なん‥‥だと‥‥
ありがとうございます
ガラガラ
夜の城に荷台を運ぶ音が響く
荷台には何かが乗っており、白い布がかけられている
「はぁ、これで何回目だ?」
荷台を運んでいた兵士が隣の兵士に話しかける
「さぁな、その質問は[今まで食べたパンの枚数を聞いている]ようなもんだぜ?」
兵士達は会話を交わしながら目的の場所に向かう
「しっかし、こいつもかわいそうだよな。まだ若いのに惜しいねぇ」
「そんなこといったってお前これは女神様直々の指令だぞ?逆らったらどうなるかわかったもんじゃない!」
「まぁそうなんだけどな」
荷台を運ぶ兵士は空を見上げ、呟いた
▽▽▽▽▽
「よっし、ここだ」
兵士の一人が地面にある蓋のようなものを開けた
「よし、そっち持ってくれ」
「あいよ」
兵士の一人が丸いものを荷台から持ち上げ、先ほど開けた穴の中に放り込んだ
もう一人の兵士も同様に長いものを投げ入れた
「よし、仕事終了!飲みにいこうぜ‼」
「あぁわかった。ちょっと待ってくれ」
そういった兵士は穴に向かって手を合わせ呟いた
「安らかにお眠りください」
「何やってんだよ‼早く来いよ!」
「あぁ行こうか」
兵士達はそう会話しながらその場を去っていった
◆◆◆◆◆◆
‥‥ここは‥‥どこだ?
確か女神を殴ろうとして‥‥
俺は先ほどの場所とは変わって暗い場所にいた
周りを見渡すと使いふるされた鎧があった
「何だ‥‥ここ?ゴミ置き場か‥‥?」
とりあえず移動しようと体を起こすとゴトッという音が足元からした
「何だ?」
見てみるとそこには一部が赤く染まったボールがあった
‥‥いや、ボールじゃない‥‥これは‥‥
「人の‥‥頭‥‥!?」
そう、頭である。首から下がない頭だった
「オエエエエエエ‼」
思わず吐き出してしまった‥‥はずだった
「‥‥何も出ない?」
違和感を感じ近くにあった割れている鏡を覗いた
「何だよ‥‥これ‥‥」
そこに写ったのは首から上がない自分の姿だった‥‥いや、首から緑色の炎を出している自分の姿だった
「これって‥‥」
一つだけこの姿に見覚えがある
[デュラハン]
それは、首から上がないアンデットの騎士である
この世界に来る前に一度本で見たことがあった
「でもどうして?」
俺はこうなる前を思い出して見た
女神を殴ろうとした瞬間、体が宙に浮いた。
「あの女神に首を切られたのか‥‥」
おそらくそうだろう。
というかそれ以外に原因が思い浮かばん
「じゃあ、この頭って‥‥」
俺は転がっている頭を広いあげて見てみた
「俺だ‥‥」
それは十数年毎朝見てきた頭だった
「まじかよ‥‥デュラハンって‥‥」
異世界転移ハーレムができないし、ステータス最悪で女神に殺されるし、デュラハンになるし‥‥
「異世界転移なんてろくなことねぇな‥‥」
俺はそう呟くのだった
▲▲▲▽▽▽
とりあえず状況を整理しよう。
①俺氏、ステータスがゴミだった
②女神に殺される
③デュラハンになる←イマココ
「‥‥とりあえずステータス見てみるか‥‥」
アンデットになることによってステータスがチートになっているかも知れない
そう思い見てみると
[黒龍 玄馬]
ATK 12
DEF 3
MP 13
種族 デュラハン
スキル 怨念[SS ]
魔法 闇の開放[使用MP 999]
死のカウントダウン[使用MP 1552]
‥‥知ってた。
スキルはともかく、魔法に関しては使えねぇじゃん‥‥
でも万が一使えるかも と、思い魔法を唱えてみる
「闇の開放!」
ビー‼MP ガタリマセン‼
‥‥ですよねー
これでわかった。魔法は飾りだ。魔法なんてなかった。
てかステータスもほぼほぼ変わってないし‥‥
「‥‥とりあえず、武器探すかぁ‥‥」
さすがに丸腰という訳にもいかないのでそこら辺に落ちてたりする鎧などを適当に選び装備していく
▽△▽・
装備を探しているうちにかなり遠くまで歩いた見たいだ
ちなみに今の俺の姿は黒くすすけた鎧を全身に装備している。
頭の炎はそのまんまである。
「さてと、あとは武器だが‥‥」
デュラハンといえば騎士なので、騎士に似合った剣が欲しいところだ。
「うぅ‥‥早くこんな場所出たい‥‥」
先ほど装備を探していてきずいたのだが、どうやらここは墓場らしい。
戦死したと思われる兵士の死体やシスターの格好をした死体などもゴロゴロ転がっている
驚くのはこの光景に対して自分がなんとも思わないことだ
おそらくだが、デュラハンになったことにより耐性がついたのだろうか
そんなことを考えていると死体の山から光が見えた
「ん?」
気になり死体達をどけてみる
するとそこには、日本刀のような刀があった
「おぉ、これこれ!これにしよう!」
俺はその刀に引かれた
鞘から抜き出してみると刀は黒く輝いていた
‥‥ヤバい、カッコいい
さぁてこの刀の名前どうしようかなぁーと考えていると後ろから声をかけられた
「あなたが私の主人ですね」
俺はびっくりし後ろを振り返る
するとそこにはきれいな白い肌に黒い目、青緑色の髪の毛を生やした女の子がいた
「はじめまして、ご主人様。私はその刀の精霊です。どうぞよろしくお願いいたします」
感覚、批判等々受け付けております。