ハイスクールD×D 〜モンスターなハンターと過負荷の物語〜 作:深道兎心
――戦闘の夜が明けた、結月家。
昨夜、渚が魔力を流して落ち着かせた三体のケルベロスは、もはや暴れる気配を完全に失っていた。校庭から結界が解かれた後、渚は「放っておけば堕天使に再利用される」と判断し、三体を結月家へ連れて帰っていた。
しかし、さすがに巨大な魔獣をそのまま家に入れるわけにもいかず――渚は一晩かけてケルベロスの姿を縮小化させた。
翌朝。
リビングの床には、子犬サイズの三つ首のケルベロスが3匹丸くなって眠っていた。
黒い体毛はふわふわに柔らかくなり、三つの頭はそれぞれ違う寝相。
一つは仰向け、一つは丸まって、一つは渚のスリッパに顔を埋めている。
優香がキッチンから顔を出し、目を丸くした。
「……かわいい……!」
その声に反応して、三体は一斉に目を覚ますと――
ぴょん、と跳ねて渚の足元へ駆け寄り、ぐるぐるとまとわりついた。
三つ首すべてが尻尾を振り、甘えるように「くぅん」と鳴く。
渚は苦笑しながら頭を撫でる。
「お前ら……完全に懐いたな」
その日、三体は結月家の庭を走り回り、リビングで寝転び、優香におやつをもらい――まるで普通のペットのように過ごした。
そして翌朝。
結月家に、再び小さな異変が起きる。
渚がリビングに入ると――そこにはケルベロスの姿はなかった。
代わりに、ソファの上に三人の小さな少女が座っていた。
年齢はおおよそ七~九歳ほど。
それぞれに黒い犬耳の名残と、首元にケルベロスの紋様が浮かんでいる。
髪色も雰囲気も少しずつ違うが、どこか共通した「魔獣らしさ」を残していた。
真ん中の子が、きょとんとした顔で渚を見上げる。
「あるじ……?」
左の子は優香のエプロンの裾をつかみ、右の子は渚の袖を引っ張る。
優香は思わず声を上げた。
「えっ!? ケルベロスが……擬人化しちゃった!?」
渚は頭を抱えながらも、すぐに察した。
「……魔力が安定して“人型化”したか。暴走じゃないなら問題はないが……」
三人はソファからぴょんと降りて、渚の前に並ぶ。
そして三人そろって、ぺこりとお辞儀。
「これからも、あるじのそばにいる」
その言葉に、渚は小さくため息をつき――
「……仕方ない。今日からお前らも結月家だ」
と静かに告げた。
優香はすぐに笑顔になり、三人を抱きしめる。
「名前、つけてあげなきゃね!」
こうして――
元ケルベロス三体は“小さな守護者”として結月家に住むことになった。
――結月家・リビング
ロリ化した元ケルベロス三人は、テーブルの前にちょこんと正座していた。
角は小さくなり、首元にはうっすらと黒い紋様が光っている。
優香は三人の前にメモ帳とペンを置き、にこにこしながら言った。
「よし! 今日のミッションは――お名前を決めること!」
三人はぱっと顔を輝かせた。
渚はソファにもたれながら、腕を組んで様子を見ている。
「暴走もないし、知性もちゃんとある。名前を持たせるのはいい判断だ」
優香はまず真ん中の子を見る。
一番おっとりしていて、よく渚の足元にくっついている子だ。
「あなたは一番落ち着いてて、やさしい感じだから……」
優香は少し考え、ペンを走らせる。
「――**“クロエ”**はどう?」
真ん中の子はきょとんとし、それからにっこり笑った。
「くろえ……! わたし、クロエ!」
渚も小さく頷く。
「悪くない。似合ってる」
次に優香は左側の子を見る。
活発で、部屋を走り回り、よくソファにダイブしていた子だ。
「あなたは元気いっぱいだから……うーん……」
優香は指を鳴らした。
「――“ルカ”!」
ルカと呼ばれた子は立ち上がり、両手をぶんぶん振る。
「ルカ! ルカ、あるじと走る!」
渚は苦笑する。
「……落ち着け。家が壊れる」
最後に、右側の子。
一番無口で、渚の袖をよくつかんで離さない子だ。
優香はしゃがみ込んで目線を合わせる。
「あなたはちょっと恥ずかしがり屋さんだから……」
しばらく考え――そっと微笑んだ。
「――**“ミラ”**にしよう」
ミラは少しだけ目を見開き、ぎゅっと渚の服をつかんだまま小さくうなずく。
「……ミラ、すき」
渚はミラの頭をそっと撫でた。
「いい名前だ」
三人はテーブルの前に並び、声をそろえる。
「クロエ!」「ルカ!」「ミラ!」
優香は満面の笑みで拍手した。
「今日からあなたたちは――結月家の家族だよ!」
その言葉に、三人は一斉に渚へ飛びつく。
「あるじー!」と抱きつくクロエ。
「ごはんまだー?」とお腹を鳴らすルカ。
「……そば、いる」と静かにくっつくミラ。
渚はため息をつきながらも、どこか楽しそうだった。
「……騒がしくなりそうだな、この家も」
優香は笑ってキッチンへ向かう。
「さあ、お名前記念に朝ごはん豪華にするよ!」
こうして――
クロエ・ルカ・ミラの三人は、正式に結月家の一員となった。
急に書き方というかAIに頼り始めましたが引き続き読んで頂けると嬉しい限りですm(*_ _)m書ける時に書いてみようとは思いますが今後ともハイスクールD×D 〜モンスターなハンターと過負荷の物語〜をよろしくお願いします