異世界転移なんてろくなもんじゃない。   作:カオス案山子

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ヘルの過去です


幕間 過去

私は幼い頃に家族を封印、殺された。

 

なぜ封印されたか?

 

それは私達の一家が神殺しと言われていたからだ。

 

父上は昔から神達に喧嘩を売っていたりしてたみたいだったが‥‥

 

私の父上‥‥ロキは最高神の一人、オーディンから警戒されていた。

 

オーディン‥‥名前を思い出すだけで吐き気がする。

 

私の弟の一人を殺し、今も生きていると思うと‥‥

 

いや、話がそれた。

 

私の弟たちは私のように人形ではなく、狼の姿をしたものと、竜の姿をしたものがいた。

 

二人とも私によく話してきてくれた。

 

外見は人ではないが、よっぽど汚い人間に比べたら人間だった。

 

私は幸せだった。何気ない日常‥‥家族と一緒にいれることが何よりの幸せだった。

 

だがその日常は突如として崩れ去った。

 

「神殺しロキ‼及びその子供を殲滅せよ‼」

 

突然神々が私達に襲いかかってきた。

 

「ヘル‼お前は冥界に逃げろ‼ここは俺が何とかする‼」

 

父上は私に向かってそう言った。

 

私は無我夢中で冥界に向かった。

 

冥界についた頃には私は疲れきっていて、すぐその場で眠ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

④❭③

 

 

 

 

 

 

「へぇ、貴方がヘル?」

 

私はその声で目覚めた。

 

目の前には女神がいた。

 

「ッツ‼貴様‥‥」

 

私はすぐさま戦闘体制を取った。

 

「何をしている。さっさと戻るぞ」

 

そう言ったのは、女神の後ろにいる男だった。

 

こいつは‥‥

 

「‥‥オーディン‥‥」

 

私がそう言うと、オーディンは私の方を向いて、

 

「こいつがロキが言っていた‥‥」

 

そう言った。

 

そして続けて、

 

「お前の父親は殺させてもらった‥‥この場は見逃すからさっさと何処かにいけ」

 

‥‥父上を‥‥殺した?

 

「あら?父親だけじゃないでしょ?この子の竜と狼もでしょう?」

 

‥‥嘘だ‥‥

 

「あの二体は封印したんだ。それよりさっさといくぞ」

 

「‥‥貴様ら‼殺してやる‼」

 

私は怒りに燃えた。

 

目の前の家族を殺した奴等を殺してやると思った。

 

だが、私は未熟で、最高神などに敵う訳がなかった。

 

「グアッ‥‥」

 

女神による拘束魔法によって身動きがとれなくなった。

 

「ふふふ‥‥私を殺したいでしょう?憎いでしょう?だけどね、まだ未熟な貴方には私は殺せないわよ?かわいそうね?」

 

こいつ‥‥

 

「あぁ、その魔法は睡眠魔法でもあるのよ。じゃあね?夢の世界へいってらっしゃい‥‥」

 

私は動けぬまま、眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

》!?"▪

 

 

 

 

 

 

‥‥あいつらにやられた‥‥

 

父上や弟たちにもう会えない‥‥

 

なら私は‥‥

 

あいつら神々を‥‥

 

「‥‥殺してやる‥‥私の手で‥‥」

 

その時からわたしは神々を殺すと誓った。




ヘルの過去でした。

弟たちの名前はわかる人はわかると思います。

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