「そーらよ‼」
タケミカズチが勇者達に向かって雷撃を落とす。
「ギヤッ‼」
その雷撃に当り、倒れていく勇者もいる。
「くそっ、なめやがって‼」
一人の勇者がタケミカズチの油断を見つけ、斬りかかる。
「行かせると?」
「ダァ‼」
だが、勇者の足をレーザーのような魔法が貫通する。
これをやったのは麒麟。
「くっ、ケン‼ダメだ近づけねぇ‼」
勇者の一人がケンにそう言う。
「怯むな‼俺が道を作る‼」
そうケンは言うと、腰にある剣を抜き、振った。
「俺にはこの剣がある‼いくぞ日の陣営の切り札‼」
そう言うと、タケミカズチに斬りかかる。
「‥‥ふむ、俺と戦おうと、いいだろう。その殺気気に入った‼」
そうタケミカズチは言い、ケンに攻撃を仕掛ける。
「‥‥すげぇ‥‥」
勇者の一人がそんなことを呟く。
そう言うのも無理はないだろう。
一見二人の戦いはただ普通に戦っているようにしか見えない。
だが、勇者達はすごいと言う。
なんだこいつら。
麒麟はそんな感想をもった。
②②▪]
「あら?戻ってきたのね」
ヘルが俺にそう言う。
「‥‥まぁな。アスタロトが心配だったし‥‥」
「私は?」
‥‥え?
「私は心配じゃなかったの?」
あっ、これめんどいパターンですね。
「‥‥そんなことはない」
まぁ無難な答えをしよう。
「そう。ならいい」
ふぇぇぇぇ‥‥怖いよぉ‥‥
「あれが勇者か‥‥堕ちたものだな。王国も‥‥」
ゼロがそんな意味深なことを言う。
「それよりマスター、強い気配が‥‥」
またかよ。
「‥‥勇者か?」
「いえ‥‥どちらかと言うと魔王軍の幹部ですねこれは」
えぇ‥‥
そう会話している途中に奴は来た。
「アスタロト‼迎えに来たぞ‼さぁ神殿に戻るぞ‼」
⁉
「ベ‥‥ベリアル‥‥」
アスタロトが震えながらそう言う。
「ぬ?なんだ貴様らは。俺の前に立つと言うなら殺すぞ」
物騒だなぁ‥‥
「‥‥こいつはあんたらには渡せんな‥‥」
俺がベリアルにそう言う。
あきらめて帰ってくれないかな‥‥
「ほぅ?何故だ?」
ベリアルがそう俺に聞いてくる。
答えは一つだ
「家族だからだ」
俺がそう言うと、ベリアルは驚いた顔をしたあと、笑い始めた。
「フハハハハハハ‼貴様それを本気で言っているのか?この女はなぁ‼」
ベリアルがなにかを言いかける。
「‥‥やめて‥‥」
アスタロトが小さな声でそう言う。
だが、ベリアルは止まらない。
「かつて自らの能力に翻弄され‼」
「‥‥いや‥‥」
「その能力が暴走し‼」
「‥‥やめてよ‥‥」
「家族を殺したおろかな女だぞ‼」
「いや‥‥いや‥‥やめて‥‥」
アスタロト‥‥
「それだけではなぁい‼さらに「「いい加減にしろよ《しなさいよ》ベリアル」」‥‥」
自分でも驚くような声が出た。
それとヘルとハモった。
「私の家族を泣かせたら‥‥どうなるか‥‥体に覚えさせる必要がありそうね?」
ヘルがとても良い笑顔をしながらベリアルにそう言う。
「俺の娘を泣かせたんだ‥‥覚悟はいいな?」
俺はそうベリアルに言う。
「マスター‥‥怖いですよ‥‥」
月光がそう言う。
「グス‥‥パパ?」
アスタロトが泣きながら俺に抱きついてくる。
「‥‥安心しろ。お前は俺達が救うからな」
「‥‥うん」
さて、殺戮の始まりだ
家族を傷つけられると、玄馬とヘルは切れます。
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