異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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もう三十話なんすね‥‥




第三十話 怒り

 

「ここが、今夜貴様らが止まる宿だ。我に感謝しろよ?」

 

ヤマサチにつれられて来たのは普通の宿だった。

 

ヤマサチはそう言うと、アマテラスのいた屋敷に戻っていった。

 

「あー‼なんなのよあのシジイども‼この私を奴隷?バカじゃないの⁉まじで殺そうかと思ったわ‼」

 

宿に着くなりヘルが不満をぶちまける。

 

「確かにあの態度は殺したくなりますよね。なんで止めたんですか?マスター」

 

月光が俺に聞く

 

「‥‥普通に考えてみろ。あの状況で殺ったとしたら、より月の陣営と日の陣営との関係が悪化するだろ。だから止めた」

 

俺がそう答える。

 

「確かにそうだけども‥‥ぬー‥‥」

 

ヘルがそう呟く

 

「まぁまぁ、とりあえず用件は言ったんだし、あとはアマテラス次第だな」

 

麒麟がそう言うと、ヘルと月光が

 

「あんたは腹立たないの⁉」

 

と、聞く。

 

「べつにあんぐらいじゃあ‥‥それにいざとなったら首なしがなんとかしたでしょ?」

 

俺頼みですか‥‥まぁなんとかしたけども‥‥

 

「‥‥とりあえず俺は寝るぞ」

 

疲れたから寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◁・・①

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっち来んなよ‼」

 

「うわ‼ゾンビが来た!」

 

一人の少年が周りの少年少女にそんなことを言われている

 

教室には[4-3]と書いてあるプレートが飾られている。

 

「おーい、ゾンビくーん?聞こえてますかー?」

 

「ゾンビだから耳聞こえないんだよ!」

 

「あっ、そーだった!」

 

ギャハハハハ

 

クラスから笑いが起こる。

 

少年はランドセルを背負って教室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「‥‥ただいま」

 

少年が家に付き、家の扉を開け、中に声をかける。が、誰も答えてはくれない。

 

「まぁ、彩花はまたテストを満点だったのね!よしじゃあご褒美にお寿司食べに行こっか?」

 

家のリビングでは、少年の母親と姉が会話をしていた。

 

「本当⁉ありがとう!」

 

小学6年の姉はそう喜ぶ。

 

「ほんとよ?今夜行きましょっか」

 

母親がそう言った。

 

「‥‥」

 

少年は無言で二階に上がる。

 

二階の二つある部屋のうち一つが少年の部屋だ。

 

「玄馬ー、入るよ?」

 

扉を開けて入ってきたのは姉だった。

 

「あっ、今日はお寿司食べに行くんだって。玄馬も一緒に行こう?」

 

聞こえていたよ。その会話。

 

「‥‥またテストで満点?やっぱすごいよお姉ちゃんは‥‥」

 

少年がそう彩花に言う。

 

「ふふん、ありがと。それで、行くの?」

 

彩花はそう聞いてくる。

 

「‥‥みんなで楽しんできて。僕は遠慮しておくよ」

 

少年がそう言うと彩花は残念そうな顔をした。

 

「またー?いつもいつも断るよね。‥‥もしかして私のこと嫌い?」

 

彩花は少年にそう聞く。

 

「いやいやそんなことはないよ。‥‥ただ気分じゃないだけ。わかった?」

 

少年はそう答える。

 

「‥‥わかった‥‥勉強頑張ってね?」

 

彩花はそう言い、部屋を出ていった。

 

 




ぷるぁぁぁぁぁぁぁぁあ

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