キーンコーンカーンコーン
聞きなれたチャイムがなる
「よし。今日はここまで。」
俺達の担任である
青山《あおやま》 凜《りん》先生が終わりの挨拶をする
それぞれ帰ろうとするもの、友達と喋るもの、
掃除を始めるものなど様々な行動をとっている
さて、俺も帰るか‥‥
席を立ち教室から出ようとする
ガチャガチャ
‥‥あれ?扉が開かない‥‥?
鍵は掛かってないはずだが‥‥
同様に教室後方から出ようとした生徒が疑問の声をあげる
「ねぇードア開かないんだけどー」
「扉の鍵は掛けてないが‥‥」
先生が応える
そんな中窓を開けようとした生徒が声をあげた
「やべぇ‼窓もあかねぇ‼」
この一言をきっかけにクラス内がパニックに陥る
初めは冗談だと思い笑っていた奴らも焦りだしてドアを無理やり開けようとする
しかしドアはびくともしない
携帯で助けを求めようとした奴は繋がらないと叫びパニックがカオスになり始めた
‥‥俺? 一人落ち着いて現状を確認していますけど何か?
とりあえず騒ぎが収まるまで本でも読みますか。
と思ったときにきずいた。
‥‥何だ、この黒い空間‥‥
というか近づいてきてません?黒い空間‥‥
きずいたときには遅く俺達は謎の黒い空間に吸い込まれた
△△△△
‥‥知らない天井だ‥‥
目が覚めると知らない場所にいた
どうやら空間に吸い込まれたあと、気を失っていたようだ
起き上がって周りを見渡してみると視界に入ったのは
王様っぽい格好をした人と先生が話している光景だった
何を話しているのだろうか?気になり耳を傾けた
(‥‥勇‥‥となる‥‥だ‥‥!)
(元の‥‥帰‥‥のか‥‥)
うーん、聞き取れん。
気がつけば他の生徒もぞくぞくと目を覚まし始めた
すると王様っぽい人と先生がこちらに来た
「起きたばかりでこんなことを言うのもなんだが‥‥」
「諸君らは、勇者としてこの世界に召喚されたのだ。
申し遅れたが我の名はアストール・ラス・トリーヌだアルビダ帝国の国王である」
王様だったよ‼本物の!
‥‥というより勇者召喚だって?!
「どうゆうことですか?」
イケメンリア充の
嵩原《たかはら》 剣《けん》
は、疑問を口にした
「話すと長くなるのだが‥‥」
アストール国王が長ったらしい説明をしているがまとめるとこうである
①この世界では魔王軍が攻めてきている
②隣国が攻められていつここに来るかわからない
③そうだ、勇者呼ぼう
④俺達が召喚された
⑤ちなみに魔王を倒すまで君たち帰れないよ
こんな感じ。
‥‥これっていわゆる異世界転移じゃねーか‼
やったぜ。
ここで俺が天才的な能力を目覚めさせて魔王を倒し、ハーレムエンドを迎えられるパターンでは!?
元の世界にいるときより何倍もましだ!
そんな夢をみていると誰かがこちらに来ていた
「紹介しよう!この方こそがこの国の頂点である女神アルトロス様だ!」
国王が声を張り上げてそいつの紹介をした
‥‥めっちゃ美人じゃねーか‼さすが本物の女神様だ‥‥
「ラス、このもの達が今回の勇者か」
「作用でございます女神様」
アルトロスと呼ばれた女神が俺達一人一人を見渡す
「では、こちらへ。今からあなた達の力を見ます」
女神様のあとについていくととある部屋に案内され入るように言われた
部屋に入ると、中央に多きな白い石が置いてあるだけの部屋だった
「何かワクワクするな!」「楽しみ~」
女神様が石について説明をする
「この石に手をかざすと、そのものの特性、攻撃力、守備力、魔力の量、職業、スキルなどがわかります。さぁ、一人ずつ手をかざすのです」
そう言われて手をかざしていくクラスメイト達
嵩原が手をかざすとこんな結果が出た
嵩原 剣
ATK 6624
DEF 6655
MP 9997
職業 勇者 剣士
スキル 王の威圧 カリスマ 孤軍奮闘etc.
おぉーと声が上がる
「素晴らしい‼ここまで完璧な勇者は見たことがありません‼あなた方なら魔王を倒せるでしょう‼」
女神様が驚きの声をあげた
「私のこれはどうなのかしら?」
そういって女神様に声をかけたのは学校一の美少女
優木《ゆうき》 凜《りん》
である
優木 凜
ATK 5884
DEF 8559
MP 10095
職業 勇者 魔術師
スキル 高嶺の華 女王の威圧 希望の光etc.
またもやおぉーと声が上がる
「あなたは、最高の魔術師です‼剣殿に劣らず素晴らしいステータスです‼」
当然よ、と言わんばかりのどや顔を見せる優木
‥‥まぁ、俺はそれを越える数値を出すんだけどね!
「さぁ、最後はあなたの番ですよ」
そう女神様に言われて、俺は石に手をかざした
黒龍 玄馬
ATK 2
DEF 6
MP 1
職業 一般人
スキル なし
「‥‥は?」
え、ちょっと待って、何このステータス
ハハハハ‼
周りで笑いが起こる
「さすが、玄馬‼」「やっぱ雑魚はちげぇーな‼」
思わず女神様を見る
「黒龍玄馬以外のものは外にいる騎士団から戦闘のノウハウを学びなさい。黒龍玄馬はここに残りなさい」
そう女神様は言い、俺以外の奴らは部屋から出ていく
全員が部屋からいなくなり静かになった部屋で俺と女神様の二人が向かい合ってみつめあう
俺が何で残されたか聞こうとしたら女神様に遮られるように話しかけられた
「黒龍玄馬、あなたにはここで死んでもらいます」
女神様が言った言葉はとても冷めていた
「‥‥は?」
「聞こえませんでしたか?ならもう一度言いましょう
あなたにはここで死んでもらいます」
「‥‥冗談ですよね?」
「冗談に聞こえましたか?」
そう言った直後俺の足に激痛が走った。
「ッツ‼」
見ると右足を金の槍が貫いていた
「勇者召喚というのは莫大な費用がかかります。その費用は国民から徴収しています。」
そう言って俺に近づいてくる女神様
「国民の金である以上勇者召喚には失敗は許されません。もし、大金を渡したにも関わらず自分たち以下の力を持つものが現れたら、国民は激怒し、最悪反乱を起こすかもしれません。なので、ここで国民の平均以下の‥‥あなたのようなステータスのものは表に出さずここで処分しているのです」
「ふざっ‥‥けんな‥‥」
俺は女神に殺意を抱いた
勝手に召喚されていらなかったら殺す‥‥
納得いくわけがない
俺は女神を殴ろうとした
その瞬間体が宙に浮いた気がした
「愚かな人間よ、眠るがよい」
その声を最後に俺は暗闇に包まれた
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