魔法少女リリカルなのはvivid 王と龍の輪舞 作:戦神龍王
作者「学校が忙しいのとアルバイトで書く暇がありませんでした」土下座
シュウ「よろしい」刀仕舞う
作者「ふぅ、それじゃ魔法少女リリカルなのはvividは「始まるぞ」俺の台詞!!」
終夜がマリンガーデンの中心部に向かう数分前にシグナム達はまだマリアージュ達に手間取っていた。
「ちっ!倒しても倒してもきりがねぇ」
「ヴィータちゃん、焦らないで」
「そうだ焦れば思う壺だ」
上からヴィータ、シャマル、ザフィーラが言うとマリアージュ達はシグナム達から戦闘態勢をやめて、一斉に別の所に向かった。
「一体何が起きているのだろう」
「わからない。ただわかるのはただ一つ」
シグナムはアインスに言った。
「まだ終わってないことだ」
******
マリンガーデン中心部
終夜がマリンガーデン中心部に向かう一時間前
マリンガーデン中心部には巨大なショッピングモールで8階まで見渡せる所の広場に一体のマリアージュがいた。そのマリアージュは先程終夜が剣で刺して放置された指揮官のマリアージュだった。
「龍王が現れた今、我々に勝てるすべはない。ならば」
そういうと指揮官の額から光が点滅しだした。すると四方八方からマリアージュ達が集まりだし一斉に溶け出した。溶け出し液体となると液体は指揮官の方に向かった。
「イクスよ。待っていてください」
その言葉と共に指揮官は液体に飲み込まれると段々大きくなり周りの建物を破壊しながら姿を変えていった。姿を変え終わりその姿はまるで化け物のようだ。その大きさは建物を超え、足は鋭い爪と鎧に覆った4本足に胴体は触手で外装は蒼色の鎧と赤色の玉に覆われて頭は黄色い角が捻れるように生えていた。
「・・・・・ヴォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
化け物が天に向かって咆哮し、その声は周りにも伝わった。
「・・・・・・この世界に乱世を「やらせねぇよ!そんなの!」・・・来ましたか。龍王」
マリアージュが半壊したショッピングモールの屋外にスレイプニルに跨った黒騎士否終夜が居た。
「マリアージュ!!お前の主人はそれを望んでいない!!なのに何故お前達はそれを望む!?」
「私達はただ進軍する為に作られた兵士。故に私達は争いを望む」
終夜の回答にマリアージュは返答すると終夜は怒りを露わにした。
「だったらここで終わりにしてやる!!覚悟しろデカブツ野郎!!」
終夜は剣をマリアージュに向けた。
「なら貴方はここで死になさい」
そういうとマリアージュの体から緑色の触手が出て、終夜の方に勢いよく向かったが
「邪魔だ!!!!」
ザッシュ!!!!
終夜は自分に向かってくる触手を剣で斬った。
「スレイプニル。お前は戻れ」
「お前はどうするんだ?」
「彼奴を倒す!」
終夜はスレイプニルから降りてマリアージュに向かった。
「やらせません」
マリアージュは前に魔法陣を展開すると何百個の光の玉が出て一斉に終夜に向かった。普通の人間では何百個の光の玉がまるで雨が降るかのような攻撃をを避けれることはできない。だが
「はっ!遅いんだよ!」
終夜は龍であるからかこの何百個の光を最小限の動きで躱しながら化け物化したマリアージュの懐に飛び込み、両腕に赤色の気を纏わせた。
「くらえ!!双龍狡!!」
手を龍の形にして相手を撃つかのように放つとマリアージュは大きな体格にもかかわらず建物を巻き込んで吹き飛んだ。
「ちっ!リミッターをしているせいか思うように奴を倒せない」
『仕方ない。本気を出せば周りが更地になりかねない。周りにも被害を出さないようにしないと』
「わかってる」
******
「一体どうなているんだ」
まだ火災が発生しているマリンガーデンに火災が起きる音ではないものが発生し、管理局員達は警戒しているがヴォルツは冷静な判断で部下を指示していたがどうやら獣のような鳴き声に気になっていた。
「ヴォルツ司令!」
「どうした」
ヴォルツの目の前にモニターが出てきた。
「マリンガーデンの中心に謎の怪物が現れました!」
「何!?」
ヴォルツは現場に行っている局員の報告に度肝を抜いた。
その証拠に後からもう一つのモニターが出てそこに写っていたのはマリアージュが化け物になっている姿が映し出されていた。
「おいおいまじかよ。厄介な者が出てきたな」
ヴォルツは目の前の敵に焦り出した。ただの火災なのに怪物が出てくるなんて予想外なことだ。ヴォルツは怪物の対処を考えた時にもう一つのモニターが現れた。
「お困りのようでしたら私達が力になりましょうか?」
「貴方はグラシア少将!」
ヴォルツはモニターに出たカリムに敬礼した。
「何故こんな所においでなんですか?」
「黒騎士がマリンガーデンに突入したと聞いたので此処に来ました」
「!もう耳に入られましたかと言う事はあの黒騎士は」
「本物かどうかはこの目で見なければなりません。ですがその前に私達のやるべき事はあの怪物と化したマリアージュを倒す事です。だからこの人達を連れてきたんです」
カリムの後ろに4人の騎士達がいた。その4人にヴォルツは驚いた。
「!!あなた方は!!!」
********
一方終夜の方では怪物と化したマリアージュに苦戦していた。
「クソ!!図体がでかいと同時に防御が硬いな」
『ベルカ時代で戦った時の戦闘データにあんな物は無い』
「倒す方法がわからない今、最善の事を尽くしているが長時間はきついぞ!せめて何人か人手がいれば「話はそこまでです」く!!」
話している最中にマリアージュの大きく振りかぶった手の攻撃に回避が間に合わず終夜は壁に激突した。
「がは!!」
『シュウ!!』
直ぐに体制を立て直そうとしたが頭上からマリアージュの足が迫って終夜は逃げる暇もなく両腕で受け止めた。
「クソ!!リミッターが無ければこんな事にはならない筈なんだけどな!」
「今度こそ終わりです」
足で踏んでいるマリアージュは更に足に力を入れ終夜を踏もうとした時何処からの攻撃なのかマリアージュに当たりマリアージュは大きく倒れた。
『何が起きたんだ?』
「さあな?大方管理局が援護したんじゃ無いのか?」
「違うぞシュウ」
『「!?」』
そこに声が聞こえ終夜は聞こえた方に向くとそこには4人の男女が鎧を着ていた。
「四天聖騎士の1人!ノネット・エニアグラム!」
「四天聖騎士の1人!ビスマルク・ヴァルドシュタイン!」
「四天聖騎士の1人!ジノ・ヴァインベルグ!」
「四天聖騎士の1人!ロラン・アスピナーセル!」
『我ら、聖王の剣と矛になるもの四天聖騎士なり!!
我らの王と民を傷つく者に鉄槌を!!』
そこにいたのは聖王に剣を捧げた4人の聖騎士だった。
「ノネット?・・ビスマルク?それにジノとロラン・・・なのか?」
終夜はかつての仲間達の名前を聞いて思わず驚いていた。
「まさか本当にノネット達なのか?」
「そうだシュウ、私達はお前が知っている私達だ」
終夜の問いに緑の髪をした女性、ノネットが答えた。
「お前が守ったこの世界を私達はまた守れる事が出来て光栄だ」
「またお前は厄介ごとを招く厄災だな」
「うるせぇ」
ノネットは終夜とまた世界を守れる事に光栄し、ビスマルクは厄介ごとを招いた終夜に呆れていた。
「ならさっさとやった方がいいじゃないのか?敵さんはすごい此方を見下ろしているぜ」
「確かに5人で倒せるかどうかわからないがな」
ジノは呑気に言い、ロランは相手の戦闘力を考えていた。
「まさかかつてのベルカの戦士達が出てくるとは予想しませんでした。ですがそれがどうしたと言うのです」
マリアージュは余裕を言いながら警戒していた。かつての敵が少なからず揃ってきた所為なのかマリアージュは警戒していた。
「今の私は誰にも負けない力を持っているこれだけあれば
貴方達を屠れます」
「ッ!来るぞ!!」
マリアージュは拳で振り下ろす体制を取ろうとした時、横から青い光がマリアージュに当たり、その反動にマリアージュは倒れた。
「ッ!今の攻撃は?」
「ふ、彼女が来たか」
先の攻撃を誰がしたのかをノネット知ったかのように笑いノネットが向いている方に向くと空に青色のベルカ式の魔法陣が形成しておりそこに、黒髪の男に剣を二本両手で持ち、栗色のストーレト髪の女、金髪のロン毛で槍を持った女の3人がいた。その姿に鎧越しに終夜の目から涙が出たいた。
「嘘・・・まさか」
「ああ、そのまさかだ」
「平和の世界が続くと思ったらそうはいかないよね」
「それでも私達だけでも巨大化したマリアージュは倒せます。それに彼もいます」
そこにはかつての仲間とその仲間の子孫がいた。
「久しぶりだなシュウ」
「久しぶり!シュウ、また会えて嬉しいよ」
「お久しぶりです。ずっと待ってましたよ。シュウ」
「・・・・キリト・・・アスナ・・・・デュランダル」
止まりだしたはずの歯車が今動きだし彼らの運命の再会を果たした。そして新たなる物語が今幕を開けた。
ロラン・アスピナーセルは魔弾の王と戦姫のロランからです。理由は騎士繋がりでやりました。