返し、この際に奪取したものを含め、世界級アイテムをダントツの11個を保有することなどで知られるDQNギルドだ。
ユグドラシル最終日
PM22:24
「やぁ~、おひさです。モモンガさん。」
「ヘロヘロさん、おひさです。」
「ここに来るのも、いつぶりだろ?」
「最後に、インしたのは二年ぶりくらいですかね?」
「そんなに、時間が経ってるんだ。最近、残業のしすぎで時間の感覚がわからなくなってるんですよね。」
「それ、かなり危ないんじゃないんですか・・・」
彼、ヘロヘロさんは種族はスライム種の中で最強に近い「古き漆黒の粘体(エルダー・ブラック・ウーズ)」。
攻撃力は低いが、超強力な酸で相手の耐性を突き抜けて装備を剥がすため、プレイヤーとの戦いで強さを発揮する我がギルドの一員だ。
「超ボロボロですよ~。ところで、ナザリック大墳墓がまだあったんですね?」
「え?」
「これも、ギルド長であるモモンガさんのおかげなんですね。お疲れ様でした」
「そんなことは・・・、それよr」
「ぁ~もうこんな時間か。明日も早いので、もう落ちますね。モモンガさん今までありがとうございました。またどこかでお会いしましたらまた一緒にしましょ。」
「こちらこそ、ありがとうございました」
「それでは・・・」
そう言って彼はログアウトし、部屋には静寂だけが残る。
「もう、誰も来ないのか.....」
(しょうがないよな....みんなには、自分の生活や家族がある。それを無理してでもここにきてくれた。これ以上何かを求めるのは我儘だ。)
だけど
もっとみんなと冒険がしたかった。
もっと話したかった。
もっと.....
これ以上はやめておこう。空しくなるだけだ。
モモンガは、立ち上がり何か吹っ切れたようになり
(最後なんだし、今まで集めたアイテムを使ってみるか!!!)
そういって、モモンガはアイテムボックスから一つの指輪を取り出した。
「シューティング・スター(流れ星の指輪)」
願いを叶える魔法「星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)」
を三回までノーリスクで使える。超超レアアイテム。
(これを手に入れるために、ボーナス全部使ったんだよな...)
I wish 我を.......
ご覧いただいて、ありがとうございます。
これからも、仕事の合間に頑張って投稿していこうと思いますが遅くなりすぎないように頑張ります。